神宮特集 シリーズ2 第8回
伊勢 フォトギャラリー
■ 絶大なご神威を保ち続ける伊勢神宮
伊勢神宮の神様は他の神社に比べて格段に強い力を持っています。
神宮は日本国土と日本人を守るための、神々の本部、神の城塞です。
しかしながら、参拝した方は気付くはずですが、日本最高の神社にしては鳥居も社殿も大変シンプルです。正宮の御垣は広いですが(横幅約50m、奥行き約100m)、社殿のサイズでは出雲大社本殿よりずっと小ぶりです。
模型で比較して見てみましょう。
島根県立古代出雲歴史博物館 展示物 写真 : 結城豊明
縮尺の比率を合わせて作られた模型です。
向かって右が伊勢神宮の外宮正宮、左は出雲大社本殿です。
外宮の高さは床から千木まで12m。それに対して出雲大社は高さ24m。外宮の2倍です。
重量や体積では出雲大社は外宮の約8倍~10倍と推定されます。
島根県立古代出雲歴史博物館 展示物 写真 : 結城豊明
左手前が出雲大社、右が外宮正宮。
(内宮は外宮とほぼ同じ形態でずか、外宮よりわずかに小さく作られています。)
外宮正宮も立派な大きさですが、出雲大社はそれより圧倒的に巨大ですし、工法の複雑さ、耐久性、装飾性、豪壮さ、迫力などの点で出雲大社は外宮正宮を遥かに凌いでいます。
神宮の社殿構造は「唯一神明造(ゆいいつ しんめいつくり」と呼ばれる直線を基調とするシンプルな工法で、古代日本の高床式倉庫をルーツとする建築様式です。
柱は礎石の上ではなく、地面に穴を掘り直接柱を立てる堀立高床式。
屋根は総茅葺(かやぶき)の左右対称切妻。千木(ちぎ。V字型のとんがり)と鰹木(かつおぎ)は乗っていますが複雑な飾りはありません。
木材は総檜材で無着色・無塗装の素木造りで、軒下の彫刻などは皆無です。
外宮正殿模型のアップです👇
島根県立古代出雲歴史博物館 展示物 写真 : 結城豊明
素朴でスッキリしたバランス美はありますが華やかさや派手さは全くありません。
しかもその正宮も、私たちは普段、御垣越しに上端だけしか見ることができません。
要するに、(伊勢)神宮は社殿建築で参拝者を心服感嘆させる神社ではないということです。
神宮は社殿の物理的ビジュアルに頼らず、「神様の力」すなわち神社の核心部分で日本全国の人々の圧倒的崇敬を集めて続けている訳で、反って本当にとんでもない神社なのです。
《補足》
社殿サイズの比較対象範囲をお寺(仏閣)にまで広げると、神社より仏閣建築の方が巨大なものが多数建てられています。東大寺大仏殿は高さ49.1m、幅は57.5mもあります。外宮正宮の4倍の高さです。
現存する日本の仏教建築で最高の高さを誇るのは京都の東寺五重塔で高さ54.8mですが、かつて室町時代にはなんと、高さ109mという途方もない高さの七重塔が存在していました(京都、相国寺)。
■ 実は見どころいっぱい
『伊勢神宮に強い神様がいらっしゃるのは解ります。でも社殿はどれも地味だし、正宮だって遠くて良く見えないです。写真うつりが良く、見応えのある美しい場所はどこか無いんですか?』
という意見の方も多いかもしれません。
それが、実は色々あるんです!
何度も神宮参りを繰り返していると、境内のあちこちにご神氣の気配を感じる素晴らしい光景があることに気付きます。境内宮域の中だけではありません。伊勢志摩や奥伊勢地方には汚染や開発の少ない山、川、海の自然が良く保存され、人と自然が共生する美しい田園風景も広がっています。
伊勢には神宮を中心として至る所に小さな神社があります。
神宮の関連社は125社ありますが、伊勢地域には神宮関連社以外にも多数の神社が人々に大切に守られ、活発に信仰されています。
ここは本当に「神様だらけ」の土地であり、地域全体が丸ごと「神都」です。
■ ギャラリー
極力人が写っていない写真を集めました。
では、ごゆっくりお楽しみください。
【1】二見興玉神社 二の鳥居と日本国旗
濃い青に赤い日の丸が良く映えます。
『日本人としてしっかり生きねば神様に申し訳ない』
と気が引き締まります。
【2】二見浦 夫婦岩と海鳥たち
神宮参拝前の禊ぎの海。
ここに立つと心がカラになり、本当に浄化されます。
【3】内宮 宇治橋の鳥居
これから神様の本拠地に入らせていただきます。
鳥居の上にも神様が居ます。
【4】宇治橋から五十鈴川を見下ろす
前日の雨は上がりました。川は水量豊かです。
【5】内宮 大参道
ゴミ一つ落ちていない、清められた広い参道。
ザクザク鳴る小砂利を踏みしめて正宮へ向かいます。
当ブログトップページの背景画像でおなじみです。
【6】神苑と国旗
参道横には大変良く手入れされた素晴らしい庭園があります。
松の枝ぶりが美しく見事です。
神宮神苑の奥には日の丸がはためいています。
【7】五十鈴川 川面に映る紅葉
ヒンヤリした霜月の早朝、手水舎の先の五十鈴川川岸に降りると紅葉の盛りでした。
小さく白い半月が秋晴れの青空にアクセントを添えてくれました。
【8】薄暗い内宮参道
正宮に近づくにつれ御神木の密度が濃くなり、神氣も増してきます。
【9】内宮正宮前
式年遷宮前年の平成24年、この日初めて、誰も居ない正宮前の写真を撮らせていただきました。静寂と光だけの世界です。
19年間使用された南御門の茅葺屋根はしっとりと苔むしています。
【10】内宮神楽殿の破風
十六菊花御紋が輝いています。
【11】外宮 一の鳥居
外宮の入口付近は深い森のトンネルに入って行くようです。
私はこの鳥居をくぐる時がとても好きです。
【12】茜社・豊川茜稲荷神社
茜社(あこねやしろ)は、外宮のせんぐう館前にある勾玉池に張り出した土地にある神社です。外宮宮域にありながら外宮が所管する神社ではなく、神宮とは別の神社です。
茜社の主祭神は天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)と蛭子命(ひるこのみこと)。
茜社の境内社として豊川稲荷が入っています。
ここでは茜社が主、豊川稲荷が従ですが、稲荷の方が有名になってしまいました。
【13】豊川茜稲荷神社の鳥居列
参道には多数の鳥居が並んでいます。鳥居の一基一基は、ご利益を受けた人々のお礼の奉納です。この稲荷神社は小林大州師も認める大変強いご神徳を有し、速やかに商売繁盛のご利益を授けていただけるので地元の多くの人々から篤い信仰を集めています。
【14】勾玉池とせんぐう館
茜社の裏参道入口から見た勾玉池。
勾玉池はせんぐう館側から茜社を見る視点よりも、ここから見た方が美しく見えるように思えます。
☆上の写真の撮影ポイントをお伝えします。
外宮せんぐう館駐車場から直ぐの所です。
【15】朽羅(くちら)神社 遠景
内宮の摂社です。
玉城町の広々した水田の中にポツンと浮かぶ、こんもりした小さな森があります。
それがクチラ神社。内宮前から距離約17km。車で約30分の所にあります。
祭神は千依比賣命(ちよりひめのみこと)と千依比古命(ちよりひこのみこと)。どちらも水田を守護する神様です。
【16】朽羅(くちら)神社 近景
遠目ではとても可愛らしく見えますが、近付くと境内のご神木は大変高く、勢い盛んです。
内部は生い茂る木々の葉ですっぽり包まれた薄暗い空間です。社殿は近年建て替えが行われたばかりで、まだ素木材は白くまぶしく、新しいヒノキ材の爽やかな香りが漂っていました。
【17】瀧原宮(たきはらのみや) 参道とご神木
内宮の別宮です。内宮から約40kmの距離の所にあります。
祭神は天照大御神の御魂(あまてらすおおみかみのみたま)。
大変強い神様が鎮座しています。
瀧原宮の見所は参道と御神木です。境内入口から社殿まで500m以上の長い参道に、無数の巨大なご神木が並んでいます。参道の脇にとどまらず、道の真ん中にもお構いなしにドーンと聳え立っています。人が植えたのではこうはなりません。神様が種を落としたご神木だからこうなるんです。
【18】内宮 おかげ参道の屏風絵
内宮の駐車場からおはらい町に繋がる地下通路【内宮おかげ参道】の壁際に並べられた屏風絵です。
絵は一連シリーズで、タイトルは『伊勢参宮道・おかけ参り抜け詣の図』。
門脇俊一画伯による1973年の作品。横に並べて広げると80mにもなる超大作です。
この見事な作品が、この地下通路では無料で鑑賞できてしまうのです。
【19】江戸時代の伊勢参宮
屏風絵の一枚です。
江戸時代に神宮に憧れ、徒歩で伊勢を訪れる人々の風俗が細かく鮮やかに、ユーモラスに表現されています。
京都三条大橋から滋賀草津宿、甲賀・亀山、関の追分(鈴鹿)を右に曲がって伊勢路に入り、二見興玉神社、外宮、内宮へと至る5日間の旅路の場面の中に、一万人以上の人々が描かれています。
この地下参道は一つの立派な歴史美術館です。
ただ通り抜けるだけでは絶対にもったいないです。
屏風一枚一枚をゆっくり鑑賞し、当時の人々の神様への憧れを想像してみると、現代の私たちの伊勢参りも一層味わい深いものになることでしょう。
縮尺の比率を合わせて作られた模型です。
向かって右が伊勢神宮の外宮正宮、左は出雲大社本殿です。
外宮の高さは床から千木まで12m。それに対して出雲大社は高さ24m。外宮の2倍です。
重量や体積では出雲大社は外宮の約8倍~10倍と推定されます。
島根県立古代出雲歴史博物館 展示物 写真 : 結城豊明
左手前が出雲大社、右が外宮正宮。
(内宮は外宮とほぼ同じ形態でずか、外宮よりわずかに小さく作られています。)
外宮正宮も立派な大きさですが、出雲大社はそれより圧倒的に巨大ですし、工法の複雑さ、耐久性、装飾性、豪壮さ、迫力などの点で出雲大社は外宮正宮を遥かに凌いでいます。
神宮の社殿構造は「唯一神明造(ゆいいつ しんめいつくり」と呼ばれる直線を基調とするシンプルな工法で、古代日本の高床式倉庫をルーツとする建築様式です。
柱は礎石の上ではなく、地面に穴を掘り直接柱を立てる堀立高床式。
屋根は総茅葺(かやぶき)の左右対称切妻。千木(ちぎ。V字型のとんがり)と鰹木(かつおぎ)は乗っていますが複雑な飾りはありません。
木材は総檜材で無着色・無塗装の素木造りで、軒下の彫刻などは皆無です。
外宮正殿模型のアップです👇
島根県立古代出雲歴史博物館 展示物 写真 : 結城豊明
素朴でスッキリしたバランス美はありますが華やかさや派手さは全くありません。
しかもその正宮も、私たちは普段、御垣越しに上端だけしか見ることができません。
要するに、(伊勢)神宮は社殿建築で参拝者を心服感嘆させる神社ではないということです。
神宮は社殿の物理的ビジュアルに頼らず、「神様の力」すなわち神社の核心部分で日本全国の人々の圧倒的崇敬を集めて続けている訳で、反って本当にとんでもない神社なのです。
《補足》
社殿サイズの比較対象範囲をお寺(仏閣)にまで広げると、神社より仏閣建築の方が巨大なものが多数建てられています。東大寺大仏殿は高さ49.1m、幅は57.5mもあります。外宮正宮の4倍の高さです。
現存する日本の仏教建築で最高の高さを誇るのは京都の東寺五重塔で高さ54.8mですが、かつて室町時代にはなんと、高さ109mという途方もない高さの七重塔が存在していました(京都、相国寺)。
■ 実は見どころいっぱい
『伊勢神宮に強い神様がいらっしゃるのは解ります。でも社殿はどれも地味だし、正宮だって遠くて良く見えないです。写真うつりが良く、見応えのある美しい場所はどこか無いんですか?』
という意見の方も多いかもしれません。
それが、実は色々あるんです!
何度も神宮参りを繰り返していると、境内のあちこちにご神氣の気配を感じる素晴らしい光景があることに気付きます。境内宮域の中だけではありません。伊勢志摩や奥伊勢地方には汚染や開発の少ない山、川、海の自然が良く保存され、人と自然が共生する美しい田園風景も広がっています。
伊勢には神宮を中心として至る所に小さな神社があります。
神宮の関連社は125社ありますが、伊勢地域には神宮関連社以外にも多数の神社が人々に大切に守られ、活発に信仰されています。
ここは本当に「神様だらけ」の土地であり、地域全体が丸ごと「神都」です。
■ ギャラリー
極力人が写っていない写真を集めました。
では、ごゆっくりお楽しみください。
【1】二見興玉神社 二の鳥居と日本国旗
濃い青に赤い日の丸が良く映えます。
『日本人としてしっかり生きねば神様に申し訳ない』
と気が引き締まります。
【2】二見浦 夫婦岩と海鳥たち
神宮参拝前の禊ぎの海。
ここに立つと心がカラになり、本当に浄化されます。
【3】内宮 宇治橋の鳥居
これから神様の本拠地に入らせていただきます。
鳥居の上にも神様が居ます。
【4】宇治橋から五十鈴川を見下ろす
前日の雨は上がりました。川は水量豊かです。
【5】内宮 大参道
ゴミ一つ落ちていない、清められた広い参道。
ザクザク鳴る小砂利を踏みしめて正宮へ向かいます。
当ブログトップページの背景画像でおなじみです。
【6】神苑と国旗
参道横には大変良く手入れされた素晴らしい庭園があります。
松の枝ぶりが美しく見事です。
神宮神苑の奥には日の丸がはためいています。
【7】五十鈴川 川面に映る紅葉
ヒンヤリした霜月の早朝、手水舎の先の五十鈴川川岸に降りると紅葉の盛りでした。
小さく白い半月が秋晴れの青空にアクセントを添えてくれました。
【8】薄暗い内宮参道
正宮に近づくにつれ御神木の密度が濃くなり、神氣も増してきます。
【9】内宮正宮前
式年遷宮前年の平成24年、この日初めて、誰も居ない正宮前の写真を撮らせていただきました。静寂と光だけの世界です。
19年間使用された南御門の茅葺屋根はしっとりと苔むしています。
【10】内宮神楽殿の破風
十六菊花御紋が輝いています。
【11】外宮 一の鳥居
外宮の入口付近は深い森のトンネルに入って行くようです。
私はこの鳥居をくぐる時がとても好きです。
【12】茜社・豊川茜稲荷神社
茜社(あこねやしろ)は、外宮のせんぐう館前にある勾玉池に張り出した土地にある神社です。外宮宮域にありながら外宮が所管する神社ではなく、神宮とは別の神社です。
茜社の主祭神は天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)と蛭子命(ひるこのみこと)。
茜社の境内社として豊川稲荷が入っています。
ここでは茜社が主、豊川稲荷が従ですが、稲荷の方が有名になってしまいました。
【13】豊川茜稲荷神社の鳥居列
参道には多数の鳥居が並んでいます。鳥居の一基一基は、ご利益を受けた人々のお礼の奉納です。この稲荷神社は小林大州師も認める大変強いご神徳を有し、速やかに商売繁盛のご利益を授けていただけるので地元の多くの人々から篤い信仰を集めています。
【14】勾玉池とせんぐう館
茜社の裏参道入口から見た勾玉池。
勾玉池はせんぐう館側から茜社を見る視点よりも、ここから見た方が美しく見えるように思えます。
☆上の写真の撮影ポイントをお伝えします。
外宮せんぐう館駐車場から直ぐの所です。
【15】朽羅(くちら)神社 遠景
内宮の摂社です。
玉城町の広々した水田の中にポツンと浮かぶ、こんもりした小さな森があります。
それがクチラ神社。内宮前から距離約17km。車で約30分の所にあります。
祭神は千依比賣命(ちよりひめのみこと)と千依比古命(ちよりひこのみこと)。どちらも水田を守護する神様です。
【16】朽羅(くちら)神社 近景
遠目ではとても可愛らしく見えますが、近付くと境内のご神木は大変高く、勢い盛んです。
内部は生い茂る木々の葉ですっぽり包まれた薄暗い空間です。社殿は近年建て替えが行われたばかりで、まだ素木材は白くまぶしく、新しいヒノキ材の爽やかな香りが漂っていました。
【17】瀧原宮(たきはらのみや) 参道とご神木
内宮の別宮です。内宮から約40kmの距離の所にあります。
祭神は天照大御神の御魂(あまてらすおおみかみのみたま)。
大変強い神様が鎮座しています。
瀧原宮の見所は参道と御神木です。境内入口から社殿まで500m以上の長い参道に、無数の巨大なご神木が並んでいます。参道の脇にとどまらず、道の真ん中にもお構いなしにドーンと聳え立っています。人が植えたのではこうはなりません。神様が種を落としたご神木だからこうなるんです。
【18】内宮 おかげ参道の屏風絵
内宮の駐車場からおはらい町に繋がる地下通路【内宮おかげ参道】の壁際に並べられた屏風絵です。
絵は一連シリーズで、タイトルは『伊勢参宮道・おかけ参り抜け詣の図』。
門脇俊一画伯による1973年の作品。横に並べて広げると80mにもなる超大作です。
この見事な作品が、この地下通路では無料で鑑賞できてしまうのです。
【19】江戸時代の伊勢参宮
屏風絵の一枚です。
江戸時代に神宮に憧れ、徒歩で伊勢を訪れる人々の風俗が細かく鮮やかに、ユーモラスに表現されています。
京都三条大橋から滋賀草津宿、甲賀・亀山、関の追分(鈴鹿)を右に曲がって伊勢路に入り、二見興玉神社、外宮、内宮へと至る5日間の旅路の場面の中に、一万人以上の人々が描かれています。
この地下参道は一つの立派な歴史美術館です。
ただ通り抜けるだけでは絶対にもったいないです。
屏風一枚一枚をゆっくり鑑賞し、当時の人々の神様への憧れを想像してみると、現代の私たちの伊勢参りも一層味わい深いものになることでしょう。
伊勢神宮の周辺にはこれほど景観に優れる場所が目白押しなのですね。
私もできるだけ早く伊勢神宮にお参りしたいと思います。日本一の神社で祈願することもしっかり考えなければいけませんが(^_^;)
一つお聞きしたいのですが、以前の記事では一つの願いを複数の神社でしてはいけないと仰られていましたが、一つの願いを同じ神社で祈願し続けることは大丈夫なのでしょうか?