毎朝新聞を読みます。現代はネット社会であり、ネット上にはあらゆる情報があふれていますが、それ以上に新聞は私にとっていくつものメリットがあります。
一つは残せること。私は気になる記事は切り抜いてスクラップします。もちろんネット上でも簡単に保存できますが、どこに保存したのか分からなくなる。
二つ目。私の探してはいなかった素敵な情報を知る。ネットでは知りたい情報を探すので、それ以外は見えないのですが、新聞という与えられた媒体だからこそ、私の求めていない情報を得る機会です。
その一つの話、新聞折り込み情報誌に見つけた話です。ある書家の方が毎朝のルーティンで写経をされるそうです。手本(下敷き)は自分で書き上げたもの。それを一文字一文字丁寧になぞり、書くに集中する。私は「師範をされる程の方に、下書きは不要では」と 疑問が。その続きです。
写経は書道の基本を学び直すのに最適だそうで「ひたすら『なぞる』ということがポイント」だそうです。下手だからなぞるのではない、うまいから不要(手本)ではない。文字をなぞるということは、自分のクセや個性を一度脇に置く作業、つまり我を捨てる行為で、元に立ち返る行いだと。
時に私たちは、不安に立ち止まることがあります。その時新しさに解決を求めるのではなく、まず自分を見つめること、振り返ること、元に心を向けること。
悩み苦しむときの、大きな力になりそうです。

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