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■NY写真展「永続する瞬間--沖縄と韓国 内なる光景」メールマガジン■
<<第2号>>
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第2号は、写真展オープニングと、19日にコロンビア大学で行なわれた
写真展シンポジウムの現地レポートをお届けします。
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■オープニングとシンポジウム
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地下鉄でマンハッタンを出てすぐ、イースト・リバー越しにミッドタ
ウンの摩天楼を望む場所に、P.S.1はある。オープニングの17日(日)
は、うす曇りで気温も平年より低かったが、常時、数人は「永続する瞬間」
の展示を訪れていた。
会場は柱でスペースが2つに区切られていて、一つのスペースは石川真生
さんの写真だけで構成されている。そしてより大きなスペースに、アン・
ヘリョンさん、イ・ヨンナムさん、イ・ゼガブさん、ノ・スンテックさん、
比嘉豊光さんの写真が、壁を一回りして展示されている。サイズも異なり
カラーとモノクロが混在する作品それぞれが、在沖・在韓米軍基地を取り
巻く現状と、そして現在も人々の体に残る60年前の沖縄戦を力強く訴えて
いる。
コロンビア大学でのシンポジウム(19日(火)午後6時〜9時)は、雨の
中、約80名が参加し活発な議論が行われた。真生さんはがっかりしたよ
うだが、参加者の大半が日本や韓国からの留学生あるいはアジア系の学生
であった。だが、米国社会でアジアの米軍基地について語ろうとするとき
には、これが現実だろう。
CDに落とした写真を大きなスクリーンで見せながら、アンさん、真生
さん、比嘉さんが話し、その後、討論が行われた。討論の最後には、ニュ
ーヨークまでやって来た沖縄国際大学の学生がヘリ墜落事件と墜落跡の
「壁」保存運動について訴えた。シンポジウム終了後も10時近くまで、
参加者は写真家や沖国大学生と話をしていた。
24日(日)、P.S.1の全体オープニングは、いくつもの展示が一斉に公開
ということで、さすがに人出が多かった。沖縄県人会による唄、踊りなどの
パフォーマンスは肌寒い屋外で行われたにもかかわらず、多くの観客
を集めていた。
一階正面入り口のすぐ脇に位置している「永続する瞬間」は入りやすい
場所のようだし、P.S.1というのは、在外米軍基地に関して全く知識を持
たない人たちを呼び込める場所であることは間違いない。ただ、そういう
人々を対象とするのであったら、もう少し写真の背景についての解説が
あった方がいいのではないか。
これから12月13日までの間に、どれくらいの米国市民がこの展示を観る
のだろうか。多くのニューヨーカーがPS1を訪れることを願う。そして、
これらの写真が全米巡っていくことを願う。
【秋林こずえ】
(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター)
研究者。沖縄の「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」と共に
活動しながら、会の研究を行っている。コロンビア大学教育学大学院
平和教育センター非常勤講師。
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■メディア情報
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『沖縄タイムス』で「PSIで踊り披露 沖韓写真展オープニング」と
いうタイトルのオープニングについての記事が掲載されています。
http://www.okinawatimes.co.jp/kaigai または
http://www.okinawatimes.co.jp/kaigai/kaigai20041030.html#4
今後もメディアで掲載された情報を皆さんへお伝えします。
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■カンパのお願い
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賛同人のカンパにより当写真展は運営されています。
カンパのご協力をお願い致します。
○賛同金:1口1000円
○郵便振り込み 01720−4−105909
「10人の眼展実行委員会」
【連絡先】
○沖 縄:那覇市首里崎山町3−3 4 喫茶室アルテ崎山店
霜鳥美也子(TEL) 098-884-7522 ,090-9076-1488
○大 阪:河内長野市清見台4−1 9−1−3 0 4
中條佐和子 (TEL) 0 8 0 −1 4 0 4−4 3 2 4
○東 京:豊島区駒込2-14-7 琉球センター・どぅたっち
島袋陽子(TEL) 0 3−5 9 7 4−1 3 3 3
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■■NY写真展「永続する瞬間--沖縄と韓国 内なる光景」■■■
○会期:2004年10月17日〜12月13日
○会場:PS 1 Contemporary Art Center
(ニューヨーク近代美術館提携機関)
http://www.ps1.org/cut/main.html
22-25 Jackson Ave. Long Island City, NY 11101
○参加写真家:
イ・ヨンナム 「坡州の米軍基地と住民の闘い」
アン・ヘリョン 「神聖不可侵地域-米軍基地」
イ・ゼガブ 「韓国のアメラジアン」
ノ・スンテック 「米軍による女子中学生死亡事件」
比嘉豊光 「戦争の傷跡」
石川真生 「基地を取り巻く人々」
■■■■次号以降の予告と編集後記■■■■
アメリカ大統領選挙で続投が決定したブッシュ大統領。
アメリカ社会の多様性と、ある頑なな<正義>や利権の根深さを
痛切に感じます。
「永続する瞬間」展にどのような人々が足を運び、どのような
ことを感じているのか。そして会場を去った後、何が生まれるのか。
アメリカ社会の多様性の別の響きか方を信じたくなります。
さて、次号からは写真展の雰囲気について現地レポートのほか、
参加写真家の一人、石川真生さんのエッセイなども配信します。
HPでは自由にコメントを書き込めます。メルマガのご感想などをどうぞ
お寄せ下さい。
(編集部・大野光明)
■■NY写真展「永続する瞬間」メールマガジン編集部■■
HP:http://blog.livedoor.jp/newyorkphoto/
問い合わせ先E-mail:okinawakoreaphoto@hotmail.com
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*Copyright (c)2004 NY写真展「永続する瞬間」メールマガジン
編集部.All rights reserved.
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