☆神さま世界ナビ  

  現代に生きる異能の神人・小林大州師直伝の御神言を、現役医師・医学博士の結城豊明が『神言メッセンジャー』として解説します。 祈願を叶える方法、本当の神社仏閣参拝法、究極の開運法、神仏世界の真実、神の目にも叶う本物の健康医学知識などを紹介します。

(再公開) 神宮特集シリーズ1, 第10回 参拝者限定『神様からの無料プレゼント』とは?


実際に参拝した人だけがいただける、

神様からの無料プレゼント 
とは?
[再公開記事。2017.3.18. 初回公開]



伊勢神宮特集も今回で10回目になりました。

今回は、知っている人だけがちょっと得する! 【神社の豆知識】です。


小林大州
「神社境内の中にある物は原則として全て、勝手に持ち去ることはご法度です。神社の器物、像、絵、石、供え物、注連縄、紙札など、当然ですが勝手に持ちだすことは絶対にいけません。神社の許可なく境内のものを壊したり持ち帰ったりすれば器物損壊罪や窃盗罪になるのはもちろんですが、神様の物を傷つけたことになるので、いつか罰が当たります。」」

「ですが、境内から無許可で持ち帰っても良いものが2つあります。一つは偶然靴の中入り込んだ砂利石。もう一つは参道に落ちている落ち葉です。」


結城豊明
「え?  小石はいいんですか?」


小林大州
「大きな神社な有名神社ではしばしば参道には細かい砂利(じゃり)が敷いてあります。小砂利(こじゃり)の敷かれた参道をザクッ、ザクッと歩いていると、跳ねた小砂利が靴の中に入り込んでしまうことがあります。そのように意図せず偶然に靴に入り込んだ小石は持ち帰って良い、という神様の決まりごとがあります。」
内宮 参道・神苑


結城豊明
「あ、確かにそれ、よくあります。伊勢神宮の参道でも参道歩きの後、私は毎回小砂利が何粒か皮靴の中に入ってしまいます。神宮の参道はタップリ深く小砂利が敷いてありますよね。砂利が入ると気になるのでどこかで靴を脱いで石をはたいて帰りますが、その砂利石はもらってよかったのですね?」


小林大州
「どんなに小さな小砂利であっても、参道から拾い上げてそれを持ち帰ってはいけませんよ。持ち帰って良いのは、意図して拾った物ではなく、たまたま靴の中に入り込んでしまった小砂利だけです。」


結城豊明
「解りました。境内で何かキレイな石を見付けてもそれを拾ってきてはいけないのですね。」


小林大州
「そうです。誤解しないようお願いします。」


結城豊明
「落ち葉ももらってよいとのことですが、落ち葉は意図的に拾ってよいのですか?」


小林大州
「落ち葉は自由に拾い上げて、頂いてきて良いです。」


結城豊明
「落ち葉はとくに神職さんに許可を得なくても持ち帰って良いのですね?」


小林大州
「とくに許可は要りません。ただ持ち帰って良い葉っぱは、完全に枝から離れて参道に落ちているものだけです。枯れ葉であってもまだ枝に付いているものは引きちぎってはいけません。
神社から委託を受けた剪定業者以外でなければ、参拝者はどんなに細い小枝でも折ったり、切ったりして持ち帰ってはいけません。」


結城豊明
「花びらや木の実も良いのですか?」


小林大州
「落ちていればもらってきてよいです。どんぐりの実など、時々落ちていますね。花びらはその時はキレイでも直ぐに色が変わって形も崩れてしまうのであまりお勧めしません。やはり落ち葉が一番良いでしょう。」


結城豊明
「靴の中の迷い石や落ち葉を持ち帰って、何か意味があるのですか?」


小林大州
「小砂利も落ち葉も、境内で毎日神様の氣を受けていたモノなので、少しだけお守りとしての効力があります。良く清められて強い神様が降りている神社の小石や落ち葉には神様のエネルギーを強く帯びているので、頂いて身に付けていると守りになります。伊勢神宮の神様は特にダントツ強いですから、神宮参りをして落ち葉を見付けたら大事に頂いて帰ると良いです。」


結城豊明
「そうなんですか。それは有難いですね。秋に神宮に行くと五十鈴川沿いの紅葉が美しいです。今度キレイな赤い落ち葉を見付けたら是非頂いてまいります。」
五十鈴川 対岸紅葉1


小林大州
「参拝した人だけが無料でもらえる神様からのお土産です。落ち葉は邪魔にもならないので、もらったらきれいに拭いてよく乾かして、紙に挟んでカバンや財布に入れておくと良いでしょう。」


結城
「それは嬉しいです。今度赤い紅葉の落ち葉を見付けら頂いてきます。」



ここまで読まれたあなた、もしかしてこんなつぶやき、していませんか?

――『神様からのプレゼントは有難いけど、もらってもあんまり…』
――『小砂利も落葉も、どっちも食べられないしー』


神様からのプレゼントは有難いものなんですよー。
特に神社頂点の伊勢神宮の物は、砂利も落葉も格別の光を放ってますから、
本当のお守りになるんです。

・・・とは言われても、神様の氣は目には見えず、臭いも味も無いので、なかなか解らないのも無理はないです。

ではこれから少し、はっきり体感できるお土産のお話をします。



両宮参拝で広い境内を歩くと、自然にお腹も空いてきます。
神宮参拝の楽しみの一つは、参拝後に内宮の門前町『おはらい町通り』『おかげ横丁』
伊勢名物を食べ歩くことです。MAPはこちら

今日はまず、有名な伊勢の老舗、赤福・内宮前支店をご案内します。
場所は地図のように、内宮の宇治橋を出て、ロータリーを右に曲がり、
おはらい町通りに入って直ぐ右の小道に入った所にあります。

内宮宇治橋前広場 おはらい町入口 拡大地図1


カウンターで注文すると、半露天の畳の縁側に座って、名物の『赤福餅』や『赤福ぜんざい』がイートインできます。私はここに来たらいつも赤福ぜんざいを注文するのが定番になっています。

寒い季節は鉄の火鉢で手を温めながら美味しい御餅と熱いお茶をいただくことができます。注文カードを持って待っていると、焼き立てのお餅を入れた御膳が運ばれてきます。
赤福 火鉢


私、結城の伊勢参りは大抵、朝食は食べずに外宮→内宮を回りますから、参拝を済ませて昼近くになると腹ペコでフラフラになっています。内宮宇治橋を出て、とにかくまず赤福・内宮支店で甘い赤福ぜんざいを味わい、小腹が満たされてホッと一息付きます。
赤福ぜんざい


ぜんざいを食べ終、熱い番茶をすすっていると『今年も神宮に来れたなあ』と両宮の神様、神職の皆さま・伊勢の町の皆さま方に感謝が湧いてきます。そしてまた、おはらい町とおかけ横丁をブラブラ食べ歩きしてから、帰路に就くというパターンです。

内宮前のおはらい町・おかげ横丁はいつも大賑わいです。歴史ある古い町並みですが、新しいお店も次々に開店しています。レトロとモダンが混じり、何回訪れても楽しい門前町です。

一方、外宮前は伊勢市駅から外宮入口までの「外宮参道」が門前町に相当します。長い間ちょっと寂しい町並みでしたが、最近再開発されてどんどんキレイに生まれ変わりつつあります。外宮の門前町も、これから毎年要チェックです。外宮参道MAPはこちら 

両宮の門前町については、当ブログでもいずれ詳しく紹介します。お楽しみに!



小林大州 神言 No. 30
「神社参道で、靴の中に迷い込んだ小砂利や、枝を離れて地面に落ちている落葉は頂いてきても良い。特に伊勢神宮ものは素晴らしいお守りになる。」


(再公開) 神宮特集シリーズ1, 第9回 御垣内は異次元空間!

御垣内(みがきない)は異次元空間 !!
[再公開記事。2017.3.18. 初回公開]


伊勢神宮特集 第8回の今回は、正宮の御垣(みがき)内での『特別参拝』について、私の生の体験を交えてお話いたします。


ある程度大きな神社になると、拝殿前の大賽銭箱より奥の、外陣(げじん)と呼ばれ場所まで入れる場合があります。外陣参拝を受け入れている神社では通常、神職に声をかけ許可を得れば、特に許可証や奉納金、服装などの規定も不要で、外陣に入って参拝させていただくことができます。



小林大州
「外陣参拝が可能な神社では、できるだけ外陣での参拝を申し出た方が良いです。」

結城豊明
「それはなぜですか? 賽銭箱の外からでは神様に祈願の声が遠くて届かないのですか?」

小林大州
「願い事は外からでもちゃんと神様の耳に届いています。ただ、神様の居る中心部、つまり内陣聖域に近づいた方が神氣を多く浴びることができるのです。力強い神様が降りている素晴らしい神社の聖域・祭壇近くは、神様のエネルギーによって雰囲気・空気が全然違います。体験した人であれば必ず解ります。」



私は大州師の助言に従い、外陣参拝が可能な神社ではなるべく外陣に上がらせて頂いています。
伊勢神宮でも正宮では賽銭箱のある一般拝所より内部に入って参拝が可能ですが、伊勢神宮の場合は、拝所の構造や規約等、いろいろと特別です。

                  
神宮参拝では、外宮・内宮ともに、正宮前の鳥居をくぐるとそのすぐ先に、白い絹の御幌(みとばり)がかけられた一般拝所があります。御幌の前には横に広く開放された賽銭箱が置かれ、
一般参拝者はその前で手を合わせ参拝します。

一般拝所だけで参拝を済ませる場合は、特に許可も不要で、服装の規定もなく、誰でも自由に参拝できます。本当は当ブログでお伝えしたようにちゃんと祈願するなら一般拝所でも服装はきちんと正装すべきですが、神社側の規約では制限は設けていません。
御垣図 外宮
御垣図 外宮 航空写真
御垣図 内宮

伊勢神宮では外陣の参拝はありませんが、その代わり、一般拝所よりも神様に近い玉垣(たまがき)内に入って参拝することができます。神宮ではそれを「特別参拝」あるいは「御垣内参拝」呼んでいます。

特別参拝は他の神社で外陣に入るほど簡単には行きません。資格を得る手続きと許可が必要です。

特別参拝をさせていただくには、まず神宮境内にある神楽殿で書類記入と初穂料(奉納金)を納め、奉納金に対応する等級の「参宮章」の交付を受けます。これが特別参拝の許可証になります。
特別参宮章
参宮章を持参して、正宮一般拝所の左横にある神職の詰所(南宿衛屋)に願い出て、そこで記名します。続いて、宿衛所前で祓いを受けた後、神職の直ぐ後に続いて、外玉垣の中に進み入ります。

伊勢神宮の正宮では、四重の垣が設置されています。図のように、正殿に近い内側から、瑞垣(みずがき)、内玉垣(うちたまがき)、外玉垣(そとたまがき)、板垣 と呼ばれます。
一般拝所は、板垣と外玉垣の間にあります。外玉垣の中に入れるのが特別参拝です。

特別参拝の場所は3ヵ所あり、奉納金の額で決まる参宮章等級によって三段階に決められています。高い等級ほどご正殿に近い場所で参拝できますが、いずれも外玉垣と内玉垣の間です。内玉垣の内部は特別な神職以外は奉納金を積んでも入れません。



【協賛員】      奉賛金額  1,000円~4,999
……特別参宮章付き絵葉書(1回のみ有効、参拝位置は
外玉垣南御門内

【3級賛助会員】  奉賛金額  5,000円~9,999
……白色の特別参宮章(1回のみ有効、参拝位置は外玉垣南御門内

【2級賛助会員】  奉賛金額 10,000円~49,999
……黄色の特別参宮章(有効期限3年、参拝位置は外玉垣南御門内

【1級賛助会員】  奉賛金額 50,000円~99,999
……黄色の特別参宮章(有効期限3年、参拝位置は外玉垣南御門内


【3級有功会員】  奉賛金額 100,000円~499,999
……青色の特別参宮章(有効期限5年、参拝位置は中重御鳥居際

【2級有功会員】  奉賛金額 500,000円~999,999
……青色の特別参宮章(有効期限5年、参拝位置は中重御鳥居際


【1級有功会員】  奉賛金額 1,000,000円~1,999,999
……赤色・錦ケースの特別参宮章(有効期限10年、参拝位置は内玉垣南御門外

【特別会員】    奉賛金額 2,000,000円~4,999,999
……赤色・錦ケースの特別参宮章(有効期限10年、参拝位置は内玉垣南御門外

【名誉会員】    奉賛金額 5,000,000円~9,999,999
……赤色・錦ケースの特別参宮章(有効期限15年、参拝位置は内玉垣南御門外

【特別名誉会員】  奉賛金額 10,000,000円以上
……赤色・錦ケースの特別参宮章(有効期限20年、参拝位置は内玉垣南御門外

                              
                                
特別参拝に関する公式説明はこちら             



                           


私の初めての特別参拝は衝撃体験でした。

2010年の春、クリーニング仕立てのちょっと良いダークスーツで正装し、
胸ポケットには黄色の参宮章を入れ、外宮正宮に向かいました。
宿衛屋で記名する手は緊張し過ぎてうまく書けず、文字は大きく曲がってしまいました。

続いて、木戸から宿衛屋の縁側前に入り、そこで神職から祓いを受けます。頭を下げて会釈し、御塩を振ってもらいます。祓いの後、神職先導で案内され、外玉垣入り口へ回ります。
外宮では上図のように、左奥に更に進み、横から外玉垣内に入ります。


玉垣の中に足を踏み入れた途端に私が受けた印象は、
何なんだ、ここは!? 本当に地球上なのか?」でした。

まるで他の未知の惑星に降り立ったような、恐怖に似た感覚でした。


聖域内の飽和した真っ白の強烈な光に、私の眼は一瞬ホワイトアウトしました。
私が感じたままに表現すると、外玉垣の四面位置から、あたかも輝く超硬質ガラスが立ちあがり、それが天空まで無限長に伸びた発光四角管を形成しているようでした。

輝く四角チューブの結界内は完全なる無音で、頭の奥でツーンと耳鳴りがするほどに静まりかえっていました。
けれども逆に、なぜか玉垣の外部のどんな微弱な音も聞きとれる気がしました。神様のエネルギーによって知覚能力が突然極大化したのでしょうか、私の位置からかなり離れた一般拝所で参拝する人々のヒソヒソ話が全て聞き分けられました。

玉垣内を歩く私を見る人々の視線を感じました。
20代と思われる若い女性たちが関西弁で
「ねー見て、あの人、中に入らせてもろうて、なんか特別偉い人ちゃう?」
「有名人かなあ?  みたことないなあ」
「これから有名になる人やない? 出てきたら、サインもろうとこかあ?」
などと小声で話し合っていました。

普段の私がそれを聞いたら爆笑する場面ですが、猛烈な神氣を浴びてガチガチに緊張している私にはそんな話に反応している余裕は全くありませんでした。

玉垣内は、径10cm程度の大きめサイズの玉石が敷き詰められ、歩きにくいので足元に気を付けながら、一歩一歩ゆっくりと歩いていきます。

2級賛助会員資格の私は、『外玉垣南御門内』 という規定位置まで案内され、神職から「お参り下さい」と言われます。そこで二礼二拍手一礼の拝礼を行い、最後の一礼は特に長く深く頭を垂れ、一言感謝を述べました。

私が参拝した場所からは、正面に中重鳥居、その奥に内玉垣南御門を望みます。
感覚的に鳥居まで100mくらい、門までは200mも先に思えましたが、あとで地図上で測ってみると、鳥居までは10mほど、門までは20mほどしかありません。ですが、どういうわけか玉垣内に立って見ると、鳥居も門も、実際より遥か遠方に見えました。

玉垣内の神域も実際よりもずっと広大に感じました。
外玉垣内の敷地は長辺約100m、短辺約50mの長方形です。正殿までは一般拝所から60mほどなのですが、正殿は無限遠方にあるような錯覚を覚えました。

外宮の特別参拝の後、頭がクラクラしつつ急ぎタクシーで内宮に移動。玉垣を出てからボーっとして、途中の移動経路のことが思い出せません。
続いて内宮正宮でも同様に特別参拝を行いましたが、内宮の玉垣内は外宮以上に眩しく、もうろう状態となったまま参拝を終え、内宮を出た頃から気分が悪くなってきました。

せっかく日本最高位の神様の近くまで行けたというのに、帰路の電車では感激するどころか、頭が真っ白のまま何も考えられませんでした。帰宅後も3日くらい、体中の倦怠感が続きました。

その翌週、大州師に特別参拝を報告し、気分が悪くなった理由を訊ねました。



小林大州
「結城さん、それは『氣当たり』というものです。まだ神様に慣れてない人が強い神様のエネルギーに急に当たると魂がショックを受けて一時的にそのようになることがあります。」

「神宮の天照も豊受も、とんでもなく強い神様ですから、氣当たりを起こす可能性は十分にあります。鈍感で感じない人もいますが、結城さんは神様の存在を体感する能力があったということです。何度も参拝していると慣れてきて、フラフラしたり具合悪くなったりしなくなるので、恐れずにこれからも何度か特別参拝を続けてみると良いでしょう。」

「特別参拝をする意味は、一般参拝よりもたくさん願い事を叶えてもらうためではありません。聖域内は確かに違う空気であり、本物の神様の本当に実在することを体験できる、という点が最も意味があります。今回は本当に良い参拝をされましたね。」


結城豊明
「そうですか。有難うございます。あれは確かに神宮の神様の氣だったのですね。」


以来、私は毎年、神宮特別参拝を続けています。
回数を重ねるうちに徐々に氣当たり症状は軽くなり、今では参拝後も平常に帰れるようになりました。
しかし玉垣内に参入する度に、神氣の強大さに畏怖の念を感じます。


神宮 御垣内は驚異の異空間!
伊勢神宮の神様は本当に別格です。

特別参拝によって、私は神様の存在を信じる必要がなくなりました。

神様の存在を知ってしまったからです。



小林大州 神言 No.29

「特別参拝をすれば、御垣内は全く違う世界であることに気付くだろう。」








(再公開) 神宮特集シリーズ1, 第8回 境内で動物に出会えたら、祈願の大チャンス!

境内にいる動物に出会えたら、
是非、祈願しましょう。
[再公開記事。2017.3.15. 初回公開]


こんにちは、結城です。
『伊勢神宮特集』では、★神さま世界ナビでしか知ることのできない、
伊勢神宮の濃厚な秘密を次々お伝えしております。

神社に詳しい方でも初耳の事ばかりだと思いますが、読者の皆さん、ちゃんと付いてきてくれてますか?

少し難しい知識が続いたので、8回目の今回は少しリラックスできる楽しい話題をお知らせしますね。


■神宮境内では、鶏(にわとり)、神馬(しんめ)、錦鯉(にしきごい)が飼われています。

◆鶏は、内宮の参集殿前の茂みで見ることができます。いつもそこにいるわけではなく、普段いる寝床から時々連れて来られて放し飼いにされます。鶏たちは林の茂みから好きな時に参道に出てきて自由に歩きまわっています。あまり人を怖がらず、相当近くまで寄って来ます。

伊勢神宮内宮 鶏 upcomimg

伊勢神宮内宮 参集殿前 鶏



◆神馬は外宮・内宮それぞれの厩で見れます。外宮はほぼ毎日午後1時から2時間ほど厩で見ることができますが、内宮の厩に神馬が居る時刻は不定期で、いつ神馬に会えるかわかりません。
神馬は、外宮・内宮ともに、毎月・「1日」、「11日」、「21日」の「午前8時頃」に、宮司たちに連れられて正宮まで参道を歩き、神前に「参拝」します。神馬の定例参拝の様子は、その時刻で参道で待機していれば、間近で見ることができます。
神馬は神宮には4頭います。いずれも大きく逞しい白馬です。
性格は穏やかで、優しく可愛らしい顔をしています。
伊勢神宮 内宮 神馬





◆錦鯉は、内宮境内の饗膳所と参集殿の間の池に居ます。鶏がいる林のすぐ傍です。鮮やかな色の堂々とした姿で悠々と泳いでいます。さすがは伊勢神宮の鯉、という風格を感じさせます。
伊勢神宮 内宮 錦鯉

鶏と鯉



私たちは愛らしい動物たちの姿を見ると、理屈抜きで楽しくなごみますが、神宮に居る動物は和ませてくれるだけではなく、私たち参拝者にとってとっても有難い意味があるんです。


結城豊明
「神道では神の使いの動物として神使(しんし)という考えがありますね。神様の眷属として神界と現象界・人間界との間を取り次いだり、神様の命令を代行する動物がいるというわけです。 」

「八幡神社では鳩が、春日大社や鹿島神宮では鹿が、伊勢神宮では鶏が、その神社の神様の使いの動物とされて、実際にその動物がたくさん飼われていますが、本当の所、それらの動物は神様の使いなのでしょうか?」
                 ※『神使』『神のお使い』に関する一般的な解説は、こちら(Wikipedia)

小林大州
「境内の動物は『神様の使い』ではありません。」

「実際の動物ではなく、神界には主祭神の手伝いをして働く
動物のような神が居ます。神様ですから人間より上の立場です。
現象界の実際の動物のような格好をしているので、動物として表現しているだけです。動物霊とも違います。

結城豊明
「ということは、神社で飼われている動物は、神様の使いとして働くことはないのですね?」

小林大州
「はい。みなさんが境内で見る動物たちは、使いの神の象徴として飼われているものです。その動物が実際に神様の使いや眷属ではありません。」

結城豊明
「では、ただ和ませてくれるだけの神社側の歓迎サービスなのですね?」

小林大州
「楽しませる意味もあるでしょうが、実はそれだけではないのです。実は、神社境内で飼われている動物達は、けっこう高い確率で願い事を叶えてくれるんです。」

結城豊明
「えーっ!?  動物たちが祈願を聞いてくれるんですか?  それはなぜですか?」

小林大州
「境内の動物も普通の動物ですが、境内で毎日神様の氣を浴びながら長く暮らしていると、段々と動物たちは神様のエネルギーを吸収してきます。動物たちに神様のエネルギーがうつってくるんです。動物たちは純真で人間よりもずっと無欲で、特に金銭欲や名誉欲はありませんから、神様の心に同期しやすいのです。」

結城豊明
「ということは、神様動物になっているのですか?」

小林大州
「そこまではなってません。動物は神様にはなれません。自分たちも神の使いとしての自覚も全くないでしょう。何も考えずに普通に暮らしているはずです。ですが、強い神様の居る良い神社で長く暮らしている動物たちは、他の所の動物とは確かに何かが違います。光があるという感じです。」

「伊勢神宮は最強の神様が居る最強の神社ですから、そこで飼われている動物もエネルギーは高いです。神宮で飼われている動物を見たら絶対に祈願した方が得です。」


結城豊明
「境内で暮らしている動物たちは神様ではないが、神様のエネルギーを帯びている、というわけですね。」

小林大州
「動物は生きていますから、元々たくましい生命のエネルギーを持っています。その動物が神様の氣を浴び続けて益々エネルギーが高くなっているので、境内の動物に祈願すると、願いが叶うことが多いのです。」

結城豊明
「なるほど。生きた分神のようなイメージですね。では、動物たちに対してはどのように祈願すれば良いのですか?」

小林大州
「鶏を見つけたら、『内宮の鶏さん、今度の仕事が成功しますよう、祈願します』
 神馬に会えたら
『内宮のお馬さん、今度の試験が合格できますように!』
 錦鯉を見たら、
『内宮の池の鯉さん、好きな人と恋人になれますよう!』
のように唱え、合掌一礼すればよいです。」

結城豊明
「どんな願いでも良いのですか?」

小林大州
「境内動物の良いところは、人を傷付けるような事でなければ、どんな祈願をしても良い点です。それに、祈願は一つだけでなくても良いです。いっぺんにいくつ祈願してもOKです。」

結城豊明
「え? 複数の祈願も可能なんですか?  でも、何度も大州先生から教わってきた『祈願は一つだけ』の大原則から外れていいんですか?」

小林大州
「境内動物に対してなら、何件祈願しても、特に神様に嫌われません。動物は神様ではないからです。複数の願い事をどうしてもしたい人は、境内動物に対して祈願すればよいです。」

結城豊明
「そうですか。安心しました。私も本当は沢山願い事があるんです。今度伊勢に行って動物に会えたら、当面の自分の希望を全部願ってきます。」

小林大州
「複数祈願しても良いですが、動物たちをしつこく追っ掛けまわしたり、強く睨んで念を込め過ぎてはいけませんよ。動物たちがストレスを感じて逃げていくようでは、祈願の力を得られませんから。力を込めず、動物たちに嫌がられないよすに、さりげなく優しく頼むのが良いです。」

結城豊明
「解りました。注意します。『できたらお願いします』 くらいのノリですね?」

小林大州
「そうです。軽く頼むのがコツです。そうすれば動物たちは不思議なくらい、よく願いを叶えてくれますよ。」

結城豊明
「お礼参りも必要ですか?」」

小林大州
「動物には金銭的なお礼は不要ですが、願いが叶ったら心の中でお礼を言うか、氏神でお礼の参拝をすると良いでしょう」



更にオマケ…

内宮手水舎の100m先、滝祭神の脇を五十鈴川河畔まで降りて川底を覗くと、運が良ければ蟹が見つかります。
五十鈴川は内宮境内に含まれるかどうか微妙な所ですが、敷地境界線の内側寄りなので神氣は浴びているはずです。
多少は(?)ご利益があるかもしれませんので、もし蟹さんに会えたら、一応何か願い事を頼んでみてはどうでしょう?
伊勢 五十鈴川 カニ



小林大州 神言 No.28
「境内で飼われている動物を見たら祈願すると良い。境内動物には神様のエネルギーがうつっているので、意外と願いが叶えられることが多い。

 ★ 境内動物に対しては複数祈願もOK! 

(再公開) 神宮特集シリーズ1,第7回 神宮参拝後に必ず行くべき所とは?

誰も教えてくれなかった、
神社とお寺の重要な関係
[再公開記事。2017.3.11. 初回公開]


伊勢神宮に限らず、神社で祈願した人はその後、日を置かずに行くべき所があります。
まだほとんどの日本人に知られていませんが非常に大切な事でなので、今回読者の皆様とシェアしたいと思います。

 



小林大州
「神社祈願一般に言えることなのですが、ほとんどの場合、神社で祈願をすると、祈願した人や祈願内容に対して『魔』が入ってしまいます。」


結城豊明
「 『魔』とはなんですか?」


小林大州
「神様の対極です。意志を持つ邪悪なエネルギーです。魔が見えない人にはイメージできないでしょうが、そういうものは本当にあるのです。」

神さま世界ナビ 祈願に魔が入る


結城豊明
「よく、『魔がさした』、とかいうそれですか?」


小林大州
「それは多分その人が元からもっている性格や心グセの意味でしょう。それとはとは違います。祈願をすると、それに伴ってスッと付いてしまう魔や霊があるのです。」


結城豊明
「魔が入るのはなぜですか? 欲望の祈願をするからですか? それとも祈願をするのがよくないのですか? 」


小林大州
「祈願そのものは悪いことではないです。いつも言うように、一個だけの祈願で、他人を傷つけるような祈願でなければ神様は嫌がらずに聞いてくれます。ですが、無欲の祈願でも『叶えたい』という心は魔に狙われると思って下さい。」

「人は祈願した時に心にスキが出来るのです。祈願した直後に入るわけではないのですが、祈願したまま何日も何週間も放っておくと、魔がどんどん魂の中に入ってきます。」


結城豊明
「魔が入ってくると、どういうことが起きるのですか?」


小林大州
「魔に深く入られてしまうと、良くない問題が次々に起きてきます。頑張り過ぎて体を壊して倒れてしまうとか、一時的に成功したが調子に乗って騙されて失敗するなど。魔に入られてしまうと、どんなに注意しても防げないトラブルに遭遇してしまうので恐ろしいです。」


結城豊明
「それは怖いですね。祈願しても魔が入らないように防ぐ方法はあるのですか?」


小林大州
「もちろんあります。それを今回は教えますので、よく聞いて覚えて下さい。とても大切なことなので、一生忘れないでいて下さい。」


結城豊明
「はい、確かに。お願いします。」



小林大州
「伊勢神宮で祈願する場合についてお話します。外宮・豊受で祈願をしたら、次に内宮では挨拶だけして帰宅します。そして翌日以降に不動明王を本尊に祀る寺院に行き、魔が入らないよう、お願いの参拝をします。」
不動明王 目黒 瀧泉寺 神さま世界ナビ


「一方、内宮で祈願する場合の流れです。まず外宮で挨拶の参拝をし、続いて内宮・天照の前で祈願を述べて帰宅します。翌日以降に、今度は観音を本尊に祀る寺院へ、魔が入らないようにお願いしに行きます。」
観音 目黒不動瀧泉寺境内 神さま世界ナビ


結城豊明
「外宮で祈願の後は不動明王、内宮で祈願の後は観音、の組み合わせですね? なぜなのですか?」


小林大州
「伊勢外宮の豊受大神は稲荷神の大親分・元締です。稲荷系の神様は、仏界の不動明王と密な連携があります。そのため、外宮豊受で祈願した後は不動明王のお寺に行って、魔が入らないようお願いするのです。」

「一方、伊勢内宮の天照大神は、仏界の観音と深く繋がっています。どうしてか、と言われても、そうなっているとしか言いようがありません。」


結城豊明
「不動明王は、いかにも強そうで魔を祓って懲らしめてくれそうですが、観音様は魔を祓う力が強いのですか? 観音様の仏像・仏画はどれを見ても、涼しげな半眼で静かに瞑想されているご表情で、とても邪悪な魔を祓う神様には見えませんが…。」


小林大州
「不動明王は、確かに魔を調伏する力「降魔力」が非常に強い神様で、人に付く様々な魔と闘って祓ってくれるので人々に昔から大変人気があります。でも観音も強い降魔力を持っています。観音は見かけの表情とは裏腹に実は非常に強力な神様で、本当に恐ろしいくらいに強いです。もし観音様を本気で怒らせたら、大変な事になります。」


結城豊明
「解りました。心強いですね。では観音様に魔を祓ってもらうようお願いするのですね?」


小林大州
「結城さん、ちょっとニュアンスが違います。祈願の後は、✖『魔を祓ってもらう』のではなく、◎『魔が入らないよう防いでもらう』のが正しい認識です。ちょっとした言葉遣いの差ですが、神仏の世界では大事な考え方なので、よく理解して正しい言葉で祈って下さい。」


結城豊明
「解りました。『祓う』 と『入らない』 は違うんですね。」


小林大州
「ほとんどの神社で祈願した後は、不動明王に行って魔が入らないようお願いすればよいのですが、伊勢内宮や天照系列の神社で祈願した時だけは観音を本尊とする寺に行くのが決まりです。天照と観音は昔から特別な提携関係があるのです。」


結城豊明
「観音にはいろいろな観音様が居るようですが、どの観音でも良いのですか?」


小林大州
「観音には六観音とか七観音などと言って、いくつかの名前の観音がありますが、観音であればどの観音にお願いしても魔が入らないよう防いでくれます。ただし、観音が本堂に本尊として祀ってある寺でなければだめですよ。観音の中でも聖観音(しょうかんのん)が観音のトップで最強ですから、迷ったら聖観音のお寺に行くと良いでしょう。」


結城豊明
「観音のお寺を探すのが大事ですね。どこかお勧めのお寺はありますか?」


小林大州
「東京なら浅草の浅草寺に聖観音が降りています。浅草寺の聖観音は素晴らしいです。」


 観音が本尊のお寺を探す検索サイトがあるので紹介します。

【坂東三十三観音】         http://www.bandou.gr.jp/

【西国三十三か所巡礼の旅】   http://www.saikoku33.gr.jp/

そのほか、北海道、東北地方(みちのく)、北陸、中国地方、四国、九州にも、地方ごとの『三十三観音』があります。




結城豊明
「関東で不動明王のお寺ならどこがお勧めですか?」


小林大州
「不動明王は人気なのでたくさんありますよ。有名な所では、
高畑不動尊 金剛寺(東京都日野市)            http://www.takahatafudoson.or.jp/
成田山新勝寺(千葉県成田市)               http://www.naritasan.or.jp/index.html
目黒不動尊 泰叡山瀧泉寺(東京都目黒区)  http://park6.wakwak.com/~megurofudou/top.htm
など、お勧めできます。」


結城豊明
「お寺に行って仏様に頼む時は、具体的にはどのように言えばよいのですか?」


小林大州
『この度の祈願に魔が入らないよう、お願いします。』と言って手を合わせ、深く一礼するだけで良いです。その時は他に願い事は言いません。文の最後は『…お願いします。』と結びます。」


結城豊明
「なぜ、神社で祈る時と言葉が違うのですか?」


小林大州
「神社の神様は、人の後押し・後方支援をしてくれます。『祈願』という言葉は、『目標達成のために自分がしっかり努力すると宣言し、神様にそのご支援を頼む』という意味なので、神社の神様の前では『祈願します』と言います。」

「一方、お寺の仏様に対しては『祈願』ではなく『お願い』するのが原則です。なぜかというと、仏様は先祖や死者の霊を救ったり、カルマを清めたり、人についた魔や邪を祓ったりするのが専門で、これらの働きは人の力ではいくら努力しても全くできない事ばかりだからです。仏様にはお願いしてやっていただくしかないのです。だから素直に『お願いします』と頼むのが正しいのです。そのように頼めば仏様は引き受けてくれます。」


結城豊明
「なるほど、解りました。有難うございました。これから伊勢参りの後は必ず、観音様かお不動さんに行って、魔が入らないよう、お願いに参ります。」



小林大州 神言 No.27
「外宮・豊受で祈願後は不動明王のお寺で、内宮・天照で祈願後は観音のお寺で、それぞれ祈願に魔が入らぬよう、仏様にお願いしに行くこと。」

★ 天照大神系は観音と、豊受大神・稲荷系は不動明王との繋がりが強い。

(再公開) 神宮特集シリーズ1,第6回 外宮・豊受大神の秘密

外宮・豊受大神は〇〇神!
[再公開記事。2017.3.8. 初回公開]


伊勢神宮特集 第6回目の今回は外宮・豊受大神に関する秘密です。



結城豊明
「大州先生、以前のご講義で、日本の三大聖地神社は、伊勢神宮厳島神社伏見稲荷大社、と教えていただきました。そして、これら3社は互いに繋がっているとのことでした。どのように繋がっているのですか? 例えば伊勢神宮の神様と他の神社の神様はどういう関係にあるのでしょうか?」

小林大州
「今回はまず、伊勢外宮の神と伏見稲荷の神との関係についてお話しましょうか。」

結城豊明
「是非お願いします。非常に興味があります。」

小林大州
「外宮の主祭神・豊受大神(とようけのおおかみ)正体は稲荷神なのです。京都伏見稲荷大社の主祭神・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同系列です。」

伏見稲荷大社 狐神
 
撮影 : 結城豊明

結城豊明
「豊受大神が稲荷なんですか? 豊受大神と稲荷神が同じという記述は読んだことがありません。大州先生のことを疑う訳ではないのですが、本当に稲荷神なのですか?」

小林大州
「結城さん、ちょっと神様のご利益や特徴を調べてみて下さい。」

結城豊明
「ええ、今ちょっと検索してみます。えっと、どれどれ…『豊受大御神は…元々は食事を司る神で、衣食住および産業全体の守り神』とありますね。『稲荷の宇迦之御魂(うかのみたまのかみ)は…食物・穀物を司る神で、農業・各種産業・工業・商業・土地建物・経済全般の神』、と書いてあります。」

「あっ、どちらの神様も結局ご利益分野は全く同じですね。つまり両者は同じ神様なのですか?」


小林大州
「伏見稲荷の稲荷神と豊受大神が同じ神ではありませんが、同じ稲荷グループの仲間です。」

結城豊明
「外宮の豊受大神と、伏見のウカノミタマの神と、どちらが上なのですか?」

小林大州
「豊受大神は稲荷神の中で首位で最強です。豊受は実質的に稲荷神の親分で、伏見のウカノミタマの神とは強く連携しています。」

結城豊明
「では、稲荷神のご利益は外宮で得られるのですね? 外宮に行った方が良いということですか?

小林大州
「人と神社の相性もありますから、あながちそうとも言えません。伏見稲荷が好きな人は伏見稲荷に頻繁に通った方が良いですし、外宮の豊受が気分が良いという人は、伊勢に何度も行くのが良いです。」

「外宮の豊受は仕事達成祈願や・就職祈願には特に最適です。京都伏見稲荷の神様は、仕事の他、商売、金運、健康など、少し広い範囲の祈願を聞いて動いてくれます。」

「それぞれの神様の特徴としては、外宮豊受は非常にエネルギーが強いですから、会社を大きくしたいというような大きな祈願には特に向いています。伏見稲荷の神様も強いのですが、強さよりもむしろ速く動いて祈願の結果を出してくれる所が、昔から人々に人気がある理由の一つです。」

結城豊明
「外宮が稲荷神ということは解りました。でもちょっと不思議なのは外宮境内のどこにも狐の像がありません。稲荷系神社であれば、狐の神像があるのが当然だと思いますが。」

小林大州
「狐の像は置いてありませんが、外宮境内には狐神が境内に無数に走り回っていますよ。皆さんには見えないでしょうが、私は外宮に行く度にいつも見てますから、稲荷であることは間違いありません。伊勢外宮では、表向き稲荷であることは隠した方が良い理由があるようです。伏見稲荷大社などへの配慮かもしれません。」

結城豊明
「稲荷の神は狐の姿なのですか? 豊受大神も狐の恰好の神様なのでしょうか?」

小林大州
「多くの人が誤解していますが、稲荷神と狐神は違います。豊受もウカノミタマも稲荷神ですが、狐神とは違います。狐神は稲荷の使役神です。狐神は動物の狐の霊が神になったのではありません。元々あのように狐みたいな姿をした神がいるのです。それが稲荷神の元で働いています。」

結城豊明
「では親玉の稲荷の神様はどんな姿をしているのですか?」

小林大州
「ウカノミタマの神は、もし見える人が見たら、小さなお爺さんの恰好をしています。豊受大神の姿は訳があって説明できません。」

結城豊明
「伏見の稲荷神は『おじーちゃん』なのですか!? 意外でした。」

小林大州
「豊受大神は稲荷であることは知っておいたほうが良いです。稲荷は怖がり過ぎる必要はありませんが、ちゃんと約束を守らない人は絶対にいけません。外宮の豊受は伏見より強い稲荷神ですから、甘く見ると怖いですよ。祈願した後は必ず約束を守って下さい。『約束』というのは、年末のお礼参りをすることと、祈願が叶えられた時にもお礼に行って感謝を伝えることです。気持ちを伝えるお礼金の奉納も必要です。」

「お礼金を納める時に一つ注意があります。社務所にお金を持って行って宮司に手渡ししてはいけません。それでは神様にお礼を渡したことにならないのです。高額の札束であっても、賽銭箱の上で両手で捧げ持ってから、ゆっくりと賽銭箱の中に入れます。これで神様が直接受け取ったことになります。」

結城豊明
「解りました。私たち人間が見えない世界がずいぶんあるのですね。伊勢神宮に参拝に行く時は外宮のがまた違った姿に見えそうで楽しみです。今回もご指導ありがとうございました。


今回の話題は、「秘密」とは言っても半ば「公然の秘密」で、神社に本当に通じている人の間では昔から知られている『常識』のようです。
ただし、伊勢神宮では公式に発表していないので、神宮に問い合わせをして確認などしないで下さい。そのあたりは大人としてご理解下さい。


小林大州 神言 No.26
「伊勢外宮の豊受大御神は最強の稲荷神。仕事関係の祈願なら外宮は最高。ご利益は強いが最高神なので礼節を欠かさぬよう注意して下さい。

(再公開) 神宮特集シリーズ1,第5回 誰も知らない別宮の秘密 その2

誰も知らない別宮の秘密 
その2

[ 再公開記事。2017.3.4. 初回公開]


伊勢神宮特集の第5回目です。

別宮の秘密を更に奥深く掘り下げていきます。

 

前回の概要です↓

 

 1. 伊勢神宮には別宮が14宮(10ヵ所)ある。

 2. 正宮の他にも別宮も参拝した方が良い。

 3. 特に重要な別宮は次の2宮:

       ✧ 内宮の荒祭宮(あらまつりのみや)

       ✧ 外宮の多賀宮(たがのみや)
  
 

 4. 全別宮の巡拝(じゅんぱい)は難しいが、上の2宮は極力参るべき。

 

 

今日はその続きです。
  

伊勢神宮公式サイトも一応見ておいて下さい。→ 荒祭宮  多賀宮

     


結城豊明

「大州先生、荒祭宮多賀宮の二つはなぜ重要なのですか?

 

小林大州

「伊勢神宮の別宮はどれも大変素晴らしいのですが、特に内宮の荒祭宮、外宮の多賀宮は、その中でも別格な存在です。」

 

結城豊明

「なぜ別格なのですか?

 

小林大州

荒祭宮も、多賀宮も、正宮の神の荒御魂(あらみたま)を祀っているからです。」

 

結城豊明

「荒御魂とは何ですか? 検索して調べてみると
『神の魂の中の荒々しい面。災害や争いを発生させる一方で新しいものを生み出す力でもある。神の持つ破壊と創造の作用』
のような解説を良く目にしますが、大州先生のご神眼から観て、実際の所はどうなのでしょうか? 」

 

小林大州

「荒御魂は一般には『荒々しい』とか『荒っぽい』と思われていますが、若干違います。」

 

「内宮の荒祭宮には、天照大神(あまてらすおおみかみ)が持つ非常に強いエネルギー祀っています。もちろん正宮の中には天照の魂の全ての部分があるですが、荒祭宮では特に、計画や祈願など、全ての物事を前進させる強力なエネルギーを集めています。内宮の正宮にお参りしたら、荒祭宮にもお参りしないと損です。」

 

結城豊明

「もう一つの外宮の多賀宮は、豊受大神(とようけのおおみかみ)の荒御魂をお祀りしていますね?  多賀宮荒祭宮と同様に物事を前進させるエネルギーを集めた別宮なのですか?

 

小林大州

「外宮の多賀宮は内宮の荒祭宮とは少し性格が違います。」

多賀宮の祭神は、『人の心の邪悪な面を取り除き、清めることで物事を前進させる力を得る』という強力な作用を与えてくれます。外宮境内には多賀宮土宮風宮の3つの境内別宮があり、どの宮も非常に強い神社ですが、特に多賀宮だけは絶対外さず、必ずお参りした方が良いです。」

 

結城豊明

「内宮・外宮ともに、正宮の神の荒御魂(あらみたま)が重要なのですね? なぜ荒御魂が重要なのか、その理由が知りたいです。」

「古神道では『一霊・四魂』を教えています。つまり、

『人間の霊魂は、中心に直霊(なおひ)があり、そこに4つの魂が繋がっている構造をしている。それら4つとは、和魂・荒魂・奇魂・幸魂である。和魂(にぎみたま)は調和、荒魂(あらみたま)は活動、奇魂(くしみたま)は霊感や好奇心、幸魂(さきみたま)は幸福を担う』と言います。神宮で正宮の神の荒魂(=荒御魂)を祀っているということは、神様にも一霊四魂のような構造があるのですか?

 

小林大州

「そうです。神様の意識も、人間の霊魂と全く同じではありませんが、一霊四魂のような構成になっています。」

 

結城豊明

「神様にも四魂(?)があるのであれば、なぜ四魂全てを4つの別宮で祀らないのですか?

「四魂の中で、なぜ、荒魂(=荒御魂)一つだけを正宮から分けて、第一位の別宮としているのですか? 」

 

小林大州

「荒御魂を祀る別宮を、内宮・外宮ともに設置している理由は、参拝者のためです。多くの参拝者にとっては必須の存在です。もっと広く言うと日本人全体にとっても重要な役割があります。」

 

結城豊明

「参拝者のため、ですか? 参拝者になぜ必須なのですか?

 

小林大州

「特に祈願する人にとっては重要です。実は、内宮の荒祭宮と外宮の多賀宮は、内宮外宮それぞれの本当の祈願場所です。神様が正式に祈願を聞いて受け付ける場所は、荒祭宮多賀宮なのです。だから伊勢神宮で祈願する人は、正宮の後に必ず荒祭宮多賀宮に立ち寄って、そこで祈願をハッキリ述べるべきです。」

 

結城豊明

「え? 正宮の拝所で祈願するだけではダメなのですか?

 

小林大州

「決してダメではありませんし、正宮でも神様の耳にはちゃんと願いは届いていますが、神様の本拠地の正宮でトップの神様に直接ご挨拶をして、別宮第一位の荒祭宮多賀宮で具体的な祈願を述べるのが正しい祈願の手続きです。つまり荒祭宮多賀宮は『祈願受付所』ということです。」

 

結城豊明

「つまり、仮に会社間の取引契約に喩えると、まず社長に挨拶はしても、正式な発注申込は担当部署の社員に書類を出して下さい、みたいな。そんな感じですか?

 

小林大州

荒祭宮多賀宮の神は、それぞれ天照と豊受の部下というわけではなく、天照・豊受のエネルギーを一部分けたようなものですが、人間の社会の仕組みに喩えるとそれと似たようなものですね。」

 

結城豊明

「神様の魂の中で、荒御魂が祈願を聞いてくれる役割ということですね。」

 

小林大州

「物事を強く実現していくためには人も神も荒御魂の作用が必要です。伊勢では人の祈願を聞いて叶えてあげるために、特に荒御魂の別宮を用意してくれています。」

 

結城豊明

「そうだったのですね。荒祭宮多賀宮ではどのように祈願の言葉を述べれば良いですか?

 

小林大州

「正しくは、正宮では感謝の挨拶のみで、荒祭宮多賀宮で具体的祈願内容を述べるのが最善の方法です。」

「祈願の一例として、外宮正宮で

『〇〇に住む□□と申します。いつも大変お世話になり有難うございます。』とだけ述べ、続いて多賀宮で
『〇〇に住む□□と申します。お世話になっております。■■のプロジェクトが成功しますよう、祈願します』
のように祈ります。内宮でも同様にします。」

 

結城豊明

「解りました。有難うございます。内宮荒祭宮と外宮多賀宮の作用をもう一度確認させて下さい。」

 

「内宮の荒祭宮は、とにかく強い前進力で物事を進めて行くご利益があり、外宮の多賀宮は悪い作用を祓うご利益が強い、ということでしたが、そこの所をもう少し詳しく教えていただけますか?

 

小林大州

荒祭宮は人のプラス面を更に強めてくれます。天照大神の持つ最も強大なエネルギー面が荒祭宮に降りています。本当に荒祭宮は恐ろしく強い別宮です。」

 

多賀宮はマイナス面や邪気を祓い、結果としてプラス面を増やす働きです。人の祈願や願い事にはどうしても良くない妨害が入りがちです。妨害は周りからだけではなく、自分の心にもあります。多賀宮は内と外の邪を清めてくれます。目標や祈願を達成しようとするときは、夢を追うだけではなく、マイナス面にも目を向け、それを減らすことが大切です。そのために多賀宮があります。」

 

多賀宮はまた、人だけではなく日本国土全体を清めて守る目的もあり、日本の国にとっても極めて重要度の高い別宮です。

 

結城豊明

「別宮にはそんなに深い意味があったのですか。私は今まで、30回以上伊勢神宮に訪問しましたがその半数くらいは、荒祭宮多賀宮参拝をおろそかにして帰っていました。価値も意味も解らず、大変もったいない参拝をしてしまいました。

 

小林大州

多賀宮荒祭宮は参るのが当たり前と認識していて下さい。とにかく非常に重要な宮です。」


結城豊明

「解りました。これからは必ず荒祭宮多賀宮にもセットで参拝します。」

 

小林大州

「他の境内別宮も参拝した方が良いです。外宮では、正宮多賀宮土宮(つちのみや)風宮(かぜのみや)。内宮では、正宮荒祭宮風日祈宮(かぜひのみのみや)と巡拝するのが良いです。別宮は全て、人間にとって必要だから設置してあるのです。不必要なものは一つもありません。」

 

結城豊明

「他の別宮の神様のお力も知りたいです。別宮にはまだまだたくさんの秘密が隠されているように思います。大州先生しか知らないような、別宮の秘密が知りたいです。」

 

小林大州

「別宮に関して、公に知られていない秘密は他にもいくつもありますが、今は特に覚えなくても良いです。まず今回教えた二つの別宮をよく良く理解して覚えて下さい。」

「でも、もう一つだけ、別宮の秘密をお伝えします。実は、境内別宮の神様よりも、境外別宮の神様の方が強いんです。境外別宮の神様は、正宮の主祭神に比肩するほどの神威があります。」

 

結城豊明

「え!?  なぜ正宮境内から離れた境外別宮がそんなに強いのですか?

 

小林大州

「その点はまたいずれ、機会があればお話しします。」

 


 

小林大州 神言 No.25

「別宮荒祭宮多賀宮は、非常に強いエネルギーを持つだけではなく、内宮・外宮それぞれの本当の祈願受付所である。」

 

★伊勢神宮の別宮は10ヵ所(14)もありますが、まず荒祭宮多賀宮2宮を覚えましょう。2宮の本当の意味を知って祈願する人は、ご利益をいただきやすくなります。

 

 

(再公開) 神宮特集シリーズ1,第4回 誰も知らない別宮の秘密 その1

誰も知らない別宮の秘密 
その1

[ 再公開記事。2017.3.1. 初回公開]


伊勢神宮特集の第4回目です。


今回と次回の2回に渡り、神宮別宮に関するとっておきの情報をお伝えします。
大変重要な事なのですが、一般にはまだほとんど知られていない、伊勢神宮の秘密です。

近々伊勢参りをされる予定の方は、今回記事と次号3月4日公開記事の2回分は是非とも良く読んで学習しておいて下さい。可能なら記事を紙に印刷して持参されると良いでしょう。

本題に入る前に、前回の要点をまとめます。ご確認下さい。


伊勢神宮の関連社に関しては、

 . 両宮ともに正宮を中心として、別宮・摂社・末社・所管社がある。
 2. 正宮と同一境内にある『境内社』と、域外にある『境外社』がある。
 3. 両宮合わせて、全部で125社もある。
 4. この中に正宮と共に参拝するべき重要な宮社がある



■ 構成図

伊勢神宮の宮社の構成を解りやすく図にしました。
かっこ( ) 内の数字は、社の数を表します。


内宮 構成
まず、内宮です。全部で92社の関係社があります
内宮境内の中には摂社と末社はなく、正宮・別宮と所管社のみです。
内宮の境内所管社8社のうち、参拝できるのは五十鈴川沿いの滝祭神だけです。

他の7社の境内所管社は、社殿が無いご神体の岩であるもの、正宮の御垣(みがき。神殿聖域の囲い)の中に祀られるて外から見えないもの、稲を納める倉の神様であるものなどで、いずれも賽銭箱も拝所もありません。

内宮境内で私たち一般参拝者が手を合わせる場所は、
正宮1ヵ所、別宮2か所、所管社滝祭神の併せて4か所だけです。

内宮は境外に81社にのぼる多数の関係社を有しています。
正宮に次ぐ尊い社格である別宮は境外に8社もあります。
境外別宮の中でも特に瀧原宮(たきはらのみや)瀧原竝宮(たきはらならびのみや)は内宮から約40kmと非常に離れて鎮座しています。
境外別宮の一つ、伊雑宮(いざわのみや)も内宮から約17kmも離れています。
 




次に外宮の関係社の構成を示します。
外宮 構成
外宮の関係社は33社と、内宮のそれと比較して数は少ない構成となっています。

境内摂社、境内末社がそれぞれ1社あります。
境内所管社4社の中で、賽銭箱を有し一般参拝者が普通に参拝できるのは下御井神社(しものみいじんじゃ)だけです。

尚、外宮には境外所管社はありません。



結城豊明
「大州先生、伊勢神宮の中には正宮の他にも、参拝しておいた方が良いお社があるとのお話でしたが、どのお社なのですか?

小林大州
「それは別宮です。伊勢神宮の別宮は、いずれも素晴らしい神社ばかりで、機会があればできるだけ参拝した方が良いです。別宮はどれも良く清められており、今も強い神様が降りています。」

結城豊明
「別宮は、内宮に10宮、外宮に4宮、合わせて14宮もあります。内宮の別宮は同じ場所に集まっているものを1ヵ所として整理すると6か所とみなせますね。それでも内宮6ヵ所、外宮4ヵ所の合計10か所あります。別宮10ヵ所を回るのは時間的になかなか難しいと思います。もう少し数を絞って、『この別宮は特に参拝すべき』というお勧めはありますか?

小林大州
「別宮の中でも、内宮の『荒祭宮』と外宮の『多賀宮』が特に重要です。荒祭宮では天照の荒魂(あらみたま)を、多賀宮では豊受の荒魂を、それぞれお祀りしています。」


 まとめます

【内宮】
 境内別宮
    荒祭宮 (あらまつりのみや)
         風日祈宮 (かざひのみのみや)

 境外別宮
    月讀宮(つきよみのみや)
       [同域内に 月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮も鎮座]     
    瀧原宮 (たきはらのみや)
           [同域内に 瀧原竝宮も鎮座]  
   
伊雑宮 (いざわのみや)
    倭姫宮 (やまとひめのみや)


【外宮】
 境内別宮    
   
  多賀宮 (たがのみや)   
    土宮 (つちのみや)
    風宮 (かぜのみや)  

 境外別宮    
   
 月夜見宮 (つきよみのみや)




結城豊明
荒祭宮多賀宮の二つはなぜ重要なのですか?



小林大州師の驚きの答えは、次号にて伝えします。




小林大州 神言 No.24
「伊勢神宮に参拝したら正宮だけではなく、出来る限り別宮にも参拝するべきです。境内別宮の中でも特に、内宮の荒祭宮、外宮の多賀宮の参拝は欠かさないように。」


(再公開) 神宮特集シリーズ1,第3回 摂社・末社も挨拶した方が良い理由とは

別宮・摂社・末社の基本知識
[ 再公開記事。2017.2.25. 初回公開]

 

 摂社、末社 とは

 

 神社にいくと、境内に本殿よりもミニサイズのかわいい社が幾つかあることに気付くでしょう。

 本殿の横に同じ向きで並んでいたり、参道の途中に横向きにあるものや、分かれた細い参道の奥にひっそりと座している場合もあります。これらの小さなお社は摂社(せっしゃ)、あるいは末社(まっしゃ)と呼ばれます。

摂社・末社
 摂社の一例 (西東京市 田無神社)

 

 全ての神社が摂社・末社を伴っているわけではありませんが、大抵の神社には1つ以上の摂社あるいは末社を見付けることができます。

 

 摂社や末社とは何か? というと、どちらも本殿の神様と所縁のある神様を勧請して祀っているものです。

 例えば、本殿の主祭神は八幡神で、摂社あるいは末社として稲荷神を祀っている場合などがあります。

 八幡神と稲荷神(ウカノミタマノカミ)は強さで優劣はつけられませんが、神社の看板が八幡で主祭神が八幡神であれば、その神社内では八幡神の力が主体でとなります。一つの神社境内の中では、本殿の主祭神が摂社末社の神より上位であり、本殿の神様に真っ先に参拝するのが決まりです。

 

 では、摂社と末社は、どう違うのでしょう?

 

 戦前からの神社選定基準によると、

  ●摂社は、本社(本殿)の主祭神に特別に関係性深い神様を祀る社。      

       主祭神の妻神や子神、主祭神の荒魂(あらみたま)などを祀るものが多い。

 

  ●末社は、摂社ほど深くはないが、主祭神と関係性がある神様を祀る社。

       神様を人間に喩えると、主祭神の親友の神様、あるいは同志・仲間のような神様です。

  

 神社には『社格』という、ランク分けのようなものがあり、摂社の方が末社より社格が高いとされています。

 しかし、実際には摂社と末社の区別が曖昧になっています。いろんな神社を回ってみると、本殿以外に大小複数の摂・末社がある場合、大きめ社が摂社、それより小さな社は末社とされているようで、社の規模の比較で区別されていることが多いようです。

 本社が大きい神社では、摂社・末社もそれに応じて大き目で、人が入れるサイズの社になっていることが多いです。

 それに対して、本社が小さな神社では、摂社・末社のサイズは本社より小さい決まりですから、高さ1mくらいで中に人が入れない社の場合が多いです。

 

 それにしても、どうして境内に本殿とは異なる神様である摂社と末社が存在しているのでしょうか? その理由や役割は何でしょうか?

 


 

 摂社・末社 にもお参りした方が良い訳

 

結城豊明

「大州先生、摂社と末社は何のためにあるのですか? お参りする必要があるのですか? 」

 

小林大州

「どこかの神社に祈願に行き、摂社の末社があることに気付いたら、できるだけ全ての社にご挨拶した方が良いです。」

 

結城豊明

「それはなぜですか?

 

小林大州

「本殿の主祭神に対して祈願しますが、人から祈願を受け付けた主祭神は次に自分自身が動くのではなく、関連する神様たちに指示を出して、指示を受けた神様達が実際には祈願者の支援をします。実働するのはどの神様になるか、その時々で違います。」

 

「摂社・末社を置いてある神社では、主祭神が祈願者の願い実現のため、摂・末社の神様に指示している場合が少なくないのです。本殿の神様からの指示を受ければ摂・末社の神様は言う事を聞いて動きますが、その際に祈願者がその摂・末社の神様にも直接手を合わせて挨拶もしていれば、摂・末社の神様も気に留めてくれるので、より早く実現しやすくなります。」

 

結城豊明

「なるほど。摂・末社の神様も、上の主祭神からの指示だけではなく、祈願者からも直接顔を出して挨拶されていれば、その人のことが強く印象に残るので、熱心に動いてくれるというわけですね?

 

小林大州

「そういうイメージです。摂・末社で祀られているいずれかの神様か、さらにその摂・末社の神様から指示を出された他の神様が動いて祈願実現のために手を回してくれる場合が多いのです。」

 

「人間社会で喩えると、事業の契約をする際は社長と会って挨拶しても、実際に仕事をするのは部下の社員ですよね? 社員なら社長からの指示を受けたら一応仕事はしますが、直接顧客からも丁寧に挨拶されて頼まれたら、ますます仕事のやる気が出るでしょう。顧客の顔が見えたら、実働する社員はいつも以上に丁寧に仕事してお客さんに喜んでもらいたいという気持ちになるでしょう? それと同じです。神社参拝して摂社や末社を見付けたら、時間が許す限り全ての社を巡って挨拶した方が良いのです。」

 
お願いする女の子

結城豊明

「解りました。もう一点お尋ねします。摂社と末社の神様はどう違うのですか? やはり摂社の神様の方が強くてご利益も大きいのですか?

 

小林大州

「それがそうでもありません。強い神様は大きな社殿で祭られていることが多いのですが、実際には社の大きさと神様の強さは相関しません。神社に降りる分神の大きさは高さ1020cmくらいですから、小さい社にも神様が入れます。」

 

結城豊明

「強い神様もそうでない神様も、サイズはいっしょなんですか?

 

小林大州

「地上に降りている分神は、地上においてはサイズも見た目も全く同じですが、強さには差があります。」

 

結城豊明

「社殿の大きさと神様の強さは関係ないのですか?

 

小林大州

「そうです。小さな末社にも非常に強い神様が降りていることはしばしばあります。」

「強くて霊験あらたかな神様は自然と自然に人もお金も集まるので、長い歴史の中で社殿も大き立派になっていく傾向がありますが、さほど有名ではなくても非常に強い神様が宿っている小さな摂末社も私は時々目にして驚くことがあります。ですから、社が小さいからと言って軽く見てはいけません。」

 

 

 伊勢神宮にはさらに、別宮と所管社がある

 

結城豊明

「大州先生、伊勢神宮にも摂社や末社があるようですが、これらも巡った方が良いのですよね?

 

小林大州

「伊勢神宮には離れた所に境外別宮を有する他、多数の摂末社や所管社があり、全部回るのは大変です。」

 


伊勢神宮には関連する社が125社あります。

 

【神宮125社の内訳】

豊受大神宮(外宮) : 正宮1 別宮 4   摂社16  末社 8  所管社4                   

皇大神宮(内宮)    : 正宮1 別宮10  摂社27  末社16  所管社30  別宮所管社8

 

《正宮》

『しょうぐう』と呼びます。外宮・内宮ともに、境内の一番奥の最も大きな宮で最高の神域です。神宮参拝したら皆さんが必ず手を合わせる所です。他の一般の神社で言う所の本殿あるいは拝殿です。伊勢神宮では「本殿」という呼び方はしません。

皇大神宮 正宮
 内宮 正宮


《別宮》

伊勢神宮では、特別に『別宮』が置かれています。別宮とは、正宮のわけみや(分け宮)とされ、正宮に次いで尊い社格を持つ宮社です。摂社よりも上位として扱われ、正宮主祭神の御魂(みたま)や「ご親類」、それに特別に威徳の強い神様などを丁寧に祀っています。正宮に準じる祭祀が行われ、20年に一度の式年遷宮も行われます。正宮のある境内の中にある別宮を「境内別宮」(けいだいべつぐう)と呼び、境内から離れた場所にあるものを「境外別宮」(けいがいべつぐう)と呼びます。

伊雑宮 正門
 内宮の別宮 伊雜宮

 

《摂社》

伊勢神宮の摂社は『延喜式神名帳』という文書に記載されている神社です。正宮・別宮もこの文書中にありますが、これらは摂社より上の社格なので摂社には含めません。

境内摂社と境外摂社があります。

 
クチラ神社 社殿
 内宮の摂社 クチラ神社




《末社》

『延暦儀式帳』という古文書に記載されている神社のうち、正宮、別宮、摂社を除いたもの。

境内末社と境外末社があります。

 


《所管社》

上記以外の社です。『延喜式』にも『儀式帳』にも記載はありませんが、伊勢市とその周辺にあり、古くから神宮と関係し祀られてきた社です。非常に小規模なものから「御塩殿神社」のように広い敷地と比較的大きな社殿を持つ所管社もあります。正宮の所管する境内所管社・境外所管社の他、別宮に所属する別宮所管社があります。

 
瀧祭神1
 内宮の所管社 瀧祭神


これら、神宮管轄の宮社は、伊勢市だけでなく、度会郡大紀町、玉城町・度会町、志摩市、松阪市、鳥羽市、多気郡多気町の42郡にバラバラに分布しており、その距離範囲は約40km四方にもおよびます。


 

結城豊明

「こんなにたくさんあるんですね。 全部回ろうと思ったら優に1か月くらいかかりますね。」

 

小林大州

「全て回るのは到底無理ですが、伊勢神宮の場合は外宮・内宮の正宮の他にも欠かさず参拝した方が良い宮社があります。」

 

 ・・・続く


 

正宮以外にも欠かさず参拝すべき宮社とは?
は次号でお伝えします。

 

小林大州 神言 No.23

「一般的に神社参拝したら本宮・本殿だけではなく摂社や末社の神様にも出来る限り挨拶をして回るのが良い。」


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