ブログ更新につきまして(海外出張)地に落ち始めた中国

2012年08月28日

ロスアンジェルスの光景

ロスに到着しましたが、空港からホテル間の交差点で3人のホームレスが信号で止まっている車に向けて、段ボール紙に、お金をくれ、食べ物がない等の文言を書いて、車の間を歩いたりしていましたが、このような光景をアメリカで見るのはもう30年ぶりでした。
30年前のアメリカ・ニューヨークではあたりまえの光景でしたが、その後は全くというほど見たことがなかった光景で、改めて一般米国人の景気の悪さを実感した次第です。
この3人のうちの一人は混血の若い女性でしたが、ニューヨークでも若い女性のホームレスが増えており、今や若いホームレスが増える社会になっているのです。

店をみましても閉店している小売店が多く、特にスキルがない女性は働く場がなくなってきているのです。
これは今や世界中で起こってきている現象であり、ロンドンでも同じです。

今、中国でも大学を出ても40%ほどが就職できない社会になってきていると言われており、社会問題に発展してきていますが、日本人はこのような「実態」を見ようとしません。

今や世界中で「働けるだけありがたい」という状態になっているにもかかわらず、日本ではいまだに働いてやっているという態度で不満を言いながら働いている者が多くいますが、このような者はかならず職を失い路頭に迷うことになります。

世界経済は今物凄い勢いで縮小しており、この中で企業が生き残っていくことはそれは大変なことであり、米国の大手企業は、急速に消えていく市場を指をくわえてみているところはなく、その減る市場を超える規模でリストラを行い、事務所・工場の縮小を行っているのです。

日本ではそのような企業はまだほとんどありませんが、日本ほど財政事情がわるい国はなく、一旦崩れれば、企業は潰れ、預金を失い、年金も消え、家を失い、路頭に迷う日本人が急増します。

今発売中の週刊新潮に以下のようなタイトルの記事が掲載されています。

【大丈夫!まだ平成デフォルトがあるさ!】

この記事を読みますと、日本国債を自主的にデフォルトするべきとなり、最後にはこのように締めくくられています。

『今、自発的なデフォルトをしなければ、この国は持ちません!』

ここで指摘している詳しい内容はこの週刊誌をお読み頂きたいのですが、国債50%カット=預金・現金50%カットがどのような影響を我々の生活に与えるか。
冷静に考えてみればわかることです。

交差点で物乞いをする者が日本でも出てくる日が迫ってきていると誰も言いませんが、現実は確実にその方向に向かっています。






nevada_report at 10:08│
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