ベネズエラの仮想通貨政策

  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180301-00000016-wordleaf-bus_all


 『独裁政権による失策で経済危機に陥っている南米ベネズエラで、急速に電子マネーが普及しています。猛烈なインフレで紙幣が不足しており、庶民は生活を守るために一気に電子マネーに移行しました。

 しかし、困ったことにマドゥロ政権は、こうした状況を逆手に取り、独自の仮想通貨ペトロの発行を開始。一部からはその不透明性が指摘されています。

 ベネズエラは世界でもトップレベルの石油埋蔵量を誇る国ですが、国家経営は安定していません。

 マドゥロ政権は、庶民からの支持を取り付けるため、バラマキ政策を実施するとともに価格統制を実施しましたが、国内産業は疲弊し、財政も悪化してしまいました。

 こうした状況に原油価格の下落米国による経済制裁が加わり、外貨や物資が不足。インフレが一気に進行し、2017年の物価上昇率は2500%を突破しています。

 紙幣はもはや紙切れ同然ですが、それでも日々の生活にはキャッシュが必要です。政府は紙幣の印刷を急いでいますが、インフレに追いつかず、紙幣が足りないという状況に陥っています。

 困り果てた庶民が頼ったのはアプリを使った決済サービスです。

 ベネズエラネット接続環境が悪いといわれていますが、それでも多くの人が、生活のため電子決済を活用しています。

 また一定以上の資金がある人は、自国通貨をビットコインなどの仮想通貨に換えて資産の劣化を防いでいるといわれています。  

 経済が危機的な状況に陥っていることから、マドゥロ政権は弱気になっているのかと思いきや、どうもそうではなさそうです。

 政権側はこうした状況を逆手に取り、何と独自の仮想通貨ペトロを発行しました。  

 ペトロは仮想通貨イーサリアムの技術を活用しており(真偽の程は不明)、政府が管理する石油資源が担保になっていると政府では主張しています。

 しかし、本当に価値が保たれるのかは何ともいえず、一部からはその不透明性が指摘されています。


 そのような中、マドゥロ大統領ペトロに続き今度は金を裏付けとした仮想通貨「ペトロ・ゴールド」を導入すると発表しました。

 仮想通貨ペトロに裏付けがあるのかは別にして、独裁政権が引き起こした経済危機への対応策として、仮想通貨というキーワードが出てきたことは注目に値します。

 ベネズエラでの出来事は、世界経済が新しい時代に入ったことを象徴しているのかもしれません。』  

 世界有数の産油国でありながら、政策失敗で経済危機に陥っている南米ベネズエラ

 ベネズエラの通貨ボリバルは瀕死の状態。
 それで自国の通貨に信頼をおけないベネズエラ人仮想通貨のビットコインなどに資産を逃がしている。

 日本人は、ビットコインなど仮想通貨は危険という風に考えている人も多いから、その状況が信じられないかもしれない。

 しかし、それは貨幣の本質がわかっていない人達だ。

 1万円札が価値があるのは、日本ではみんなそれをお金と認め、日本政府の裏付けがあるからだ。 日本政府がメチャクチャやって経済を破綻させ、1万円で飴が1つ買えるかどうかしか価値がなくなったとしたらどうだろう。

 もっと酷い状態になると、「来週から1万円札は使えません。今週中に5000円札とか他の紙幣に替えてください」と突然言って、来週からは1万円札が全く価値のないものになったら・・・。

 そんな馬鹿な事を誰がするんだと思った人!

 けっこう多いと思うけど、これ実際に昨年あたりインドで実施された貨幣政策。もちろんインドだからルピーだけどね。

 インドの一番高い紙幣を突然廃止にしたんだよ。 だから、期限までに両替できなかった最高額紙幣は文字通り何の価値もなくなった・・・。

 実際、1万円札なんて日本政府の裏付けがあって、日本人みんなが貨幣として価値があると思っているから安心して保持できるのであって、そうでなかったらただの精巧にできたきれいな紙切れだよ。

 原価で言えばわずか数十円じゃない? そんなにしないかな?

 世界には日本人の常識など通じない国がいっぱいあるんだよ。
 とにかく、そんな状況になると、とてもじゃないけど怖くて1万円札で持っておきたくないよね?

 それが今のベネズエラの状況。 そこにベネズエラ政府ペトロという仮想通貨を発行したというわけ。

 ただ、ビットコインやイーサリアムなどは世界中で使われ、非中央システム。つまり政府のように管理するところがない。

 ペトロベネズエラ政府が作った管理型仮想通貨

 その場合、ベネズエラ国民が現在のベネズエラ政府、つまりマドゥロ政権を信用しているかどうかに大きく関わってくる。

 そして、経済を壊滅的にして国民の生活を圧迫しているマドゥロ政権を信用しているベネズエラ人は少ないようだ。つまり、ぺトロはほとんど流通しないということ。

 当然だよね。

 今のベネズエラ政府が管理するんだったら、紙が電子マネーに代わっただけで、いつ何時変な政策をされて没収されたり、価値を半減されるかわかったものじゃない。

 だから価値を証明するために、石油、続いて金の裏付けでアピールしたというわけ。

 まあ、ペトロペトロ・ゴールドは現マドゥロ政権ではうまく流通させられないとは思うけど、新たな仮想通貨経済の実験の場になるかもしれないから注目には値するね。

 これによって世界経済の仕組みも大きく変わる一歩になるかもしれないから。

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