2015年08月

2015年08月31日

風前の灯火(日本最大の展示会)

10月に開催されます日本最大の家電見本市(シーテック)ですが、日立・東芝・ソニーが参加を取りやめるとなっており、大手3社が参加しない見本市となってきており、もはや日本を代表するといえなくなってきています。

今や日本市場では家電はもうからない分野となっており、ならば効率化のために日本市場では参加しないとなっているのでしょうが、これではもし海外で不振となった時に、帰る場所がない状態になりかねません。

日本市場は世界一厳しい市場でもあり、見本市は、厳しい消費者の目、専門家の目を通して技術者を奮い立たせてよりよい製品を作り出す場でもあったはずであり、そこから撤退したりすれば、大手企業の幹部も技術者もいかなくなり、結果、日本的な厳しい刺激がなくなり、ものづくりが衰退するしか道はないことになります。

自動車でも同じですが、日本で開催されるコンベンションが徐々に衰退しており、元気がよいのは”オタク文化”しかない状態になりつつありますが、それでよいのでしょうか?





nevada_report at 13:32|Permalink

アンモライトジュエリー(猛烈に値上りしたコレクションクラス)

アンモライトジュエリーで、最高級の「コレクションクラス」ルースを使ったペンダントですが、産出元の
コーライト社の以下のショップで、物凄い価格の商品が販売されています。

<ショップアドレス>
http://www.shopkorite.com/or123

サイズからしますと25X30ですので、Mクラス(20カラット前後)となりますが、$24,495、一ドル100円換算で245万円となっています。
このルースはご覧の通り、「コレクションクラス」でもかなりランクの低い「コレクションクラス」となります。

過去に販売しました「アンモライトジュエリー:コレクションクラス」は、以下の通りとなっており、100万円以下で
お求め頂いています。

http://www.rarecoin-gallery.jp/SHOP/Ammolite_4954-11_150512.html

販売価格(本体価格)で90万円となっています。

上記の$24,495のジュエリーを輸入した場合、輸入消費税が加算されますし、送料・保険等を加えれば、
購入総代金は300万円近くになりますが、キャップが被せてあり20カラット程の「コレクションクラス」(特別ではありません)が300万円程する事態になっているのです。

アンモライトルース本体価格だけでは250万円程でしょうから一カラット当たりにすれば、125,000円となり、
ほぼ$1,000程となりますが、現在、ギャラリープレシャスが販売しております「コレクションクラス」(特別)の一カラット当たりの単価は$500〜$600となっており、産出元のコーライト社の半分程で販売していることとなるのです。

今後、「コレクションクラス」のルース販売価格は一カラットあたり$1,000以上に改定する必要があると思っており、また以下で販売しておりますアンモライトジュエリー(コレクションクラス)の販売価格を大幅に引き上げることになるのは避けられないと判断しています。

<アンモライトジュエリーショップアドレス>

http://www.rarecoin-gallery.jp/SHOP/156901/list.html

今や全くと言っても良い程、「コレクションクラス」のルースが入手できていませんが、上記の価格をみますと
うなずけます。
本家のコーライト社ですら在庫を持てない状態になりつつあるからです。

「コレクションクラス」のルース(キャップ付)の価格が$1,000を超えてきており、ならば最高級のキャップなしの価格はどうなるでしょうか?

現物資産の価格は一夜にして変わることがあり、今、アンモライトはその時を迎えたのかもしれず、
一カットあたり$1,000を通過点に$10,000という評価を受ける日も案外近いかも知れません。



nevada_report at 07:42|Permalink

2015年08月30日

香港株式:一日おきに値下がり・値上がり

香港・ハンセン指数は一日おきに値上がりと値下がりを繰り返しており、極めて不安定な動きとなっています。


8月24日 −1158ポイント
8月25日 + 153ポイント
8月26日 − 324ポイント
8月27日 + 758ポイント
8月28日 − 226ポイント

金曜日は−1.03%で終わっており、他の株式市場とは違う動きをしているのが分かります。

世界の株式市場の混乱の嵐が当面終わりましたが今後2回目の¨投げ売り¨が必ず起こり、その際には今回記録しました安値を下回ってきます。

そしてまた反発をしその反発が終わった段階で今度は最後の売り込み・暴落が襲ってきます。

それは我々が見たことがない規模の暴落であり、為替市場も併せ金融市場は徹底的に破壊されます。


リーマンショックなど比較にならない程のメルトダウンが市場を襲いますが、今はまだその先端が見えた段階であり、殆どの者はその姿さえ想像もつかないはずです。

香港市場参加者がその姿をかすかに見ているのかも知れませんが、今のふらつくハンセン指数は一体何を示唆しているのでしょうか?

nevada_report at 10:00|Permalink

2015年08月29日

デフレの深刻化(2年2ヶ月振りに上昇が止まった物価上昇)

日本銀行の掲げる2%の物価上昇は今や幻になりつつあり、今までに100兆円単位で資金を供給してきた日銀ですが、更に100兆円単位で資金を供給するのかどうか瀬戸際にきています。
(そうなれば日銀は総額で300兆円以上の資金を金融市場に投入することになります)

ところが、今やアメリカは資金を回収する(金融引き締め)段階に入ってきており、ここでの株価回復で来月の利上げは想定通り行われるでしょうから、金融緩和から金融引き締めに移行します。

そのような中、日銀が金融緩和を更に行い円安誘導を行うというシナリオが金融市場に出てきているようですが、世界中で金融緩和を行うのは日本と中国とEUとなればドルの一人勝ち(即ち、上昇)となり、アメリカ大統領選挙で主要な争点になることになり、TPP問題や日米安保問題も争点になりつつある中、厳しい対応を日本は迫られることになります。

またドルが一人上昇すればドルとリンクしている通貨も自動的に上昇することになり、経済基盤の小さい国や弱い国は持ちません。
それを避けるために早晩ドルリンクから離脱することになりますが問題はそうなればその国の通貨が売られ資金流出に見舞われてしまい、金融市場がマヒすることもあり得るのです。

維持するのも離脱するのも多大な犠牲を払うことになりますが、その犠牲を払うことが出来るかどうか。

破壊が起こった今、次なる破壊まで何日余裕があるでしょうか?

nevada_report at 10:00|Permalink

2015年08月28日

金融市場の巻き戻しと忘れた破壊

今、金融市場は暴落などなかったように平穏な空気が流れ、買い戻しが発生していますが、これほどまでに大きな破壊が発生した以上、どこかで更に大きな「き裂」が発生し、次には本格的な大暴落が発生するのは避けられません。

今はあちらこちらで絆創膏を貼り、何とか事態を表面化させないようにしており、一見何もなかったかのような
平穏となっていますが、内実は破壊が起こり、き裂が走っており、いつ何時土台から崩壊するかわからない状態にあります。

リーマンショックもそうでしたが、いきなりリーマン社が破たんしたのではなく、その前にスミスバーニーの破たん等が発生しており、その前に音もなく株式市場が急落していていたのです。
明らかに前兆だった急落がその後上昇したことで、見過ごされ、本格的な暴落を招いた訳ですが、中には危険を感じて準備をしていた者もいます。

その準備をしていた者はリーマンショックでは全くという程打撃を受けず、その後の回復で膨大な富を構築したようですが、今回がそのリーマンショックをはるかに超える破壊が起こり、かつ回復する手段さえありません。
何故なら、第2の中国がいないからです。
50兆円を超える景気対策を打った中国ですが、これで世界は回復したとなっていますが、その中国は既報の通り、あの時の50兆円で犠牲を払ったと言いだしており、次にはどこが50兆円を超える景気対策を打てるでしょうか?

日本は精々10兆円規模の補正しか打てないでしょうし、アメリカは9月の利上げをする環境が再度整ってきており、景気対策どころの話ではありませんし、ヨーロッパはギリシャ・ウクライナ問題等があり、とても景気対策を打てるお金などありません。

それどころか、中小国の為替問題(通貨の急落等)があり、次にドルのペッグ制を放棄する国がどこかとなりつつあり、通貨危機の連鎖が起こり始めており、ドルが回復をしている今、苦境に陥り始めている国が複数出てきており、いつペッグ制を放棄するかわからず、仮に放棄した場合、通貨の暴落は避けられませんので、過剰債務問題、輸入インフレ問題が一気に表面化し、公定レートと闇レートの差が拡大することは避けられず、国家財政が破たんの危機に直面する中小国が続出することもあり得ます

今は一見平穏となっていますが、その中ではとんでもない破壊が進みつつあると言えます。



nevada_report at 12:50|Permalink