2008年01月21日

一期一会

先日の1月19日土曜日。
わたくしは久しぶりに嬉野の町に行くことになりました。




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記事への理解が深まりますのでよろしくお願いします。


リンク先はそれぞれ違いますので楽しんでください。




知り合いのある社長さんの、仕事の関係の総会(宴会)が
嬉野温泉和多屋別荘であるとかで・・・
どうしてもお酒を飲むことになってしまうからと
車での送り迎えをとお願いされたのです。



佐賀から嬉野までは車でほぼ片道1時間。
たどり着いてからは彼の用事が終わるまでが3〜4時間はかかるそうで
その間は、わたくしは時間潰しの意味でも自由に嬉野の町を
散策でもしていようとうきうきした気分で引き受けました。



昨年の暮れに、TVでリニューアルオープンした宿として
紹介されていた「吉田屋」という旅館を見に行きたいと
ずっと思っていたわたくしにはとてもタイミングのいい
依頼でもあったのです。



和多屋別荘の駐車場に車を止めて、彼とはそこで一旦は別れて
わたくしは温泉街のネオンに向かって歩き出しました。
吉田屋さんがどこにあるのかは知りませんでしたので
旅行者ではなくていかにも地元のひとだと思える
幼い男の子を抱いた、若いお父さんらしきひとを見つけて
声をかけました。






見たこともない月の下
見たこともない枝の下
見たこともない軒の下
見たこともない酒を汲む
人間好きになりたいために
旅を続けてゆくのでしょう  ♪
(中島みゆき   唄  一期一会)





☆ すみませ〜ん!
  あの・・なんか最近 リニューアルしたっていう
  「吉田屋」ってどこにありますか?   (わたくし)


★ 吉田屋?
  えっ! リニューアルしたとかな? (若いお父さん)


☆ うん・・・
  TVでやっとったですよ^^   (わたくし)



★ へぇ〜^^
  ちょっと遠かですけどね   (若いお父さん)


☆ 遠か〜?
  どがん行かんば?^^     (わたくし)
   


完璧な佐賀弁丸出しのわたくしにその若いお父さんは
少しばかり拍子抜けしたみたいにニヤっと笑って・・・



★ あそこに見える信号のもうひとつ先の信号ば左に行って
  少し行ったら橋があって・・・
  その橋を渡ったらすぐ右に曲がって・・・
  川沿いにしばらく行ったとこに
  ありますよ^^
                 (若いお父さん)



☆ あ〜 わかった〜
  ありがとうね^^      (わたくし)




感じのいい「若いお父さん」に気をよくして
きっと今日はこの町でいいことが待っていると
わたくしは勝手に想像して足どりも軽くなりました。






見たこともない空の色
見たこともない海の色
見たこともない野を越えて
見たこともない人に会う  
急いで道をゆく人も
泣き泣き道をゆく人も   ♪





嬉野川沿いを飼い主と散歩中の愛らしいわんこを横目に
その姿に癒されながら吉田屋さんにたどり着いたのは
午後6時少し前でした。



フロントの男性に説明を聞いてわたくしは
立ち寄り湯(700円)を体験してみることにしました。



女性専用大浴場には内風呂と露天風呂があって
シャワーを浴びてそのまま露天の方へ直行すると
若い女性の先客がひとりいたのですが
彼女は人なつこい明るい笑顔でずっとわたくしを見ていて
声をかけるタイミングを迷っているのか
何度か息をのみ・・・


ついに

◇ お泊りですか?     (彼女)



初めて会ったとは思えない
彼女の何とも言えない親しみやすい雰囲気が
わたくしは一瞬にして大好きになりました。






忘れないよ遠く離れても
短い日々も  浅い縁(えにし)も  ♪





☆ あ〜 違うよ
  お風呂だけ^^
  なんかね   リニューアルした宿って言うて  
  TVでありよったけんさ〜 
  用事で来たついでに様子見に来たとよ^^
  泊まり??       (わたくし)



◇ いえ・・・お風呂だけです
  わたしは「じゃらん」に載ってたけん
  それを見て来たとですけど・・・
  初めて来ました^^     
  どこからですか?      (彼女)


☆ うちは佐賀からよ
  どこから?        (わたくし)




よくよく聞いてみると彼女の実家は嬉野で
今は結婚して大村市に住んでいて
この日は実家に帰って来ていたとのことでした。



☆ へぇ〜 結婚しとると?
  そんならさ〜
  ひょっとしてさっき若い男の子とふたりで来よったやん
  あの子が旦那さん?     (わたくし)



もちろん、彼女も充分に若いのですが・・・
女性の方が,どうしても落ち着いて見えてしまうのか
ふたりの姿を見た時にてっきりわたくしは
姉と弟かな・・・などと思っていたのでした。



◇ そうですよ^^
  旦那さんです      (彼女)



☆ な〜んね 
  そんならせっかくやけん
  ばらばらに大浴場なんかに入らんでも
  貸切風呂の方にふたりで入ればよかったやんね〜〜^^
                    (わたくし)



つい、茶化してしまったわたくしの言葉に彼女は



◇ あはは〜^^
  でも料金がですね〜       (彼女)



若いのに,しっかりしているもんだと微笑ましく感じ
わたくしはただ笑っていました。





忘れないで私のことより
あなたの笑顔を 忘れないで  ♪





☆ ところで・・・何歳?     (わたくし)



◇ えっ!
  わたしですか?  25です^^  (彼女)


旦那さんも,彼女と同じで昭和58年生まれだそうで・・・


☆ ふ〜ん・・・
  そんならうちの息子とかわらんやん
  うちの息子は56年生まれで今年で27やっけんね^^  
                   (わたくし)



ちょっとした旅先で出会った可愛いひと。





忘れないよ遠く離れても
短い日々も 浅い縁も    ♪





☆ あ〜! 
  ところでさ
  嬉野で女がひとりでふらっと入っても大丈夫の
  おいしかもん食べさせる店ってどこ?
                  (わたくし)



◇ そうですね〜
  嬉野って言えば「温泉豆腐」
  温泉豆腐って言えば「よこ長」ですよ〜^^
                  (彼女)




結局、わたくしは彼女達夫婦を迎えに来るという
彼女の妹さんの車でその「よこ長」まで
送りとどけてもらえることになり
7時にフロントのそばでってことになってる旦那さんと
落ち合うために慌てて彼女とふたり・・・




わたくしというおまけつきで現れた彼女を見て
キョトンとしている旦那さんに・・・



◇ あのね・・あのね^^
  今 お風呂で話のはずんでね
  そいで 「よこ長」まで車で送ることになったとよ
                    (彼女)


◆ ふ〜ん・・・^^       (旦那さん)




あらためて観察してみるとふたりは生活感のない
まるでトレンディ-ドラマに出てきそうな
お洒落で爽やかな夫婦です。





◇ ねぇ〜
  ちょっと写真撮って〜
  記念やけん^^       
  あれ?  ならんねぇ〜       (彼女)



わたくしとのショットを旦那さんにデジカメで撮ってと
おねだりしたかった様子でしたが,デジカメの調子が悪く・・・



☆ あら?
  壊れたとね?^^      (わたくし)


◇ う〜ん・・・わからん・・・ 
  よか・・・携帯で撮ろう〜^^
                   (彼女)





わたくしはあえて彼女たちの名前も連絡先も聞きませんでした。
もう再び会うことはないかもしれない。
そう思うことで,このひと時をなおさら大切なものに感じられると
考えたからです。



一期一会・・・





一期一会のはかなさつらさ
人恋しさをつのらせる     ♪






彼女の携帯の画面でわたくしが彼女の傍らで笑っていました。




わたくしの記憶という画面の中ではあの彼女とわたくしが
まるで昔からの友達のように寄り添って笑っています。






忘れないよ遠く離れても
短い日々も 浅い縁も
忘れないで私のことより
あなたの笑顔を忘れないで  ♪





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愛唄―バツイチ女のひとり言
  

Posted by net_i5750 at 00:31Comments(305)