「住宅ローン破綻」が増加!?

― 年功序列の終焉と家計のリアルを考える ―

最近の新聞報道(2025年6月8日付・朝日新聞)によりますと、
「住宅ローンの高齢化」に加え、金利上昇と物価高が追い打ちをかけ、
「住宅ローン破綻」が今後確実に増えるだろうとの意見が載っています。

63歳の男性の事例では、「役職定年」による収入減、退職金の減額、健康不安の中で、
住宅ローン残債が重くのしかかり、最終的に売却を決断されたとのことです。

悩む人


■ 年功序列が前提だった時代

かつては、「年齢とともに収入が右肩上がり」「退職金で一括返済できる」
「子どもは大学を出れば独立」という前提のもとで住宅ローンを組むことが一般的でした。
こうした「年功序列型の働き方・暮らし方」が成り立っていた時代には、
ローンを組むことは今ほどの不安材料ではなかったかもしれません。

しかし、いまはどうでしょうか?


■ 子どもの教育費は想像以上

私たちも日々多くのご家庭と接していますが、特に子育て世代からよく聞かれるのが、
「教育費が思っていた以上に家計を圧迫する」という声です。

中学・高校から私立に進学するケース、大学での仕送りや下宿費用、塾や予備校代など…
家を購入した当初には見えていなかった支出が、後からどっと押し寄せてくることもあります。


■ だからこそ「家を売る」だけではなく

私たちは単に不動産を売ったり買ったりするだけではダメだと考えています。

「この家を今後どうしていくか?」
「家計の見通しはどうか?」
「売却以外の選択肢はあるのか?」

こうした“暮らし全体の設計”にまで踏み込んだアドバイスが出来るように
なりたいと考えています。


■ 迷っているなら、まずは相談を

住宅ローンのこと、教育費のこと、今後の住まいのこと…。
一人で悩まず、まずは私たちにご相談ください。

家を「買う」「売る」だけでなく、
家族の未来を見据えた“住まい方”をご一緒に考えることが私たちの仕事です。

相談

お問い合わせは、
センチュリー21中央土地建物まで

お気軽にご連絡ください。

駅前店 TEL 042-735-3301
営業時間 9:30~18:00
定休日:火・水曜 

「リースバック」という選択肢、知っていますか?

― メリットもデメリットも正直にお伝えしています ―

最近、日本経済新聞(2025年5月13日付)でも取り上げられた「住宅リースバック」。
住み慣れた自宅に住み続けながら売却によって現金を確保できるという仕組みですが、
問題も多く、全国の消費生活センターに寄せられたリースバック相談件数は、
2019年度19件→2023年度227件と約12倍に拡大しているとのことです。
センチュリー21でも取り扱っていますが、
この制度にはメリットもあれば、当然ながらデメリットもあります

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■ そもそも「リースバック」とは?

簡単に言えば、
「自宅を売却して現金化しそのまま家賃を払って住み続ける」という制度です。

「まとまった資金が必要だけど、引っ越しはしたくない」
「相続対策で不動産を整理したいが、今すぐ出て行くのは難しい」
そんな方には一定のニーズがある仕組みです。


■ メリットは確かにありますが…

・住み慣れた家から引っ越さずに済む
・住宅ローンを完済して資金に余裕をもたせられる
・固定資産税などの所有コストから解放される

といったメリットがある一方で、やはり“売却価格”の面でデメリットも感じています

実際、私たちの現場の実感としても、
リースバックでの売却価格は、通常の売却よりもかなり低くなるケースが多いです。
それは事業者側が「その後の賃貸リスク」や「再販時の制約」を見越して
価格を下げざるを得ないためです。


■ だからこそ、誰にでも合うものではない

私たちはこの制度自体が悪いとは思っていません。
ただし、すべての人にとって最適な手段とも限らないと考えています。

・「少しでも高く売りたい」という方には不向き
・「長く住み続けたい」という方は、定期借家契約のリスクに注意が必要
・「将来的に買い戻したい」とお考えの方は、契約内容をしっかり確認する必要があります。

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■ 正直に「向いていない」とお伝えします

私たちはお客様の状況をじっくりお伺いした上で、
向いていないと思えば、はっきり「おすすめできません」とお伝えしています

そのせいか、なかなかリースバックがすんなり成約になることは少ないのですが…
それでも、「こういう選択肢もある」と知っておくだけでも意味はあると思っています。

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■ お悩みの方へ――お気軽にご相談ください

住宅の資産化や老後の生活設計、相続のことなど、
「住まい」は人生と切っても切り離せないテーマです。

リースバックが向いているのか、それとも別の選択肢が良いのか――
迷っている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

センチュリー21では、メリットもデメリットも、しっかりと丁寧にご説明いたします。



お問い合わせは、
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お気軽にご連絡ください。

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定休日:火・水曜 

「押し買い」って知っていますか? ~高齢者を狙う不当取引にご注意を~

最近、新聞記事で「押し買い」という言葉を目にしました。
不動産業界に長く関わってきた私自身も、正直あまり聞き慣れない言葉でしたが、
内容を知って驚きました。

「押し買い」とは、高齢の方の“終のすみか”を不当に安く買い叩く行為のことだそうです。
中には「終活のお手伝いです」などと優しい言葉をかけながら訪問し、
断っても執拗に売却を迫るような、悪質な事例もあるそうです。

新聞によると、都心の築古マンションに住む高齢者がターゲットにされるケースが多く、
「売らないといけないのか…」「もう誰にも頼れない…」といった不安に付け込む形で
契約が進んでしまうこともあるとのことでした。
押し買い


同業者として感じたこと

私たちも日々、不動産の売買や賃貸の仲介に携わっています。
だからこそ、このようなニュースを目にすると、
同じ業界の一員として恥ずかしい気持ちになります

本来、不動産業者の役目は「お客様の安心と利益を守ること」だと思っています。
決してお客様の不安や知識不足につけ込むような行為があってはなりません。


営業エリア外でも、一般的なことであれば相談を

当社の営業エリアは限られており、直接ご契約に関与できない地域もあるかもしれません。
それでも、「この話、本当に大丈夫かな?」と疑問に思うようなことがあれば、
どうぞ気軽にご相談ください


例えば、

  • 相場より極端に安い価格を提示された

  • 売却を急かされている

  • 契約内容がよくわからないまま進んでいる
    など、ちょっとした違和感でも構いません。

私たちは、“安心して不動産と向き合える社会”を守りたいと思っています。

スタッフ


最後に

不動産は人生で何度もある取引ではありません。
だからこそ、冷静に、納得して、後悔のない選択をしていただきたいと願っています。

押し買いや不当な取引に巻き込まれないためにも、
まずは一人で悩まず、信頼できる誰かに相談することが第一歩です。
その「誰か」として、私たちもお役に立てればうれしいです。


お問い合わせは、センチュリー21中央土地建物まで

お気軽にご連絡ください。

駅前店 TEL 042-735-3301
営業時間 9:30~18:00
定休日:火・水曜 
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