ピーナツ・アレルギー

January 05, 2012

驚きの数値

兄弟でお揃い♪既に昨年の話になりますが…。

悠生のピーナツ・アレルギー発覚直後に受けた血液検査の結果、その概要については既にレターで受け取っていたのですが、より詳しい話を訊くべく、昨年末、お世話になっているアレルギー専門医Dr. Maloneyの診療所を訪れ、フォローアップ診断を受けてきました。

←お揃いのH&Mのパジャマを着た兄弟。
すっきりデザインのこのパジャマ、細身の逸生は楽に着ることができるのですが、ムチムチの悠生は腕もお腹回りも太腿もパンパン…

悠生が受けた血液検査は、アレルギー物質に対する「感受性」を数値で表すタイプのもの。アレルギーがまったくない人の場合、通常その数値は「0.35」未満に収まるのだそうですが、悠生のピーナツに対する感受性は、何と「100」を超えて計測不能だそうです(一般の人の300倍以上の感受性)。仰天。

これはつまり、悠生の場合、ほんの微量のピーナツを摂取しただけで何らかのアレルギー反応を引き起こすーということ。例えば、感受性「50」の人がピーナツ5粒でアレルギー反応を示すところ、感受性「100」の悠生はたった1粒のピーナツでもアレルギー反応を引き起こすーというワケです(数量はあくまでも例えです)。
アレルギー反応が出る/出ないの境目は「14」とのことで、悠生の場合、たとえ今後成長に伴い数値が半分の「50」になったとしても、重篤なピーナツ・アレルギー患者であることに変わりはありません(それ以前に、成長と共に数値が改善する可能性は低いそうです)。
ただ、この数値はあくまでも「感受性」を表すものであって、反応の「シビアさ」を示すものではないとのこと。つまり、感受性が「100」の患者さんであっても、発疹などの皮膚症状しか出現しないケースもあるのだそう。ただ、悠生の場合は「呼吸器に異常を来した」という「実績」が既にあるため、「感受性が高いうえに反応もシビア」な重篤なピーナツ・アレルギー患者ということになりそうです。

そんなワケで、原材料にピーナツを含まない商品であれば大丈夫なのではないか(同じ製造ラインでピーナツを取り扱っているというレベルの製品はOKなのではないか)という淡い期待は見事に打ち砕かれ、むしろこれまで以上に気を配ってパッケージ裏を確認しなければならないという事態に。ある程度シビアな結果が出ていることは予測していましたが、まさかここまでとは…。
他、レターで「Mild Allergic Sensitization」と知らされていたカシュナッツ、ウォルナッツ、樹木(Silver Birch/シダレカンバ)の花粉、ブタクサの花粉については、感受性が高いといってもせいぜい0.38〜0.49程度。いやはや、ピーナツの「100振り切れ」がズバ抜けています…(涙)。

そんなこんなで、最近ではピーナツを見るのも恐怖な私。ピーナツは好きな方に属する食べ物でしたが、今やおぞましい物体にしか見えません…。

(ちなみに、泰生がピーナツ・アレルギーを持っている確率は8%程度だそう。兄弟にピーナツ・アレルギー患者がいない場合、その確率は0.8%程度とのことなので、実に10倍近い確率です。そんなワケで、数ヶ月後に離乳食を始めるのが何となく怖い私。予め血液検査を受け、アレルギーの有無を確認したうえでスタートしようと思っています。)

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December 19, 2011

救急車のお値段

3ヶ月ほど前、ピーナツ摂取によるアナフィラキシー・ショックを起こし、救急車で病院に搬送された悠生
その時は、みるみるうちに呼吸状態が悪くなっていく悠生を前に何の躊躇いもなく救急車を呼んだのですが、その後病院で処置を受けて無事回復、もう大丈夫となった途端、急に現実に戻って気になるのは救急車のお値段…。

アメリカで救急車を呼ぶとお金がかかるーというのは有名な話ですが、今回の出動要請には一体幾らかかったのかしら。
そもそも、我が家が(主人の勤務先が)加入している医療保険で救急車の費用までカバーされるのかしら。
そう言えば、1回の出動要請に100万円近くかかるという話を聞いたことがあるぞ…。

素早い処置のお陰で事無きを得たのだからお金の問題ではありませんが、もしも100万円単位で請求が来たら、そして保険でカバーされなかったら、我が家の財政事情的には大変だなぁ…

なーんてことを考えつつ、その後の3ヶ月間、この地域の救急車派遣を管理している行政区(Eastchester)から何の音沙汰もなかったので、てっきり保険会社が直接支払ってくれたのだと思っていたら、今頃になって届きましたよ、請求書。

請求書

救急車による搬送1回のお値段、670.5ドル也。
EMS(Emergency medical services)スタッフが6人ほど駆け付けてくれたこと、救急車内で抗ヒスタミン剤投与の処置を受けたことなどを思えば、この程度で済んだのは意外な感じがします。
…と思いつつ、よくよく読んでみたら、どうも保険会社からの支払いが遅れているので被保険者である主人からプッシュしてほしいーというような内容。
おおっ、救急車の費用も保険でカバーされるのね。それは助かるなぁ。

日本では、救急車の利用は無料、それゆえ救急車をタクシー代わりに呼んだり、軽症なのに出動を要請するような人が後を絶たないのだそうですが、1回の出動にかかる費用は約4万円とのこと。これ、もちろん税金で賄われているワケで、そう考えると、本当に必要な人だけが救急車をコールするよう、日本でも救急車の有料化を検討しても良いのかも知れませんね(実際に検討されているようですし)。

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October 13, 2011

血液検査、結果

去る9月30日に受けた悠生のアレルギーに関する血液検査の結果が、本日レターで郵送されてきました。

アレルギー専門医のDr. Maloneyからの報告書によると、

Strong Allergic Sensitization ー Peanut
Mild Allergic Sensitization ー Tree nuts(Cashews and Walnut), Tree pollen and Ragweed(ブタクサ)
Normal Allergic Sensitizationー Buckwheat(蕎麦), Cat, Dog, Grass, Cockroach, Dust and Mold(カビ)

とのことで、やはりピーナツに強いアレルギー反応を示したもよう。
この検査結果を受け、近日中に再度Dr. Maloneyの診療所を訪れてフォローアップ診断を受ける予定です。

幸い、懸念していた蕎麦やハウスダストへの反応はNormalとのことで、その点は一安心(これまで蕎麦は解禁していなかったのです)。
逆に、今年の春先に怪しいと睨んでいた花粉症は、やはりTree pollenに対するアレルギー反応があるとのことで、結果は黒。アレルギーのレベルがMildだというのが不幸中の幸いですが…。

予想通りの結果が出てしまい、やっぱりか…と落胆する気持ちはありますが、こうして白黒がハッキリしたことで、気分的には何だかスッキリ。あとは悠生がアレルギー反応で辛い思いをすることなく毎日を過ごせるよう、親としてできる限りのことをするだけです。

ところで、今日はSukkot (ユダヤ教の収穫祭)のため幼稚園がお休みだった悠生。まーちゃんと3人、近くのショッピングモール(The Westchester)に出かけ、買い物の後はフードコートで休憩、 Baby Yogurtで悠生にフローズン・ヨーグルトを購入したのですが、その際の店員さんの対応に感心した私。
子供がピーナツ・アレルギー持ちであることを伝え、プレーンのフローズン・ヨーグルトにナッツ類が混入している可能性を訊ねたところ、「ない。大丈夫」と即答。それから、生イチゴのトッピングをお願いすると、生イチゴと同じショーケース内にピーナツ・クランチがあることから、「万が一ピーナツの粉末がイチゴに飛んでくっ付いていると大変だから」と、わざわざ冷蔵庫からイチゴを出してきてその場でカットし盛りつけてくれたのです。
末端の店員さんでも即座にこの対応ができるということは、それだけ(ピーナツ)アレルギーの患者さんが多いということなのでしょうが、それにしてもアレルギー患者への対応について、教育が行き届いているなぁと感心。
お陰で悠生は安心してフローズン・ヨーグルトwith生イチゴをいただくことができました。感謝。

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October 03, 2011

兄弟の対ピーナツ・アレルギー

悠生がピーナッツ摂取によるアナフィラキシー・ショックを起こしてから2週間ちょっと。
直後はかなり神経質に商品のパッケージ裏を確認していましたが、2週間が経過し、普段使っている調味料や加工食品、菓子類については概ねその「可否」が確認できたため、多少は気が楽になりました(もちろん、新商品を手に取る際にはパッケージ裏を厳重確認)。
でも、一番安心・安全なのは、当たり前ですが「素材」を元に自分で作った食事やおやつ。海外では日本の加工食品は割高なため、料理が得意というワケではない私ですら何でも手作りする方向に傾いてはいましたが、悠生のピーナツ・アレルギー発覚で、更にその傾向が強まったかも。家族の健康のためにもその方が良いことは明白だし、キッチンを預かる身として引き続き頑張ろうと思っています。

ところで、悠生本人は先日のピーナツ・アレルギー事件をどう思っているのかと言うと…。

救急車で搬送された翌日、私が「昨日は苦しかったね。お注射いっぱい打たれて嫌だったね。良く頑張ったね」と慰めたところ、悠生は「ボク、赤いのチョコレート食べたら苦しくなっちゃったの。お咳もいっぱい出ちゃったの」と、意外にも因果関係を理解しているもよう。
そこで、「チョコレートじゃなくて、チョコレートの中に入ってたナッツが悠生のことを“苦しい苦しい”にしちゃったんだって。だから、もうナッツは食べないようにしようね」と言い聞かせると、素直に「ウン、ボク、もうナッチュは食べない。食べたら苦しくなっちゃうよ。救急車で運ばれちゃうよ」。
以後は、スーパーのお菓子売り場で「ボク、これ食べたいな〜」と手に取った商品でも、私がパッケージ裏を確認して「これ、ナッツが入ってるみたいよ?」と言えば、「じゃ、食べられないね」と素直に商品棚に返しに行きます。
先週の金曜日、逸生のプレイデートに同行した際も、皆が「ゆうきちん、これなら食べられる?」とくれるお菓子を私に見せ、「ナッチュ入ってる?」と確認。
もちろん、まだ2歳のおチビちゃんゆえ、魅力的なおやつを前に本人がウッカリする可能性は大、監視の目は常に光らせておかねばなりませんが、それでも本人に「ナッツは食べちゃダメ」という認識があるだけでとても助かっています。
これ、苦しくてシンドかったこと、救急車で運ばれ痛い処置を受けたことーが、嫌な記憶として強烈に残っているんだろうなぁ。

そして、兄の逸生も弟のピーナツ・アレルギーに一定の理解を示してくれています。

昨日出かけた日本人学校のPTA文化フェスティバルでも、パターゴルフや輪投げの景品として貰えるお菓子、逸生は自分が食べたいものの他に、ちゃーんと悠生が食べられるナッツ・フリーのお菓子も一緒にチョイス。「ハイ、これは悠生の分。ナッツ入ってないから大丈夫だよ(日頃、私が悠生に与えているお菓子を見ているので、どの商品であれば食べられるのかを理解している)」と悠生にナッツ・フリーのお菓子を差し出す逸生の優しさに、母はじーん。
しかも、人一倍お節介な逸生サン、「悠生は将来、ピーナツ・アレルギーの女の子と結婚すればいいんじゃない?そうしたら、ピーナツが入ってないご飯を作ってもらえるもんね」ですって。
兄よ、悠生の将来まで心配してくれてありがとう(笑)。

そんな逸生の最近の夢(のひとつ)は、ピーナツ・アレルギーの治療薬を研究開発すること(他にも、野球選手やテニス選手、海洋生物の研究者、建築士など、色々な夢があるのですが。笑)。
現在既に、以前から試みられている「減感作療法(※注)」が改良され、好成績を収めつつあるということだし、逸生が将来治療薬を開発してくれるかどうかはともかく、いずれは悠生のピーナツ・アレルギーも治療・寛解できると良いなと思っています。
(※注:医師の指導の下、敢えて微妙のアレルゲンを投与し、その投与量を徐々に増やしながら身体をアレルゲンに慣らしていく治療法。長期に渡る通院が必要となるため、自覚の薄い幼児には不向きとか)

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September 30, 2011

幼稚園 is better than…

頑張ったよ!ユダヤ教の新年祭「Rosh Hashana」のため、昨日今日と幼稚園は休園の悠生。これ幸い、延ばし延ばしになっていた悠生の血液検査を受けるべく、先日アレルギー専門医のDr. Maloney (@Mamaroneck)に紹介してもらったラボ(Patient Service Center at Vernon Hills)を訪れました。

←写真は、今日の午後、逸生のクラスの歓送迎プレイデートのお付き合いでLyon Park (@Port Chester)を訪れた際に撮影。

これ、本当は先週水曜日にDr. Maloneyのオフィスでアレルギーのパッチテストを受ける予定だったのですが、検査中は15分程安静にしていなければならないとのことで、まだ何もしていないうちから泣いて暴れる悠生にドクターが検査を断念。次善の策として、採血の間の十数秒だけ押さえ付ければ良い血液検査を受けることになったのです。
ええ、検査に同行してくれた主人にしっかりと押さえ付けられ(意外に抵抗は弱かったとか)、小さな試験管2本分の血を採られた悠生、もちろん大泣きですよ。

ところで、採血後、「お注射痛かったよ〜」としゃくりあげ続ける悠生に、主人からビックリの提言。
「な〜?注射は痛くて嫌だろ?幼稚園で遊んでる方が楽しいだろ?

……。
な、何?その比較。
これには私、噴き出しちゃいましたよ。
それでも素直な2歳児は、「ボク、お注射ヤダ。幼稚園の方がいい」とまんまと(?)パパの作戦(??)に嵌められておりましたが…

パパのかなり強引な刷り込みが功を奏して「幼稚園 is better than 注射」の図式が成立し、週明けには渋ることなく登園してくれる…かな?(苦笑)

さて、血液検査の結果が出るのは来週半ばとのこと。
アナフィラキシー・ショックの原因となったピーナツはもちろんのこと、ツリー・ナッツ類や花粉、ハウスダストなどへのアレルギーの有無や強弱についても具体的な数値(レベル)で分かるそうなので、検査の結果を受け、より具体的なアレルギー対策を講じなければ…と思っています。

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September 22, 2011

アレルギー、診断結果

悠生のピーナツ・アレルギー事件から一週間。
昨日の午後、幼稚園を早退し、アレルギー専門医のDr. Maloney (@Mamaroneck)を訪問、悠生のアレルギーについて診断を受けてきました。
(悠生の幼稚園生活についての記事更新が滞っていますが、相変わらず毎朝グズグズくん&給食ハンスト中で目新しい展開はないので、週末にでもこの一週間の様子を総括するつもりです)

問診の結果、状況と症状からしてやはりピーナツ・アレルギーであることは疑いようがなく、「呼吸器に異常が出た」というのは、それだけで悠生のアレルギーが「シビア」なレベルにあることを示しているとのこと。
これまで、同じパッケージの中にピーナツが入っているような商品(例えば「キャラメルコーン」や「柿の種」)を食べてもアナフィラキシーを起こさなかったのは、単に「かなりラッキー」だっただけで、決して悠生のアレルギー・レベルが「マイルド」だからーということではないのだそうです。

そんなワケで、今後はピーナツそのものやピーナツ由来の成分を含む商品はもちろんのこと、「Made on equipment shared with peatut(同じ製造ラインでピーナツを扱っている)」の商品ですら口にすることは禁忌。何しろ、これらの商品には、約10%の割合でピーナツが混入しているんですって。恐ろしい…。
また、ピーナツ・アレルギー患者の約1/3は、ツリー・ナッツ(木に実るナッツ類で、アーモンドやマカダミアナッツ、カシューナッツなど)にもアレルギー反応を示すのだそうで、アナフィラキシー・ショックのリスクを低減するためにも、ピーナツ・アレルギーの患者はツリー・ナッツの摂取も避けた方が良いとのこと。
一方、こちらの商品の原材料欄で良く見るココナツ・オイルはアレルギーとは無関係ということで(ココナツそのものはアレルギー反応を引き起こす可能性アリ)、悠生が大好きなウェルチのグミ(Welch's Fruit Snacks)、ココナツ・オイルを含んでいるため、アナフィラキシー・ショックを起こしてからは与えていなかったのですが、これで無事解禁。良かったヨカッタ。

そして、ドクターが特に強調していたのは、アレルギー反応を起こしたら、殊に呼吸に異常が見られた場合には、とにかく一秒でも早く自己注射補助治療剤「エピペン(Epipen)」を接種すべしーということ。
アナフィラキシー・ショックで死亡した患者の大半がエピペンを使わなかったか、或いは使うタイミングが遅かったがゆえに取り返しのつかない結末となってしまったとのことで、適切に使えばかなりの確率で救命が期待できるのだそう。副作用(動悸や血圧の異常上昇など)と比べても有用性の方が遥かに勝るため、何かあったら「迷わずエピペン」で臨むようにーと念押しされました。
この点、幼稚園の方にも改めて強調してお願いしておかなければ。

ところで、ひと通りの問診と説明が終わったところで、さて検査ーとなったのですが、まぁ悠生の泣くこと喚くこと。パッチテストのようなもので痛くはないとのことだったのですが、先日来、病院の処置室に恐怖心を抱いている悠生は、まだ何もされていないうちから泣いて暴れて大騒ぎ。いくら「痛くないんだって」と言い聞かせようとしても、パニック状態に陥り、聞く耳を持ちません。
で、そんな悠生の騒ぎっぷりを見たドクター、検査中は15分程安静にしていなければならないとのことで、これは無理…と、早々に検査を諦めておりました(看護師さんにも「He is a hard boy」と言われる始末)

…というワケで、結局検査らしい検査は受けずに終わってしまったのですが、ドクターによれば、検査をしてもしなくても確実に言えるのは、「ピーナツは禁忌、ナッツ類全般排除すべし」ということ。
そして、この診断を受けて私にできるのは、商品のパッケージ裏をひとつひとつ丁寧に確認し、安心して与えることのできる食べ物を見極め、ピーナツ・フリーの食事を作り、悠生と関わる方々に理解と協力をお願いすること。
ピーナツ・アレルギーっ子の母としては初心者ですが、今後も家族で力を合わせ、ひとつひとつの課題を解決していきたいと思っています。

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September 21, 2011

意外なところにピーナツ

悠生がピーナツ・アレルギーと判明してからというもの、お馴染みの商品を買うにも必ずパッケージ裏を厳重確認するようになった私。すると、悠生がこれまで好んで口にしていたスナック類なども、結構な割合で「May contain peanut」だったり「Made on equipment shared with peatut」だったりしていて、まぁ良くぞ今まで何事もなくきたもんだ…と驚いています。

そして、昨日の夕食、カレー。
これまで、子供用のカレーはハウスの「バーモントカレー(甘口)」+S&B食品の「カレーの王子様」という組み合わせで作っていたのですが、入っているんですよ、バーモントカレーにピーナツが。

思わぬところに…

ハウスのホームページによれば、日本のバーモントカレーの原材料にピーナツは含まれていないようなのですが、こちらで販売されている同商品のIngredients(原材料)欄には、思い切り「Peanut Butter(Peanut)」の文字。じゃあ、日本の製造ラインとは異なるアメリカの工場で作っているのかと思いきや、Product of Japanということで、何でピーナツ・アレルギー患者の多いアメリカで、敢えてピーナツ入り商品を販売するのか謎。ま、アメリカ人はカレーなんて食べないから良いのか…。

…という余談はさておき、悠生はこれまでそのピーナツ入りのカレーを食べてきており、運良く何事もなかったワケですが、とは言え、今はドクターから「ピーナツ完全除去」を指示されているため、バーモントカレーとはサヨウナラ。こちらで販売されているルーのうち、S&B食品の「ゴールデンカレー(甘口)」にはピーナツが含まれていなかったため、今回は「ゴールデンカレー(甘口)」+「カレーの王子さま」という組み合わせで作ってみました(「カレーの王子さま」は、元々特定原材料7品目が排除されているアレルギー対応商品)。

そんな調子で思いもかけない商品にピーナツが使われていることもあり、気を抜けない状況なのですが、ひと通りの確認が済めば、「OKな商品」と「NGな商品」を選別できるため、それまでは愛用の商品のパッケージ裏をひとつひとつ地道に確認していくしかなさそうです。
とは言え、「Peanut」&「ピーナツ」の文字を追い続ける余り、日本の商品の「落花生」の文字をうっかり見落としそうになったりしているのですが…

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September 19, 2011

悠生の幼稚園生活、Day7

元気になったよ!悠生のピーナツ・アレルギーについて、コメント欄やメールにて温かいメッセージをお寄せいただき、ありがとうございました。
←お陰様で、ご覧の通り、元気いっぱいです
(首に風呂敷を巻いてアンパンマンごっこ中)

原因物質がピーナツではなくても、同じような経験をされている方もいらっしゃるようで、皆さん、悩みながらも我が子のアレルギーや特異体質と付き合っていらっしゃることに、意外に同志(?)は多いのだなぁと励まされました。
改めて、ありがとうございます。追って個別にお返事いたしますが、取り急ぎお礼まで。

閑話休題。
ヘタレくん@幼稚園、Day7。

木曜日の夜にピーナツ摂取によるアナフィラキシー・ショックを起こし、当然のことながら、翌金曜日は幼稚園をお休みした悠生。結果、金土日の3連休となってしまったうえ、病院で散々嫌な思いをした(何しろ注射を3本も打たれた)ことから不安感が増してしまったのでしょう。今朝の悠生サン、入園後一番のグズグズっぷりを披露してくれました。

目覚めた直後から「よーちえん、行かなーい」と言い続け、「先生やお友達が“悠生くん、元気になったかな?”って心配してるよ。元気な顔を見せに行こうね」などと言い聞かせても、「ボクはお家で待ってる」の一点張り。それでも、園に持って行くお手拭きタオルを選んだり、お弁当(月曜日はお弁当の日)をリュックに詰めたりしているうちに何とか登園する気にはなってくれたため、すかさず車に乗せて出発です。
が、到着後、今度はお教室の遥か手前で「もうお家帰る〜」と涙目。仕方なく、抱っこでお教室まで連れて行き、もうこうなると私は長時間ステイを覚悟しなければなりません。嗚呼。

現地のプリスクールでは、「朝のお別れはできるだけ手短かに、子供を置いたら即退散」が原則のようですが、悠生が在籍している幼稚園では、力技(?)での母子分離は推奨していないため、保護者の都合が許すのであればステイも可(というか、ステイしてくださいーとなる)。
そんなワケで、今日は午前中いっぱい幼稚園に留まり、悠生や他の園児と一緒に遊ぶことになった私。ええ、来週には臨月に突入する大きなお腹で園児用の小さな椅子に座り、おままごとの相手やらボール遊びの相手やらを務め、もうクタクタですよ…
でも、悠生の園生活を垣間見るのは楽しいもの。
ママさえいれば安心感から楽しく遊べる悠生サン、おままごとでご馳走を作ったり、大きな画用紙にアンパンマンの絵を描いたり、ブロックで電車を組み立てたり。お弁当の時間には、真っ先に椅子を持ってテーブルに付き、張り切ってお弁当箱を机の上に出して「まだ(蓋を)開けないよ」。皆で「おべんとう」の歌を歌い、ご挨拶をしてから食べるーというルールもちゃーんと理解しているようです。

そんなこんなで調子が出てきた悠生の様子を見届け、私はお弁当の時間にこっそり退散。
ママが帰宅したことに気付いた悠生は一瞬は泣いたようですが、「ご飯食べて、おやつ食べたら、ママ、お迎えに来るよ」と言って自らを励まし、お弁当を完食。その後は降園時刻まで泣かずに頑張っていたそうです(本人曰く、「しぇんしぇ(先生)が、“泣くのおしまーい!”ゆったから、ボク、泣き止んだの」だそうで。健気)。

ところで、悠生のピーナツ・アレルギー対策について園にもお願いしたいことがあり、帰宅前、事務局の園長先生を訪ねました。
木曜日の経緯をお伝えし、病院でいただいた診断書を提出、万が一の場合に備え、自己注射補助治療剤「エピペン(Epipen)」を園でも保管してもらえるようお願いをしたのですが、全職員に悠生のアレルギーとエピペンの使用方法について周知徹底しますとおっしゃっていただき、感謝感謝です。
気になる給食についても相談をしたところ、今のところ悠生以外にピーナツ・アレルギーを持つ園児は在籍していないものの、過去の事例から、給食やおやつからはピーナツを一切排除しているとのことで一安心。
今後何事もなく園生活を送れるようにと祈るばかりです。

さて、入園から今日で登園日ベースで一週間。慣れるどころか、予想外に登園渋り重症化中の悠生ですが、はてさて、明日はどうなることやら。
数時間のステイ、覚悟しておかなくちゃ。
(それにしても、出産前の私のささやかで貴重なる自由時間はいずこへ…苦笑)

★オマケの写真★
「アーンパーンチ!」(アンパンマンがパンチをする時の掛け声)

アーン…パーンチ!

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September 18, 2011

15日夜の出来事

3日前の木曜日の夜、我が家で緊急事態が発生しました。

悠生が、ピーナツを食べたことによるアナフィラキシー(即時型アレルギー)を起こし、救急車で救急病院へ搬送されたのです。
幸い、ドクターの適切な処置のお陰で事無きを得、今ではすっかり元気を取り戻していますが、一時はどうなることかと背筋の凍る思いでした。

これまで、喉に詰まらせるといけないからーという理由で、悠生にピーナツそのものを与えたことはなかったのですが(何しろ、逸生のドライ納豆事件で懲りている)、例えば「キャラメルコーン」や「柿の種」のように、同じパッケージの中にピーナツが入っているような商品は、キャラメルコーンなら甘いパフだけを、柿の種ならおせんべいだけを、普通に食べさせていたし、また、同じ製造ラインでピーナツを扱っているような商品についても特に気にすることなく与えており、それによってアレルギー症状が出現したことはなかったため、悠生がピーナツ・アレルギーという爆弾を抱えているとは夢にも思っていなかったのですが…。

その日の晩、ピーナツバター入りのm&m'sチョコレートをたった一粒食べただけで、30分後には激しく咳き込み始め、間もなく呼吸困難状態に。
幸いーというか何というか、アメリカにはピーナツ・アレルギーの患者が多いこと、ピーナツ・アレルギーは命に関わるような重篤な症状を引き起こす場合があることを知っていた私、咳き込みが酷くなってきた時点でこれはアナフィラキシーに違いないと判断、主人と相談のうえ「911(日本の119)」にコール。5分後には救急車が到着し、15分後には悠生が生まれたローレンス病院(Lawrence Hospital Center@Bronxville)に搬送され、ドクターの処置を受けて無事回復。
日付の変わった16日金曜日、深夜1時半頃には、悠生も一緒に自宅に戻ることができました。

とにかく焦っていたのでウロ覚えの部分も多い(特に時間)のですが、自分のための覚え書きとして、また、このブログを読んでくださっている方々にピーナツ・アレルギーの恐ろしさを知ってもらいたいという思いもあり、以下、時系列でその日の出来事を綴ります。

以下、15日(木)夜の出来事。

【19時45分頃】
この日の19時過ぎにワシントンD.C.出張から帰宅したばかりの主人が持ち帰ったm&m'sチョコレート(ピーナツバター)をひと粒食べる。
直後、口の中に指を突っ込み、舌を出して口の中に残っていた食べカスを私の服に擦り付けていたが、単に味が気に入らなかったのだろうと思い、「も〜、ママの服にチョコ擦り付けないでよね〜」などと呑気な対応をする(後から考えると、この時点で既に喉の辺りに違和感を感じていたのだと思います)。

【19時50分頃】
ウンチをしたので、お尻を洗うついでにそのままお風呂。特に変わった様子もなく、お湯に浸かって機嫌良く遊ぶ。

【20時頃】
主人がお風呂からあげる。その際、「何か変な咳をしてるんだけど…」とのこと。その時点でピーナツ・アレルギーを疑うものの、発疹などの皮膚症状はなく、呼吸状態も悪いというほどではなかったため、様子見。

【20時05分頃】
歯磨きを済ませ、私と一緒にベッドに入るが、咳のお陰で寝付けない。
咳き込みは徐々に酷くなり、ウップウップと吐き戻しそうな様子を見せる。
呼吸をする度に喉がヒューヒューと鳴り、時折苦しそうにビクッと身体を跳ね上げ、「ヒー!」と泣く。
これはアナフィラキシーかも…と感じた私、主人に911へのコールを相談、主人がその場で即コール。
この時点でも発疹等の皮膚症状はなし。
救急車の到着を待つ間、何度も吐き戻しそうになり、また、身体を震わせ、グッタリとした様子で息も絶え絶え。もしこのまま呼吸ができなくなってしまったら…と考えると居ても立ってもいられない。

【20時15分頃】
911コールから約5分で救急車到着。
EMS(Emergency medical services) スタッフは6人ほどで、聴診器による診察と酸素投与を行う(酸素投与は、悠生がマスクを嫌がったため、実際には行われず)。
悠生はグッタリした状態だが、EMSスタッフの処置を嫌がって抵抗し、泣き喚くだけのパワーはある。
ローレンス病院への搬送が決定。
言葉の問題から、主人が救急車に同乗して悠生に付き添い、私と逸生は自家用車で病院に向かう。
主人によれば、救急車内で急激に目の周辺に赤い発疹が出現、EMSスタッフが車内にてベナドリル(Benadryl/抗ヒスタミン剤)を注射で投与したとのこと。

【20時35分頃】
救急車が病院に到着。すぐにER(Emergency Room/救急救命室)に通される。私と逸生は10分遅れで到着し、合流。
ベナドリル投与のお陰なのか、悠生の呼吸状態は少し落ち着いたもよう。眠気が勝るようで、ウトウトしている。目の周辺が赤く重たく腫れている。
治療室は満室のため、廊下に置かれた簡易ベッドの上でドクターによる診察を待つ。
途中、足の親指で血中酸素濃度(サチュレーション/健康であれば99%近い)を測定。数値は92%とやや低め。やはり呼吸状態に問題があるもよう。時折身体を突っ張らせ、苦しそうな声で「ヒー!」と泣く。

【21時30分頃】
ドクターによる診察。
状況と症状から判断して、ピーナツ(バター)を食べたことによるアナフィラキシー・ショックであることは間違いないとのこと。
聴診器による診察の結果、肺の音には問題ないが、呼吸状態が安定しないため、炎症を抑えるステロイド剤(Prednisolone)を投与し、更に様子を見るとのこと。
この頃から、全身に赤い発疹が広がり始める。

【22時15分頃】
ステロイド剤(Prednisolone)を注射で投与。投与時、悠生は眠っていたため、一瞬激しく泣いたもののすぐに眠りに戻る。
呼吸状態は安定しつつあるようで、スヤスヤと眠っているが、発疹は赤みが濃くなり広がる一方。

【23時15分頃】
ドクターによる2度目の診察。
救急車の中で投与したベナドリルの効き目は4時間程度のため、投与から4時間後の0時半頃にもう一度投与、それで問題がなければ帰宅しても良いとのこと。
発疹は退かず。赤くゴツゴツとした発疹が全身を覆い、特に顔、臀部、太腿の状態が酷い。

以下、日付が変わって16日(金)の出来事。

【0時半頃】
2回目のベナドリルを注射で投与。悠生は熟睡しており、ほとんど泣きもせず。

【1時頃】
ドクターによる3度目の診察。
発疹は退いていないものの、呼吸状態は安定しているため、帰宅許可が下りる。
アナフィラキシーは時間を置いて再度発症する場合があるため、万が一の際には迷わず救急車を呼んで駆け付けるようにとの指示あり。

【1時半頃】
帰宅。悠生は眠ったままベッドへ。

【2時頃】
急激に発疹が退き始める。その後は朝まで熟睡。
当然、幼稚園はお休み(付き添いで深夜2時まで起きていた逸生も学校を休む)。

【13時30分】
悠生のかかりつけ医である東京海上記念診療所(@Mamaroneck)のDr. Kanoの予約を取り受診。アレルギーの専門医、Dr. Maloney(@Harrison)を紹介していただき、その場でDr. Kanoを通じて予約。通常は数週間待ちになるところ、Dr. Kanoのお陰で21日(水)に予約を入れてもらうことができ、アレルギー検査を受ける予定。

そんな冷や汗モノの一夜を過ごしたにも関わらず、約6時間で無事に回復、翌日には元気に走り回っていた悠生ですが、これで問題が解決したワケではありません。

牛乳や卵、小麦粉等のアレルギーは、成長するにつれて症状が軽減するケースも多いようですが、ピーナツのアレルギーは、一度発症したらほぼ一生付き合って行かなければならないもの。しかもその症状は激しく、咽喉の内側の腫れ、蕁麻疹、喘息、嘔吐や下痢、意識喪失、呼吸困難などを引き起こし、命に関わることも少なくないのだとか。
実際、食物誘発のアナフィラキシーによる死亡事故では、原因の大部分を占めているのがピーナッツというデータもあるそうです(アメリカでは約100人にひとりがピーナツ・アレルギーを持ち、全米の年間アナフィラキシー死亡者数約150人のうち半数がピーナツ・アレルギーによるものと言われているそうです)。

アナフィラキシーの発症を抑えるには、口にする食べ物の中から徹底的にピーナツを除去する必要があるため、今後、悠生に与える食事やおやつには最大限の注意を払わなければなりません(人によってはピーナツに触っただけでアナフィラキシーを引き起こすこともあるそうです。悠生のアレルギーがどの程度のレベルなのかは、水曜日にアレルギー検査を受けてみないと分かりません)。
更に、幼稚園に通い始めた現在では園にも協力をお願いしなければならず、小学校に上がれば給食の問題もあります(幼稚園の給食はアレルギー患児にも対応しており、ピーナツは一切使用していないそうです)。
プレイデートでお呼ばれしても、出していただいたランチやおやつを気軽にいただくことはできないし(持参かな)、スーパーの試食品なども貰わないよう言い聞かせなければなりません。

万が一、再度アナフィラキシーを起こした場合は、一度目の反応よりも二度目、三度目の反応の方が重篤化するのだそうで、今はまだ、「どこまでならOKか(例えば、原材料にはピーナツを含まないものの、同じ製造ラインでピーナツを取り扱っているような製品は食べても良いのか否か)」が分からないため、非常に怖い。
もしもの場合に備え、強心作用,血圧の上昇作用,気管支の拡張作用があり、病院へ搬送されるまでの症状悪化防止の一助となる自己注射補助治療剤「エピペン(Epipen)」を処方していただきましたが、こんなもの、できれば使いたくはない。
悠生自身が自分の体質やピーナツ・アレルギーの恐ろしさを理解できない今は、主人や私が最大限の注意を払ってその小さな命を守ってあげなければならず、日頃は能天気の私も、さすがに真剣に悠生のピーナツ・アレルギー対策を考えています。

キラキラと生命力に溢れた悠生の瞳を見ていると、これほど輝いている小さな命がピーナツ一粒で奪われる可能性があるーという事実に背筋が凍り付くような思いがしますが、親として、できる限りのことをしなければ。
そして今は、そんな不自由な身体に生んでしまったことを申し訳なく思う気持ちでいっぱいです。
悠生、本当にごめんね。パパとママが全力であなたを守るからね。

newyork_life at 23:00|PermalinkComments(5)TrackBack(0)