2014年02月

マッケンローのフォアハンド・テイクバック

マッケンローがフォアハンドでトップスピンのボールを打つユーチューブの動画が有りました。

ブログに埋め込むと動画が削除されることが多くなりましたのでクリックして下さい。http://youtu.be/EcyRtlVeWXA

確か雑誌スマッシュ2月号に彼のコマ数の多い連続写真が有ったでしょう。

彼のフォアハンドはイースタン・グリップよりも薄いオーストラリアン・グリップでしょう。
ストレートテイクバックでラケットをボールより下に引きボールを引きつけ下から上にラケットを振るオープン・スタンス打法です。

マッケンローはテイクバックの動作を短縮しスウィングスタート・ポジションにラケットを引いていたのです。これで早いタイミングのライジングでボールを打っています。
モダンテニスのユニットターンするテイクバックでは有りません。
モダンテニスのヘビィーなトップスピンのボール(エッグボール)を打つことは、この打法ではできません。ほとんど伊達さんのフォアハンドと同じ腕使いです。

ビヨン・ボルグとロジャー・フェデラーのフォアハンド

ビヨン・ボルグとロジャー・フェデラーのフォアハンドを比べたユーチューブの動画が有りました。
ブログに埋め込むと動画が削除されることが多くなりましたのでクリックして下さい。http://youtu.be/31IYa7VsZYg

よく見てください。二人のスロモーションのオープン・スタンス打法を。
二人ともテイクバックでユニットターンが出来ていました。
そして同じようなトップスピンのボールを打っています。
モダンテニスのテイクバックはユニットターン。
ユニットターンとは。ラケットを持った右腕の肘をほぼ90度に曲げ、脇を90度近く空けてフラィングエルボーの形を保って両手でラケットを持って引くこと。
股関節の上で体幹が回り骨盤の土台の上で上半身が回ります。
二人ともテイクバックのトップでオープンフィンガーができています。

それが多重2次回転のコイルのタメになります。
これまで二人のフォアハンドがほとんど同じように見えていました。
理解力が増したので違いをはっきり説明できます。
二人のフォアハンドの違いは何でしょうか。よく見てください。
フットワークと左の腕使いです。

ビヨン・ボルグはセミウエスタン・グリップでラケットを握っています。
ビヨン・ボルグは右足に体重をかけ軸足を保ち一本足でバランスを取る交差法のフォアハンドです。
ビヨン・ボルグの3つのフォアハンドの右膝の曲がりが微妙に違います。
ビヨン・ボルグは膝の曲げでボールとの距離の微調整をしてスウィングしています。
左足がインパクトの瞬間に浮いています。
よく見てください、ビヨン・ボルグは移行区間で左の手を握り締め拳を作っていました。
この左腕使いではフォワード・スウィングの外捻りのトルクの腕使いになりません。
ですから内捻りの加速法のフォアハンドです。
この現役の動画では、テイクバックのトップでラケットを持った腕をフラィングエルボーと前腕を回内する腕使いが出来ています。

引退してビヨン・ボルグは復帰しようとニック・ボロテリのキャンプで練習していました。
ところがフラィングエルボーのテイクバックのトップも忘れ強烈なトップスピンのボールを打つことができなくなっていたのです。
このことを日本人のコーチが雑誌に書いていました。
テニスマガジンのピート・サンプラスのフォアハンドと比べたコマ数の多い連続写真をみて確認しています。
誰もビヨン・ボルグに元のフォアハンドを指導できなかったので復帰できなかった。

フェデラーのフォアハンドはイースタン・グリップでラケットを握る協調トルクの腕使いのフォアハンドです。
テイクバックのトップのオープンフィンガーから左腕使いが素晴らしいでしょう。
協調トルクの腕使いのフォアハンドです。
テイクバックのトップで体幹の弾性体をプレツイストする運動連鎖のフォアハンドではありません。

足使いをよく見てください。
少しバックハンド側に動いてボールとの距離を調整したセミオープン・スタンス打法です。
ロジャー・フェデラーはフットワークが本当に素晴らしい。!!
テイクバックのトップで右足は靴がコートに着いて左足はつま先立ち(前ライン)です。
フォワード・スウィングは右カカトからつま先に体重を移動してスウィングしフォロースルーで右の靴裏のヒールが浮き両足がつま先立ちになっています。よく見てください、左足が少し後ろに動いています。
フォワード・スウィングで打角とグリップを引き出す力加減を調整したヒールアップ法のフォアハンドです。
このヒールアップ法をロジャー・フェデラーは多く使っています。


 

ロジャー・フェデラーの左手使いに注目

奈良くるみ優勝しましたね、やりました!!
彼女も
フォアハンドをほとんどオープン・スタンス打法で打つのです。

マッハ文朱さんを知っていますか。 徹子の部屋に昨日出ていました。
長女は宝塚歌劇団 男役・桃堂純(とうどうじゅん)さん、
次女は将来を有望視されている実力派テニスプレーヤー・友基・チャンさんです。(チャンは父親の姓。マッハ文朱さんの夫はロバート・チャン)次女の友基さんはカリフォルニア州・ペパーダイン大学の1年生。
テニスの腕はかなりのもので、マッハ文朱さんのブログを読む限りでは、同年代のアメリカ人相手ならほとんど負け無しのようです。

ジュニア・オレンジ・ボウルというアメリカのジュニア大会で優勝を収めた経験もあると言います。背が高くて有望のようです。 徹子の部屋でフォアハンドを写していましたが、スクエア・スタンス打法でした。


ロジャー・フェデラーがフォアハンドをスクエア・スタンスで打つスーパースロモーション動画が有りました。素晴らしいですね。
私はこのエッセンシャルテニスの動画を良く参考にします。
前足を踏み込みすぐに体重をかけ摩擦により軸足を作っています。

ブログに埋め込むと動画が削除されることが多くなりましたのでクリックして下さい。
http://youtu.be/nmtkSzhB8GI
ロジャー・フェデラーはイースタン・グリップでラケットを持っています。
素晴らしい両手でラケットを持ってユニットターンのテイクバックをしています

左手を離したところがテイクバックのトップです。
左手の高さが顔の高さですね!!
私は驚きです。
あなたは
左手の高さを同じように出来ていますか。


フェデラーがテイクバックのトップで左手を前に伸ばしてボールを指さしているのではありません。左手をベースラインに平行に出しオープンフィンガーを作っています。

そこからが移行区間の腕使いです。移行区間の腕使いも真似てください。

左手を斜め前に伸ばしてボールを指さすスクエア・スタンス打法の左手使いは、古い昔の打法!!
モダンテニスのテイクバックのトップの左手使いは、このベースラインに平行に出すオープンフィンガーのです。
オープン・スタンス打法でもスクエア・スタンスでも同じ
左手使いになります。

最初は低いボールを打っています。2と3球目が腰の高さ付近でしょうか。
4球目が高い打点で打っています。
きれいなダブルサークルのスウィングです。
フォロースルーでは肘を支点に前腕が回内されてラケット・ヘッドが垂直に立ち半円を描いているのが良く分かります。
インパクトの面がフォロースルーではスウィング方向に向いています。けっしてラケット面をスウィング方向に押しているのではありません。

先にフェデラーがグリップエンドを振り出そうとする一瞬にラケット・ヘッドが取り残されるラッグ(LAGを見るスロモーションの動画を載せました。
残念なことに日本人はほとんどこのフェデラーのスクエア・スタンス打法ができません。
日本人のスクエア・スタンス打法の秘密が解けました。
前足を踏み込み後ろ足を蹴り伸ばして体重移動してラケットをスウィング方向に押すしかできないのです。ですからフォアハンドをすべてオープン・スタンス打法で打ってください。
フェデラーのゲームを見ればほとんどオープン・スタンス打法でフォアハンドを打っています。



多重2次回転のパワー原理の発見

私は日本テニススウィング革命にテイクバックのトップでテイクバックのトルクの腕使いで体軸を中心に両肩を回し、体幹の弾性体をねじっている最高のフォアハンドを説明しました。これはテイクバックのトップで後ろにラケットを引く余裕のある多重3次回転のスイングでした。この打法には交差法と乗り込み法が有ります。

走りながら一瞬に軸足を作り体重をかけスウィングするようなテイクバックの時間的な余裕が無い場合の内捻りの加速法とか半クラ法の腕使いは、どのようなパワーでスイングしているのか疑問が残っていました。
この打法に交差法、乗り込み法、ランニングショット、流動法、ヒールアップ法、つま先立ち法、そして軸足を保つ座り込み法があります。

全く新しいユニットターンのテイクバックで骨盤の土台の上で上半身をひねっている多重2次回転のコイルと移行区間の腕使いでアンコイルするパワー原理を見つけました。
大発見!!
この運動の5局面の左右の腕使いと足使いの所作と手順を理解できれば、誰でも簡単にトップスピンのボールを打つオープン・スタンス打法のフォアハンドに上達させる指導ができます。

このオープン・スタンス打法のレッスンを垂水の練習会で行いました。

ニュー・パワー理論の理解は進化発展してきましたが、これでフォアハンドは完成ですね


垂水の練習会に2人の新しい方が見えました。一人はアマゾンで
ニューパワーテニス フォアハンド編DVDを購入されたTさんで富山市から垂水まで来られました。申込みを受けた時は心配しました。富山市から垂水まで7時間は車でかかります。

土曜に途中で宿泊されて来られました。
身長が178㎝の方でテニス経験が7年と言われる
47才の方です。
非常に発達した体幹を持っておられました。スポーツ経験をお聞きしましたら、野球だと言われました。

もう一人は神戸に下宿されている若い22歳の学生の方でスポーツ経験が水泳だと言われました。水泳は背筋を鍛え左右の腕使いが均等に出来ます。


二人の右フォアハンドのグリップはセミウエスタンでした。スクエア・スタンス打法の打点をオープン・スタンス打法の打点に変えられ、すぐにトップスピンのボールを打たれました。後はニューパワーテニス
の後ろ軸足3打法の基本のフットワークを指導しました。


T
さんがシングルバックハンドでした。基本のクローズドスタンスでトルクの腕使いで体軸を中心に両肩を回すメカニズムがすぐにできました。

驚いたことにフォアハンドのセミウエスタン・グリップをグリップ・チェンジすることなくトップスピンのボールを打つバックハンドが打てるのです。これも厚いグリップのバックハンドになります。

これも非常に参考になります。
ニューパワーテニス だからこそ簡単にトップスピンのボールを打つことができるのだと思います。

若い学生さんがシングルバックハンドをダブルハンドに変えたいと言う願いを持っておられました。オープン・スタンス打法でトップスピンのボールを打つ打点にボールを落としてテイクバックのトップから左足を踏み込みスイングするオープン・スタンス打法を指導しました。
練習会でもボレー、サービスの基本を行います。そして最後にゲームを行いその成果を確認していただいています。ゲームの後10分程度の時間が有りストローク練習をしていただきました。
驚いたことに学生さんがダブルハンドのオープン・スタンス打法でトップスピンのボールを打っておられました。これにはびっくり!!そして素晴らしいスライスのシングルバックハンドを打たれました。
これは ニューパワーテニス のボレー練習の効果でしょうか。


T
さん無事に帰り着かれたでしょうか。お二人とも感想をお寄せください。
3月の垂水練習会の予定を変えました23日の日曜日です。
そして4月は近江今津で講習会にしたいと思います。3月1日にコートが取れ次第、発表します。

マルチナ・ナブラチロワとシュテフィ・グラフのゲーム

マルチナ・ナブラチロワとシュテフィ・グラフの1989年全米のユーチューブの動画が有りました。
ナブラチロワは
19561018 生れのチェコスロバキア出身の身長173センチの左利きの女子プロテニス選手。ウィンブルドン選手権の大会史上最多優勝記録(9勝)、WTAツアーの最多優勝記録(シングルス167勝、ダブルス177勝)など、数々の歴史的な記録を樹立したプレーヤーであるという。4大大会シングルス通算「18勝」はライバルのクリス・エバートと並ぶ女子歴代4位タイ記録。左利きの選手で、ほとんどバックハンドをスライスで打っていました。相手がネットに出てくればフラットドライブのような回転の速いパッシングショットを打ちます。サービスダッシュも浅いボールをうってネットに出るネット・プレーを最も得意にしていたプレースタイルです。
http://youtu.be/24fsiH-U3Gg

http://youtu.be/wdEvBcGIYpAブログに埋め込むと動画が削除されることが多くなりましたのでクリックして下さい。

ナブラチロワはこの時32歳です。シュテフィ・グラフは20歳前です。
ナブラチロワのフォアハンド・テイクバックの前の腕をよく見てください。
テイクバックの一瞬に前の右腕スウィング方向に出しています。
ユニットターンが出来ていない古い腕使いのフォアハンドです。

グラフのフォアハンドはイースタン・グリップでラケットを握っていました。
持っていたグラフのフォアハンドの軸足を作るオープン・スタンス打法のコマ数の多い連続写真を分析しました。

テイクバックは両手でラケットを持って左手を右肩の前まで引くユニットターンが出来ています。
ラケットを持った腕の肘をほぼ90度に曲げ、脇を60~90度近く空けるようにフラィング・エルボーの形を作っていました。ですからシュテフィ・グラフは高い所でユニットターンのテイクバックで多重2次回転のコイルと移行区間の腕使いでアンコイルするオープン・スタンス打法が出来ていたのです。。

ユニットターンとはフラィング・エルボーのラケットを持った腕とそれを支える左手を右の肩の前まで引くことです。
テイクバックのトップでは左手をラケットから離し左指を大きく開いて手の平を立て腕を伸ばすオープンフィンガーができています。しかし、テイクバックのトップでシュテフィ・グラフはラケットを持った前腕を回内することができていませんでした。
テイクバックのトップでフラット面を保っていたのです。
これではラケットを持った右腕を肩にしっかり取り付けることができていません、移行区間の腕使いでラケットを持った右腕の大胸筋がプレストレッチングされてラケット面が少し開いています。それをフォワード・スイングでラケットをスイング方向に押している腕使いです。シュテフィ・グラフのフォアハンドは多重2次回転のテイクバックのコイルと移行区間の腕使いでアンコイルする外捻り加速法のフォアハンドが出来ていたのです。ユニットターンが出来ていたのでシュテフィ・グラフが高い打点でフォアハンドを打てたのです。

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