ドン・チードル(Don Cheadle)主演によるマイルス・デイヴィス(Miles Davis)の伝記映画「マイルス・アヘッド(Miles Ahead)」が、現在L.A.とN.Y.で先行公開されています。
それにともない、サウンド・トラックも先週発売されました。
アマゾンで早速試聴したのですが、68年発売のアルバム「キリマンジャロの娘(Filles De Kilimanjaro)」収録の"Frelon Brun (Brown Hornet)"から始まる一連の電化マイルスの演奏が、私にとってはやはりベストです。
特に、74年発売のアルバム「ビッグ・ファン(Big Fun)」収録の"Go Ahead John"には、年甲斐も無く思わず身悶えしてしまいました。
「ブァ〜ン、ブァ〜ン」と繰返されるデイブ・ホランド(Dave Holland)のシンプルなエレキ・ベースに乗り叩きまくるジャック・デジョネット(Jack Dejohnette)のドラムとジョン・マクラフリン(John McLaughlin)のエレキ・ギターが作り出すグルーブ。
それに応えて、吹きまくるスティーブ・グロスマン(Steve Grossman)のソプラノ・サックスに御大マイルスのトランペット。
この頃(1970年前半)のマイルスのトランペットは未電化の生音なので、突き刺さってくる様な迫力があり、思わず「ヤバイ!」と死語を口走ってしまいます。(笑)
"Go Ahead John"には元バージョンが幾つかあり、2005年発売のボックス・セット"The Complete Jack Johnson Sessions"(下記写真)にそれらは収録されています。
1971年春に発売されたアルバム"A Tribute To Jack Johnson"辺りから、リアルタイムでマイルスを聴き始めた私には特に思い入れが深い作品です。
最後に、YouTubeより"Go Ahead John"を貼り付けておきます。
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