中東の湾岸諸国関係にヒビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000018-jij_afp-int
『【AFP=時事】(更新)サウジアラビアとバーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)は5日、カタールとの国交を断絶すると発表した。
湾岸(Gulf)諸国間で緊張が高まっている。
国営サウジ通信(SPA)によると、サウジアラビア政府は「テロリズムと過激主義の危険から国の治安を守る」ため、カタールとの外交関係を断ち国境を閉鎖する。
一方、バーレーン通信(BNA)は、カタール政府が「バーレーンの治安と安定を揺るがし、内政干渉を行う」と主張したため国交を断絶したと報じている。【翻訳編集】 AFPBB News』
今まで湾岸諸国(GULF)として中東の安定に一役買っていたのが、カタールと国交断絶という強硬手段に出た国が現れた。
それも2国間で意見の対立が起こったのではなく、4か国、しかもサウジアラビアやエジプトというアラブ諸国の盟主のような国から絶縁状。
バーレーンやアラブ首長国連邦などはカタールの隣国。その2国も国交断絶。
理由は、カタールがテロリストや過激派、特定宗派の組織を資金面などで支援しているということらしい。
しかし、アラブ湾岸諸国内で国交断絶にまで発展するくらい、国際関係が険悪になっているとは思わなかったな。
アラブ、中東政治は増々複雑怪奇になっていきそう・・・。
イランはシーア派でアラブ諸国とは元々仲が悪い。 シリア、イラク、アフガニスタンはまだテロなどが散見されている国。
そんな不安定の中東情勢の中、更に追い打ちをけるようなカタールはずし。
中東政治は石油利権と密接な結びつきがあるけど、今回カタールとの国交断絶でどのように変わるのだろうか?
中東、アラブ諸国での不安定要素が増すにつれ、日本の石油輸入にも影響を与えるかもしれない。
それにカタールは2022年にサッカーワールドカップの開催地だ。
サッカーW杯はオリンピック以上に、世界中を巻き込んだスポーツ大会。
それを5年後に控え、外国人労働者を使った建設ラッシュが起こっていると伝えられている。 周辺諸国やアラブの盟主を自負するサウジアラビアなどと国交断絶になれば、その外国人労働者の立場も微妙になるかもしれない。
なにせ、カタールとの陸海空の交通手段を封鎖するという話だ。
5年後に世界的スポーツ大会が行われる予定の国が、アラブ諸国から国交断絶を宣言され、テロ支援と非難されている状況では、開催できるかどうかも微妙になってきた。
もし、世界から見て、カタールが過激派などテロリスト支援をしているとみなされれば、開催地変更だろう。
サッカーワールドカップで落ちる莫大な資金がテロ組織に流れる可能性があるし、大体、開催中の安全保障などあったものではない。
スタジアムでテロ行為蔓延ということにもなりかねないからね。
また、カタールはテロ組織支援国ではないとわかっても、サウジアラビア、エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦が振り上げた拳を素直におろすとも思えない。
彼らはカタールがテロ支援国家だと言って、国交断絶を決断したのだ。
ちなみに、国際政治で国交断絶って、一番大きな重大問題だ。
当然、この間の日本の韓国大使を召還した以上のインパクトだ。
もうどこかの国が仲裁に入らないと解決は難しい。 ただ、今回はイスラム過激派組織やテロリストの問題が絡んでいるので、各国の思惑が飛び交うかも知れない・・・。
厄介な問題になってきたね。
中東政治が増々不安定になり、ここでも紛争の種ができてしまった。
でも、何か話し合いで解決できないと、サウジアラビアを始め4か国は、カタールのサッカーW杯に協力しないだろう。
そうなると、交通手段や宿泊施設、キャンプ地など色々と問題が出てくる可能性だってある。
いずれにしてもカタールのサッカーワールドカップ開催に黄信号がともったね。
FIFAはワールドカップを今まで開催していない所でやろうと、治安が悪かった南アフリカやブラジルのリオデジャネイロでの開催を決め、なんとか開催してきた。
問題は多々あったけどね。
代替地を決めるにも、それ相応の準備がいるからね。
今年中に開催地変更があるかもしれない・・・・。
色んな不安要素を持ったカタールのニュースだったね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000018-jij_afp-int
『【AFP=時事】(更新)サウジアラビアとバーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)は5日、カタールとの国交を断絶すると発表した。
湾岸(Gulf)諸国間で緊張が高まっている。
国営サウジ通信(SPA)によると、サウジアラビア政府は「テロリズムと過激主義の危険から国の治安を守る」ため、カタールとの外交関係を断ち国境を閉鎖する。
一方、バーレーン通信(BNA)は、カタール政府が「バーレーンの治安と安定を揺るがし、内政干渉を行う」と主張したため国交を断絶したと報じている。【翻訳編集】 AFPBB News』
今まで湾岸諸国(GULF)として中東の安定に一役買っていたのが、カタールと国交断絶という強硬手段に出た国が現れた。
それも2国間で意見の対立が起こったのではなく、4か国、しかもサウジアラビアやエジプトというアラブ諸国の盟主のような国から絶縁状。
バーレーンやアラブ首長国連邦などはカタールの隣国。その2国も国交断絶。
理由は、カタールがテロリストや過激派、特定宗派の組織を資金面などで支援しているということらしい。
しかし、アラブ湾岸諸国内で国交断絶にまで発展するくらい、国際関係が険悪になっているとは思わなかったな。
アラブ、中東政治は増々複雑怪奇になっていきそう・・・。
イランはシーア派でアラブ諸国とは元々仲が悪い。 シリア、イラク、アフガニスタンはまだテロなどが散見されている国。
そんな不安定の中東情勢の中、更に追い打ちをけるようなカタールはずし。
中東政治は石油利権と密接な結びつきがあるけど、今回カタールとの国交断絶でどのように変わるのだろうか?
中東、アラブ諸国での不安定要素が増すにつれ、日本の石油輸入にも影響を与えるかもしれない。
それにカタールは2022年にサッカーワールドカップの開催地だ。
サッカーW杯はオリンピック以上に、世界中を巻き込んだスポーツ大会。
それを5年後に控え、外国人労働者を使った建設ラッシュが起こっていると伝えられている。 周辺諸国やアラブの盟主を自負するサウジアラビアなどと国交断絶になれば、その外国人労働者の立場も微妙になるかもしれない。
なにせ、カタールとの陸海空の交通手段を封鎖するという話だ。
5年後に世界的スポーツ大会が行われる予定の国が、アラブ諸国から国交断絶を宣言され、テロ支援と非難されている状況では、開催できるかどうかも微妙になってきた。
もし、世界から見て、カタールが過激派などテロリスト支援をしているとみなされれば、開催地変更だろう。
サッカーワールドカップで落ちる莫大な資金がテロ組織に流れる可能性があるし、大体、開催中の安全保障などあったものではない。
スタジアムでテロ行為蔓延ということにもなりかねないからね。
また、カタールはテロ組織支援国ではないとわかっても、サウジアラビア、エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦が振り上げた拳を素直におろすとも思えない。
彼らはカタールがテロ支援国家だと言って、国交断絶を決断したのだ。
ちなみに、国際政治で国交断絶って、一番大きな重大問題だ。
当然、この間の日本の韓国大使を召還した以上のインパクトだ。
もうどこかの国が仲裁に入らないと解決は難しい。 ただ、今回はイスラム過激派組織やテロリストの問題が絡んでいるので、各国の思惑が飛び交うかも知れない・・・。
厄介な問題になってきたね。
中東政治が増々不安定になり、ここでも紛争の種ができてしまった。
でも、何か話し合いで解決できないと、サウジアラビアを始め4か国は、カタールのサッカーW杯に協力しないだろう。
そうなると、交通手段や宿泊施設、キャンプ地など色々と問題が出てくる可能性だってある。
いずれにしてもカタールのサッカーワールドカップ開催に黄信号がともったね。
FIFAはワールドカップを今まで開催していない所でやろうと、治安が悪かった南アフリカやブラジルのリオデジャネイロでの開催を決め、なんとか開催してきた。
問題は多々あったけどね。
代替地を決めるにも、それ相応の準備がいるからね。
今年中に開催地変更があるかもしれない・・・・。
色んな不安要素を持ったカタールのニュースだったね。
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