BUYMORE秋葉原店の店員さんが、かなり見やすいHaswellチップセットの比較表を作られていたので紹介させていただきます。
 (追記)QSVに関連して重要な修正
 Haswell対応のマザーボード比較一覧も作ってみました、こちらもよろしくお願いします→  【PCIバス搭載】Haswell対応LGA1150 Z87/H87マザーボード比較一覧【SATA大量搭載】 



・Z87/H87/B85間の違い

 簡単にまとめると、Z87ではオーバークロックは出来るH87では出来ない、というのが大きな違いでしょうか。また、B85はSRT(SSDとHDDを連携させて、ハイブリッドHDD的に使う技術)とQSV(ハードウェアエンコード)対応していません(後述)。また、先代のB75ではPCIがチップセットレベルでネイティブサポートされていましたが、B85ではチップセットからPCIが完全にオミット(除去)されており、PCIを実装する場合はPCIExpress出力をブリッジチップでPCIに変換する形となりました。
 PV4等の広帯域を要求されるカードを刺した場合、ブリッジチップの処理が間に合わず、ドロップする可能性もあります。ブリッジチップの性能はメーカー・マザーボードによりにけりなので、続報をまちましょう。
 (追記)B85のQSVについては、IntelのB85のプロダクトブリーフに記述があることから、可能なようです(各マザーボードマニュアルにも記述あり)。お詫びして訂正いたします。
 【Intel】PRoduct BRIef Intel® B85 chipset


・X79(LGA2011)とZ87系列間の違い

 X79はクアッドチャンネルメモリに対応している関係で、ほぼすべてのマザーボードでメモリスロットを4本以上搭載、64GBまでのメモリ容量に対応しています。対してZ87系列はデュアルチャンネルまでのメモリに対応するので、メモリスロットは2本から、最大容量は32GBまでとなります。
 また、CPUから直接出力されるPCIExpressレーンは、X79は最大32レーン(x16が2本)に対し、Z87は最大16レーン(x16が1本)だけとなります。ただし現状X79は、正式にはPCIExpress3.0をサポートしておらず、2.0までの対応となります。そのため、x16をシングルで使う場合に関してはZ87に分があると思われます(但しNVIDIA製ビデオカードの一部で、パッチを当てることでX79のCPU側PCIEを3.0化することは可能)。


・X79(LGA2011)とZ87系列間の違い(オーバークロック関連)

 Z87はX79とほぼ同等の手法でOCを行うことが出来るようになりました。更に、BCLKは最大167MHz迄、クロック倍率は80倍まで設定することが可能になりました。マザーボードによってはDDR3-2933にも対応出来るようになり、OCの自由度は大幅に向上したと言えます。


・つまり、どちらが買い?
 
 オーバークロックもしたいしQSVも使いたい!という人はZ87がオススメです。
 また、Z87はオーバークロック前提でフェーズ数の多いVRMを使用するなど電源周りが強化されているモデルが多くあります。これらは1フェーズあたりに流れる電流量が抑えられるため、ハードウェア的な安定志向の高い人にもオススメ出来ます
 反対に、安く抑えたい、PCIを使用するカードを活かしたいという方にはH87がオススメです。