刑法ニュースのブログ

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刑法各論

男子予備校生逮捕へ 仙台で保護、親族から捜索願 合格大学取り消しも,業務妨害罪第233条〜第234条5

●入学試験の漏えい問題で仙台市内の予備校生が「偽計業務妨害」の疑いで逮捕されました。
逮捕された要因として、被疑事実の根拠は、ヤフーの投稿サイトに投稿することによって、入試問題が漏れたとする公平性を疑わせる事実を世間に公表することによって、入試関係者(主に大学当局)に多大な信用の棄損とそれによる労力や経済的な損失を加えた。という根拠となっています。
 実際、これについては、予備校生本人が、「カンニング」をやることによって、大学当局などへの信用を棄損してしまうのではないかという認識があれば、この罪は充分に成立いたします。しかし目的はあくまでも、「カンニング」をすることによって、入試の得点を上げて目的の京都大学へ合格することとなりますので、バレルと思ってやったわけではないので、果たして「刑法」の焦点である「故意」が成立するかどうかは疑問になります。
 捜査当局は、この事件を結果的には刑事事件として立件起訴する方向ではなく、少年院などへの審判などに付して非行事実として認めるというようなことなのかもしれませんが、そもそもこの件が「犯罪」として成立するのかどうかは疑問となります。
 しかし、民事事件としても大学が本気で行えば、裁判などにより「損害賠償請求訴訟」を起こすことができます。すじとしてはこれが正しいのではないのでしょうか。



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手錠のまま逃走、事務所荒らし男逮捕(刑法235条窃盗罪)5

● 第36章の窃盗罪(窃盗及び強盗の罪)です。以前この法律は「懲役10年以下に処する」という事だけだったので「罰金刑」を科すことが許されませんでした。窃盗罪は最も多く失礼な言い方ですが「身近な」犯罪です。消しゴム1個を文房具店で盗んでも「懲役刑しか」科すことができませんので、最も多く行われている「裁判」の「略式命令」も行う事ができず、このような場合は「起訴猶予」とするしかありません。この度の法律の改正により、あたらな「罰金刑」が持ち上がり50万円以下の罰金という方法を大いに活用することができるようになりました。


(窃盗)
第二百三十五条  他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。


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刑法(第十三章 秘密を侵す罪)

刑法の第13章につては秘密を侵す罪について次の3つがあります。
 いづれも親告罪なので、告訴などの手続きをもって起訴が成立します。



●第十三章 秘密を侵す罪

(信書開封)
第百三十三条 正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

(秘密漏示)
第百三十四条 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
2 宗教、祈とう祷若しくは祭し祀の職にある者又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときも、前項と同様とする。

(親告罪)
第百三十五条 この章の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。

調書漏えい:精神科医に有罪判決 守秘義務重視 奈良地裁5

♦ 刑法第134条の秘密漏示罪 の件になります。
 同情したい部分はありますが、医師が公的なところから依頼され公人として鑑定を行っており、それを自らの判断で第三者に開示を
したという点が違法性を醸し出している結果となりました。
 
 

 

 

調書漏えい:精神科医に有罪判決 守秘義務重視 奈良地裁
2009年4月15日 13時33分 更新:4月15日 13時41分

 
奈良地裁に入る崎浜盛三被告(前列左)ら=奈良市で2009年4月15日午後0時49分、森園道子撮影 奈良県田原本町の母子3人放火殺人事件を題材にした単行本を巡る供述調書漏えい事件で、刑法の秘密漏示罪に問われた精神科医、崎浜盛三被告(51)に対し、奈良地裁(石川恭司裁判長)は15日、懲役4月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)の有罪判決を言い渡した。石川裁判長は「少年の利益を図るためとはいえない。取材に対する協力としても、正当な理由があるとは認められない。被告の精神鑑定は医師の業務にあたる」と理由を述べた。プライバシー侵害を理由に取材協力者が逮捕された異例の事件だけに、今回の有罪判決は、取材活動に影響を及ぼす可能性もある。

 問題の単行本はフリージャーナリスト、草薙厚子さん(44)=嫌疑不十分で不起訴=の「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)。

 判決などによると、崎浜被告は自宅に放火した当時高校1年の長男(19)=殺人などの非行内容で中等少年院送致=の精神鑑定を担当。06年10月に供述調書や鑑定書を草薙さんらに見せた。

 秘密漏示罪は医師らが正当な理由がないのに、業務上知り得た人の秘密を漏らした場合に適用される。公判では調書を見せた行為の正当性を巡り、検察側と弁護側が対立した。

 検察側は「少年法の精神を根底から破壊。立ち会いや見せる物の限定をせず、長男や父親に閲覧の了解を得ていない」と違法性を主張。弁護側は「長男に殺意がないことを伝えたいという正当な理由があった。草薙さんらにコピーを禁じ、閲覧だけを許した」と反論、無罪を主張した。

 また、弁護側は「精神鑑定は裁判所の判断を補助するもので、治療目的ではない」などと、医師としての業務ではないとも主張。検察側は「被告は医師の資格に注目されて鑑定人に選任され、医師として鑑定業務をした」として、秘密漏示罪の対象になるとした。

 最高裁によると秘密漏示罪の判決は、少なくとも統計が残る78年以降は例がない。表現の自由と公的機関が持つ「秘密」を巡って刑事裁判に発展した例も、沖縄密約事件(71年)など、ごくわずか。判決はプライバシーや守秘義務を重視する最近の流れに沿ったものとなった。【高瀬浩平】

 ◇秘密漏示罪とは
 刑法134条で医師、薬剤師、助産師、弁護士、公証人の他、過去にこうした職にあった者が、業務で知り得た秘密を正当な理由なく漏らすことを禁止している。被害者の告訴が必要な親告罪。罰則は6月以下の懲役または10万円以下の罰金。

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【関連記事】調書漏えい:関係者、それぞれの思いで判決迎える
<ニュースのことば>供述調書漏えい事件
供述調書漏えい:取材源秘匿で議論

http://mainichi.jp/select/today/news/20090415k0000e040060000c.html
(2009/4/16/毎日jp(毎日新聞)

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