世界のビックリニュースの視点

世界を旅してきたバックパッカーが、気になった世界のニュースを斬ります。自身の異文化体験や新しく得た発想などを交えながら、感想を綴ります。世界のビックリ仰天ニュースからお堅い政治ニュースまであらゆるジャンルを取り上げたいと思います。

    タグ:サッカーびっくりニュース

    AFC U-23 優勝の軌跡

        http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160131-00396879-soccerk-socc



       『AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)決勝が30日に行われ、U-23日本代表U-23韓国代表が対戦した。

      日本はグループステージで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、タイ、サウジアラビアに連勝し、3戦全勝の1位通過で決勝トーナメントに進出。

      準々決勝では延長戦の末にイランを下すと、26日の準決勝では後半アディショナルタイムの得点でイラクを破り、上位3カ国に与えられるリオデジャネイロ・オリンピック出場権を獲得した。

      6大会連続の五輪出場という最大のミッションを達成したU-23日本代表は、決勝で“永遠のライバル”の韓国と対戦する。

      チームを率いる手倉森誠監督は、イラク戦のスターティングメンバーから4名を変更し、DF岩波拓也、MF矢島慎也、MF大島僚太、FWオナイウ阿道を起用。

      キャプテンのMF遠藤航やMF中島翔哉らも先発メンバーに名を連ねた。

      
      一方、イラク戦で後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めたMF原川力がベンチスタートとなった。

      立ち上がりの6分、最初にチャンスを作ったのは韓国。エリア手前でボールを持ったムン・チャンジンが強烈なミドルシュートを放つ。ここはGK櫛引政敏がなんとか弾き返した。

     こぼれ球を左サイドのユ・ソンウが拾い、エリア内左からシュートを放った。これがゴール右に決まり、韓国が先制かと思われたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

      続く20分、左サイドのシム・サンミンが高いクロスを上げると、中央のチン・ソンウが頭で落とす。これをゴール前でフリーになっていたクォン・チャンフンが右足ボレーシュート。ボールはGK櫛引の正面に飛んだが、岩波の左足に当ってしまい、コースが変わってゴール右に決まった。

     なかなかシュートまで持ち込めない日本

     30分に左サイドの矢島がアーリークロスを供給すると、ゴール前に走り込んだ岩波がヘディングシュート。しかし、ここはゴール右に大きく外れてしまった。

     韓国は36分にチャンスを作る。右サイドのチン・ソンウがドリブルで山中亮輔をかわし、斜め45度の位置から左足シュート。決定機だったが、ここは枠の上に外してしまった。

     このまま韓国が1点をリードして前半終了を迎えた。


      1点を追う日本オナイウ阿道を下げて原川力を投入。久保を1トップに置いた4-1-4-1のシステムに変更した。  

     日本はここから同点に追いつきたいところだったが、後半立ち上がりに出鼻をくじかれる。47分、韓国が中盤右でダイレクトパスをつなぐと、右サイドを突破したイ・チャンミンが中央に折り返しのパスを出す。

     これをゴール前で受けたチン・ソンウが反転してゴール中央に蹴り込み、韓国が追加点を奪った。

      日本は60分に大島僚太を下げて浅野拓磨を投入。再び2トップに戻した。しかし、その後も韓国のペースが続く。63分、エリア手前左でパスを受けたユ・ソンウが右足シュート。低く強烈なボールが日本ゴールを襲ったが、ここはわずかに枠の左に外れた。


      日本がようやくチャンスを作ったのは66分。エリア手前左でボールを持った久保がタテパスを送ると、エリア左横でボールを受けた原川が折り返しのボールを送る。ゴール前の浅野が合わせたが、ここは決めきることができなかった。


     しかし、ここから日本の時間が続く。67分、カウンターからエリア手前でボールを持った矢島が最終ラインの裏にスルーパス。エリア内右に抜けだした浅野が飛び出したGKの上を抜くループシュートを決め、日本が1点を返した。

     さらに直後の68分、左サイドを山中がドリブルで突破し、深い位置から左足クロスを供給する。するとフリーになっていた矢島がゴール左上にヘディングシュートを決め、あっという間に同点に追いついた。

      日本は75分に矢島を下げて豊川雄太を投入し、逆転ゴールを狙いにいく。

     迎えた81分、日本がカウンターからチャンスを掴む。一度は相手DFにカットされたが、こぼれ球を拾った中島が前線に浮き球のパスを入れる。するとDFと入れ替わった浅野がGKとの一対一を制し、ゴール右下に流し込んで逆転ゴールを決めた。

      終盤は韓国がパワープレーに出て、日本は猛攻にさらされたが、GK櫛引を中心に体を張って守りきり、大逆転勝利でアジアの頂点に輝いた


     今夏に行われるリオデジャネイロ五輪は、8月4日にグループステージが開幕し、20日に決勝が行われる。 【スコア】 U-23日本代表 3-2 U-23韓国代表

    【得点者】 0-1 20分 クォン・チャンフン(U-23韓国代表) 0-2 47分 チン・ソンウ(U-23韓国代表) 1-2 67分 浅野拓磨(U-23日本代表) 2-2 68分 矢島慎也(U-23日本代表) 3-2 81分 浅野拓磨(U-23日本代表)』


                                  勝てない世代


      このU-23世代オリンピック世代)は年代別ワールドカップで負けてきた。
     いや世界の話ではない。舞台はアジアだったにもかかわらず、負けてきたのだ。

      誰からともなく言い始めた有り難くないニックネーム「勝てない世代」。

      
      日本サッカー界W杯フランス大会以来ワールドカップにも連続出場し、オリンピックにも5大会連続で出場していた、今や出て当たり前の状況。

      アジア予選を侮る事は勿論いけないけど、実際は世界の舞台でどう戦って強豪国に勝っていくかに焦点が移っている。


      日本のサッカーチームワールドカップ出場、オリンピック出場が目標だったのはもう20年ぐらい前の話。

       ロンドンオリンピックでは優勝候補スペインを破るなどベスト4になり、この年代の世界サッカー界のトップレベルにあることを証明していた。

      もっと遡れば、1990年代後半ではヨーロッパでも活躍した高原、稲本、小野などがいたユース世代は、なんと世界で準優勝していたのだ。

      そんな日本サッカー界の経過を見ると、アジアの舞台でさえ勝てない世代は「暗黒の世代」に等しかった。 何せアジアの舞台でさえ、ベスト8が最高という世代だったのだ。

      つまり世界を知らない世代。 アジア予選で負けているので、ガチの世界の舞台で戦った経験がないのだ。

       世界を知らないと、その分成長が遅れるとも言われている。 その世界の強豪国と戦う機会さえ与えられずにいたのが「勝てない世代」だったのだ。

       正直に言うと、リオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)は危ないと思っていたサッカーファンもけっこういたと思う。 何せアジア最高成績がベスト8。アジアの他の国に負けてきた負のイメージがあった。

      また、練習試合などでも思ったような成績が上がっていないという情報もあった。

      
       実際、AFC U-23選手権が始まってからも苦戦の連続だった。

      グループステージで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、タイ、サウジアラビアの3連勝したが、圧倒していたわけではない。 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に勝って波に乗れたのが大きかったね。

      決勝トーナメントに入ると、その苦しさはグループリーグ以上だった。 特にイラン戦。 ここで負ければかつてと同じベスト8で姿を消してしまうことになる。

      グループリーグと違って決勝リーグでは負ければそれで終わり。はい、サヨウナラだ。


       その準々決勝で延長戦の末になんとかイランを下した。 26日の準決勝の相手はイラクイラクには世界ワールドカップの舞台への切符を阻まれてきた経緯がある。

       このオリンピック世代ではアジア最強の声もあったくらい、イラクは手ごわかった。 そのイラクを後半アディショナルタイムの劇的な得点で破ってリオ五輪出場を決めた。


      そして、決勝の韓国戦。 0-2の2点ビハンドから3点取っての劇的な逆転勝利
       この「勝てない世代」が一戦一戦試合をするごとに強くなっていった。 勝ち切れるようになっていった。

      そして、見事AFC U-23選手権に優勝したのだ。


      今回選手の「なにくそ!見返してやる!絶対オリンピック出場を勝ち取るんだ!」とそんな気持ちの集大成がリオデジャネイロオリンピックにつながったのは間違いない。

      マスコミやサポーターなどから「勝てない世代」と揶揄されながらも地道に努力を続けてきた結果だろう。


      でも、今回の一番のヒーロー手倉森監督だと思う。

      「勝てない世代」と言われて、選手が辛かったのはみんな勿論わかるだろうが、監督である手倉森氏はもっと辛かったんじゃないかな?


      かつてのユース世代の中田、小野、本田など世界を相手に輝いていたスター候補がいた世代と違って、今回の世代は絶対的エースのような選手はいない。

      日本サッカー界にとって、オリンピック出場が途切れると今後のA代表(サッカー日本代表)にも影響してくる。

      ワールドカップやオリンピックに出ていれば、例え予選で敗退したとしても、大舞台で戦ったという経験値や世界の強豪国を肌で知ったというメリットは残る。

      オリンピックに行けなければ、その機会さえないのだ。 つまり自分達の実力は世界のどのくらいで、強豪国に比べて何が欠けていて、何が通用するのか。

     それを体感できているのとできていないのとでは、この世代がA代表(サッカー日本代表)の主流になってきた時に大きな差になって現れてくる。

      手倉森監督としては、「勝てない世代」をいかにリオ五輪に導けるか、大きな課題だった。

      予選日程が過密であることで、先発メンバーを大幅に入れ替えた。 飛び抜けた選手、絶対的エースがいない分、選手の体調を一番に優先した。コンディションがいい選手を使った。

     まあ、このように文字で表せば簡単だけど、先発メンバーを大幅に入れ替えるのって監督としては勇気がいる。 サッカーチームスポーツで連携が大事。

     自分一人のドリブルで抜いてシュートを決められるメッシのような特別な選手なら話は別だが、パスが来ない事にはFWにしても点の取りようがない。

     これだけ大幅に入れ替えられるのも、常日頃色々な選手と組ませて連携を見て、1人1人の選手の特長をしっかりわかっていたからだろう。

      今大会の手倉森監督の采配は本当に見事だったと思う。

     日替わりヒーローの出現。決勝戦で2得点した浅野のような途中出場した選手も結果を出した。

      手倉森采配がズバリ、ズバリと当たっていたよね。

      数年前にベガルタ仙台を率いて、サンフレッチェ広島とJ1優勝争いをした手腕は衰えていないどころか、更に磨きがかかっている。

       このチームの一番の特長は監督、スタッフ、選手みんなを含めたチームワークだろう。


       「勝てない世代」と言われていたチームのキャプテン遠藤が泣いていたのも、やっぱり日本サッカーの五輪出場を途切らせてはいけないというプレッシャーが相当あったからだろうと思う。

       そのプレッシャーは監督の手倉森氏はもっと感じていたと思う。


            いい意味での開き直りと選手を信じる心。


       このAFC U-23選手権日本の勝てない世代が生まれ変わったのと同時に、素晴らしい日本人監督が誕生したと言えるだろう。

      ドラマにでもなりそうな劇的なストーリーで優勝を遂げた手倉森ジャパン

       結果がついていない時でも自分の力を信じて地道に努力すれば、いつか実を結ぶという事を体現してくれた手倉森ジャパンに感謝だね。

       元気をもらったよ。


      サッカー日本を明るい国にすると言っていた手倉森監督

      リオデジャネイロオリンピックでも世界を驚かす活躍を期待してます。

     

    ブログネタ
    サッカー全般 に参加中!
    サンフレッチェ広島の優勝の裏側


       今回はちょっと趣向を変えて、サンフレッチェ広島がどれだけ苦労してJ1チャンピオンになったか、ちょっと裏側を解説したいなと思います。

       http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151205-00000132-spnannex-socc


       『◇Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦 広島1―1G大阪(2015年12月5日 Eスタ)

      11年ぶりに復活したJリーグチャンピオンシップ(CS)は5日、エディオンスタジアム広島でホーム&アウェー方式の決勝第2戦が行われ、第1戦を劇的な逆転勝利で飾った年間勝ち点1位の広島がホームでの第2戦で同3位のG大阪と1―1で引き分け、1勝1分けで13年以来2年ぶり3度目となる年間王者の座に輝いた。

      森保一監督(47)は就任4年目で3度目の優勝。

      横浜・岡田武史監督(当時)らの2度を抜いて、史上最多となる日本人指揮官初の3度目Vとなった。

      試合巧者ぶりが際立った。広島は前半27分、G大阪MF遠藤の蹴った右コーナーキックに、右足を合わせたMF今野にゴールを割られ、先制を許した。

     だが、慌てない。このまま0―1での敗戦ならアウェーゴール数で上回り年間王者が決まる。0―1で前半を折り返すと、後半にカードがきられた。

     同12分、FW佐藤に代えてFW浅野を投入。スピードを生かしてカウンターの機会をうかがう。

     迎えた同31分、右サイドを駆け上がった途中出場のMF柏からのクロスを浅野が頭で押し込み同点とした。  
     2日にアウェーで行われた決勝第1戦(万博)では、1―2のビハインドから後半ロスタイムに2ゴールを奪う劇的な逆転勝ち

     第2戦でも先制されながら、途中出場した2人の活躍で追いつき、森保監督の選手起用が的中した。

     年間王者の広島は、3年ぶりに日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)への出場権を獲得。

     10日に横浜国際競技場で行われる開幕戦でオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)と対戦する。

     G大阪は3冠を達成した昨季から一転、ナビスコ杯に続いてJリーグ王者も逃し、8強に残っている天皇杯に今季最後のタイトル獲得を懸けることになった。』


      サンフレッチェ広島がCS決勝を制してJ1優勝を飾った。

      今年から復活したJリーグチャンピオンシップ(CS)制度。 Jリーグを盛り上げる為の方策だろうが、J1第2ステージを制し、年間1位の勝ち点を取っているサンフレッチェ広島の選手にとってはプレッシャーでしかなかった。

      J1で実質1位の成績を残していても、CSのこの2戦で負けてしまえばJ1のタイトルは逃げてしまう。

     1年間頑張ってきた選手にとっては、その頑張りが報われない可能性が残るCSはプレッシャーでしかない。 それを見事に乗り越えたサンフレッチェ広島の選手達は本当に素晴らしい。

     第1戦も1-2で負けが濃厚だった。 それをロスタイムで2点を奪い、逆転勝利!

      そのサンフレッチェ広島の選手達の粘りにサッカーの怖さ、面白さを味わったサッカーファンは数多い。

      これでサンフレッチェ広島は4年間のうち3年J1チャンピオンになった。

      こう書くと、J1サッカー事情に詳しくない人は、以前の鹿島アントラーズのようにサンフレッチェ広島の選手層が充実してチームとして完成されているような印象を受けるだろう。

     ところが、サンフレッチェ広島のレギュラーは年々けっこう変わっているのだ。

     今年のサンフレッチェ広島の前評判はそんなに高くなかった。 昨年CS決勝相手のG大阪に3冠を許し、思うような成績を挙げられていなかった事がある。

      しかも、昨年のサンフレッチェ広島からは高萩、石原の主力2選手が移籍していたのだ。高萩はMFとしてサンフレッチェの攻守のコントロールをしていたサンフレサッカーの心臓部の選手だった。

     今年のサンフレッチェ広島J1チャンピオンは並大抵の苦労で成し遂げられたものではないのだ。


      実を言うとJ1チャンピオンとなりながらも、サンフレッチェ広島は毎年のように主力選手が移籍しているという悲劇が繰り返されてきた。これは異常事態だ!

     J1チャンピオンになったのに、普通その戦友と別れて他のチームに行く?

     まだ海外クラブに挑戦というのならわかるけど、高萩以外は同じJリーグに移籍しているのだ・・・。 ここ4年を見ると最初に森脇、そして西川、昨年の石原と同じJリーグの浦和レッズに移籍している。

      これは現浦和レッズ監督のペトロヴィッチが以前サンフレッチェ広島の監督をしていた関係で、自分の教え子に声をかけて引き抜いているのだ。

      選手も気心が知れた監督に呼ばれ、資金力がある浦和だからきっと年棒にも惹かれるのだろう。

     サッカー選手の移籍はグローバルに行われている事だけど、サンフレッチェの場合、中身は異常。

      同じ移籍といっても、同じチームに引き抜かれるのって戦力ダウンと同時にライバルに大きな戦力アップをさせる事になる。これがどれだけ大変なことか。
     サンフレッチェ広島の手の内も読まれるしね・・・。


       これは監督にとってどんなに辛い事か、同じ広島を拠点とするプロ野球の広島カープ(HIROSHIMA CARP)の例を取ってみよう。

       プロ野球にFA制度が設定されて、これまで数多くの主力選手がカープ(CARP)から去っていった。

      若手を鍛えてようやく主力選手に育ってきたかと思っていたら、一番脂の乗り切った旬の時期に他球団に持っていかれるのだ。チーム強化に当たって、これだけキツイ事はない。

       これまで広島カープから去った主力を見ると、現役を引退しても球界で監督、コーチなどで活躍している選手も多い。 主な選手は 川口、江藤、金本、新井(今年また広島に戻ってきたけど全盛期は過ぎている)、大竹

      その結果、広島カープは25年ぐらいセ・リーグ優勝から離れてしまっている。 それだけ主力選手が抜けると、チーム力に大きな影響を与えるという事だ。

      逆に、阪神タイガース金本がカープから移籍してきてチームを変え、その年にセ・リーグ優勝を果たしている。一流選手の移籍はそれぐらいインパクトがあるのだ。

      スポーツをしていた人なら特によくわかると思うけど、このように団体競技で主力選手が抜けるというのは大変に痛い出来事なのである。

      優勝してチャンピオンチームになっているのに、毎年のように選手、それもレギュラーの主力が移籍するのだ。 森保監督としてはたまったものではなかったろう。

      毎年チームの穴埋めを考えなければいけないのだ。

      特に日本代表でもあるGKの西川が浦和レッズに移籍したのは衝撃だったと思う。 守備の要のGKはそうそう簡単に育つわけじゃないからね。

       GKに関しては試合に出るのは大抵レギュラー1人だから、1番と2番では実力以上に経験値で大きな違いがある。雲泥の差と言ってもいい。

      森保監督にしてみれば強いチームにしてJ1を制し、一緒に美酒も味わった。だけど、チームを去っていく。気持ち的にもメチャクチャ寂しさを感じていたと思う。

      それと共に、主力の抜けた穴をどう埋めていくか。サンフレッチェ広島の戦力ダウンと同時に浦和レッズは確実に戦力アップしているのだ。

      サンフレッチェ広島はどこかのように金満クラブではない。 補強をするにしても限られた予算でやらなければならない。 代わりに他のクラブからビッグネームを引き抜いていくような事はポリシー的にも、金銭的にも無理なのだ。そんな選択肢はない。

      じゃ、どうするか。

     サンフレッチェ広島のサッカースタイル
    にあったまだ開花していない潜在能力が高い選手を見つけて持ってくるしかない。

       ただ、そこには選手を見抜く相当な眼力が必要となってくる。 サンフレッチェ広島のサッカースタイルを理解し、それにフィットする選手をピックアップし交渉する。

      苦労してまだそんなに名が売れていない選手を引っ張ってくるのだが、サンフレッチェ広島にうまく機能するかどうかはもちろん未知数だ。眼力違いという事もある。

       それがうまくいかないと、チームの成績は一気に下がる。

      問題はそれだけじゃない。 苦労して採ってきた選手を現場の監督がうまく使えないと結局は無駄になってしまう。 現場を預かる監督とフロントの考えが一致していないと実を結ばないのだ。


      その点、森保監督は本当に名監督だと思う。

      森保監督自身はオフト監督時代に日本代表だった選手だけど、目立つ存在ではなかった。攻守のバランスを整える役割を地味にこなしていた選手だ。

     だからこそ、チームの攻守のバランスを整え、控え選手にもモチベーションを保たせる能力が培われたのだろう。

     それはサンフレッチェ広島の選手を見てみるとよくわかる。

     サンフレッチェ広島の選手で現在のサッカー日本代表に定着している選手はいない。 4年間に3回も優勝しているチームなのに、日本代表に常に呼ばれている常連と言われる選手が1人もいないのだ。

      つまり飛び抜けた選手がチームを引っ張って優勝したのではないのだ。

      このCSでも、第1戦の得点も1点目は今年入ったドウグラス、歴史に残るロスタイム逆転劇を演じた柏と佐々木は昨年、今年に甲府から来た移籍選手だ。

      控え選手のモチベーションの高さはこのCSでも発揮された。

      これはチーム内で競争意識が上手く作用している証拠だろう。 先程の第1戦の、CS第2戦目で同点弾を叩き込んだ浅野は途中出場だ。どちらも優勝にかかわる値千金のゴールだった。

      因みに浅野のゴールをアシストしたのも、第1戦同様この日も途中出場だっただ。

      サンフレッチェの強さは移籍してきた選手がチームのサッカーに馴染んで活躍、交代して入ってきた選手がモチベーションを高く持って活躍という全員で勝利を掴み取ってきたことにある。

      突出した選手がいない中、全員が同じ目標を持って、同じゴールに向かっていく。1人が欠けても、それを誰かがカバーし、チーム力を維持する。

      そこには金も人材も十分ではないチームを、いかに強くしていくかという良い見本となっている。

       サンフレッチェ広島フロントの選手を見抜く力ユース世代を育てる力は本当に素晴らしい。

      それを現場で競争心を煽りながら、チームのモチベーションを高め、最高のパフォーマンスに持っていく森保監督も地味だけど、なかなか同じようにできる人はいない。

       これからは日本人で初めてJ1リーグ3回目の優勝監督になった事で、森保監督の指導力はもっと日の目を見るだろう。

      選手の頑張りに、この2つの要素が加わった。 でももう1つ加えたい。 それはサポーター

      4年で3回目の優勝ともなれば、飽きっぽい人はまたかとかになってしまいかねない。
       でもサンフレッチェ広島のサポーターは最後まで選手、監督をスタジアムに駆けつけて応援した。


      今年のサンフレッチェ広島の優勝は、監督、選手だけでなく、フロント、サポーターが一体となって苦労してもぎとった優勝なのだ!!!

    【サンフレッチェクラブ-サンチェ会員】

    【サンフレッチェクラブ-サンチェ会員】
    価格:5,000円(税込、送料込)

    このページのトップヘ