最初に言っておきますが、今年ははっきり言ってタレント不足です。
みなさんの中でも2025年のドラフトがタレント不足という認識はある程度あるかと思いますが、リターナーの部門においても然り。スタッツを見る限り例年と比較しても弱いです。
例年であればKRもPRもやっていてその両方でトップクラスのスタッツを残しているリターン専門の選手がいるか、リターナーとしての能力はあるもののリターナーとしてより本職のWRやRBとしての評価が高くドラフト上位指名が確実視されている選手だったりがいます。
昨年ですと1巡28位指名のXavier Worthy、2巡33位で指名されたKeon ColemanなどはPRとしてトップクラスのスタッツを残してはいましたが彼らはあくまでもWRとしてドラフトされており、昨年NFLでリターナーとしての出場機会はありませんでした。
今年でいうとまず両部門でトップクラスのスタッツを残すような選手がいません。
KRが得意、PRが得意な選手はいますが、両方出来る選手がいない。
ドラフト上位候補の選手も今年ではなく過去においてスタッツを残している選手はいますが、それでも過去の上位指名選手と比較して突出しているほどのスタッツとは言い難く、総じて今年のタレント不足を表す結果となっています。
そうは言っても、注目したい選手はいますので、紹介していきます。
【キックリターン部門】
KR部門は今年のスタッツだけだと弱すぎるので過去2年のスタッツを見ています。やはりタレント不足です。
過去2年のスタッツとなると2023年にヒューストン大で2TD平均35.6ydと活躍したTexas大WRのMatthew Goldenが挙げられます(ALL-Tamagoさんチームにも選出)
ただ、1巡指名も予想される選手なので注目の「リターナー」としては除外させていただきました。
・ベストスタッツ選手
Jacquez Stuart (RB) Toledo
2023年 21回 582yd 平均27.7yd 1TD 最長97yd
2024年 14回 458yd 平均32.7yd 1TD 最長98yd
2年合計 35回 1,040yd 平均30.2yd 2TD
リターンで個人的に条件として欲しいと思っているのはTDです。
最後振り切ってTDまでもっていけているかどうか。
少なくともカレッジレベルでは出来ていないとNFLで生き残れないと思っているのでカレッジ時代のスタッツとしてはKR、PR問わずTDはぜひ記録しておいて欲しいところです。
その点において2年連続でTDを決めていて97ydと98yd、2021年にも97ydTDを決めておりこのビッグプレー能力は突出しています。過去2年の平均も35回で30.2ydの成績は非常に優秀だと思います。
ただRBとしては何者でもなくドラフトされるレベルではありませんし、PRも出来ないようなので、
この選手が生き残ってNFLでロースターを勝ち取るのはかなり厳しいと予想されます。
ただルール改定でKRの需要もあがってはいますので、なんとか頑張ってほしい選手ではあります。
・現実的にドラフトされそうな中で選ぶなら
Brashard Smith (RB) SMU
過去3年はマイアミ大でWRとしてプレーし、KRとしても出場。
2023年のPRスタッツ 20回 579yd 平均28.9yd 1TD 最長98yd
活躍の場を求めてSMUに転校しRBにコンバートしてラン235回1,332yd 14TD 平均5.7ydを記録。
現時点では5巡程度で指名予想の選手です。
いくらKRのスタッツが良いからと言って本職で控えとして全く使えないような選手ではロースターには残れません。
ある程度本職でドラフトされるレベルかつリターンが出来るとなれば、3日目のドラフト下位指名の選手でもロースターに残れる確率は上がります。
現実的にRB3番手ぐらいの選手のほうがリターナーとして使いやすく、今年のドラフトでロースターに残れてKRとしてスタッツが残せるという点においては、一番可能性が高い選手ではないかと予想されます。
・大穴的注目選手
Winston Wright Jr. (WR) East Carolina
元々はウエストバージニア大でテイボン・オースティンの記録を破るほどの活躍をしフロリダ州立大へ転校。
しかし交通事故によりほぼ2年を棒に振り、そこでEast Carolinaに転校し復活。
WRとして今ドラフトのスリーパーとして注目される程度にはなるものの現状の評価としてはドラフトされるかどうか微妙な選手。
ただKRとして2021年のWVでの成績と今期の2年で考えれば
2021年 25回 618yd 平均24.7yd 1TD 最長98yd
2024年 22回 590yd 平均26.8td 1TD 最長94yd
合計47回 1,208yd 平均25.7yd 2TD
イレギュラーではありますが、2年間で47回1,208yd 2TD 平均25.7ydと経験値とスタッツの側面でいうと一番。
リターナーとしての能力は申し分なく、ケガからの復帰という点も考慮した上でもスロットWRとしての評価も上がっているようなので3日目での指名とKRとして活躍する未来も大いにあり得る選手だと思います。
【パントリターン部門】
PRにおいて今年のおススメはこの選手です。
Tory Horton (WR) コロラド州立大
昨年のドラフト後に見た最速の2025年モックドラフトの上位指名に挙がっていた選手。
当時在籍していた花田君のチームメイトでこんな高評価の選手がいるんだとワクワクしたのを覚えています。
しかし今年のモックで彼を上位予想でみることはありませんでした。
残念なことに2024年シーズンは5試合をプレーし膝のケガでシーズンエンド。
満足いくスタッツを残せずに上位候補からも外れてしまいました。
ただコンバインでは40yd4.41の記録を出し回復をアピール。現状ドラフト中位での指名予想の選手です。
私がPRのスタッツとして望む条件としては、
回数は10回以上で平均15yd以上、それでTDアリだったらもう最高。
2022年 11回 171yd 平均15.5yd 1TD 最長72yd
2023年 11回 147yd 平均13.3yd 1TD 最長79yd
2024年 4回 105yd 平均26.3yd 1TD 最長78yd
3年間合計のスタッツは26回 423yd 3TD 平均18.3yd
過去3年間、毎年TDを記録はPRとしては素晴らしいです。なかなかの数字です。
PRが得意なWRというと小柄な選手が多いですが、Hortonは6-2 1/2ですので、大きいわりに横の動きが俊敏な選手。WRのプレー動画を見ていてもタックルをうまくかわしてゲインをしています。
ケガがなかったらドラフト2日目での指名となり、リターナーより普通にWRとしてプレーすることになったかもしれませんが、3日目で指名できる選手としてはこのPR能力は非常にお得感があります。
花田くんは今年はコロラド州立大から離れNFLを目指す道を選択していますが、
元チームメイトということもあってぜひとも応援したい選手です。
・ベストスタッツ選手
Courtney Jackson (WR) Arkansas State
15回 277yd 平均18.5yd 2TD 最長77yd
今年のスタッツでいうならこの選手。2TDは素晴らしい。
ただWRとしてはほぼ望みがないので、これでKRも出来ればまだ生き残る可能性もあるが、
UDFAとして声が掛かるかどうか。
・Mr. Irrelevant予想選手権指名選手
LaJohntay Wester (WR) Cololado
Florida Atlanticで3年過ごし、リターナーとしてオールアメリカンに選出。
出場機会の減少はわかっていたが全米注目のコロラド大に転校し、
WRとして74回931yd 10TDを記録。
PRとしては 9回 108yd 平均12yd 1TD 最長76yd
注目のコロラド大で10TDを上げているのでもう少しWRとしても評価が高くても良いとは思いますが
現状はドラフト外予想。
サンダースとハンターのおかげでプロデイでは多くのスカウトが目にしているでしょうし、
NYGとも接触情報がありますので、毎年参加していますbolts管理人さんの企画「Mr. Irrelevant予想選手権」で
私が2025年に指名した選手は、LaJohntay Wester (WR) Cololado を選ばせていただきました。
今年はリターナーにおいてもタレント不足で、リターン専門で指名されるような候補はおらず。
UDFAでチームと契約は出来たとしても果たしてロースター入りできるような選手がいるかどうか正直あやしいと感じています。
ただ、おそらく来年はリターナーも楽しみな選手が現時点でリストアップ出来ていますので
また来年のドラフトを楽しみに待ちたいと思います。
期待と不安もありますが、今年もドラフトを楽しみましょう!
