運命じゃない人1監督、脚本:内田けんじ
出演:中村靖日、霧島れいか、山中聡 山下規介 板谷由夏

《Story》
婚約破棄となり、二人で住む家を出てきた桑田真紀。婚約者に逃げられた、すごく人がいいサラリーマン宮田 武。それを心配しつつも歯がゆく思う親友、私立探偵の神田。神田は、宮田のためレストランで一人で寂しそうに食事をしている真紀をナンパする。ひょんな事から宮田のうちに泊まる事になった真紀、そこに、婚約者のあゆみが現れる。やがて、あゆみが盗んだやくざの2000万円を巡って、事態は誰も予想がつかない方向へと転がっていく。


水曜日に見に行ってきました。客層はざっと見て学生がほとんど、あとは、かなり年輩の方がチラホラ。その間の、20代後半から30代前半がほとんどいなさそうだったのが、なんだか不思議でした、映画学校の課題とかになってんのかなあ?たまたまなんでしょうかね。

運命じゃない人3男女がおりなす一晩のストーリー、同じ時間にいながら、主人公が変わると恋愛映画だったりサスペンスだったり、その時間軸の面白さを見せつけてくれた映画でした。


一番心に残ってるのは、私立探偵の神田がお人好しの親友“宮田”に語る、
このあたりのセリフ。↓

「タイミングなんてお前が作るんだよ!いいか?お前、電話番号をなめんなよ。たった11桁の数字を知ってるか、知らないかだけが、赤の他人とそうじゃない人を分けてるんだからな」

「お前はいまだ人生に期待しちゃってるんだよ、ふつうに生活してれば、いつか誰かに会うだろう…素敵な女の子があらわれるじゃないかな…まさかずっと一人って事はないだろうなってな、漠然と高校生みたいに」

「三十超えたら、運命の出会いとか自然の出会いとか友達から始って序所に惹かれあってラブラブとか、いっさいないからな。もうクラス替えとか、文化祭とかないんだよ。危機感を持ちなさいよ、危機感を」


まだまだこの後面白い会話が続くけど、長くなるので割愛。

私的にここがスゴく面白かった。これは監督が普段語ってる事らしい、人の恋愛に熱い人だとか。うーん納得。こんなセリフを聞いた日にゃーもうなんだか世界の中心で叫びたい気分ですよ!!(微妙に古)

それと好きな場面は、例のベットでの“足”だけシーン。詳しく書いてしまうとネタばれになるので、これ以上は書けないのですが、この“足”だけのシーンはクスっと笑えて好きですね、しかも例の人、ちょっと寝てたし!(笑)


運命じゃない人2ただ映像は、自主映画やTVドラマという感じから抜けだせず、惹かれる所はなかったのと、ストーリーが前後して主人公が変わっても、この場面はきっとどっかにつながってるんだろうなーという淡々とした気持ちで見てた以上の、感動が起きなかったのが残念でした。でも回りは場面がつながる度に「おおー」とか「へえ」とか感心の声があがってたましたよ。感動は起きなかったんだけど、つなげ方が難しいそうだなーと、思いました、非凡だと言われてるのは、そこなんだろうなあ。

今後、この監督に多額の制作費を投じた映画を撮らせるとどんな映画を撮るんだろう?この手法にこだわらないと言ってるし、なんか想像できないですけど どんな新たな一面を見せてくれるのか、これからも期待してます。