新しいブログをはじめたいけど、Wordpressとフリーブログで迷っている・・・。
Wordpressに興味はあるけど、実際にフリーブログと何が違うか良く分からない。
そんな人の為に、Wordpressとフリーブログの違いやメリットや、Wordpressを無料で試す方法をまとめてみました。
そんな人の為に、Wordpressとフリーブログの違いやメリットや、Wordpressを無料で試す方法をまとめてみました。
- Wordpressとフリーブログ、どちらも運営してみた感想。
- どんな人がWordpressに向いている?フリーブログで充分な人も。
- プラグインの自由度と豊富さ。参考資料の多さ。
- 例えばこんなプラグインもすぐ設置。
- 圧倒的なデザインカスタマイズ性能。
- 広告が一切出ない。
- これが一番大事。WordPressで作ったサイトは、全て自分のもの。
- 独自ドメインでサイトを運営するメリット。
- 独自ドメインを育てると、SEOに有利になる。
- Wordpressに挑戦しよう!と思ったなら、まずは無料でテスト。
- Wordpressが使えるおススメのレンタルサーバー。
Wordpressとフリーブログ、どちらも運営してみた感想
自分は1つめのブログ運営からWordpressを導入しました。その後、他のフリーブログにも興味が湧き、代表的な無料ブログサービスをいくつかいじってみました。挑戦したフリーブログは、このブログを運営しているライブドアブログをはじめ、FC2ブログ、Google Blogger等です。
結果として、フリーブログもとても便利で、想像以上に色々出来るって事はわかりました。特に驚いたのは、フリーブログの簡単さ・手軽さ・ドメインの強さ(インデックス速度の速さ)等など。
でもやっぱり、最終的な使い心地はWordPressが一番いいですね。自分はやはり、本格的なサイトを作るなら、これから先もWordPressでいこうと思っています。
せっかく色々なブログシステムを試したので、フリーブログとWordpressを比較した際の違いや、Wordpress独自のメリットをまとめてみます。
※ライブドアブログやFC2などは、有料プランを試していません。無料プランとの比較です。
■どんな人がWordpressに向いている?フリーブログで充分な人も。
まずはじめに、フリーブログとWordpressのどちらにしようか迷っている人の為に、それぞれ『向いている人』をまとめてみました。■フリーブログが向いている人
・日々の日記がメインのブログを運営する人
・ブログをやったことがない人
・パソコンが苦手な人/嫌いな人
・ブログの導入に時間をかけたくない人
・ 初めてブログを運営する人
・ブログシステムが提供するコミュニティーツール(足あと・ペタ機能・フレンド登録など)が好きな人
ブログを友人同士のコミュニティーツールとして使ったり、日記を書くだけならフリーブログで充分だと思います。友人との交流を深めたいなら、友達グループが利用しているブログシステムを使うのが一番良いでしょう。
■Wordpressが向いている人
・日記形式のブログではなく、もっと本格的なサイトを運営したい。
・長期的なアクセスアップや集客に重点を置いている人。
・フリーブログでは物足りなさを感じている人。デザインにこだわりたい人。
・商業用のサイトを制作したい。
・HTMLやCSSの知識がある人。
・PHPを利用した動的サイトを運営したい人。
・サイト制作の仕事をしたい・知識を深めたい人。
・中~大規模サイトをスムーズに運営したい人。
・大量の情報をエクセルやデータベースと連動させて管理したい。
日記系のサイトというより、『明確に情報を発信したいサイト』『長期的なアクセスアップが目標のサイト』を運営したい人は断然Wordpressだと思います。スキルを身につければデータベースでの情報管理が出来るので、大量の情報を分かりやすく整理・運営・更新できるので、中~大規模サイトにも向いています。
それでは、何故ワードプレスが本格サイトや商用サイトに向いているのか?アクセスアップに有利なのか?についてや、Wordpressでは出来て、フリーブログでは出来ない点や、メリットを紹介していきます。
1.プラグインの自由度と豊富さ。参考資料の多さ。
プラグインとは、ライブドアブログでいうブログパーツの事です。はっきり言って、ワードプレスのプラグインとライブドアのブログパーツを比べると、そこには月とスッポンほどの差があります。出来ることの幅は、自動車と三輪車くらい違います。これはフリーブログのメリットでありデメリットと言えますが、やはりフリーブログのパーツと言われているものは、初心者向けに開発されているものです。開発コンセプトもその用途も、完全に趣味の範囲内ですね。
有料プランでは他社製のプラグインも設置可能みたいですが、有料になるのなら独自ドメイン+レンサバ代を払ってWordpressを運用したようがいいんじゃないかいって感じです。
2.例えばこんなプラグインや機能もすぐ設置。
使ってて便利と思うWordPressプラグインはいくつもありますが、分かりやすいのをいくつか紹介。・特定のキーワードにリンクを一括で張るプラグイン
⇒例えば、本文中の『ワードプレス』というキーワード全てに、自動で特定のリンクを張ったりできます。
・同一カテゴリ内の最新記事のみをサイドバーに表示するプラグイン
⇒カテゴリが複雑になったとき、超便利
・カテゴリ一覧表示で、記事の並び順を自由に変更できるプラグイン。
⇒投稿順じゃなく、ユーザーが見やすい順番に。
・よく使うHTMLタグや定型文を登録して、ボタン一つで記事中に挿入できるプラグイン
⇒<h2><h3><strong>を細かくcssでデザインするなら、これがないとやっていけません。
・サイト全体を対象としたリンク切れチェックプラグイン
⇒リンク先が閉鎖しても一発で分かります。
・記事本文中にPHPを記述できるプラグイン
⇒カスタマイズ性と運用効率がグッとあがります。
・自サイトの他ページへ、簡単にリンクをはれるプラグイン
⇒こちらの記事も参考に~って時に便利です。
・関連記事を表示するプラグイン
⇒キーワードを解析して、関連性の高い記事を自動で表示するプラグインがあります。
・ショートコードや一括置換が利用可能
⇒毎回使う定型文やフォーマットは、ショートコードとして呼び出せます。キーワードの一括置換も、データベース操作で可能です。
・細かな条件付き表示やランダム表示が行える
⇒PHPで一定の条件(カテゴリIDや記事ID、管理者権限)で表示を切り替えたり、ランダム表示が出来る。
他にも便利すぎて、一度使えば手放せなくなるプラグインや機能が目白押しです。WordPressは世界中で使われているブログシステムなので、開発者が圧倒的に多いのが要因ですね。とにかく、商業サイトで利用可能なレベルの高機能プラグインが、惜しげもなく無料で公開されています。
あと、開発したがりなユーザーが多いので、システムに不便な点があるとすぐに改善策orフリープラグインがリリースされます。
個人用途から商用サイト用までジャンルも幅広く、無いものを探すほうが難しいです。不便な点を挙げるとしたら、プラグインの種類が多すぎて、どれを使っていいのか迷うくらいでしょうか。
便利なプラグインで適切な案内を表示すると、ユーザーが欲しい情報にすぐアクセスできるようになります。結果として『便利なサイト』になるため、リピーターが増えたり、PVが上がったり、長期的なアクセスが望めるようになります。
この辺はフリーブログでも、カスタマイズ次第では変えられるんでしょうが、WordPressの自由度には及ばないはずです。
例えば、ライブドアブログでは、全ページ共通部分ナビとして『ブログパーツエリア』が設定されていますが、基本的には2箇所しか設定できません。これがすごく不便だと思うんです。
Wordpressであれば、事実上無制限にブログパーツエリア(共通部分)を設定できます。『特定のカテゴリやページのみにフッターナビを出す』とかも簡単です。
プラグインを利用すれば、カテゴリ毎に違った案内や広告を出すことも可能です。幅広いジャンルを扱うサイトであれば、ユーザーが見ている記事の内容にマッチした案内を出せることになるので、とっても便利ですよね。
あと、TOPページはもうメチャクチャにカスタムできます。ってか全部メチャクチャにできます。
■Wordpressデザインコンテストの作品例
・WordPress参考サイト1
・WordPress参考サイト2
・Wordpress参考サイト3
・Wordpressデザインコンテスト
上で挙げた例は、かなり極端なカスタム例ですが、見やすく・分かりやすい専門的なサイトをつくるならぜーったいWordPressのデザイン自由度が有利です。しかも、デザインが自由なうえに、デザインテンプレートと自作PHPの連動も簡単です。なので、他社のAPIサービスを取り込むのも簡単OK。
もしもアフィリエイト目的でブログをはじめる人がいるなら、これはちょっと困りますよね。アクセスが少ないうちはよくても、アクセスが増えてきたなら絶対に不利になります。
諦めて有料プランに入るか、 ブログの引越しを検討するかになってしまいます。
有料プランに入れば広告は消せますが、 有料プラン代を払うなら、独自ドメインやレンタルサーバー代を払ってWordpressを運営したほうがメリットが大きくなると思います。
じゃあWordpressに引っ越ししよう!と思っても、フリーブログでサイトを構築してしまった場合、引っ越しデメリットが発生します。
ブログの認知度が高まった後のURL引越しは、アクセス低下のリスクが伴います。特にフリーブログからの引越しは、リダイレクト設定が制限されている事があるので難しいですね。
それについては、下記の項目で詳しく説明します。
でもこれは、はじめの1回が面倒臭いだけで、慣れてしまえば簡単なことです。サイトを新規追加したり設定変更しないなら、あとはWordPressの管理画面にログインして記事投稿するだけなので、フリーブログと全く同じ感覚で更新可能です。
費用に関しては、アクセスが増えてからブログ会社が用意している有料プランに加入することを考えれば、高いと感じる事はないと思います。
で、この手間と初期費用をかけて得られる独自ドメインっていうのが、実は一番のメリットです。
ブログの引越しを例にとって考えてみます。
通常、サイトのURL引越しでは「.htaccess」という管理専用のファイルにリダイレクトの記述をし、「http://××~」にアクセスしてきたユーザーを「http://○○~」 に転送する、といった設定をして行います。
これはページ単位での転送も可能なので、ページにアクセスしてきた人は、サイトが引っ越したとことに気づくこともなく新URLの該当ページに転送されていきます。
ところがフリーブログは、メインの持ち主はブログシステムの管理会社なので、このリダイレクト設定が行えないものが多いです。ページ単位の詳細な転送は、まず無理です。
たぶん、サイトを引っ越すときは、「ブログ引っ越しました。新URLはこちら」とかになるんでしょう。しかもそのURLは、ページ単位ではなくTOPページに飛ばすしかありません。
これはとてももったいないです。自分で築き上げたブログという財産が移動できなくなってしまうのですから。
特に検索エンジン経由で来たユーザーは、TOPページではなく個別ページを目当てに来ています。わざわざ新サイトのTOPページに行って、その中からもう一度記事を探す人はほとんどいないでしょう。
また、フリーブログ内でサイトを運営している間は、ブログシステムの運営会社の利用規定に沿ってサイト運営しなくてはなりません。料金体系や利用規定・システムに変更があった場合も、それに従うしかありません。
ですが、独自ドメインで運営するサイトは、自分がメインの管理者なので、サイトの方針や利用規定を自分で打ち出せますし、ドメインの引っ越し・サーバー移管・データのインポート・エクスポート等も自由自在です。
(もちろん、利用規定は法律に反しない範囲で、自己責任で設定します。)
ですが、真面目に更新し、ある程度の告知活動(被リンクやサイトマップの送信・Ping送信)を行っていれば、次第にアクセスが上がってきます。3~6ヶ月ほどで、独自ドメインによる「認知度の低さ」はある程度払拭できると思います。
あとはガンガン、独自ドメインを育てていきます。ユーザーへの認知度、検索エンジンからの評価が全てそのまま自分のドメインの価値となって蓄積されていきます。
一度独自ドメインが育つと、その次のサイト立ち上げはもっと楽になります。
関連サイトであれば、サブディレクトリでサイトを運営すれば、ドメインへの評価をそのまま引き継げるので、独自ドメインのデメリットはほとんど感じなくなるでしょう。
『毎日ブログを更新して、やっとアクセスが維持できる』というよりも、『ドメインの信頼性を高めて、長期的なアクセスの安定を狙う』という面で、独自ドメインを育てるメリットは大きいと思います。
上記で、『Wordpressは初期費用がデメリット』と説明していますが、実はWordpressはシステムを試すだけなら完全に無料で開始できます。
無料で試す方法は2つあるので、ここに紹介しておきます。
①ローカルにWordpress環境を導入する。
難易度:★★★ 無料期間:無制限 一般公開:不可
Wordpressのシステムをまるごとローカル(自分のPC)にインストールして動かす方法です。Wordpressはシステム自体は無料ですが、一般公開するためにはWordpressを設置するためのサーバースペースとドメインが必要になり、その時点で費用が発生します。
自分のPC上で動かすだけなら、レンサバもドメインも不要なので費用は一切かかりません。すぐにサイトを公開する予定はないけど、Wordpressno管理画面にログインしてみたい・とりあえず雰囲気を確認したい、という場合は最もおすすめです。
ですが、WPをローカルで動かすにはPHP開発環境の準備が必要なので、難易度と手間は高めです。Wordpressだけではなく、PHPやシステム開発にも興味がある人向けと言えます。
PHP開発環境の準備と、ローカルへのインストールについてはこちらの記事で説明しています。
②レンタルサーバーの無料期間を利用してWordpress環境を試す。
難易度:★ 無料期間:制限あり 一般公開:ほぼ不可
こちらの方法では、ローカルにWPをインストールするより手軽にWordpressを試せます。レンタルサーバーの多くは無料期間が設けられているので、Wordpressに対応しているレンタルサーバの無料期間を利用してWPを試してみるという方法です。
この方法は、Wordpressを試すと同時に、レンタルサーバーの管理画面の雰囲気や使い心地を確認できるので、実際に近いうちにWPのサイトを一般公開したい人に特におすすめです。
ですが、注意点もあります。それは、レンタルサーバーの無料期間は10日前後と短いことが多い点。申し込んだは良いけれど、作業時間がとれずに充分に試せないうちに10日が過ぎては意味がありません。
闇雲に申し込みをせず、事前に作業できる日程を決めてから申し込むとフルに活用できます。また、本気でやりたいなら、事前にWordpress関連の入門書
を手に入れておくことをおすすめします。
自分はかなり昔に無料期間でWPシステムを試そうとしましたが、その時は何から初めていいか分からないまま10日間が過ぎてしまいました。
そういう事にならないように、不安な人は事前に入門書に目を通し、やりたい事や作業内容を具体的にイメージしてから挑戦するとベストだと思います。
■ 【初心~中級者向け】ロリポップ!レンタルサーバーの『ロリポプラン』
月額:263円~ 容量:30GB マルチドメイン:50個
無料期間:10日間 Wordpress:簡単インストール対応
今申し込むならロリポップの『ロリポプラン』
が価格+機能共にバランス良好だと思います。ヘルプ項目ではWordpressの導入+使い方の項目にも力を入れているので、初心者に吉。データベースの割り当ては1つですが、Wordpressは1つのデータベースに複数インストール可能なので、異なるドメインで複数のブログ運営も可能です。
後々ロリポプランの内容に物足りなさを感じるようになったら、上位のチカッパプランに変更すれば、複数データベースの利用も可能です。
ロリポップの同価格帯サービスとして、 さくらのレンタルサーバー
も有名ですが、Wordpress対応の最安値プランが スタンダードプラン
(月額500円)と若干高く、初級向け・ライトユーザー向けとしてはロリポプランに軍配が上がると感じます。
便利なプラグインで適切な案内を表示すると、ユーザーが欲しい情報にすぐアクセスできるようになります。結果として『便利なサイト』になるため、リピーターが増えたり、PVが上がったり、長期的なアクセスが望めるようになります。
3.圧倒的なデザインカスタマイズ性能。
これ大事ですね。TOPページも記事ページもカテゴリページも検索結果も全部一緒のレイアウトなんて、僕は嫌です。Wordpressでは、とにかくユーザーの心理に合わせて『見やすいデザイン』にこだわる事ができます。この辺はフリーブログでも、カスタマイズ次第では変えられるんでしょうが、WordPressの自由度には及ばないはずです。
例えば、ライブドアブログでは、全ページ共通部分ナビとして『ブログパーツエリア』が設定されていますが、基本的には2箇所しか設定できません。これがすごく不便だと思うんです。
Wordpressであれば、事実上無制限にブログパーツエリア(共通部分)を設定できます。『特定のカテゴリやページのみにフッターナビを出す』とかも簡単です。
プラグインを利用すれば、カテゴリ毎に違った案内や広告を出すことも可能です。幅広いジャンルを扱うサイトであれば、ユーザーが見ている記事の内容にマッチした案内を出せることになるので、とっても便利ですよね。
あと、TOPページはもうメチャクチャにカスタムできます。ってか全部メチャクチャにできます。
■Wordpressデザインコンテストの作品例
・WordPress参考サイト1
・WordPress参考サイト2
・Wordpress参考サイト3
・Wordpressデザインコンテスト
上で挙げた例は、かなり極端なカスタム例ですが、見やすく・分かりやすい専門的なサイトをつくるならぜーったいWordPressのデザイン自由度が有利です。しかも、デザインが自由なうえに、デザインテンプレートと自作PHPの連動も簡単です。なので、他社のAPIサービスを取り込むのも簡単OK。
4.広告が一切出ない。
これはフリーブログの宿命ですね。ライブドアブログの場合、記事下の一番いい場所にライブドア側の広告が出る。もしもアフィリエイト目的でブログをはじめる人がいるなら、これはちょっと困りますよね。アクセスが少ないうちはよくても、アクセスが増えてきたなら絶対に不利になります。
諦めて有料プランに入るか、 ブログの引越しを検討するかになってしまいます。
有料プランに入れば広告は消せますが、 有料プラン代を払うなら、独自ドメインやレンタルサーバー代を払ってWordpressを運営したほうがメリットが大きくなると思います。
じゃあWordpressに引っ越ししよう!と思っても、フリーブログでサイトを構築してしまった場合、引っ越しデメリットが発生します。
ブログの認知度が高まった後のURL引越しは、アクセス低下のリスクが伴います。特にフリーブログからの引越しは、リダイレクト設定が制限されている事があるので難しいですね。
それについては、下記の項目で詳しく説明します。
5.これが一番大事。WordPressで作ったサイトは、全て自分のもの。
WordPressの導入を躊躇する理由の一つに、独自ドメインの取得+レンタルサーバーを契約しなくてはいけないという点があります。手間もかかるし、費用の問題もあります。でもこれは、はじめの1回が面倒臭いだけで、慣れてしまえば簡単なことです。サイトを新規追加したり設定変更しないなら、あとはWordPressの管理画面にログインして記事投稿するだけなので、フリーブログと全く同じ感覚で更新可能です。
費用に関しては、アクセスが増えてからブログ会社が用意している有料プランに加入することを考えれば、高いと感じる事はないと思います。
で、この手間と初期費用をかけて得られる独自ドメインっていうのが、実は一番のメリットです。
6。独自ドメインでサイトを運営するメリット
独自ドメインは、自分だけのドメインです。ライブドアブログで運営しているブログは、あくまでライブドアドメインの範囲内。例え月に100,000アクセス稼げるサイトを作ったとしても、メインの持ち主はライブドアになってしまうのです。ブログの引越しを例にとって考えてみます。
通常、サイトのURL引越しでは「.htaccess」という管理専用のファイルにリダイレクトの記述をし、「http://××~」にアクセスしてきたユーザーを「http://○○~」 に転送する、といった設定をして行います。
これはページ単位での転送も可能なので、ページにアクセスしてきた人は、サイトが引っ越したとことに気づくこともなく新URLの該当ページに転送されていきます。
ところがフリーブログは、メインの持ち主はブログシステムの管理会社なので、このリダイレクト設定が行えないものが多いです。ページ単位の詳細な転送は、まず無理です。
たぶん、サイトを引っ越すときは、「ブログ引っ越しました。新URLはこちら」とかになるんでしょう。しかもそのURLは、ページ単位ではなくTOPページに飛ばすしかありません。
これはとてももったいないです。自分で築き上げたブログという財産が移動できなくなってしまうのですから。
特に検索エンジン経由で来たユーザーは、TOPページではなく個別ページを目当てに来ています。わざわざ新サイトのTOPページに行って、その中からもう一度記事を探す人はほとんどいないでしょう。
また、フリーブログ内でサイトを運営している間は、ブログシステムの運営会社の利用規定に沿ってサイト運営しなくてはなりません。料金体系や利用規定・システムに変更があった場合も、それに従うしかありません。
ですが、独自ドメインで運営するサイトは、自分がメインの管理者なので、サイトの方針や利用規定を自分で打ち出せますし、ドメインの引っ越し・サーバー移管・データのインポート・エクスポート等も自由自在です。
(もちろん、利用規定は法律に反しない範囲で、自己責任で設定します。)
7.独自ドメインを育てると、SEOに有利になる。
独自ドメインを取得した場合、そのドメインの認知度が低いので、はじめはアクセスが稼げません。全くのゼロからスタートします。さらに、検索エンジンに 表示されるまでの時間もかかります。ですが、真面目に更新し、ある程度の告知活動(被リンクやサイトマップの送信・Ping送信)を行っていれば、次第にアクセスが上がってきます。3~6ヶ月ほどで、独自ドメインによる「認知度の低さ」はある程度払拭できると思います。
あとはガンガン、独自ドメインを育てていきます。ユーザーへの認知度、検索エンジンからの評価が全てそのまま自分のドメインの価値となって蓄積されていきます。
一度独自ドメインが育つと、その次のサイト立ち上げはもっと楽になります。
関連サイトであれば、サブディレクトリでサイトを運営すれば、ドメインへの評価をそのまま引き継げるので、独自ドメインのデメリットはほとんど感じなくなるでしょう。
『毎日ブログを更新して、やっとアクセスが維持できる』というよりも、『ドメインの信頼性を高めて、長期的なアクセスの安定を狙う』という面で、独自ドメインを育てるメリットは大きいと思います。
Wordpressに挑戦しよう!と思ったなら、まずは無料でテスト。
Wordpressに興味が湧いたなら、さっそく挑戦してみることをお勧めします。上記で、『Wordpressは初期費用がデメリット』と説明していますが、実はWordpressはシステムを試すだけなら完全に無料で開始できます。
無料で試す方法は2つあるので、ここに紹介しておきます。
①ローカルにWordpress環境を導入する。
難易度:★★★ 無料期間:無制限 一般公開:不可
Wordpressのシステムをまるごとローカル(自分のPC)にインストールして動かす方法です。Wordpressはシステム自体は無料ですが、一般公開するためにはWordpressを設置するためのサーバースペースとドメインが必要になり、その時点で費用が発生します。
自分のPC上で動かすだけなら、レンサバもドメインも不要なので費用は一切かかりません。すぐにサイトを公開する予定はないけど、Wordpressno管理画面にログインしてみたい・とりあえず雰囲気を確認したい、という場合は最もおすすめです。
ですが、WPをローカルで動かすにはPHP開発環境の準備が必要なので、難易度と手間は高めです。Wordpressだけではなく、PHPやシステム開発にも興味がある人向けと言えます。
PHP開発環境の準備と、ローカルへのインストールについてはこちらの記事で説明しています。
②レンタルサーバーの無料期間を利用してWordpress環境を試す。
難易度:★ 無料期間:制限あり 一般公開:ほぼ不可
こちらの方法では、ローカルにWPをインストールするより手軽にWordpressを試せます。レンタルサーバーの多くは無料期間が設けられているので、Wordpressに対応しているレンタルサーバの無料期間を利用してWPを試してみるという方法です。
この方法は、Wordpressを試すと同時に、レンタルサーバーの管理画面の雰囲気や使い心地を確認できるので、実際に近いうちにWPのサイトを一般公開したい人に特におすすめです。
ですが、注意点もあります。それは、レンタルサーバーの無料期間は10日前後と短いことが多い点。申し込んだは良いけれど、作業時間がとれずに充分に試せないうちに10日が過ぎては意味がありません。
闇雲に申し込みをせず、事前に作業できる日程を決めてから申し込むとフルに活用できます。また、本気でやりたいなら、事前にWordpress関連の入門書
自分はかなり昔に無料期間でWPシステムを試そうとしましたが、その時は何から初めていいか分からないまま10日間が過ぎてしまいました。
そういう事にならないように、不安な人は事前に入門書に目を通し、やりたい事や作業内容を具体的にイメージしてから挑戦するとベストだと思います。
■Wordpressが使えるおススメのレンタルサーバー
自分もWordpressの導入の際、レンタルサーバーをどこにするか散々悩んだので、簡単におすすめを紹介しておきます。■ 【初心~中級者向け】ロリポップ!レンタルサーバーの『ロリポプラン』

月額:263円~ 容量:30GB マルチドメイン:50個
無料期間:10日間 Wordpress:簡単インストール対応
今申し込むならロリポップの『ロリポプラン』

後々ロリポプランの内容に物足りなさを感じるようになったら、上位のチカッパプランに変更すれば、複数データベースの利用も可能です。
ロリポップの同価格帯サービスとして、 さくらのレンタルサーバー


■ロリポップ(ロリポプラン)向けの人
・とにかく安く、手軽にWordpressをはじめてみたい。
・初期設定は楽なほうが良い人。
・複雑なサイトはつくらない。重たいPHP処理もしないと思う。
・アクセス数はさほど多くない。個人のサイト。
・少しくらい表示速度が遅くても気にならない。支障がないサイト。
⇒ ロリポップ『ロリポプラン』

お手軽なプランなので、『本格派・高速サイト』を目指すには物足りませんが、それでも『設定でつまずいて諦めたくない!』とう人におススメです。
『Wordpressって難しそうだから、いつになっても挑戦しない』よりは、初心者向けでもスタートを切ったほうが、断然良いに決まっていますから。
■【コスパ重視】ハッスルサーバー

月額:208円~ 容量:3GB マルチドメイン:32個
無料期間:10日間 Wordpress:自動インストール対応
自分はハッスルサーバーからはじめました。ひと昔前はコスパ最強で高機能が売りだったのですが、最近は他社の高機能・大容量化が進んだので、あんまりおすすめ出来ないかも知れません。
他社とスペック差がなくなった今となっては、マニュアルが分かりずらい等のデメリットが目立ちますね。
プランが1つしかないので、物足りなさを感じたら他社サーバーに引っ越さなくてはいけないのもマイナスポイントです。でも、ロリポップより若干安いので、安さにこだわるならおススメです。
ドメインの提携サービスはないので、他社でドメイン契約し手動で紐付けが必要です。とにかく安くWordpressを!と言うなら、ハッスルサーバー


自分はWordpressを1年ほど運用しましたが、通常の使用範囲なら表示スピードや安定性に不満はありませんでした。
ですが、Wordpress上で自作PHPプログラムをガシガシ動かすようになったあたりから、PHPの処理速度が速いサーバーへ引っ越したいな~と思うようになり、最終的にエックスサーバー に乗り換えました。
■ 【中~上級向け】エックスサーバー X10プラン

月額:1,050円 容量:100GB マルチドメイン:無制限
無料期間:10日間 Wordpress:自動インストール対応
現在自分がWordpress用に使ってるサーバーです。値段が高い+マニュアルも難しめなので、初めてレンタルサーバーを契約する人や、初心者にはあまりお勧めしません。他のレンタルサーバーに不満を感じる人や、表示スピードにこだわりたい人・アクセスが多いサイトを運営する人・中~大規模サイトを作りたい人向けのサーバーです。
格安サーバーと比べると維持費は高くなりますが、安定感や信頼性が増すので、『趣味のサイト』ではなく、『企業向けサイト・本格的な情報サイト』を作りたいといった明確なプランがあるなら、初めからエックスサーバーに挑戦するのもアリだと思います。
『マニュアルが難しめ』と書きましたが、情報が不足している訳ではありません。
初心者向けのレンタルサーバーは、マニュアルがポップな見出で可愛い?感じの雰囲気が多いのですが、Xサーバーは文章中心のマニュアルで、お堅い感じ。
Wordpressを初めて運用する人でも、インストールマニュアルをじっくり読み進めば分かるようになっています。『ちょっとくらい長い説明文を読むのは平気!それよりスピードと機能重視でいきたい!』という人は、問題ないでしょう。
自分の場合、同価格帯のサーバーを比較すると、エックスサーバーはPHPの処理速度が最も速く安定しているという評判が多かったために、エックスサーバへの引越しを決心しました。
(月1万アクセスを超えた辺りから、表示速度に不満が出ました。表示速度が遅いと、ページビューの低下・SEO的な不利を感じたので、思い切って引越し。)
自分の場合、旧サーバー時代は非常に重くて悩んでいたWordpressサイト(PHP処理を多用していた)も、エックスサーバー引越し後はスムーズに表示されるようになました。この価格で、この速度なら大満足です。
■Xサーバー向けの人。
・月額1,050円というコストは、高いと思わない。
・本気でアクセスアップを目指している。人気サイトを作る自信がある。
・Wordpressで色々なことに挑戦したい。
・重たいサイトにはイライラする。 表示速度は大切だと考える人。
・将来的に、サーバーのスペック不足で引っ越したくない人。
⇒ エックスサーバー X10プラン

■追記
後日XサーバーのWordpressの自動インストールを試したら、設定はとても簡単でした。(自分はサーバーの引越しでXサーバーに移ったので、手動設定しか試していなかったのです。下記の記事で説明しています。)
追加1: Wordpress初心者こそ!レンタルサーバー比較の基準は『表示速度』が大切。
今のところ自分は、ムームー


ちょっと難しい。とにかく手軽に無料でWordpressを試したいんだけど?
レンタルサーバーの比較をしはじめると、とたんに面倒な気持になってくるのは自分だけじゃないはずです。なので、『とにかく手軽に無料でWordpressを試してみたいだけ!』という人には、ロリポップのロリポプラン
特に、Wordpressのシステムを試す目的で10日間の無料期間を申し込むなら、レンタルサーバーの設定でつまずいていては時間がもったいないです。ロリポは初心者向けのサービス展開なだけあって、導入マニュアルが良いので、スムーズに試用開始できるんじゃないでしょうか。
無料期間でWordpressのシステムを試すだけなら、独自ドメインの契約は不要なのですが、実際にサイトの公開も視野に入れているのであれば、サーバーとドメインの関連付けが必要です。
ロリポップはドメイン大手である『ムームードメイン

もちろん、エックスサーバー

そして操作パネルの雰囲気、マニュアルとの相性を確認しながら、『実際にサイト運営するなら、こっちが良いな』とチョイス出来ればベストでしょう。
とにかく、本気でWordpressに挑戦するなら、Wordpressのシステムに触れて、ガシガシ使い倒す事が大切です。サイトで表現できることや可能性の幅がぐーんと広がると思うので、是非トライしてみて下さい。
WordPress 3.x スタートアップガイド 対象:初心者向け 基本中の基本である『Wordpress導入・インストールガイド』から、サイト制作に必要なテーマやテンプレートタグの使い方まで。 「どの本を買っても挫折してしまった」という人にこそ読んで欲しい一冊。 |
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WordPress レッスンブック 3.x対応 対象:中級者(HTML・CSSの知識あり)向け ちょっと上級の入門書。基本的な知識に加え、さらに高機能なサイト作りに活かせる応用テクニック・カスタム方法など。 これからWordpressをはじめるWEBデザイナーにもお勧めの一冊。 |
追記:コメント欄にて、スペルミスをご指摘いただき修正しました。ご指摘、ありがとうございます。
「Wordoress」になっています。
あと、私のこのコメントは削除してもらっていいです。