人間の条件
私が小学校低学年生だった頃(古い話なので良く覚えていないのですが、間違いなく中学生ではなかった。)、本を読んでいるのを見た事もない様な近所のオッチャン、ニーチャンが貸本屋で借りてきて回し読みしていた本がありました。

新書版サイズで濃い緑色の表紙には「人間の條件」と書かれていた筈なのですが、漢字も未だ良く知らない小学校低学年の私には「人間」は読めても「條件」は読めませんでした。

その後、映画化もされ大ヒットしたらしいのですが、リアルタイムでは全く知りませんでした。

テレビ・ドラマの方は、未だ家にテレビが無かったからか、或いは子供向けでなかった為かリアルタイムではやはり観れませんでした。

その後、もう少し大きくなって(中学生ぐらいか?)テレビで再放送された際、断片的に観た記憶は残っています。

「よし!大人になったら必ず読破するぞ!!」と、子供心に誓っていたのですが、絶版になったのか本も見つからず、そうこうしている内にアメリカに移民したりしたので、若かりし頃の誓も全く忘れていました。

ところが、2013年に里帰りした際、ブックオフで文庫本が一冊105円で売られているのを発見。
若かりし頃の誓を思い出し迷わず購入しました。

しかし、全6巻中第2巻が、残念ながら抜け落ちていました。

翌2014年に里帰りした時も、暇にまかせて本屋巡りもよくしたのですが、2巻目は遂に見つかりませんでした。

仕方が無いので2巻目抜きで読もうかと思っていた矢先、当地のブックオフで2巻目をついに発見!
やっと全6巻が揃いました。

昔の文庫本故、活字も小さいのですが、ストーリーが面白く読み易かったです。
その昔、近所の大人達が夢中で読んでいたのが良く分かりました。

ハッピー・エンドの物語では無く重い内容なのですが、当時のインテリ達が新しい体制として憧れていたソ連(今は昔ですねぇ。)に対する失望感も主人公の目を通してちゃんと描かれており、一部ネットで囁かれている様な左翼作家の作品とは思いませんでした。







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