シカ除け柵を作っていたら、地面に変わった羽が落ちていました。
これは羽の赤ちゃんというか、
軸から羽が出てくる途中の段階で抜けたものです。
鳥さんの羽は最初からああいう形をしているのではなく、
まず、軸が出て、その先にモリモリと羽が出てくるのだそうです。
木の枝から葉が出てくるようにというのか、
つぼみから花びらがあふれ出てくるようにというのか…、
植物と鳥と全然違っていても、
生命として生まれ出てくるところは同じというか…。
ほんとに不思議です。
で、これはなぜ抜けたかというと、
換羽と言って、羽は傷みやすいので、どんな鳥も1年に1回以上
周期的に新たに生え変わる生理的現象で抜け落ち、新しい羽根が生えてきます。
でも、これは新しく生えてきた段階なので、なぜ傷んでないのに抜け落ちたのかは、
別の原因かもしれません。
我が家の辺だとノスリさんが時々ハトさんを襲うので、
急カーブして逃げようとしたときとか?
詳しくは不明ですが、まあ、なにかの拍子で落ちて
ぼくに見つかったということなのでしょう。
このまま羽が出てくると、
多分こんな感じの羽になるのでしょう。
これはちょうど右隣の羽です。
ではP3Cに入力開始。
Pi……
多分、羽が伸びたらこんな場所かな
右隣はさっきので、白い部分しか見えません。
左は同じような色合いの羽。
さらにPiPiPi
PiPiPiiiiiii……
はてさて、どこでしょうか…
尾羽のようです。
尾羽から上尾筒(じょうびとう、)背中、右は次列風切り羽。
せっかくだから翼を開いた状態で
右の初列風切り羽。
大雨覆い(おおあまおおい)
中雨覆い(ちゅうあまおおい)
小雨覆い(しょうあまおおい)
初列雨覆い(しょれつあまおおい)
小翼羽(しょうよくう)
肩羽(かたばね)から左の翼へ
PiPiPI……
スケッチブックが小さかった
しょうがない続行
グィ~~~ン
羽の色は角度によっても違って見えるし、
1枚1枚の形と色と模様が、すごくデリケートに
違っていて、平面的なようでもあるし立体でもあるし…
これが うまくたたまれちゃうし、自由にパサパサと羽ばたけちゃう。
オスプレイとかステルスとか、はるかに及ばない飛行能力。
なんと不思議な構造というのか、
ほんとによくできています。
だいたいこんなかな
キジバトさんの右の尾羽の右から2番目の羽でした。
英名 Eastern Turtle Dove
学名Streptopelia orientalis
和名 キジバト
チャンチャン
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