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サムライジャパンのイタリア戦

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130620-00000017-goal-socc

  
   『日本代表は19日(日本時間20日)、コンフェデレーションズカップグループA第2節の試合でイタリア代表と対戦し、3-4の惜敗を喫した。

  イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこの試合の両チームの選手たちを採点している。

   前半に本田圭佑のPKと香川真司のゴールで2点を先行した日本だが、前半終了間際にダニエレ・デ・ロッシに1点を返され、後半開始直後には立て続けに失 点。

  岡崎慎司のゴールで3-3の同点に追いついたが、最後はセバスティアン・ジョヴィンコに決勝点を奪われて敗れる結果となった。

  『ガゼッタ』はこの試合、チーム全体への採点としてイタリアを6点、日本を6.5点と日本の方を高く採点。個々の選手でも、敗れた日本の方がやや高めの採点となった。

   日本香川、本田、岡崎の3人とアルベルト・ザッケローニ監督の4人に最高点の7点が付けられ、その中でも香川が「左サイドで躍動」したとしてベスト選手 に選ばれている。

  本田については「バイクのように」動き回ったと苗字にかけて称賛。ザッケローニ監督に対しても「親愛なるザックよ、日本は何て素晴らしい んだ!」と賛辞を送った。

  その他の選手では、4失点を喫したスタメンDFの4人には5.5点。イタリアでプレーするインテルDF長友佑都には「30分間は良かったが、その後は普通 になった。と言うより『インテル化』した」と低調なシーズンを送ったチームに言及した。

  その他の日本の選手たちには、出場時間の短かった中村憲剛を除いて 6点が付けられている。 イタリアでは、内田篤人のオウンゴールを誘発するなどのプレーを見せたエマヌエレ・ジャッケリーニに最高の7点。

  マリオ・バロテッリ、セバスティアン・ジョヴィンコにそれに次ぐ6.5点が付いた。 最低点は前半途中で交代となったMFアルベルト・アクイラーニで4.5点。

  決定的な仕事のできなかったMFアンドレア・ピルロや、岡崎のPK獲得につなが るバックパスを出したマッティア・デ・シリオなどは5点となり、ピルロについては「ザックメキシコのようには彼に自由を与えなかった」と日本が同選手を 抑え込んだことを評価している。』


   コンフェデレーションズカップグループA、日本対イタリア

   日本代表が決勝トーナメント進出する為には、イタリアから勝たなければ難しいと言う試合だった。
    ブラジル戦の完敗で、日本代表選手も積極的に仕掛ける事をこの試合の前で誓っていたようだ。 そのイタリア戦

   正直、何と言っていいやらと言う感じの試合だったね。嬉しいような、悲しいような・・・。

    個人的な感想を言うと、これが今の日本代表の実力なのだろうということだけど。

    イタリアのスポーツ新聞『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が選手につけた採点は日本選手の方がイタリア選手より上。

   ちなみに『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はサッカー記事で持っているようなスポーツ紙だから、ある程度のサッカー選手に対する評価には信憑性がある。

   その証拠にFIFAが選ぶマン・オブ・ザ・マッチ、つまりこの試合の最高殊勲選手に選ばれたのは日本の香川真司だった。負けたチームから、MVPが選ばれるのはこのコンフェデレーションカップでは初めてだ。

  
   だからと言って、日本代表良くやったと喜んでばかりもいられない。
   3-4で負けたのだ。 善戦はしたけど負けた。これが事実。

   本田、香川、岡崎と活躍した選手も言っていたが、悔しいだけの後味が残った。 勝負のアヤのよっては、サムライジャパンが4-3で勝っていたかもしれないのも事実だ。

    そこで、悔しい気持ちを押し殺し、このイタリア戦のザックジャパンの収穫と課題について感じた事を書いていきたいと思う。


   先ずは日本代表がこのイタリア戦から得た収穫。
   
   ブラジル戦と違って積極的に行った香川、本田、岡崎などの攻撃陣がイタリアから3点を取ったこと。      ザックジャパンは得点力不足と言われていたが、ヨーロッパで活躍している香川、本田、岡崎など役者が揃うとヨーロッパ選手権準優勝のイタリア相手にも得点できるという事を証明した。

   イタリアチームは伝統的に守備陣には定評があり、かんぬきを意味する「カテナチオ」と言われるくらい失点が少ないチーム。

   この前の試合もマンチェスター・ユナイテッド香川と同僚のハビエルエルナンデスがいるメキシコを0点に押さえていた。 イタリア代表の守備陣は定評がある。

  しかし、イタリア戦のザックジャパンの攻撃陣はボールも回せていたし、パスも繋がっていた。一時はブラジル人観衆から日本の応援まで飛び出したくらいだ。

  日本の攻撃パターンが世界屈指の強豪国イタリアにも通じたのは大きな収穫だったろう。  


  それではザックジャパンの課題は?  

  先ずは守備陣のもろさ。  これはちょっと酷すぎる。ブラジル、イタリアと世界トップクラスとの対戦を差し引いても、2試合で7失点だかねぇ。

   しかも、一番気をつかなければいけない時間帯に失点を重ね、チームの士気を下げてきた。

  2-0で有利に試合を運んでいた前半最後の時間帯に1点。そして、守備陣の要、吉田の判断ミスから後半開始早々同点に追いつかれた。焦っていたイタリアがこれで息を吹き返した。

   その後、守備陣は乱れ、マークしきれず長谷部がハンドのPKを与えてしまう。バロテリのPKで2-3と後半開始早々逆転されてしまったのだ。

  3-3の同点ではイタリアの攻撃陣たった2人にやられてしまった。  内田に代わって入っていた酒井宏樹がきっちりマークにつけていなかった。

   また世界のトップ選手には個人技で得点されているケースも目立つ。1対1の強さやマークの付き方など改善すべき事はたくさんある。僕が言うまでもなく、ブラジル、イタリア戦で選手個々がそれを肌で感じた事だろう。  

  
   もう一つのザックジャパンの課題は攻撃陣。
   えっ? さっき褒めたばかりじゃない?? そう思った人も大勢いるでしょう。

   僕が感じたのは香川、本田、岡崎などを除いた攻撃陣の物足りなさ。  特にハーフナー・マイクは全く活躍できていない。

   ザッケローニ監督
酒井宏樹、ハーフナーマイクを投入したのは、サイドからのクロスをハーフナーの頭に合わせる事だったはず。  

  でも、一度も形ができていなかった。長友のサイドからの崩しもなかった。  ザックジャパンワールドカップ予選で得点力不足に悩んでいたのは、本田もしくは香川など欧州で活躍している選手がいなかった時が多い。  

  つまり、イタリア戦で高得点を取った本田、香川、岡崎長友を加えた4人のうち1人でも欠けると、極端に得点能力が落ちるのではないかという事。

  ヨルダン戦、ブルガリア戦が良い例ではないか?

  本田圭介がいないと攻撃陣も上手く機能しなかったし、オーストラリア戦も負けていたかもしれない。

   期待していたハーフナーのヘディングシュートは最近全く見ていない。  勿論、これはハーフナーだけの問題ではなく、今日のイタリア戦で言えばサイドの酒井宏樹とのコンビネーションの問題もあるだろう。

  だけど、全体的にコーナーキックからも、フリーキックからもハーフナーを狙ったクロスが少ないように思う。 ザックジャパン内のハーフナーの立ち位置をもう一度確認して、もっと攻撃の幅が広がるようにしてほしいな。

  後は、落ち着いて試合を進め、勝ち切る精神力。
  イタリア戦
後、香川真司が「勝ち切れないと意味がない」ような事を言っていたけど、ワールドカップで勝っていく為にはそこが一番大事だと思う。

   試合内容は日本イタリアを上回った。でも、結果は3-4で負けた。一時は2-0の圧倒的有利な状態を作り出し、イタリア代表の焦りも誘っていた。

   それに忘れてはいけないのが、イタリア日本が戦ったブラジル戦の翌日に試合をしている。つまり、疲労度はイタリアの方があったはずなのだ。だからか、イタリアチームは3人の交替枠を早々と使い切ってしまった。

   イタリアが後半足が止まる可能性は高かった。そして2-0。この絶対的有利な状況で勝ち切れないのは、日本代表ワールドカップで上位にいける力はまだないということ。

   何度も言うけど、前半最後と後半最初。一番気をつけないといけない時間帯に失点して、相手を生き返らせてしまったのは致命的だった。

   最後に、そうは言ってもやっぱりザックジャパンにはブラジルワールドカップでは活躍して欲しいよね。

   親善試合でなく、ガチンコで世界トップレベルの国と試合ができるのは日本代表には貴重な経験だったはず。 そのガチできたイタリアに惜敗だったのだから、本田が言うもっと個々が強くなれば来年のブラジルワールドカップは非常に楽しみになってきたとも思うんだよね。

   コンフェデレーションズカップは敗退してしまったけど、まだメキシコ戦がある。 メキシコロンドン五輪ブラジルを破って金メダルを取った国。

  メキシコ戦では多彩な攻撃パターンを試してみて、より多い収穫のある大会にしてほしいものである。
  今、サッカー強豪国とガチでやれるチャンスを最大限に活かして欲しいね。

  アジアチャンピオンだけが得られる特典なんだから。