●以前「教員免許状」の更新制度というのが話題になり、現役の教師の間で大きな困惑が起こりました。
教員免許状というものは、通常教育学部がある大学で履修して取得するか大学に併設される「教職過程」というものを履修して申請すれば、卒業時に教員免許状というものを授与される仕組みになっています。教育学部に所属する学生はその教職過程が学校の単位(卒業をするのに必要な)として認められているのですが、教育学部や教員養成学部ではないそれ以外の学部になると、あくまでも本業とはずれるものなので、教職過程は、卒業に必要な単位として認められない事が通常です。
 例えば、大学教育学部中学校数学教員養成過程では、教職課程も卒業単位のひとつとして認められますが、大学理学部数学科では、教職課程はあくまでも付属なものなので、単位として認められないのが実情です。

 ところで今回発覚した件は、商学部卒の人で採用時には英語の教員免許状をもっていたのだが、更新免許制度を契機になぜか数学の免許まで偽造して提出したということです。無免許実施だったのですが、この更新を契機に数学の免許がないのに教えていたという事が発覚すれば、やはり違法になるわけですからそれを恐れて偽造のものを提出してしまったのではないかと思います。塾や予備校やさらに大学では教員免許状がなくても数学は教えられるのですが、通常の中学高校などは、免許状が必要なので、こういった事件となっているわけです。
 但しこれが事件として警察で扱うかどうかは不明ですが、強制捜査をすることは可能です。実質的にこういった経緯もあり、本人も反省しているなどそういった理由で事件化されないことも充分にありえます。 






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