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マラソン世界新の裏

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130930-00000017-sph-spo

  『ベルリン・マラソンが29日、当地で行われ、ウィルソン・キプサング(31)=ケニア=が2時間3分23秒の世界新記録で初優勝。優勝賞金や記録ボーナスで12万ユーロ(約1596万円)を獲得した。

   最初の1キロを2分43秒で入る超ハイペースの中、ロンドン五輪銅メダルのキプサングは、35キロ過ぎにスパートを仕掛けた。

  40キロまでの5キロを14分36秒でカバー。パトリック・マカウ(ケニア)が11年の同大会で記録した2時間3分38秒を15秒上回った。

  03年に2時間4分55秒の世界記録を樹立したポール・テルガト(ケニア)に憧れ、マラソンを目指した。

  「達成できて本当にうれしい。10年間夢みていたことを実現できた」と胸を張った。  

  ベルリンはコースが平坦で世界的にも記録が出やすいと言われ、世界歴代6位までが当地だ。今回は風が強く吹いた場面もあり、キプサングは「まだまだ記録は更新できる」と再度の世界記録樹立に自信を見せた。

   日本男子は石川末広(34)=ホンダ=の2時間10分24秒で7位が最高。

  女子はフローレンス・キプラガト(26)=ケニア=が2時間21分13秒で制した。』  


   ケニアのキプサングドイツ・ベルリンマラソンで世界新を記録した。  
   そのタイム2時間3分23秒。  

   いや~、42.195kmを2時間ちょっとで走るんだからね。10km走るだけでも四苦八苦する人が大勢いるのに。  

   それにしてもケニアは走って世界的選手になる事が貧困からの脱出手段になっている。女子の優勝者もケニア人だしね。

   中南米アフリカなど多くの国でサッカーが、ドミニカ共和国などでは野球が貧困からの脱出手段となっているのに似ている。

   もちろんケニア人の身体能力が全体的に高いというのもあるけどね。
   ケニア陸上界は次々にメダルを狙える選手が出てくるよね。全く無名のケニア選手がいきなりトップ選手に躍り出る事もそんなに珍しい事じゃない。

   マラソンば、当日の天候やコースの難度などが記録に大きく作用する。
   このドイツのベルリンは記録が出やすいコースとして有名だ。多くの世界記録が出ている事でもベルリンマラソンは走りやすさが他のコースとは全然違っているのだろう。

     それにしても残念な事が一つ。  

   このキプリングのマラソン世界記録樹立の瞬間に、5mぐらい前からウエアを着た観客が急に飛び出してきて、なんとキプリングより先にゴールのテープを切ってしまったのだ。

   劇的なマラソン世界記録瞬間に、多くのマスコミがゴールシーンの写真を使っていないのはその為だ。   有り得ない・・・。  

  ベルリンマラソンはゴール付近まで観客がいっぱいいて、警備もほとんどされていない。
  テレビで見たけど、この非常識な男性も簡単にマラソンコースに出ている。警備員らしき人も見当たらず、誰も制止することなく優勝者のキプリングより先にゴールのテープを切ってしまったのだ。

  キプリングの気持ちを考えると、怒りが湧いてくる。
   世界新の記録達成のゴールを横から出てきた訳のわからない男に先にゴールのテープを切られたんだから。 キプリングが一生懸命これまで努力して掴んだ栄光に、水をさされたのだ。

  これはベルリンマラソン主催者にも大きな課題を突きつけた。
   警備が全然なっていない。  

  アメリカのボストンマラソンでは爆弾事件があったのに、ベルリンでは全くの無防備体制。   おまけに全世界が注目するマラソン世界新のニュースに、ドイツは最大の恥をさらした事になる。

   世の中には何をしでかすか分からない人間もいっぱいいる。

  マラソン選手を応援するシステムはどのようなものがいいのか、日本の主催者も含めて、ここで再度考えていかないといけないと思うな。