2014年07月

イギリス、鳥の巣作戦、7


London Rodge Hotel

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今日は飛行場に行って昼の飛行機に乗って日本に帰るだけなので、
のんびり朝の散歩。


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平日なので、だーれもいません。

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飛行場そばのチュウヒ。

ホバーリングしては急降下してエサを取っている。

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ヒースロー空港
13時05分発。


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待ち時間はスケッチ。

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飛行場は、いつも、どこかから、どこかへ行く人たちの、

いろいろな気持ち、人生が満ちている

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無事、搭乗開始。

ピーター先生の本を見ていたら、隣の席の日本人の女性が
「鳥お好きなんですか? 卵の吉村先生てご存知?」ですと

「知ってるもなにも、この間一緒に
『世界655種 鳥と巣と卵の大図鑑』というのを作ったところです。」
「うちの主人の知り合いで……」
と世の中狭い。

ご主人はお留守番で、奥様はお友達数人と、
「アイルランド一周10日間バスの旅」ツアーの帰りらしい。

行きがけも、87歳の高校の同級生たちのツアーとか、
女性のみなさん、お元気でなにより。

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定刻、飛行機は離陸。

さよなら~イギリス~、ピーター先生~
Mrダグラス~、ロスチャイルド~、鳥の巣~~~~

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右下がイギリス。

一路日本へ、雲のうえ

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ヤレヤレ、ピーター先生に会えたし、
すごいロスチャイルドコレクションも見れたし、
楽しい楽しい充実した旅でした。

ピーター先生が鳥類学者ではなく、牧師さんだったから、
「Birds as  Builders」という本ができたんだろうなあ。
ということがわかった旅でした。

人に伝えるということ、伝道者としてのお仕事。
”mission”ということばは、”任務、使命”と言う意味もあるけど、
”伝道”という意味もあるのでした。

mission impossible鳥の巣作戦は”不可能な任務”ということでもあり、
鳥の巣を広め伝える行動ということだったのだという、
勝手な解釈をして

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とりあえず、乾杯。

結局、人それぞれの表現方法(職業)で、
それぞれの”想い”を他者に伝えて人間社会は成り立っているのでしょう。

なぜ、ピーター先生に会いたかったのかというのも、
そんな生き方をしている自分自身の今後の一つの可能性,姿として、
先輩に会いたいというのと、
ヨーロッパと東洋の島国と距離は離れていても本で伝わっていること

組織も利害も関係ないけれど、”鳥の巣を好きな気持ち”は同じ、
ということを伝えたかったし、
わざわざ、そのために東洋の島国からイギリスに行くという、
他の人からcrazyと思われることでも、やってみることが自分にとって大切だったのでしょう。

老いても、一人自由に暮らしているというところ、
組織にとらわれず、自由に、自分らしく、
自分の表現で伝えるという事をしていて良いのだということの再確認。

過去から、現在、そして未来へ

これも自分なりの勝手な解釈です。

ということで、

機内食はスパイシーなカレーと、ナントカカントカ

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いつも飛行機は、そんな過去や未来を思う
たくさんの人たちを乗せ、
新たな場所に向け飛んでいく。

……

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上はイギリス→日本のルート。
オランダ→シンガポールのルートは、もう少し斜め右下方向、
そこにウクライナがある。

数日間の違いはあっても、
同じ高度1万m上空にいた身としては
あまりに突然で悲惨で無念な出来事だったであろうことに、


言葉がない。





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北海道上空

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北アルプス。

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九十九里浜


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成田到着。

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スーパービュー踊り子号

現在


そして未来へ


イギリス、鳥の巣作戦、終わり。





 

イギリス鳥の巣作戦、6

プリマスからロンドンへ、

今回の重要なミッション
ロスチャイルドコレクションを見るというのと、
ピーター先生に会うという2つをクリア。

最後は、現在自然史博物館でやっている特別展
Britain: One Million Years of the Human Story
というのが、現在考え中の絵本に関係あるかなというので、
見たかったのです。

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自然史博物館はものすごい人、人、人。
日本の高校生の修学旅行生みたいな団体さんもいる。

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入口のアーチ

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特別展は、そんなにたくさんの展示ではありませんでした。
せっかくだから、ほかも見ました。

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やっぱり恐竜

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動く実物大ティラノサウルス
以前きたときは、これを作っていたときで見れなかった。

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小さい子には、かなりこわい。
お母さんにひっついている。

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こんなのがいたら、そりやあこわいだろうなあ。

旅行用メモ帳が鳥の巣とかいっぱい描いたので、1冊使い切ってしまい、
新たに買ったら、日本のより、罫線が濃い。


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マイアサウラの巣と卵、(もちろんレプリカ)


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鳥も一応1区画あり、鳥や鳥の巣も展示されています。

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でもロスチャイルドコレクションを見てしまうと……


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宇宙とか、鉱石とか、いろいろも見ましたが、なにしろすごい人、人、人。

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入口入ってすぐの吹き抜けのディプロドクス(DIPPY)

人ごみに疲れたというのもあり、
もうあとはホテルに帰るだけで時間はあるので、

「よーし、最後に」と
部屋の隅の薄暗がりにしゃがんで、ゆっくりスケッチ。

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後ろの階段の踊り場にダーウィンさんが座っている。

ロンドンは、なにしろ、どこもすごい人で、
そういうところへ行く気もないので、
ホテルLondon Lodge Hotelにチェックイン。

シャワーを浴びて、

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久々の和食。

隣の席の家族ずれをスケッチ。
お寿司屋さんだけど、女の子はやきそばも注文している。

やれやれ
Mission Impossibleも全部終わり~

あとは明日の昼の飛行機に乗り
日本へ帰るだけ。


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これはTringで描いたもの(載せ忘れ)







絶滅危惧種


明け方絵を描いていたら、
外で、鳥でもシカでもイノシシでもない気配。

外に出て見ても、シカもイノシシもいません。
でも、よーく見たら……

やぶの中に、いました!

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まだ子供みたいです。


ここに住み始めてから、道で車にはねられて死んでいるタヌキをずいぶん見ました。
その後皮膚病が流行ったりして、
最近はその姿もなく、もうタヌキは絶滅しちゃったかと思っていたのですが……

道に出るんじゃないぞ~~


 

イギリス鳥の巣作戦、5


いよいよ今回の鳥の巣作戦の発端というか、
きっかけというか……

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この本の著者、Peter Goodfellowさんに会いに行きます。

「プリマス駅にむかえに行くから、乗る電車が決まったらパディントン駅から電話して」というので、
電話をしましたが、どなたも出ません。
3回かけなおしても、全然でません。
御年配の方で一人でお住まいみたいなので、なにかあったのではと
不安になりつつ4回目でやっとつながり、一安心。
電車に飛び乗りました。

自由席車両で席に着いたら、
「アナタ ニホンジン?」と隣の席の人から日本語で声をかけられました。

見ると、大学の先生というか、学者さんというか、見るからにフリーな感じの人で、
「シズオカノ セリザワ ケイスケ キネンカンニ イッタ」とか
「バーナードリーチ トカ ニホンノ ミンゲイノコト シテルノ。
ライゲツモ ニホンニ イクヨ」と、
とても達者な日本語で、フランス人みたいだけどカナダの人らしいです。

日本のように「白線の内側にお下がりください。足元にお気をつけください。
お見送りの方は車内から出てください、
ジュース駅弁の車内販売がありませんから
ホーム売店のお店でお買い上げの上ご乗車ください……」
といった親切すぎる放送や発車ベルは一切なく、
定刻に静かに電車は動き出し、
一路、南西部の港町プリマスへ約3時間半の旅は始まりました。

前の席にドイツ人で植木の仕事をしているという男の人が座り、
なんとなく話になり……
「この本の著者に会いに日本からプリマスに行く」と言ったら、
ドイツの人は笑いながら「Crazy」
カナダの人は「オモシロイネー」

それから鳥の巣の話になり、恐竜から鳥になり、
鳥は飛ぶために体を軽くする必要から鳥の巣を作るようになった
というようなことを伝えようとカナダの人の助けを借りながらドイツの人に話したのですが、
通じたのだかどうだか悪戦苦闘している間に、プリマス駅に電車は到着。
ドイツの人もプリマス下車で、
カナダの人はもっと先まで行くらしく
「ガンバッテネー」と別れたのですが……
帰国後、意外なことが起こるのですが、この時は知る由もなく、
ピーター先生を探して改札口に向かいました。

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「MAMORU SUZUKI」の紙を持っている人が立っています。

ピーター先生です!

「Nice to meet you 」と、この時言わねばいつ言うの
という初心者常套句を言って、しっかり握手!
いやー会えましたねー!
はるばる、はるか東洋の島から9000キロ、飛行機と電車に乗って
とうとう会うことができました。

お元気そうで、しっかり普通に歩いて、車もご自分で運転して、ご自宅へ、。
心配するほどのことはないようです。

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調度、港では航空ショーをやっていて、
古いプロペラ戦闘機が飛びかい、すごい人ですが、先生興味なそうだし、
ぼくも、はるばる先生に会いに来たのでパス。


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同じような家がたくさん並ぶ住宅地の中の
先生のご自宅。

昨年奥様がお亡くなりになり、現在おひとりで暮らしているそうで、
近くにお嬢さん家族が住んでいるそうです。

Peter先生は、数年前まで、ほんとに国語の先生で、
「Shakespeare's Birds」「シェークスピアと鳥」(これは日本語版もあります)などの著作もある方で、
(だから文章が学術的でなく文学的なのですね)
いわゆる鳥類学者という感じではありません。

メソジストの牧師さんの資格も持っているようで
Local Preacher(地方説教師)の証明書のような賞状が
額に入れられていました。
アンソニーホプキンスというか、「羊たち~」のレクター先生というか、
リズミカルな発音なのは、そんなせいなのかもしれません。

メソジストは
「日課を区切った規則正しい生活方法(メソッド)を推奨した。
メソジストという名称は「メソッド」を重んじることから
「几帳面屋」(メソジスト)とあだ名されたことに始まった。」

とあるように、室内はとっても整理整頓されていて、
ヘビの抜け殻とか、蜂の巣とか、木のきれっぱしなんて全然なく
(これが普通なのかな?)ちょっと拍子抜けするくらい、普通のお部屋でした。

絵も描かれるようで「昔描いた」という繊細なイギリスの風景画が
壁に2点

本棚にはそんな無茶苦茶マニアックな鳥の本があるわけではなく、
各国のフィールドガイドや分布の本など、オーソドックスな物と、
聖書関連の書籍やシェークスピアとか…… 

ミートパイと紅茶のお昼をいただきながら、
ぼくは絵を描いていること、鳥の巣を偶然見つけて、その造形が好きになったこと、
今までの活動、先生の本から、いろいろ教わったことなどなどを話しました。

「こんなに読んだんです」と赤線のいっぱい入った
フミコさんが訳してくれた「Birds as Builders」のファイルを見せて、
是非サインしてくださいとお願いしました。

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嬉しそうにサラサラサラ……と

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This was a wonderful surprised to see my book translated !

Peter Goodfellow

やったー!!!

もちろんオリジナル本にも

To Mamoru and Fumiko

Thank you for your great interest in my book.
May we together continue to be fascinated 
by birds' nests.

と書いていただきました。

ウ~ン、やはり、牧師様。
謙虚、かつ信心深いお言葉。

最初手紙を書いたお返事に、私は鳥類学者ではないとあったので、
なぜ鳥類学者にならなかったのですか?と聞いたら
「Hobby」ということで、自由にやりたかったのでしょうかね。

「君にプレゼント」と、今年採取した
Blackbird クロウタドリの巣をいただきました!!!!


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そのあと、近くの国立公園に車で行って
園内をゆっくり散歩しながらお話し。


 

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「イギリスの夕飯はサーモンである」ということで、サーモンを焼いてくれ、
食べていたのですが、先々週まで、ご親戚の結婚式でフランスに行っていて、
20時間ぶっ続けの式で、その疲れがあると
「先に寝る」ということで、2階の寝室で、お休みになられました。

ぼくの部屋は1階。
「見て良い」というので、本棚にある先生の海外での探鳥旅行日記を見せてもらいました。

ものすごく、細かくしっかり書いてあり、
さすがメソジスト、
学ぶところ大です。

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**************
翌朝

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先生のお庭
エサ台に、シジュウカラやコマドリ、カササギなどがエサを食べに来ます。

車で、先生お気に入りの近くの海岸へ、

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これがPeter先生。

看板にはプリマスの歴史、
ここから新大陸に渡ったこと、探検隊の遠征基地だったこと、
スペインの無敵艦隊と戦ったこと等々が書いてあるのか……

「What was, What might have been……
and What next ?  」と書いてあります。

最後の一行がよいなあ。

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紅茶とクッキー。
わからない単語は、手前の電子辞書でのやりとり
(通じてんだかどうだか???)

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野次馬(野良馬?)もいる。

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ワ―、野次馬がいっぱい。

教え子がいるという灯台レストランでお昼。

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港の見える丘で、お休み。

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フランス行きのフェリー。

先生が疲れないように、なにしろゆっくり、ゆっくり、散歩しながら
あれこれ、いろいろ、のんびりした時間。

帰宅したら、日曜は讃美歌のテレビを見るそうで、
メソジスト派の人たちが歌うテレビ番組を見たのですが、

「日本の僕らの世代は、これらの歌はELP(エマーソン、レイク&パーマー)で聞いて知りました。
本家の方たちは、ELPとかどう思われるのですか?」と、
つい昔プログレ少年だったので聞いてしまいました。

日本でいうと、君が代を、ロック化するくらいのことに思われたから
イギリスの方はどう思われるのだろうとつい聞いてしまつたのです。

すると、ついと先生は席を立たれ、書斎に行き、なにかゴソゴソされると、なんと、
パソコンからELPの「BRAIN SALAD SURGERYー恐怖の頭脳改革」の1曲目
「JERUSLEMーエルサレム」が流れ出したではありませんか。

で、この後はNHKでもやった、一世を風靡したライブアルバム
「PICTURES AT AN  EXHIBITIONー展覧会の絵」と続き、
まさかPeter先生とELPの音楽を聴きながら、
鳥の話をするとは、思っても見ない展開となりました。

書棚の奥から、すごく古くてちいさい
「THE ARCHITECTURE of BIRDS」という本を取り出し、
手渡してくれました。
アーっ、先生も、こういう本を見て、いろいろ知るようになったのですね。

あらためて、
「で、君は、ここに来てどうだったかね?」

と、ほんとにレクター先生と話しているような、
至福の時間となりました。

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二人ともセルフタイマーがわからずでしたが、
なんとか撮れました。

イギリスと東洋の島と、遠く離れた環境や時空を超えて
鳥の巣に導かれた旅でした。

「What was, What might have been……
and What next ?」

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翌朝、プリマス駅

ぼくはぼくの場所で、ぼくのできることをしていきます。

先生 お元気で


先生とガッチリ握手とハグしてお別れ。


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電車は一路

ロンドン、パディントン駅へ。







イギリス、鳥の巣作戦、4


次の日も,その次の日も、
朝から館が閉まるまで地下室にこもり、
ひたすら、世界の鳥の巣を見て、スケッチして、写真を撮りまくりました。
あまりにマニアックな世界なので、はぶきますが、
でもせっかくだから、少しだけ……

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これは、うわさでは知っていたのですが 
木上の蟻の巣に穴を掘り、巣にする、
Buff-spotted Woodpecker
ゴマダラアオゲラ
ウーン、これか。
アカショウビンなどはやるのですが、キツツキではこの子。



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これはMagpie Lark
ツチスドリ、土でお椀のような巣をつくります。
これはオーストラリアで電柱に作ってあるのを見ていますが、
オーストラリアは検疫が、ものすごく厳しく、涙を飲んだ逸品です。


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おっ、出た Malimbus Scutatus (これは学名なのでラテン語)
家に帰って、「世界鳥類和名辞典」で探すと、
シリアカモリハタオリという和名と、
Red- vented Malimbeという英語名がわかり、
「HANDBOOK of the BIRDS of the WORLD」全16巻の
15巻を見て鳥の姿、形がわかるというわけです。
(和名が、なんとも味気ないというか直訳すぎ……しょうがないですけど)

(サインペンがあるのは、大きさがわかるようにです)

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これは、下の部分がちぎられています。
きっと、当時の現地で採集した人は左側の産室の部分だけで良いと思ったのでしょう。
長いと場所とるから切っちゃったんだ、もったいな~~い。
造形に興味がなかったのですね、きっと。

ダグラス君に、これは完全体ではないと伝えました。
歴史と造形と見方は少し違うけれど、
ダグラス君は「なるほどそうか」と、ぼくの意見を聞いてくれました。

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偽の入り口があるアフリカツリスガラ Cape Penduline Tit は、
なかなか充実したした品ぞろえでした。
同じような、タイヨウチョウ Sunbird 、ハナドリ Flowerpeckerなど
吊り巣系が多く、見たかったので嬉しい限りでした。

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Aesthopygn saturata → Black-throated Sunbird → ムナグロタイヨウチョウ
写真では伝わりませんが、その繊細な美しさは筆舌に尽くしがたく、
 皆、脳裏に叩き込んできました。

これらスケッチと写真の照合は、これから時間を見て、
ニマニマしながらやることにしましよう。

と、どんどんマニアックになってしまうので、やめますが、
なにしろ楽しく充実の日々でした。

また写真撮影禁止だったので、お見せできませんが
Library図書室がすごい!

3階くらいの吹き抜けの部屋の周りが全部本棚で、
皮とか布張り,金箔の書名、小さな子供などはさまれちゃうくらいの大きい表紙とか。
絵に描きたくなるような本棚空間でしたが、
それをやっていると鳥の巣の絵が描けなくなるので、あきらめた図書室でした。

収蔵されている本が、それこそイギリスの鳥類学の歴史が
すべて網羅されているような重みがあるものから、
小さなダンボール箱には、ぼくが旅先でメモを取る小さいノートと同じようなノートがビッシリ。

ロスチャイルドさんから依頼された探検家の、
いつ、どこそこで、どんな鳥と卵と巣を採集したかが書いてある、
鳥収集旅行日記なのです。マニア垂涎の品ですね。!!

マニアといえば、収蔵品を3週間マイナス30度で保管する部屋も
印象的というか勉強になりました。
ダグラス君に「鳥の巣も保存するには、まずこうしたほうが良いぞ」と言われましたが、
そこまで鳥の巣研究所の設備を充実させるのは、ちょっと……無理かな。

今回残念ながら卵と鳥の剥製のほうまでは時間がなく、とてもたどり着けませんでした。
そっちを見始めたら、何か月もかかってしまうでしょう。
次回のお楽しみということで、
博物館は週末もやっているのですが、この専門部署は土、日はお休み。
ですから金曜日夕方までいて、泣く泣く、皆さんとお別れしました。

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この方が館長さんのDr.Robert  P. Jones さん。
「世界の鳥の巣の本」の本の英語版を差し上げました。

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ダグラス君ともお別れ。
彼は小さいころ親戚の人が、こういうことをしていて、
その研究室を見てから、こういうことが好きになったという、
生粋のcuratorみたいです。
それにしても、1人では仕事量が多すぎです。

きっと今も、あの研究室で、卵と巣と剥製の間を
ため息つきつつ嬉しそうに行き来していることでしょう。

お元気で。

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トリングの町とも

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B&Bのご夫婦ともお別れ、
お世話になりました。

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またブライアンのベンツでロンドンはPaddington stationへ

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Paddington station パディントン駅といえば

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パディントンです。
1mくらいある、結構大きい銅像でした。

右下、絵に描いたほうがかわいい。

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まあ、渋谷の忠犬ハチ公みたいに待ち合わせ場所になっているようです。

忘れていましたが、上のメモを見ると、
「メジロの真っ白い巣を見つけた夢を見る」と書いてあります。

ウ~ン、相当頭の中が鳥の巣だらけだったのでしょう。

かくして最初のミッションをクリア。

次なるmission impossible

Peter 先生に会いに南西部の港町Plymouth(プリモス)へ特急電車に乗り出発しました。

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鳥のエピソードあれこれ


仕事をしていたら、
庭でマリンちゃんが、ウルル、ウルルとくぐもった声で鳴き始めました。

なにか、口に入れているようなくぐもった声……
イヤな予感で、すぐ行くと!!!! 

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ヒェ~~~~、明らかに口の両側から羽が出ています。

興奮させると、ガブッとするので、
優しく「マリンチャン、ぺっ、マリンチャン、ペッしなさい」と
近づくけど、そのまま、ウルル、ウルルくぐもりながらスタスタ行ってしまいます。

「あ~~あ、ダメか」と思いつつ、
追いかけ、ソーッと近づき、
首をエイッとつかんだら……

鳥さんは何事もなかったように山に飛んでいきました!!!!!

まったく甘噛みが上手なのです。
ほめて良いんだか、しかるべきなのか……

困ったマリンチャンなのです。

薄茶色だから、やぶのなかのウグイスさんかな。

ーーーーーー
また別の日の昼過ぎ、仕事をしていたら、
下の村の駐在さんがやってきました。

なにかしらんと出てみると
「駐在所の玄関の上のツバメの巣が落ちて
ヒナが1羽いるのですが、どうしたらよいでしょうか?」

ということで、

すぐ、駐在さんのオートバイに先導してもらい、
駐在所に急行。

大きめのペットボトルの底部分を切って、巣を載せ、壁にテープで貼り、
ヒナを載せてあげました。

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しばらく様子を見ていたら、親鳥も戻ってきたので、メデタシメデタシ。

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杉林で、とっても良く鳴くサンコウチョウさん。




 

講演会3つと、いろいろ


3カ所、講演に行きました。

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最初は品川区にあるT海大付属高校のスーパーサイエンスハイスクールという
科学専門のクラスの高校2年生の皆さん約45人。

高校生だから、「ウッセイナ~」なんて言われたらどうしようかと思いましたが、
そんな生徒さんはいなくて、絵を描いたり、鳥の巣の実物見せたりして、
鳥や自然の世界だけでなく、今の世の中と鳥の巣の関係、
ワールドカップと鳥の巣の関係、みんなが勉強していることと鳥の巣の関係などなど、
1時間15分と短い時間でしたが、みなさんしっかり聞いてくれました。

終ったら、「サインくださ~い」とか、みなさん初々しい若者で、
時間が許せば、もっといろいろお話ししたかったです。                                                                                             
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スライドでシャカイハタオリやニワシドリも。

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7月20日にワークショップする豊洲の東京ガスの施設、
「がすてなーに館」に打ち合わせ。

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中はガスのこと環境のことなど、
展示してあるみたいです。

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スイッチを押すと、バーナーに火がついて
上がっていく気球。

夏休みイベントの一つで、 1日2回のお話と枯草を使った巣作り体験などやる予定。
草刈りして乾かしておいた草を段ボール箱3箱で送りました。
(もう来週だ!)




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緊急で新日大病院の小児病棟の現場に。
ずいぶん出来上がってきていて、
いよいよ、細かい絵柄や色の注文など、決める段階になりました。





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下北沢の「ダーウィンルーム 好奇心の森」で夜7時から講演会。

ここは自然系の書籍や化石など扱う、かなりマニアックなお店で、
会社など終ってから聞きに来る大人の人たち対象の会。

いつもある本棚や陳列ケースをかたづけて椅子を並べ、
写っていないけど、シマウマの剥製があったり、ネアンデルタール人(?)の頭蓋骨や
木の実や遺跡、骨董品の中という不思議空間での講演となりました。

ファッション系の人や、出版社の人、某国民テレビ局の人、お医者さん、金属をやっている人
名古屋から来てくれた方など千差万別、多種多様な個性の方たち約30人の、
こじんまり、というか、ライブハウス的ビッシリ熱気のこもった2時間半でした。

遅くまでありがとうございました。




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翌日は同じ小田急線沿線の千歳船橋にある
「桜丘すみれば自然庭園」での講演会。

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昔、個人のお屋敷だったところを、世田谷区が買い取って、
憩いの場的施設にしたもので、環八の道沿い、住宅地のまんなかに
「こんなところにあるの?」という都会のオアシスのような場所。

虫捕りしたり、自然系の書籍もたくさんあり、のんびり本を読んだりできます。
是非、お立ち寄りください。

幼稚園くらいの子供さんを連れたご家族から、
自然が好きな人達、絵本の好きな方、
ボランティアでここに関わる心優しき方たち含め約60人ぐらい。

反省会も熱をおびすぎ……深夜まで、

高校生、マニアックな方、自然系の人、御家族づれ、
5歳くらいから80歳くらいまの老若男女……と
3カ所、それぞれ対象は違いましたが、
それぞれに、なにかしらか鳥の巣のおもしろさが伝わったようなら嬉しい限りです。

鳥の巣は生きることの根源的な行動の結果が形になったものだから、
世界中のいろいろな人が見て面白いのだと思います。

ありがとうございました。


イギリス、鳥の巣作戦、3


翌朝、散歩。
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B&BはTring の町の郊外。

周囲は麦畑や牧場や草原。それはそれは美しい。

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朝露でキラキラキラ……

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カタツムリさんも散歩。

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ヒバリさん、

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近所の人達の散歩コースらしく
ワンコと女性も散歩に来ました。

息まで光輝いているようで、美しすぎでした。



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イギリス文学の名作「ロスチャイルド家の三姉妹」ついに映画化!

の、ワンシーンみたいに美しい光と影。

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クモの巣も キララ キララ

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ピーター君も朝ごはんかな?

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白いポンポンしっぽがかわいい。

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さえずるズアオアトリ Common Chaffinch
コケを使った美しい巣を作るのですが、
繁殖中みたいだから探しませんでした。

朝食後、博物館へ、鳥の巣といよいよ対面。

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博物館に隣接した新しい4(5?)階建ての建物。
Ornithology というのは鳥類学のことです。

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この人が卵と巣のcurator学芸員のDouglas Russell君

ここは彼のオフィス。ここで膨大な数の巣と卵と鳥と照合したり、データ化している。

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1人でやるには、仕事量多すぎ。
近所なら手伝いに来てあげるのに……

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まず、ちゃんと書類に記入、日本から持ってきた、昨年度の納税証明書と身分証明書を提出。

なぜ、こんなに厳しいかというと、
卵や剥製を盗まれたことがあるそうで、
そのため資料室もものすごいお金をかけ、一新したところらしいのです。

いよいよ禁断の場所へ。

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ズラ~~~リと新品のロッカーがならんでいます。

1フロアーにこのロッカーが500、それが3フロアー。
この中に世界の95%にあたる750.000体の鳥の剥製を所蔵しているそうです。
卵と鳥の巣の数はアメリカのWestern Foundationのほうが多いですが、
鳥の剥製はここが1番。

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ここは卵。場所を有効活用できる最新式スライドロッカー。

そして、いよいよ鳥の巣の部屋。

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やっぱり地下だ。(ここは本館ミュージアムの地下に位置します。)

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ここが鳥の巣の部屋。地下牢ですね、まったく!!
ゾクゾクしてきます~

ギィ~~~と重いドアを開けると……

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意外や意外、地下室も、最新式のロッカーがビッシリ。

取っ手を回すと、20メートルくらいのロッカーの列がそのままスライドする、最新式設備。

1つ1つのロッカーに鍵が付いていて、ダグラス君が開けてくれないと見れません。

「内部の棚はテフロン加工してあるので、出し入れしやすく仕事がやりやすくなっている」
とダグラス君。


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確かに、すご~い!

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1つ1つの鳥の巣も、しっかりしたケースに入っています。

いやはや、たまりませんね~~。

盗まれたのに相当懲りたのでしょう。
これではさすがのイーサン・ハントでも、侵入は難しいでしょうね。

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ジョン・グールドが集めた鳥の巣とか、そのお抱え探検家ジョン・ギルバートの収集した鳥の巣とか、
絶滅(EXTINCT)してしまった鳥の巣とか……
さすが、ロスチャイルド!それをお持ちか!というような、
インディー・ジョーンズのような幻、歴史的な逸品の数々。

アメリカのWestern Foundationとは、又一味違った趣・傾向の品ぞろえの数々で、
たまりませんね~。

ダグラス君は個人的に特に歴史性みたいなところに興味を持っているみたいでした。

注  ジョングールド
   19世紀に活躍したイギリス人の博物学者。
   生涯をささげて製作した鳥類図譜全40巻は図版総数2946枚
   に及び学術的調査に裏付けられた鳥類の生態がリトグラフの手採色技法で描かれ、
   歴史上最高の図譜と言われています。

そんな歴史的ではなくても、個人的に、
「オッ、これは一昨年、ボルネオで発見したが、巣作り初日で涙をのんだSpiderhunter
クモカリドリの巣!」.
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これはデーターもなく採集した人もなんの鳥の巣かわからなかったようなので、
ダグラス君に教えてあげました。(ミイラみたい)

(ミイラの頭蓋骨の中に作った鳥の巣なんかもありました!!)

とか、何度も探しに行っているが見つけていないFlowerpecker
ハナドリの巣とか、あるあるあるあるウヒャヒャヒャなのです。

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これがハナドリの巣。かわいい~~

ただ、名前が書いてあるのですが、
学名(ラテン語)で書かれてあるのがほとんどで、
さらに字が小さく、薄かったり、なかなか判別できません。
で、写真を撮って、スケッチして学名を写し、
帰宅してから、英名から和名を探し出そうと、
ひたすらスケッチ。

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小さい手帳だし、裏写りするので、半ページに
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延々と
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剥製付きもあります。

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さらに、新しいロッカーに入れ替えたので、順番がまだしっかりしていないので、
どこに何があるかわからない。
意外なところに意外な逸品があったりするので気が抜けず、
何しろ全部見ないと!!

11時には、お茶の時間。
館長さんはじめ学芸員、そのほかのメンバーが集まるところで、
お土産の日本のお菓子を食べ……

またスケッチ。

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1時にお昼で、ダグラス君と近くのスーパーでサンドイッチを買い、
夕方6時まで、ひたすらスケッチ……
大満足の1日でした。

ここでスケッチしているところを、ダグラス君が
自然史博物館のツィッターに載せてくれたのです。


外食すると、量も多いし、
B&Bからパブまで遠く、その道も狭く、歩道がないので、
猛スピードの車が通り過ぎて危険なので、
帰り際食料を買って帰り、B&Bのお庭で夕食を食べることにしました。

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さすがに1日中地下室でスケッチはくたびれますが、
その分ビールが美味しいことこの上ありません。

という感じで次の日もその次の日も
朝から閉館時間までひたすら一人地下室に閉じこもり、
「次はこの列のロッカー開けてくださーい」と
次々開けてもらい、
総て見尽くしてきました。

ちなみに今までこのコレクションを見に来た日本人はいないそうです。


前夜はB&Bの部屋のテレビで
日本対コロンビア戦を見ました。

イギリス時間では夜9時から。
残念無念負けちゃいました。
まあ、相手が強かったのでしょうがありません。

そういえば前回4年前のワールドカップの時は、
調度ニューギニアの左側、イリアンジャヤに行く途中で、
小さな島の飛行場を転々と乗り継いでいるときでした。

次回4年後は、どこで何をしていることでしょう……。




イギリス、鳥の巣作戦、2


翌朝、ジュードさんが車で博物館まで車で送ってくれるということで出発。

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牧場を通って……

約束の9時半博物館に到着。
メールでやり取りしていた学芸員(キューレター)のDouglas Rusell君に会い挨拶。

館全体を案内していただき、鳥の剥製、卵、鳥の巣がどんな状態であるかを軽く見た後、
やはり博物館のメインの展示をまず見なければと、
一般の人が入る入口から一般向けの展示を見ることにしました。


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ここが一般の人たちが入る入場口。

ロンドンの自然史博物館もそうですが、入場料はナシ。
人々が自然に親しむということを大事にしているのですね。

ではでは、出発。

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まず、シロクマ君がお出迎え。
(これでたいていの小さい子供はリラックスするみたい)

中央2列にクマ、ライオン、ゴリラなど哺乳類がズラリ。

そして,カベ側の棚にズラ~ッと鳥類。
そのトップは

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でた、Bird of Paradise !
ロスチャイルドといえばフウチョウ。

Greater Bird of Paradise オオフウチョウに、
Red Bird of Paradise ベニフウチョウ、
Emperur Bird of Paradise シロカザリフウチョウ、 
Raggiana Bird of Paradise アカカザリフウチョウ……

しょっぱなから惜しげもなく出しますねえ。

写真が暗いですけど、
オスが、輝くような黄色い羽を広げ
メスにディスプレイしているところなのです。

さらに

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Blue Bird of Paradise アオフウチョウ、
これも、ものすごい空色の羽
Splendid Astrapia フトオオナガフウチョウ……
マニアックすぎるので、個々の名は、はぶきますが、

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やっぱり名前の響きが良いから書こう
Carola's Parotia ワキジロカンザシフウチョウ、
King of Saxony of Bird of paradise  フキナガシフウチョウ、
Twelve-wired Bird of Paradise ジュウニセンフウチョウ……
それぞれ、すごく長くて変わった羽を広げたり、動かしたりするのです。

ウ~~ン、圧倒的物量作戦というか、大富豪の大人買いというか、
マニア垂涎のオンパレードですね、これは!!!。

マニアでない人のために、三省堂の「世界鳥名辞典」には、
フウチョウ科は以下のように記述されています。

「スズメ目中最も美しい中型ないし大型の鳥。(一部略)
18世紀から20世紀初めにかけ、女性の帽子の装飾品とされ、
1919年には12万羽以上の剥製がニューギニアから輸出された。
16世紀ごろの剥製は足が切り落とされていたため、
ヨーロッパの人たちは、この鳥は生まれつき足がなく、
一生飛び続ける天国の鳥と信じ、一生風に乗って生活する鳥だと思い、
極楽鳥(ゴクラクチョウ)とも風鳥(フウチョウ)と呼ぶようになった。」
と言われるような美しい鳥さんたちなのです。

注  スズメ目(もく)というのは、
    現在世界にいる鳥類の数は約9000種なのですが
    スズメ目と非スズメ目と大きく2つにに分かれています。
    詳しくは省きますが、簡単にいうと、ダチョウとかキジとか、水鳥系は非スズメ目。
    スズメとかウグイスなど小鳥系はスズメ目で鳥類全体の約58パーセント
    5200種以上がスズメ目なのです。

さらに……

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ニワシドリ、Bowerbirdもあるではございませんか。
さすがロスチャイルドコレクション!

よし、そっちがそうくるなら、こっちも、あれこれ選ばず、
タナに並んでいるのを、みんなそのまま描いてやろうじゃありませんか!

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こんな一望にフウチョウやニワシドリの本剥製がそろっているなんてところは
世界にもここだけだろうし。

注 本剥製とは、自然の姿のままの剥製で、
   一方、仮剥製というのは、研究用剥製標本で
   外部形態を研究するために、まっすぐ小さくまとめるように整形された剥製で、
   引き出しなどにズラリと並べて、保管されています。

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ニューギニアで本物をこんなに見るなんて不可能だし
もうジャンジャン描いちゃいましょう。

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アカカザリフウチョウはニューギニアで見ましたねえ。

毎朝、太陽が昇るとき、ステージという陽のあたる枝で
ディスプレイするのを見に行ったのですが、
まだ日が昇らない薄暗い中、ガイドの人がものすごいスピードで車をブッ飛ばして
その限られた場所に行くのですが、
道は爆撃を受けたみたいにあちこち穴だらけで、
クネクネ道だし、対向車も猛スピードでクネクネ走行で突っ込んでくるし、
ニューギニアでは絶対に車の運転はしないほうが良いと、
肝に銘じましたね、ほんと。

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中央Alfakastrapia オナガフウチョウの仲間の
Ribbon-tailed Astrapia オジロオナガフウチョウの巣は見つけて持ち帰っています。

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Paradise riflebird  ウロコフウチョウ。
翼を円形にして「輪!」とやるので有名な鳥。
テレビの自然番組などで見られた方もいると思います。
これもオーストラリアで早起きして見にいきましたねえ。

と、マニアックなものばかりではありません。

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ウなど、よくいる水鳥から、ワシ、タカ、ペンギン、フクロウ……

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サギ、ツル、キジ……世界の鳥が、ものすごい数目白押しで。

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その陳列の密度が半端ではありません。

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こんな絶滅した鳥もいます。
もちろんドードーはレプリカですけど。

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アンデスコンドル、カグー……

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左はオオウミガラス、この実物の卵は世界に75個しかなく、
ここには6個あるそうです。

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子供たちもやってきました。(お客さんがとても多い)

2階に行くと、大型哺乳類、

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ゾウ、サイ、キリン……

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ロスチャイルドさんはシマウマが好きだったようで、

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各種取り揃えてあったり、
下のように、自宅で馬車にしていたそうです。

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さらに、魚もいるし、

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こんなのもいるし、

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この棚の中には

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ギィ~ッ

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Fさんが怖がる、こんなのも……



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こんなのも

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こんなのも

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こんなのも……これはコモドドラゴン
子供はコドモドラゴン

10メートルくらいのアナコンダ(これは絶対大人の人間も呑み込めそうなすごい大きさ)、
キングコブラ、ウミガメ、ゾウガメ、ナマケモノ、アリクイ……
キリがないのでやめますが、
オオカミからいろいろな犬への多様化,シカの角の多様化などなど

なにからなにまで……

要するに生命の多様性オンパレードの展示なのです。

地球という多様な環境に、これだけ様々な生命が生きているという事。
逆にいうと、これだけ様々な生命が生きているということを見ることで、
なにも記述やコメントはないのですが、
地球という星の不思議や豊かさを、見る人に感じさせる展示なのだと思いました。

ロスチャイルド自身が、そういうことを他者に知らせるためでなく、
本人の”見たい、知りたい、集めたい”という
ものすごく素朴な“未知の世界を求めたい病”みたいな……

今のように図鑑もネットもない中、
どんな不思議な生物が未知なる海の向こうには住んでいるのか知りたかったのだろうなあ……

それをここまでやっちゃう
ロスチャイルド家恐ろしやです。

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これはロスチャイルドの部屋の再現。
(ほんとはもっと、怪しげなものが所狭しと置かれていたに違いないと思う)

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シマウマも好きだけど、エミュー(上段の鳥)とゾウガメも、えらくお好きだったようで、
当時の写真を見ると、エミューやゾウガメをたくさん放し飼いにしてあり、
ほとんど動物園みたいな感じだったようです。

ということで、本日はあっという間におしまい。

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フ~~~。


さあ、明日から、
いよいよ本格的に、一般公開されていない、
秘蔵ロスチャイルド鳥の巣コレクションにのぞみます。







 

イギリス、鳥の巣作戦、1


仕事で東京に行ったとき、秘かに入手しておいたイギリス行き航空券。
成田発が午前中なので、 前日家を出て、会長様に車で駅まで送っていただき
特急踊り子号に乗って出発。

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後ろから怪しいCIAにつけられたり、黒ヘルメットのバイクが突然襲ってきたりとか、
そんなもなにも、だ~れも 駅のホームにはいません。

観光地としては、いささか寂しい風景ですね。


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翌朝、京成スカイライナーで成田に。

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空に投げると飛んでいくボールペンや、
鉛筆で描いても消しゴムで消せるスケッチブックなど新兵器と、
Peter先生へ日本のお菓子や自然史博物館に卵大図鑑などお土産が入っている
秘密カバン。

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無事成田着。
11時15分発ロンドン行……あるある、予定通り……
無事搭乗手続きも終わり、
昨年行ったアメリカのドルの残りを、ポンドに両替してもらおうと思ったら、
円に両替してからポンドに両替するので、2度の手数料になるから、
現地で両替したほうが良いということで、了解。

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Virgin Atlantic(ヴァージンアトランティック航空 )VS 901便 

指定の窓側に着席。

エキゾチックなシンガポール航空のアテンダントのお姉さまたちとは違い、
真赤でキリっとしたユニフォームのお姉さま方がきびきびと出発準備を整え……

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定刻11時15分、ロールスロイスのエンジンが火を噴き、出発!

小雨空の中、グィ~~~ンと機体は持ち上がり
いざロンドンに向け 出~~~~発~~~~。

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イギリス国旗が青空の中ひるがえっています。

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さあ、日本を離れ日本海へ。
(右の陸地は、新潟とか山形のあたりかな?)

中国の領空を侵犯し、ミグ21に急接近、追跡されるも振り切り、
ロシア上空のレーダー網をかいくぐり一路イギリスへ。

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フー、やれやれ、とりあえず、1杯。

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本日は
バラエティー豊かなフレッシュガーデンサラダと
魚の美味しさをもっとも引き出す調理法で
鱈のポーチ、ベストクリームソース。
ペンネパスタ、コクのあるトマトチリ・イタリアンソース。だそうです。

眠り薬は入っていないので、全然眠くなりません。

今回は時間を逆行する――地球の回転と逆回り(?)――なので、外はず~っと明るい。

時々窓のカバーを開け、下を見ると……

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このへんはシベリア上空???

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海上に風力発電がいっぱい立っています。

スカンジナビア半島の辺かな??

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そしてそして……

成田を出発して約12時間、ロンドン上空に到着。
やっぱりイギリス国旗はロンドンの街並みに合いますね。

非常口からパラシュート降下して

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ヒースロー国際空港に、
定刻、現地時間(日本を出発したのと同じ日)15時45分、到~~着~~。

前回はハンセル先生に会いに約10年前。
その前は、家族とPeterはPeterでも、
ウサギさんのピーター(ラビット)の地方に20年くらい前に遊びに来て以来、
今回、3度目のイギリス上陸なのです。

鳥の巣探しで熱帯雨林のジャングルに行くのも楽しいですが、
今回はロンドンでなにが見つかるでしょうか……

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空港にはイギリス情報局本部から金髪のお姉さまが来るはずでしたが、
残念ながら急用で来れなくなり、ブライアン・マーチンというおじさん。
アストンマーチンも車検に出ているとのことで、
駐車場にあったベンツを針金を使ってドアをこじ開け奪取。

いざロスチャイルドコレクションのあるハートフォ-ドシャーの自然史博物館Tringに出発です。

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曜日の関係で、最初に4日間ひたすらロスチャイルドコレクションを見てから、
西側の港町プリマスに電車で移動、Peter先生のおうちに2泊して、
最後にロンドンの本家の自然史博物館で、
調度、構想中の絵本と関係ありそうな特別展をやっているので、
それを見て帰るという日程なのです。

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車で約1時間、
Tring(トリング)は人口約15000人のとても小さなかわいい町。

博物館は夕方5時までなので、今日はもう中は見れませんが、
まだ明るいので、場所の確認だけでもと、町をフラフラ……


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アッ、これこれ、いよいよですね
胸がワクワクしてきます。

そうして美しいレンガ作りの町を歩いていくと……

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ジャ~~~~ン !!!

 ウォルター・ロスチャイルド動物学博物館がありました!!!!

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この建物の中に 

哺乳類標本、2000点
鳥類剥製標本2000点
鱗翅目標本200万点
鳥類仮剥製標本30万点
ゾウガメ標本144点
卵殻標本20万組
鳥の巣4000点
関連書籍3万点 

が、あるのです。

ウヒャヒャヒャ~~~ですね。

正確には、この横に新しい建物もあり、
そっちにも、ものすごい収納スペースがあるのでした。

壁を伝って窓から忍び込みたい欲求を抑え

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とりあえずここまで来たので、祝杯を1杯。

夕食を食べたあと、緯度の関係で全然暗くならず明るいので、
それからテクテク散歩がてら宿泊予定のB&B、「Folly Farm」へ帰りました。

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あっ、ドルフィンエクスプレス
Fちゃんに見せてあげたいですね、これは。

この奥はスーパーマーケット、

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ロビンフッドもいる~

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迷路に迷い込みたくなる奥の細道。

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記念公園

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町の人の憩いの場かな?

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リス君にも憩いの場。

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こんなところにも。

このへんにはネコさんはいないのかな?

マリンちゃんがいたら、捕るだろうな~~

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町からテクテクテク住宅地に……

おじさんが夕方の畑仕事。


さらに、テクテク、テクテク歩いていくと……

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アッ、お馬さんも歩く道のようです。

ポッカ ポッカ ポッカ……とさらに歩くと……

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運河です。 ウ~ン、イギリスですね~


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「たのしい川べ」の世界だ。

心の中でサラサラと水彩画を描いて……

しかし、チラっと地図を見て多分こっちだろうと歩き始めたのが甘かった。

行けども行けどもB&Bは現れず
思ったより、むちゃくちゃ遠くて、
1時間以上かかってしまいました。
(夜10時くらいまで明るい。)

まあ、一人旅だし、今日の目的は達成しているので、気楽にのんびり行きましょう。

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ようやく着いた、これがB&B「Folly Farm」

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部屋は2階に客室が2室で、これが、ぼくの部屋。

枕は2つありますが、1人用。

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ここは1階のご自由にお使いくださいのフリースペース。

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お庭は、バーベキューをやったり、

エジとバディという2匹のゴールデンレッドリーバーと遊べます。

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ママのジュードさんに、お土産にお菓子と地元の雛つるし飾り。

追加で成田で買った和紙折り紙で手作り鶴を追加。

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「ぼくの鳥の巣絵日記」もサインをして、
2匹のワンコも描いてプレゼント。

さあ、明日から本格的鳥の巣作戦の開始です。








 
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