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2013年01月18日

資源バブルの崩壊でCEO辞任

世界最大の資源会社である【リオ・ティント】のCEOは、巨額損失の責任を取って辞任すると発表されていますが、今までは飛ぶ鳥を落とす勢いできた資源会社ですが、世界経済不況で思惑が外れ、経営の屋台骨を脅かす損失を抱えこんできています。

今回明らかになりました損失は140億ドル、円換算で1兆2500億円もの評価損ですが、380億ドルで買収した会社が需要の不振から経営不振となり、評価損を計上する事態に追い込まれたもので、今回の評価損計上前にも90億ドルもの評価損を計上しており、買収額の半分を失う事態に陥ってしまったのです。

また、アフリカの炭鉱ビジネスでも39億ドルで買収した会社で30億ドルの損を計上しており、事実上、このアフリカの資源ビジネスは失敗したことになります。

今回膨大な損を計上することになった【リオ】社は資源会社を手当たり次第に買収してきた会社であり、寡占化を進めてきていましたが、ヨーロッパ経済の不振が世界中の需要を消し去っていっており、買い占めたものの需要が消滅してしまい、このまま世界経済の悪化が進めば、会社消滅という事態になりかねない状態になってきています。

その昔、ハント一族が銀を買占め、失敗して大暴落を招き、ハント一族は消滅しましたが、今、資源会社で同じようなことが起こってきており、産出が続く商品で買占め・寡占化などできるものではなく、リオ社のCEOは博打に敗れたということになりますが、すでに数百億円もの報酬を受け取っており、本人の人生には何ら影響はありませんが、提灯を付けて従っていって巨額の利益をむさぼっていた日本の商社はそうはいきません。
今後、膨大な評価損を計上する羽目になり、場合によっては数千億円規模の損を計上する羽目になる会社も出てくるかも知れません。

資源バブルが崩壊しバブルが消滅した今、資源会社は消えゆく運命にありますが、株式市場ではバブルが発生しており、これは金利が上昇している中での株価上昇であり極めて危険と言えます。

ただ、バブル発生中にはどのような「危険」信号でも見えないものであり、今株式市場参加者には何を言っても
無駄ですが、バブルがはじけてから「失敗した」となりましても、何ら意味はありません。

世界中で経済が悪化している中、株式市場だけが酔っている今の姿をいつまで見続けることができるでしょうか?



nevada_report at 17:40│
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