2012年08月22日

貿易赤字から見えてくる社会

今日、発表されました7月の貿易統計をみますと、日本の経済構造が一変してきているのが分かります。

貿易赤字という点ではなく、何を輸入しているか、です。

勿論、7月の貿易赤字は5174億円となり、7月としては過去最大の赤字になっており、この赤字額はアナリストが予測しました2725億円の2倍もの大きさであり、アナリストが日本の経済を甘く見ていたことがこれから分かります。

問題は、日本が何を輸入するようになってきているか、なのです。

<輸入の増減>
+64.7%  自動車
+35.4%  通信機
+24.2%  液化天然ガス

−8.8%   原粗油
−32.8%  鉄鉱石


上記の通り、今や日本は製品の輸出国から製品の輸入国になりかけており、産業構造が一変しつつあるのです。

原材料の輸入が減り製品の輸入が増えてきており、このままいけば、日本は構造的な貿易赤字国となり、
資本収支の黒字が減少すれば、日本の経常収支は恒常的な赤字に転落し、最悪の状態に陥ります。

即ち、財政赤字・貿易赤字・経常収支赤字

3つ子の赤字となりかねないのです。

人口は減り、3つ子の赤字に転落し、財政借金は積み上がり、生活保護費は急増し(過去10年間で70%増)
、今後も増えることは間違いなく、それを支える若者の正社員は減少する。

一体これから日本はどうしていくべきなのか。
誰も真剣に考えていません。
補助金・助成金・支援金で生きている者が多くなれば、国は成立しません。

今回の貿易統計から見えてくる日本社会は、原材料輸入が減り製品輸出も減少し、反面、製品輸入が増えるという今までとは全く違った社会です。

原材料の減少+製品輸出の減少=製造業の衰退となります。
製品輸入の増加=製造業の衰退

即ち、日本の製造業の衰退となります。

日本社会は根本的な変革期にあると言え、即ち、我々の生活は激変しますが、その覚悟は我々日本人に出来ているでしょうか?






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