Wordpressの表示速度は、設置するレンタルサーバーのスペックに大きく影響されます。 『初心者だから、安いレンタルサーバーで良い!』と考えてしまうと、後々後悔することも。

ワードプレスでサイト運営をはじめて1年半が経過し、レンタルサーバーの引越しも経験しました。

そこで、今だからこそ分かる『ワードプレスを運営するなら、こういう基準でサーバーを選べば良い!』という点を紹介してみます。

安さで選ぶと後悔する。Wordpressの運営で失敗したレンタルサーバー。

自分も全くの初心者のころ、はじめてのワードプレス運営にはどのレンタルサーバーが良いのだろう?と散々悩みました。

価格、機能、容量、使いやすさなどなど・・・。何しろ個人でサイトを運営すること自体がはじめてだったので、分からない事だらけ。

『あまりお金を掛けたくない』という気持ちが強く、散々悩んだあげくに『WordPressが使える、一番安いレンタルサーバー』を選びました。ですが、結果としてそれは大失敗。

2011年の10月にサイト運営を開始し、わずか3ヵ月後にレンタルサーバーの引越しを決断しました。はじめに選んだレンタルサーバーは『ハッスルサーバー』です。

ハッスルサーバーは『Wordpressが動いて、格安で、容量もあり、PHPとデータベースが使える!』が決め手でしたが、実際に運営してみると不満がチラホラ・・・。

レンサバの引越しに踏み切った最大の決め手は、『Wordpressの表示が想像以上に遅い』という点でした。

Wordpress初心者は見落としがち?
レンサバの比較基準は『価格』より『表示速度』が大切。

そもそも自分はWordpress初心者だったので、ワードプレスに必要な『PHP』という言語が良く分かっていませんでした。

『Wordpressを運営するには、PHP+データベース対応のレンタルサーバーが必要らしい』という知識しかなかったのです。

『じゃあ、条件を満たした安いサーバーの方が良い』と思った訳ですが、ここに落とし穴がありました。

今なら分かるのですが、PHPというのはプログラム言語です (←当たり前) 。そしてそのプログラム言語は、訪問者がサイトを表示する度に実行されるのです。

■Wordpress(PHP)がサイトを表示するまでの流れ
1.訪問者がサイトにアクセスする。
2.Wordpressのシステム(PHP)が情報を処理してサイト内容を表示。
3.ページが観覧できる状態になる。

で、大切なのがこの2番の部分で、PHPが情報を処理する速度は、サーバーのスペックに大きく左右されます。

簡単に言うと『安いサーバーでWordpressを動かすと、サイトの表示が遅い重い』のです。

■格安サーバーでワードプレス(PHP)を動かすと・・・。
1.訪問者がサイトにアクセスする。
2.PHP処理速度が遅いので、サイトが重い。アクセスが多ければ更に遅い。
3.ページがジワリジワリと表示される。(イライラ・・・。)

PHP等のプログラミング言語を用いず、HTMLファイルのみで構成された単純なホームページとは違い、Wordpressは動的(計算しながらHTMLを出力する)システムです。

当然、単純な静的HTMLファイルよりもサーバーへの負担が大きくなります。

手書きでHTMLファイルを作っていた頃の感覚で格安のレンタルサーバーを選んでしまうと、『こんなに遅いの?!』とビックリしてしまいます。

はじめてレンタルサーバーを契約するときは、知識がないからこそ『価格だけでレンタルサーバーを比較』してしまいがちです。

ですが、『Wordpressは、サーバーのスペックが影響しやすいシステムだ』という事も覚えておいて下さい。

高機能サーバーでも設定は簡単。
初心者でもWordpressの『高速表示』を目指そう!

以前に『やっぱりWordPressがいい!ライブドア等のフリーブログで出来ないメリットや機能比較。』で、はじめてWordpressを導入するなら、レンタルサーバーはロリポップのロリポプランか、エックスサーバーがおススメ。という記事を書きました。

ロリポップは価格が安く初心者向け。エックスサーバーは高機能・高速表示だけど、少し値段が高く、設定が難しい。』という内容です。

ですが、今回XサーバーのWordpress自動インストール機能を利用して考えが変わりました。結果として、Xサーバーは高機能な上に初心者にもおススメです。

自分は当初、ハッスルサーバーからXサーバーへ引越しだったので、自動インストールは使わず全て手動でWordpressの設定を行いました。

これがけっこう手間で『Xサーバーはすごい速いけど、初心者にはおススメできない~!』と思っていたのですが、新規サイト追加の際に自動インストールを利用してみたら・・・。

5分程度でWordpressのの設定が終了し、あっけにとられてしまいました。XサーバーはWordpressの導入が面倒くさいとか言ってすみません・・・。

こうなると自分としてはWordpress初心者の人にも是非、はじめからXサーバーに挑戦していただきたいと思います。

Xサーバーは格安サーバーに比べると、月額1,050円~と高いのですが、『PHPの処理速度・表示スピード』を考えると、『エックスサーバーのコストパフォーマンス最高!』と感じてきます。

自分が契約しているプランは、エックスサーバーの中でもっとも安い『エックスサーバーX10プラン』ですが、それでも表示速度には大満足しています。乗り換える気もありません。

今回紹介したWordpressにおススメのレンタルサーバー。

速度で選べば後悔しない。Wordpressの運営なら高機能レンタルサーバーをチョイス!という事で、おススメはやはりコストパフォーマンスと高速性が素晴らしいエックスサーバーです。

こちらが現在、自分も利用中のプラン。↓

 【中~上級向け】エックスサーバー X10プラン 
月額:1,050円  容量:100GB マルチドメイン:無制限
無料期間:10日間  Wordpress:自動インストール対応

選べるプランはX10・X20・X30と3種類あり、それぞれディスクスペースが100GB・200GB・300GBと増えます。他の機能はほぼ一緒なので、WEB上に重たいファイルを大量にアップしない限りX10で充分だと思います。(プラン変更は後からでも可能です。)

自分は現在、Xサーバー上にWordpressを4台インストールしていますが、4サイトとも表示スピードは良好です。速いって、気持ちが良い!

どのサイトもWPプラグインや自作プログラムを多様していて、格安サーバーではじりじり表示される重さでした。

Wordpressは初心者でも気軽につかえる高機能なプラグインが多い分、プラグインを多様するほど重くなる・・・という側面があります。

PHP上級者であれば、軽量プラグインを自作カスタムしたり、処理速度に気を使ったサイト構築が可能ですが、初心者はなかなかそうは行きません。

『初心者だから安いサーバーで良い。』ではなく『初心者だもの。Wordpressの高速化は、レンタルサーバーに頼ってもいいじゃない!』という気持ちは、サイトを長く快適に運営する上で結構重要だと思います。

今回、エックスサーバーへWordpressを自動インストールした際に手順をまとめておきました。はじめてWordpressに挑戦するなら、こちらも参考にどうぞ。

紹介したレンタルサーバー:エックスサーバー
参考記事:【図解】エックスサーバーにWordpressをインストールする手順。

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