2009年04月30日

経済速報(鉄鋼会社の苦境)

鉄鋼会社の業績が急悪化してきており、今後世界経済悪化が進めば、経営破たんする鉄鋼会社も出てきます。

日本の鉄鋼会社はこの4年間の好業績もあり利益が積み上がっていますので、経営破たんすることはあり得ませんが、新興国の鉄鋼会社が経営難に陥り、製品の投げ売りに入れば価格は更に下落し、今でも業績が悪化している中、軒並み赤字に転落し無配になるところも出てくるはずです。

世界鉄鋼協会が発表しました2009年の鉄鋼需要予想は以下の通りとなっておりまさに激減予想となっています。

全世界 マイナス15%
これは64年振りの減少率と発表されており、世界大戦後では最大となっています。
<内訳>
米国 −37%
EU −29%
日本 −20%
中国 − 5%

ここで注目すべきは<中国>です。
今まで鉄鋼需要は<プラス>を維持してきましたが今年は<減少>すると発表になっているのです。
日本の期待とは裏腹に中国の景気(鉄鋼需要)は昨年の<+2.9%>から今年は<−5%>に落ち込むとされており、今後期待が高かった分だけ、日本の落胆は大きくなり、結果、日本側の在庫が積み上がり、下期にかけ在庫の投げ売りが活発化し、景気は異常な落ち込みを示すことになるはずです。

【鉄鋼各社の業績】

<新日鉄>
09年3月期売上4兆7698億円(−1%)最終損益1550億円(−56%)
10年3月期売上3兆5000億円(−27%)最終損益  0億円

<神戸製鋼>
09年3月期 売上2兆1772億円(+2%) 最終損益−314億円
10年3月期 売上1兆6700億円(−23%)最終損益−550億円

<住金>
09年3月期 売上1兆8444億円(+6%) 最終損益973億円(−46%)
10年3月期 売上1兆3700億円(−26%)最終損益−200億円

*JFEは業績見通しを発表していませんのでここでは省かせて頂きました。




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