異常事態に陥る韓国（口蹄疫・鳥インフルエンザ）と日本

韓国国土の半分が口蹄疫の汚染地帯になり更に汚染地域が拡大してきていますが、今度は鳥インフルエンザが発生し、韓国は家畜部門で大打撃を受け始めています。

この口蹄疫拡大では初動対処（汚染地域遮断）が遅れたことが指摘されていますが、この年末年始で多くの日本人が韓国に行くと言われており、汚染地域がソウル近郊にも拡大していることもあり口蹄疫が日本国中にばらまかれる恐れもあります。

宮崎の感染拡大も遮断が遅れたことが原因と言われており、今後、日本の各地で韓国発の口蹄疫が拡大するかも知れず、関係者は正月休み返上で対応を考えておくべきだと言えます。

ロンドン市場で円高とデリバティブ破綻

現在（日本時間夜９時時点）、ロンドン市場で一ドル８１．３０円まで円高が進んでいます。
ヨーロッパ通貨は今は「小休止」となっており、一ユーロ１０８．８０円、一ポンド１２６．０７円となっています。

市場参加者が少ないなか、年末・金曜日で、「円高」に持ち込もうという動きとなっているものですが、瞬間的に８０円突破という事態もあり得ます。

この８０円ラインですが、地方自治体が購入しています４００億円分及び企業が購入・契約しています数兆円とも言われますデリバティブ（仕組債）等に影響を与え、最悪の場合、一兆円単位の損が発生する可能性があります。

反対にこれらデリバティブを手がけました外資系金融機関や販売を担当しました銀行・証券会社には膨大な利益となります。

この一ドル８０円の攻防が終われば、当然一ドル７０円突破の攻防となり、その際には１０兆円を超えるデリバティブ損を企業・個人が抱え込むことになりかねません。
企業・個人はそのような損を払える訳もなく、また膨大な違約金を払わないと解約が出来なく、そのまま放置される事例が多いのですが、損が雪だるま式に膨らむ極めてリスクの高い金融商品であり、一旦引っかかれば逃げることが出来ません。
結果、倒産・破産となります。

円高は「輸出企業の採算を悪化させる」という面だけでなく、「デリバティブ破綻も引き起こす」劇薬になるということをもっと知る必要があります。

このままいけば恐ろしい社会問題に発展するかも知れません。

袖にされた菅総理（日本）

オバマ大統領はハワイ滞在を一日延期し、ワシントン帰任を４日にするとバートン副報道官が発表していますが、丁度この時期に菅総理が伊勢神宮参拝後、「電撃」訪米すると計画されていましたので、米国側から「肘鉄」を受けた格好になっています。

アメリカ・オバマ大統領としては、胡錦濤国家主席の『国賓』としての訪米が１月に決まっており、その前に日本の総理と世間話はする必要ないとの判断なのです。

アメリカは今は中国をどのように「料理する」か、全神経を集中させていますので、この中で４日乃至は５日に菅総理に時間を与える可能性も残っていますが、もしこの会談をして貰えた場合、沖縄問題であいまいな返答は出来ません。

政治生命をかけた首脳の約束をする必要があります。

菅総理がただ支持率アップのために（人気取りのために）訪米すれば、それこそ日本はアメリカに二度と相手にしてもらえなくなります。

８０円突破となるか円相場

ユーロ・ポンド安で、逃避資金が円とドルに向かいかけており、商いが薄くなっています円相場は、一ドル８０円突破が今日にも見られるかも知れません。
そしてこれが更なる円高を呼び込み、一ユーロ１００円、一ポンド１２０円突破を呼び込みます。

今の為替市場を見れば、一ドル６０円、一ユーロ８０円、一ポンド１００円は想定の範囲内かも知れませんが、そうなれば、日本の輸出企業は採算があわず全滅することになり、更に対外資産を積み上げてきた企業・金融機関の含み損は膨大な金額になります。

この含み損は日本国が保有します外貨準備高も同様です。
１００兆ドルの外貨準備高のコストは一ドル１１０円前後とみられており、仮に６０円台になれば、５０兆円もの含み損を抱えることになり、これが日銀の資産と計算すれば、日銀は「破綻」となります。

為替市場の動きには要警戒です。

オーストラリアの豪雨

オーストラリアで猛烈な豪雨となり、鉱物産出の遅れ等で経済にかなりの打撃を与えるとの見方が出てきています。

ヨーロッパの暴風雪、アメリカ東海岸の暴風雪も起こっており、今後アジアで何もなければ良いですが、今の気候は一旦荒れ出すと過去なかったほどの荒れ方をしますので警戒しておく必要があります。