毎年恒例、小学校6年生の授業「雅楽を学ぼう」を、浅間雅楽会と県内雅楽を愛好する方々の参加も頂いて勤めさせて頂いた。雅楽の演奏はもちろん、雅楽のお話、各管の説明と体験コーナー。初めて雅楽を目に耳にした子どもたちは、どんな気持ちだったろう。
子どもに必ずお話すること。
「皆さん、オーケストラと雅楽の演奏、大きく違うことがあります。なにか分かりますか」、男の子が手を上げて「雅楽には指揮者がいません」と答えてくれた。
「正解です」。雅楽に指揮者はいない。ではどう演奏するのだろう。鞨鼓《かっこ》が指揮者の役割を果たし、リズムをつくる。しかし前に立ってタクトを振るわけではないのにどうして分かる。奏者は『きく』のだ。隣の人の息遣いや管楽器の指の動き、太鼓のバチが上がるタイミング、自分と違う周りの管の息を、音を聴く。そこに自分の音が聞こえて分かり、一つの演奏となる。と説明してからこう続ける。
「それは君たちのクラスも同じではありませんか。クラスで『私の声を聴いて』と言っても、一つにはなれません。まず友だちの声を聴く。そうすると、自分の声が聞こえてくるのです。どうか友だちの声を、大切に聴いて下さい」。
雅楽に教えられる。聴くことは大切だ。それは雅楽だけではなくて、クラスも、学校も、夫婦も、家庭も、日本も、世界もしかり。
「俺のいうことを聞かなければ、ぶん殴るぞ」では、世界平和は訪れまい。

子どもに必ずお話すること。
「皆さん、オーケストラと雅楽の演奏、大きく違うことがあります。なにか分かりますか」、男の子が手を上げて「雅楽には指揮者がいません」と答えてくれた。
「正解です」。雅楽に指揮者はいない。ではどう演奏するのだろう。鞨鼓《かっこ》が指揮者の役割を果たし、リズムをつくる。しかし前に立ってタクトを振るわけではないのにどうして分かる。奏者は『きく』のだ。隣の人の息遣いや管楽器の指の動き、太鼓のバチが上がるタイミング、自分と違う周りの管の息を、音を聴く。そこに自分の音が聞こえて分かり、一つの演奏となる。と説明してからこう続ける。
「それは君たちのクラスも同じではありませんか。クラスで『私の声を聴いて』と言っても、一つにはなれません。まず友だちの声を聴く。そうすると、自分の声が聞こえてくるのです。どうか友だちの声を、大切に聴いて下さい」。
雅楽に教えられる。聴くことは大切だ。それは雅楽だけではなくて、クラスも、学校も、夫婦も、家庭も、日本も、世界もしかり。
「俺のいうことを聞かなければ、ぶん殴るぞ」では、世界平和は訪れまい。

