2014年12月26日

ロシアの報復(穀物輸出を停止)

ロシアはルーブルが暴落して危機的状況という認識をしている日本のマスコミからすれば理解不能な動きをしています。

ロシアが穀物輸出を停止したからです。

外貨が欲しいのであれば、ダンピングしてでも輸出します。
ところが、ロシアは大豊作になった今年の収穫(1億500万トン)の輸出を今や全面的に停止しており、18日以降、一隻も穀物輸送船は出航していないとロシア穀物連盟のズロチェフスキー会長は述べているのです。

ロシアは小麦等穀物を中国・北朝鮮等に振り向けており、今後ロシア同盟国向けだけに輸出すると見られているのです。
しかも、この輸出代金はロシアルーブル建てでもドル建てでもありません。
<物々交換>となっているのです。

中国とは、穀物を中国に輸出し、中国からは中国国内で余っています鉄鋼製品を輸入するとも言われており、更にはロシアと中国人が観光客を”交換する”とも言われており、旅行代金は相殺することになっているとも言われているのです。

ロシアは本格的にロシア帝国経済圏を構築するために動いているものであり、ロシアと中国が手を組めば、世界の30%以上を支配することになるかも知れません。

ロシアが必要としている物資、中でも生鮮食料品はギリシャ(中国の傘下に入りつつあります)や中国から調達できますし、中国が必要としています穀物はロシアから輸入が出来ます。
これらは<物々交換>となり、更にこの輪を広げていけば、中国が経済援助に使う穀物をロシアから調達することもでき、ロシアと中国は経済的に完全に一体となれば、世界はこのロシア・中国連合になびく国が続出することになります。

ロシアは天然ガスも輸出制限をかけてくると見られており、西欧・東欧諸国はロシアに替わる天然ガス調達先を見つける必要が出てきていますがそのような都合のよい国はありません。

また、原油はOPEC諸国が一バーレル20ドル台になっても減産はしないと明言したとFT紙は報じており、ロシアはそこまで原油を売り込むかも知れません。
仮に一バーレル20ドル台になれば、中東産油国はことごとく破産することになるでしょうし、ベネズエラも破産することになります。
世界は大混乱しますが、ロシアと中国が同盟を結びこの同盟関係国内で物資の融通をしていれば、国際金融混乱は関係ありません。

この中国・ロシア連合に、アルゼンチン・ブラジルが加われば世界の穀物需給は一変しますし、天然ガスも
景気の減速もあり、アメリカでの価格は暴落していますが、今後も下落を続けていけば、カタール等の天然ガス輸出価格も暴落し、中東の優等生と言われていたカタールも財政危機に直面します。

中東が経済危機に陥ればヨーロッパの輸出は激減しますし、アメリカも武器の輸出が減りますから打撃を受けます。

西側のウクライナ制裁はロシアの勝ちとなりつつありますが、一つ気になる動きがあります。

プーチン大統領が、全閣僚に正月返上で働くようにと指示を出したことです。
これが何を意味しているのか今は分かりませんが、お正月にプーチン大統領がとんでもない発表をするかも知れません。

ロシア情報通は年末年始返上でロシアの動きを追うことになったと嘆いていましたが、どのようなサプライズがあるでしょうか?










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