「寝技の学校・関節技編」2/25(木)発売!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4801804209?ie=UTF8&camp=247&creativeASIN=4801804209&linkCode=xm2&tag=oga390-22
関節技・表紙

今回の本は、「寝技の学校」シリーズの4作目になります。
引き込み編は2012/1発売
抑え込み編は2012/4発売
絞め技編は2014/7発売
ですから、4年ちょいかけて4冊の本を出させていただいたことになります。
ありがたいことです。

おかげさまで、「引き込み編」も「抑え込み編」も
皆様から高い評価を得て、完売しております。
(増刷の予定ですが、時期は未定とのこと)
この分野の本では珍しいことだそうなので、
購入いただいた方々にはとても感謝しております。


今回の本の内容は下のようになっています。

目次
ポジション別フロー
関節を極める原理原則4つ

第1章 基本編
ストレート系の肘関節
 腕十字 9ページ(以下数字はページ数)
 両腕を使った腕固め 2
 首と両手を使った腕固め 1
 首と前腕を使った腕固め 1
 肘を使った腕固め 1
 三角絞めからの腕固め 2
 腹固めと脇固め 1
アメリカーナ系統の肘関節
 アメリカーナ 2
 コムロック 2
キムラロック系統の肩・肘関節
 キムラロック 2
 オモプラッタ 2
手首固め 2
アキレス腱固め 2


※第1章では、形に入ったところから極めるまでのコツを説明します
 第2章以降は、ポジションから形に入るまでを主に説明します


第2章 マウントからの関節技 
キープするマウントと極めるマウント 2
ハイマウントからの腕固め 3
首をすくってからの抱え十字 2
手首をすくってからの腕十字 1
そんきょからの腕固め 1
アメリカーナと腕十字の連携&クラッチの切り方1 3
ブリッジに合わせた腕十字の取り方 4

第3章 サイドからの関節技(胸をつけた抑えこみから)
ストレートの腕固め 1 
キムラロック 1
上四からの腕固め、キムラロック、腕十字 7
脇で抱えて腕を決める方法2つ 1
Vクロス 1

第4章 ベリー、パスの途中からの関節技
痛いベリーからの腕固め 1
優しいベリーのキープ方法 2
優しいベリーから腕十字 2
優しいベリーからキムラロック 1
優しいベリーから泳がせて腕十字 1
パスの途中 腕を突っ張ってきたら腕十字 1
パスの途中 背中を向ける相手に腕十字 1
ハーフマウントからの腕固め 2
リバースハーフマウントからの腕固め 2
ディープハーフガードの相手に腕十字 1

第5章 ガードからの関節技
クローズドガード
 腕固め 1
 腕十字 4
 コムロック 1
 キムラロック 1
オープンガード
 膝をつかんできた相手に腕固め 1
 襟を突いてきた相手に腕固め 2
 コムロック 2
 チョイバー 2
 巴十字 1
 ラッソーガードからキーロック

第6章 バックからの関節技
ヤスケビッチ 3
仰向けの相手に腕十字 1
落とされ際の抱え十字 1


技の豆知識
サムレスグリップと親指を使わないグリップの違い
腕十字でどちらの腕で相手の腕をすくうか
Z足。腕十字での、相手との位置関係と股関節の角度について
拇指球と肘点
相手の首の制し方バリエーション



今回、関節技編の本を出すことには、若干の気恥ずかしさがあります。
それは、僕は試合では関節技での一本勝ちが少ないからです。

僕が関節技を真面目に練習するようになったのは、
引退して気楽に寝技の練習をやるようになってからです。

現役時代、ムンジアルやマスターシニア・インターナショナルの試合で、
自分がベリーやバックから絞めで一本取る自信はあっても、
腕十字とかで一本取るイメージは全く無かったので、
現役時代は極め技は絞めばかり練習していました。
その方が、トーナメントで優勝する確率が上がるだろう、という理由からです。
それは自分では間違っていなかったと思います。
(あくまでも僕個人のケースです。大学時代から絞めが得意だったので)

とにかく腕十字をしかけて失敗してポジションを失う、というリスクを取る度胸は、
試合において、正攻法で確実なことを選択してしまう僕にはありませんでした。
だから、現役時代、普段の練習でそれをやる必要性は全く無かったのです。
(実生活、というか仕事では、自分でも笑っちゃうくらいリスクを取っていますが)


引退して、四苦八苦しながら腕十字を練習しているうちに、
色んな事が分かってきました。
腕十字を取れなかった自分の思い込みの十中八九が間違っていたのです。

色んなコツがわかると、面白いように腕十字が取れます。
というか、相手が取らせてくれるのです。
「あ、いいんですか?そんじゃいただきますね」って感じです。
そこにはもちろん、ある程度の実力差は必要ですが。

また、現役時代あまり関節技が好きではなかった理由の一つに、
相手の脇を開かせるためとか、防御のクラッチを弱めるために、
相手の顔とか脇に膝や肘を突き立ててゴリゴリすることが必要だ、と
思い込んでいたこともあります。
そして、それは僕としては、あまりやりたいことではありませんでした。
(絞める時、相手の首に拳をグリグリ突き立てるのは良いのか、と訊かれると、
 それは僕の中では全然OKです。だから、これは単に個人的嗜好です)

でも、相手に隙を作ってもらう、ということができると、
その必要もない、ということも分かり、
関節技、特に腕十字が楽しくてたまらなくなりました。


長くなったのでまとめますが、今回の本のウリは

①技を極める形に入ってから、極めるまでのコツが分かる
これは第1章で説明しています。
形に入ってからも極めるにはコツが必要です。
分かればなんということはないですが、
分からないといくら力を入れても極まりません。
下手をしたら相手が怪我をします。
これができれば、あとは、色んなポジションから形に入ればいいわけです。


②抑えこんで相手を泳がせるポジショニングのコツが分かる
あまりページを割くことはできませんでしたが、
マウントやベリーで相手を逃がさない程度に動かすコツを紹介しています。
相手をピクリとも動かさないような抑え込みができても
極めれるようにはなりません。単に抑え込みがうまくなるだけです。


③相手をグリグリ痛めつけなくても関節技を取るコツが分かる
相手を泳がせることができたら、適切な手順を踏むと、
簡単に技を決める形に入って、関節を極めることができます。

もちろん、人生がかかった大事な試合であったり、お互いの実力差が近くなると
相手を痛がらせて相手の防御を突破する必要もあるでしょう。
ただ、趣味で寝技をやっている人は、そういう方向に走る必要はないと
私は個人的に思っています。相手に悪いです。

関節を取ることに慣れるまでは、
相手に痛い思いをさせることもやむをえずあるかもしれませんが、
競技の普及という点においては、それは大きなマイナスです。
毎回そんなことをやられると普通の人は嫌になります。

この本で「相手に痛いことをしなくても関節技を取るコツ」を
紹介することで、業界にそういうことが少しでも減れば、
それは私にとって最大の喜びです。




最後に、本の付属DVDには容量の関係で、
1,2,3、4章の技が主に収録されています。

5,6章分の内容や、本に収録できなかったこと、
また、作成後に新しく知った・整理したこととまとめて、
「関節技編・おまけDVD」として、5月から販売します。


併せて、自主制作DVD「腕十字」
http://newaza-world.jimdo.com/%E6%8A%80%E8%A1%93%E6%9B%B8-dvd/
もご覧いただくと、理解が一層深まると思います。


以上、長くなりましたが、お読みいただきましてありがとうございました。
皆様のご期待に応えられる本であることを、作者として祈っております!!