★かつてそのひと昔前(つまり20年近く前位)はまだ、インターネットというものがだれでも使える時代ではなかったころ、リクルート社の「じゃま〜る」やQuant(クアント)という雑誌において、個人での「売ります買います」という個人の不用品の売買が行われ始めたブームがあったのが大きな印象として残っています。
そして10年前には、インターネットなどの通信の発達によって、誰でも手軽に自分の持ち物を売買するという行為ができるようになりました。代表的なものにはyahoo!オークションや楽天オークション・モバオクなどのオークションサイトが個人売買の主流となりました。

 東京都の迷惑防止条例で「ダフ屋」行為の禁止とその罰則があるのですが、この行為の主な手口というものは、公衆に一般相手に売られているものを転売目的で大量に購入し、購入した値段より高く不特定多数の人に販売するという行為が取締の対象となっているのですが、よくその行為をおってみると「迷惑」ではない部分も多々あり、また、個人の考え方などで対象とならない行為も存在することもあるなどそう簡単に他人に迷惑な存在であるといとは一概にいえません。
 そこで取り締まっているのは「悪質」で多くの人に「迷惑」となっている事が必然的に対象となっているところです。
 余談ですが、「ダフ屋」は「ふだ(札)」を逆さまにして呼んでいるだけで、要は「札(チケット)」を売っている輩という意味となっているようです。









人気の寝台特急券転売で逮捕
7月26日 13時36分  
人気があって予約が取りにくい寝台車の特急券を転売する目的で購入したとして、52歳の会社員の男がダフ屋行為を禁じる条例違反の疑いで逮捕され、警視庁は、男がインターネットで特急券の転売を繰り返し、4年間でおよそ1700万円を売り上げていたとみて捜査しています。
逮捕されたのは東京・足立区の会社員、田川尋也容疑者(52)です。警視庁によりますと、田川容疑者は先月14日、JRのみどりの窓口で上野から札幌に向かう寝台特急北斗星のロイヤル個室の特急券を転売目的で購入したなどとして、ダフ屋行為を禁じる東京都の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。田川容疑者は、毎朝、出勤前に駅の窓口に立ち寄って、人気で予約が取りにくい北斗星やカシオペアなど寝台車の特急券のキャンセル待ちを申し込み、購入できた特急券はインターネットのオークションサイトで高値で転売していたということです。警視庁の調べに対して田川容疑者は容疑を認め、「寝台特急は人気があるので高く売れると思った」と供述しているということです。警視庁は、田川容疑者が転売を繰り返し、4年間でおよそ1700万円を売り上げていたとみて捜査しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110726/t10014460591000.html


(参考)
東京都の『迷惑防止条例』第二条

東京都条例第103号
第二条 何人も、乗車券、急行券、指定券、寝台券その他運送機関を利用し得る権利を称する物又は入場券、観覧券その他公共の娯楽施設を利用し得る権利を称する物(以下「乗車券等」という。)を不特定の者に転売し、又は不特定の者に転売する目的を有する者に交付するため、乗車券等を、道路、公園、広場、駅、空港、ふ頭、興業場その他の公共の場所(乗車券等を公衆に発売する場所を含む。以下、公共の場所という。)又は汽車、電車、乗合自動車、船舶、航空機、その他の公共の乗り物(以下、公共の乗り物という。)において、買い、またはうろつき、人につきまとい、人に呼び掛け、ビラ又はその他の文書図画を配り、若しくは公衆の列に加わって買おうとしてはならない。

この条文の下線部分『・・・公共の場所(乗車券等を公衆に発売する場所を含む。以下、公共の場所という。)・・・において、買い』という部分がポイントです。

転売目的で買う行為=ダフ屋行為

最近では、コンビニエンスストアの券売機等でチケット購入が可能ですが、『コンビニエンスストア』は、すなわち『(乗車券等を公衆に発売する場所)』という『公共の場所』とされます。コンビニエンスストア等の公共の場所で、『転売目的でチケットを買う行為』そのものが、すでに『ダフ屋行為』なのです。券売機等でチケットを購入している段階では、転売目的なのかどうか判断することは実際には困難です。「自分で観るつもりで購入したのだ」と言い張るかもしれません。

しかし、彼らはインターネットのオークションサイト等を利用して、転売目的で買ったチケットを売るという『転売行為』を繰り返し行っているのですから、自分で観るつもりではないことは明らかで、『公共の場所で転売目的でチケットを購入した』ことがおのずと判明するわけです。こうした行為=チケットゲッター、転売して利益を得る目的でチケットを購入すること自体が『ダフ屋行為』に当たるので、『個人間で売買しているだけだ』という言い訳は通用せず、まぎれもない『迷惑防止条例』違反なのです。

条例違反を犯してこうした転売行為を繰り返して多額の利益を得ている『チケットゲッター』たち……。このような条例違反行為をしている者を警察が容認しているわけはなく、警視庁生活安全特別捜査隊などが捜査をし、違反者の摘発を行っています。オークションの履歴等から、頻繁に転売行為を繰り返していることは判別できるでしょう。

報道された「迷惑防止条例違反容疑で逮捕」の事例と、違反した場合の罰則について、次ページでご覧ください。

http://allabout.co.jp/gm/gc/55846/2/
(2007/12/8/Allabout)