●通貨の偽造は刑法第148条で罰則規定もはっきり記述されています。
 通貨を偽造をヨシとされてしまえば、当然日本円の価値も著しく下がり、超インフレ状態となります。極端な話、10円のうまい棒をコンビニエンスストアで買おうとしても1億円位の通貨が必要となり、当然秩序が乱れます。そのような意味から、刑法ではこの通貨偽造については厳しい罰則規定をもうけています。
 
 記事では「作成」だけでも罪にはなるという話なのですが、条文では「行使の目的」となっているので単につくるだけではその犯罪としての成立は微妙なところです。しかし153条では偽造の準備をするというだけで罪になります。ということは「作成」すれば罪になるという話に行き着くわけです。では、幼児などが物心着く頃には「ママごと」や「お買い物ゴッコ」などで「おもちゃのお金」でも作成するとどうなるのだろうかと言いますと、罪にはなりません。それは、幼児が実際の店舗で使うために(ずさんなデザインでも)「行使の目的」でお金を作成したという場合でなければならないからです。しかもその「行使」とは一般に通貨を使うとされるところとなります。
 別の条件が異なっても、明らかに見破られるような偽札であれば、その時点で犯罪として成立しずらかったり、使おうとした場合にそれが幼児であれば、故意や年齢など様々な要件で犯罪の成立を阻却下(そきゃく)してしまうということもあり、この手が犯罪として成立するのは、一般人が見て見分けずらい通貨を偽造した場合という事になるのかと思います。
 安愚楽牧場被害でも資金集めなどの疑惑が浮上していますが、お金にはいろいろな法律の制限や規制がまとわっていることを念頭におきたいものです。





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