2012年10月10日

絶望的な資産圧縮(IMF報告)

IMFは、国際金融安定性報告書で、ユーロ圏の銀行が2013年末までに4.5兆ドル、円換算で350兆円もの資産縮小が必要と指摘しており、日本に対しては、銀行の資産の24%が国債になっている点をリスクとして指摘しており、今後、世界中で銀行による資産圧縮が一斉に起これば、世界経済はどうなるでしょうか?

今、世界のGDPが猛烈な勢いで縮小している中にあり(既報の通りです)、世界中で350兆円もの信用収縮が起これば、世界経済は大恐慌に突入することになります。

即ち、これがワールドレポートにて一貫して述べてきています『ブッシュショック』になるものです。

世界中の資産家は、過去5年以上にわたり、この金融恐慌に備えて着実に現物資産に資産を移しどのような事態になりましても、大丈夫のように準備してきていましたが、一般国民は、預貯金を蓄え、株を買い、FX運用をし、不動産投資を行い、殆どを金融資産で保有してきていますので、来る金融恐慌時には、アメリカ以外の国民は銀行の破たん・預金封さ・紙幣の切り替えが起こり、すべての金融資産を失うことになります。

日本では【日本銀行株】が安値まで売られてきていますが、日本の金融システム破たんを読んでの動きと言えます。


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<報道>

欧州銀の資産圧縮、350兆円に拡大も IMF予測

国際通貨基金(IMF)は10日発表した国際金融安定性報告書(GFSR)で、欧州債務問題の影響で経営体力が弱ったユーロ圏の銀行が2013年末までに迫られる資産圧縮の規模が最大4.5兆ドル(約350兆円)に達する可能性があるとの予測を示した。試算は欧州の政策当局がユーロ圏内の銀行監督の一元化などを約束通りに実行できない場合を想定。過去6カ月間で「金融不安定化のリスクは高まっている」と警鐘を鳴らし、欧州に迅速な対応を求めた。

報告書はIMFが半年に1度、国際金融市場のリスクを点検し、対応策などを提案するもの。試算はユーロ圏内の58行を対象にした。4月に公表した前回の報告書では13年末までに予想される資産圧縮の規模は最大3.8兆ドルとしていたが、「ユーロ圏の対応が遅れた」ことを理由に予測額を0.7兆ドル(約55兆円)引き上げた。

IMFは欧州の政策当局が約束した財政緊縮の実行や銀行監督の一元化が遅れれば、EU圏の銀行の資産圧縮が加速し、イタリアやスペインも含めた周縁国の企業の融資などに悪影響が出る懸念があると指摘。ユーロ圏の13年の成長率を4ポイント押し下げる懸念があると分析した。

国際金融市場が不安定になるリスクを避けるため、IMFは報告書で欧州の政策当局に対し、銀行同盟や財政統合に向けた明確な工程表を示すとともに、ユーロ圏内での共通した預金保険や銀行救済の仕組みの構築など具体策も打ち出す必要があると指摘。こうした対応が実行されれば、ユーロ圏に対する市場の信認は回復に向かい、周縁国からの資本逃避も解消するとした。

報告書ではユーロ圏の危機から投資資金が日米に流入し、ともに財政状況が深刻な日米の国債金利を歴史的水準に押し下げている点もリスク要因として指摘。とくに日本については銀行が多額の国債を保有し、資産の24%にまで達している現状に懸念を強調した。IMFは日米に対し、「市場が信用リスクを問題にし始めるかなり前から不均衡是正に向けた対策をとらなければならない」と要請。中期的な財政健全化に道筋を付け、着実に実行していくことを求めた。

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