以前に獺祭について書きましたが、どうしても売ってないんです。
近所のスーパーを回ってもない、酒のやまやにもない、もうこの世には存在しないんじゃないかという錯覚に陥りました。
蔵元である旭酒造さんのHPを見て「あ~飲みたいな~」なんてよだれを垂らしていると、下の方に「販売店リスト」のリンクが!!!
電車にのってほどなくのところにありました、名前も聞いたことのない小さな酒屋です。
「酒乃こうた」@南越谷駅 徒歩約3分
http://kouta.co.jp/
旭酒造は売り方にも非常にこだわりがあるとのことで、大量販売などは行っていないそうなんですね。
ちょうどその日は雨が降っており、「また後日買いに行くか」と折れそうになる心を何度も奮い立たせて向かうと
お店の入り口に「獺祭」と大きく書かれたタペストリーがありました。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
とテンションがあがり店内へ
自分の部屋より狭いんじゃないかというぐらいの店内は、小奇麗に整列されたお酒でいっぱいです。
普通のリキュールに加え、焼酎や日本酒が並べられてあります。
マイナーだけどうまい、知人ぞ知ると言われるようなお酒がいくつもありました。
さっそくお目当ての「獺祭」を探して店内を見渡すと、
ありました、丁寧に冷蔵保存されています。
獺祭50や磨き3割9分、2割3分などに加えてにごり発泡も丁寧に陳列されてあります。
どれも純米大吟醸なので、おいしいことは確実なのですがどれを買うか迷います。
せっかくなのでと真ん中の3割9分を買うことに、お値段は2600円ほどだったと記憶しています。
会計の時にお店の方が「今日は冷えるから帰ってそのまま飲むくらいが美味しくいただけるよ」とアドバイスをくださりました。さすが数少ない獺祭を取り扱う酒屋です、その心遣いに感動しまた買いに来ようと思いました。

帰りにお刺身の盛り合わせをスーパーで購入し、さっそく飲んでみると
「うま!」
クリアな口あたりと甘い残り香、蜂蜜やメロンなどと評されるレビューを見ましたが、まさにそんな感じ。
合成酒にあるような独特なアルコールの味などするはずもありません。
スッキリとした芳醇な甘みを持ち、デザートを頂いてるような感覚さえ覚えます。
お刺身にもとてもマッチし、結局一晩で720mlを飲み干してしまいました。
製造月が2013年の9月とラベリングされており、お店でも丁寧に保存されていましたので、最高の状態に極めて近い獺祭をいただくことができたのではないでしょうか。
お酒を飲んで感動するというのも非常に久しぶりの感覚で、これは獺祭マイブームの到来を覚悟せざるを得ません。
お酒にはお金を惜しげなく使ってしまう私ですので、これからたっぷりと獺祭を楽しんでいきたいと思います 。
日本酒が好きな方にはもちろんのこと、苦手な方にも自信をもっておすすめできる飲みごたえです。
ぜひぜひご賞味ください。