2012年10月31日
恐慌前夜とも言える状況になってきたユーロ圏景気
10月のユーロ圏景況感指数が8カ月連続低下し84.5となり、この水準は3年1ケ月振りの低い水準となっています。
しかもこの10月の落ち方が9月比で0.7ポイントの低下と比較的大きな落ち方となっており、かつドイツ・フランスと言った今まで景気を下支えしてきた国の景気の悪化が進んでおり、次第に景気後退が全てのユーロ圏に波及する事態になっており、恐慌前夜とも言える状況になってきていると言えるのです。
4−6月期のユーロ圏GDPは修正後で−0.2%となっていますが、7−9月期のGDPは0.5%以上のマイナス、10−12月期は1%を超えるマイナスになる恐れもあり、次第に景気悪化スピードが増すという状況になってきているのです。
しかも、このマイナスは修正後であり修正していない名目ベースでは既に年率5%を超えるマイナス成長に陥ってきているかも知れません。
ヨーロッパの自動車分野では年率20%を超えるマイナス成長(売上減少)になりつつあり、日本以外の世界中の自動車メーカーは一斉に工場閉鎖や人員削減等対策に乗り出しています。
金融市場は金融緩和を謳歌していますが、既報の通り、スイスのUBSは債券部門を「廃止」し、1万人以上の人員削減を行うように、今後の金利急騰・国債暴落=金融恐慌を読みはじめており、実態経済面では風雲急を告げています。
株式市場しか見ない投資家は、今の状況は理解できないでしょうが、企業業績が底抜けはじめており、金融緩和だけで株を買うことが出来ないと分かった時、総投げが市場を襲い大暴落となり、最悪の場合、株式市場の暴落と国債の暴落が市場を襲い金融市場はマヒすることになります。
しかもこの10月の落ち方が9月比で0.7ポイントの低下と比較的大きな落ち方となっており、かつドイツ・フランスと言った今まで景気を下支えしてきた国の景気の悪化が進んでおり、次第に景気後退が全てのユーロ圏に波及する事態になっており、恐慌前夜とも言える状況になってきていると言えるのです。
4−6月期のユーロ圏GDPは修正後で−0.2%となっていますが、7−9月期のGDPは0.5%以上のマイナス、10−12月期は1%を超えるマイナスになる恐れもあり、次第に景気悪化スピードが増すという状況になってきているのです。
しかも、このマイナスは修正後であり修正していない名目ベースでは既に年率5%を超えるマイナス成長に陥ってきているかも知れません。
ヨーロッパの自動車分野では年率20%を超えるマイナス成長(売上減少)になりつつあり、日本以外の世界中の自動車メーカーは一斉に工場閉鎖や人員削減等対策に乗り出しています。
金融市場は金融緩和を謳歌していますが、既報の通り、スイスのUBSは債券部門を「廃止」し、1万人以上の人員削減を行うように、今後の金利急騰・国債暴落=金融恐慌を読みはじめており、実態経済面では風雲急を告げています。
株式市場しか見ない投資家は、今の状況は理解できないでしょうが、企業業績が底抜けはじめており、金融緩和だけで株を買うことが出来ないと分かった時、総投げが市場を襲い大暴落となり、最悪の場合、株式市場の暴落と国債の暴落が市場を襲い金融市場はマヒすることになります。
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