2012年06月18日

これからさらに始まるギリシャの混乱

今回のギリシャの総選挙では緊縮政策を支持する政党が勝っていますが、支持率(速報ベース)では以下の通りです。

<日経報道より>

第1党 得票率 29.5% 旧連立与党(新民主主義党ND)
第2党 得票率 27.1% 反緊縮派 急進左派連合
第3党 得票率 12.3% 緊縮派  全ギリシャ社会主義運動(PASOK)
第4党 得票率  6.2% 反緊縮派 民主左派

これでみますと、上位4党のデータでは、ユーロ支持派は41.8%、反ユーロ派は33.3%となっており、支持率ベースではどの派も過半数を獲得していません。

最終的な数字はまだ変わるのでしょうが、いずれにしましても、国民の意見は分かれており、今後国会内外で大混乱が起こることは避けられません。

どちらが勝とうが、ギリシャの民間金融機関は、自前での資金調達は不可能になってきており、ギリシャ中央銀行以外からの資金調達は不可能になってきていますが、そのギリシャ中央銀行も担保がないとしてECBからもはや無制限の資金調達を得られない事態になってきているのです。

今回の選挙前は、ギリシャを支援しなくてはいけないとして、ECBはギリシャ中央銀行に必要な額だけ資金供給をしてきていましたが、選挙が終われば話は違ってきます。

EUは、各種合意でギリシャ向け支援を実行するでしょうが、その支援はすべて借り換えに回されることになっており、ギリシャ国民は一切恩恵を受けないどころか、年金(12万円)の20%カットや各種カットを実行され、経済が回らない事態に早晩直面します。

ギリシャの本当の混乱はこれから始まります。








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