Forever
外れが無い(たまには、ありますが、、、)のが定評のピアニスト、チック・コリアが、またまた素晴らしいライブアルバムを発表しました。

2009年のCorea, Clarke & White ツァーを収めた2枚組CDアルバム「フォーエバー」は、アマゾンで$14程度だったのですが、日本では先行発売と称し昨年8月に3,500円で発売されたとか。
開いた口が塞がらない滅茶苦茶な値段設定ですね。

しかし、内容はその値段に耐えうる素晴らしいものとなっています。

特にCD1のライブ録音8曲は、演奏のみならず録音状態も特筆に価します。
コンコード・ミュージックは録音状態が良いのがセールス・ポイントですが今回も期待通りの出来上がりとなっています。

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一方、CD2は、コリアのマッドハッタースタジオでリハーサルを行った時の録音10曲が入っています。

メンバーには、Retun to Foreverの初代ギタリスト、ビル・コナーズも参加し、懐かしの曲を演奏しています。
私は、このツァーのキックオフとなった2009年9月初めのハリウッド・ボールでのライブを聴いたのですがキックオフとは思えぬまとまりは流石でした。

その時は、ゲストミュージシャンとしてジャン・リュック・ポンティチャカ・カーンそしてスティービー・ワンダーまで加わり大いに盛り上がりました。

ビル・コナーズが初代ギタリストとして参加したReturn To Foreverには、私は特に強い思い入れがあります。

1972年7月に初めてチック・コリアのライブ演奏を北欧フィンランドのポリ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルで聴きました。

当時のチックと云えばサークル。サークルと云えばフリー・ジャズ。
ところが、彼の結成した新グループReturn To Foeverの演奏は、予想を全く裏切ったスパニッシュ・フレーバ一杯の素晴らしいものでした。

演奏が始まる前に、会場前の公園で休憩していたチックに話しかけ、当時全く無名だったスタンリー・クラークを紹介してもらい写真を撮ったりしました。

その時撮った写真は、日本に戻ったら今は廃刊になった「スイング・ジャーナル」誌にでも売れるのではないかと思ったりもしました。

翌年(1973年)2月初めにロンドンよりニューヨーク市にやって来た私は、レストランのバイトをしながらグリニッジ・ビレッジのジャズ・ライブハウスに入り浸りの生活をおくっていました。

多分、6月頃だったと思います。
ビレッジの有名ジャズクラブ”ビレッジ・バンガード”にチックのReturn To Foeverが出演しました。

フィンランドで撮った写真を持ってチックに逢いに行った私を、チックは暖かく歓迎してくれました。

メンバーは、ビル・コナーズと云う新人ギタリストそしてドラムは当時全く無名のスティーブ・ガッドに変わっていました。
そして、この時、今やジャズメンスタンダードになったチックの代表曲「スペイン」を初めて聴いたのでした。



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