c0fa65ce.jpgサンデー漫画家 「『ワンピみたいな漫画描きたいな』くらいなら同人描いてる方が楽しい」「『何を描きたいか』が大事」
週刊少年サンデーで「神のみぞ知るセカイ」を連載中の漫画家・若木民喜さんが、ブログで「なぜ、漫画家になったか?」という質問に答えられ、その見解が話題になっている。

神のみぞ知るセカイ 3 (3) (少年サンデーコミックス)AlignRightTag週刊少年サンデーで「神のみぞ知るセカイ」を連載中の漫画家・若木民喜さんが、ブログで「なぜ、漫画家になったか?」という質問に答えられ、その見解が話題になっている。


以下、若木先生のブログより

「漫画家になりたいなあ・・・いい話が描きたいなあ・・・」みたいな感じで漫画の世界を目指しちゃうと、いわゆる「描きたいことがわからない」病で苦しむことになります(苦しみました)。「ボクは書きたいことがある!」って思っている人ですら、多くが何が何だかわからなくなるんですから!この「自分の価値観の創出と表現」って奴はめちゃくちゃ苦しい作業です。ボクも未だに2ページ考えるのに丸一日苦しんで何もなし、なんてことしょっちゅうです。「ワンピみたいな漫画描きたいなあ」みたいなぐらいだったら、同人誌描いてる方がよほど楽しい人生送れますよ。

漫画家になるにはまず「漫画で何を描きたいか」ということが大事です。いや、むしろ逆に、「描きたいことがあるから漫画家になる!」ぐらいじゃないと突き抜けられないです。何か、これを描かなきゃあどうしようもない、自分が描かないとどうしようもない具体的な世界が湧き出ているなら、画力だのストーリーだのは努力で何とでもなりますよ。


ここだけでは誤解を招く可能性があるので、ぜひとも以下の全文を見ていただきたい。

2/13:ボロボロの状態ですが。(HoneyDipped)


これにネットでは、「結構いいこと言ってる気がする」「正論だ」と賛同する声が見られた。一方で「真島さんちのヒロ君のこと?」と、ワンピースの尾田先生に画風が似ていると言われている真島ヒロ先生も引き合いに出されていた。


おまけ
とあるプロの漫画家


若木さんは昨年
4月、自身のブログで「銀行の残高が1万円を切った。」など苦悩しているさまを綴っていた。その後同年10月、サンデーで連載を開始した「神のみぞ知るセカイ」が、「信者激増の2Dネ申崇拝コミック!」とされるほどの人気漫画家へと変貌を遂げた。

神のみぞ知るセカイ」は、「現実なんてクソゲーだ!」と言い切るギャルゲーの神である主人公がリアルの女の子を攻略するというストーリー。現在までにコミックス3巻が刊行されている。

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