●よく報道などでは、「公務執行妨害罪」で逮捕というものが流れます。例えば、市役所の職員が何かを行おうとするとき、暴行を用いて妨害する。警察官が裁判所の許可により強制捜査で差し押さえの際に妨害するなど、こういった事に有形の圧力を用いて妨害するというのが具体的なこととなっています。

 ところで、公務執行妨害罪は、正常な公務員の行為を守るためなめということなのですが、下記のように酒によっている人を保護しようとしたところ「平手打ちをされたから」公務執行妨害罪ということを適用するのはかなり無理があるような気がします。
 この場合「暴行罪」とするのが適当です。なぜなら、警察官が酒酔いの人を保護するということなので、予め酒酔いの人が抵抗するのは充分に考慮された上での救済行為なので、この場合いささかの酒酔い者の「抵抗」があるのは事実です。仮に別の酒酔いしていない正常通行人が来て、警察官に平手うちして警察官の行為を妨害するのであればわかるのですが、この場合当事者がそのような事態に陥っているからそのようなことになるので、「暴行罪」のみを適用するのが妥当なところです。

 結局このような案件は、酒酔い後、お詫びをして済ますという例が多いのかと思うのですが、2年位前にSMAPのタレントの草剛(くさなぎ つよし)氏が赤坂の公園で泥酔状態で全裸になって暴れていたところ、公然猥褻罪を適用して逮捕し、さらに「家宅捜索」迄おこなったという事件も記憶に新しいかと思いますがこの場合、草氏が「覚せい剤」をやっているのかもしれないというおそれがあったので、「保護」ではなく「逮捕」ということでその周辺の搜索を行なったとされています。








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