2011年04月26日
北海道で住み込みのアルバイト開始【前編】
今年4月からの約半年間、北海道の美瑛で
住み込みのアルバイトを始めた。
2月頃、ふと思った。
このまま、ただ時間が
流れていくのはもったいない。
このまま今と同じ生活が続く半年間と、
日常とは少し異なる半年間。
そのふたつの道を考えた結果、軽い気持ちで
住み込みのアルバイトに応募したのだった。
住み込みのバイトといってもたくさんあるが、
今回はたまたまピンと来るものを感じる
バイト先を見つけることが出来た。
なんというか、雰囲気というか感覚というか、
自分がそこで楽しく働けるイメージが湧いたのだ。
まあ、縁があれば採用されるだろう。
逆に縁がなければ、
どんなに行きたくても採用されないだろう。
人生ってそんな感じっしょ。
そんな軽いノリで応募した。
すると、
採用されてしまった。
じゃあ、縁があるんだろう、たぶん。
バイト先は、
手作りのハム・ソーセージレストラン。
働きだして、今日でちょうど一週間になる。
京都府の舞鶴港から新日本海フェリーに乗って
海上をゆらゆらしながら、北海道の小樽港まで
20時間ちょいかかった。
出港は4月17日の午前0時30分だった。
こちらは船室の様子。
多少奮発してS寝台(¥14,800-)を予約したものの
個室と名前が付いているだけで、ただカーテンで
仕切られているだけの部屋だった。
完全なプライベート空間をお望みの方は、
多少値段は張るが、1等かスイートを
予約した方がいいと思う。
原付はフェリーに積んでいった(¥6,200-)。
到着は少し遅れて21時。
そんな時間から美瑛に向けて出発するのもあれなので
小樽のカプセルホテル(¥2,500-)に宿泊。
このラーメンは無料で食べることが出来るサービス
だった。非常に美味。
翌日、小樽から美瑛までの道程190キロを
法定速度30キロの原付で爆走した。
実際にはスピード違反覚悟で飛ばしたのだが、
結局6時間以上かかった。
地図を見る以外は、ほとんど休憩しなかった。
しかし、寒い……。
小樽は雨。
旭川は積雪だった。
気温は4度。
路面が濡れていたり凍っていないかを心配して、
レストランのオーナーさんから電話があった。
「こちら(美瑛)は大雪警報です」
マジっすか。
19日に到着する予定だったのだが、
多少遅れても構わないとのことだった。
「安全第一で来てください!」
そう念を押された。
小樽から富良野を経由して美瑛に行くつもりだったが
その事をオーナーさんに伝えると、積雪で危険なので
旭川経由で来た方が良いと言われ、急遽、道を変更。
原付にまたがり、
冷たい雨風に晒されながら6時間。
行けるところまで行ってみよう、と頑張った結果、
予定より1日早くバイト先に着いてしまった。
ついに、“丘のまち”美瑛に辿り着いたのだ。
つづく
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この記事へのコメント
行動に移せたのはなぜですか?
コメントありがとうございます。
冒険っていいですよね。
僕の動機は、“未知の体験”をして、自分を成長させたいからです。
“未知”というのは“驚き”です。
「ええっ!?」というような経験・体験が、僕の人生の糧になっていくと思っています。
だから僕は、“アルバイトをする”という経験よりも、見知らぬ人と一つ屋根の下で、同じご飯を食べて生活する“住み込み”という経験がしてみたかったんです。
だから、なるべくアットホームそうな“ピンとくる”住み込み先を探しました。
仕事内容は何でもよかったです。
僕は以前にもレストランで働いたことがあり、正直に言って、自分にはおもいっきり向いてない職種だと思っていましたが、応募した住み込み先の「歩人」には、なぜか妙に魅かれました。
縁があったんでしょうね。
住み込み先の人たちと、家族のような関係になれるものなら“なってみたい”と思っていましたし、実際に住み込み先の方にも「いつ逃げだすかと思ったけど、最後までよく頑張ったね。お前はもう、うちの家族だから、いつでもここに帰って来なさい」と言っていただけました。泣けます。
僕は勇気はいらないと思っています。
勇気は揺らいでしまうからです。
でも“覚悟”したら、どんなことがあっても揺らぎません。
“勇気なき想い”で終わらせたくなかったので、「一度経験してみるのもいいかな~」という、ある意味軽いノリで応募しました。
すると採用されてしまったので、僕はもう覚悟するしかなかったですw
軽いノリで決めて、あとは流れに身をまかせ、どんなことがあっても“最高に人生を楽しむんや!”という覚悟さえできれば、万事OKじゃないでしょうか。
そんな人生を送れれば、死に際に「俺の人生、最高におもろかったな~」と思って死ねると思いますww
答えになってないかもしれませんが、こんな感じでいかがでしょうか。