Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2009年03月

DELAIN -  「April Rain」 レビュー

Within Temptation のキーボーディスト、マタイン・ウェスターホルトを中心に結成された、弱冠21歳という紅一点の歌姫シャルロット嬢を擁する、オランダ産のシンフォニック・ゴシック・メタルバンド、DELAIN の2作目「April Rain」を紹介。



01. April Rain         ★★★★★
02. Stay Forever       ★★★★☆
03. Invidia           ★★★★
04. Control The Storm   ★★★★☆
05. On The Other Side   ★★★☆

06. Virtue And Vice     ★★★★☆
07. Go Away         ★★★★★
08. Start Swimming     ★★★
09. Lost            ★★★★
10. I'll Reach You      ★★★★★
11. Nothing Left       ★★★★



Within Temptation のキーボーディスト、マタイン・ウェスターホルトを中心に結成されたDELAINの2ndアルバム「April Rain」。


始めはプロジェクトとして発足していたオランダ産の5人組Delainだが、今日紹介する彼らの2作目でついに正式な「バンド」としてめでたくスタートを切った。つまりは実質的にデビューアルバムとして今作を聴いていいと思う。紅一点の歌姫シャルロット嬢を擁する彼女らの音楽性は、元Within Temptationのキーボードプレイヤーがバンドの中心だという事もあってか、同郷のWithin TemptationNightwish を容易に想起する事ができる、荘厳かつ壮大でダイナミズムに溢れたシンフォニック/ゴシック・メタルをやってる。どちらかと言えば、Nightwishのサウンドに近いしっかりと地盤の固まったシンフォニック・メタルな印象。サウンドはNWでヴォーカルスタイルはWTてな感じ。フィメールヴォーカル系のシンフォニック・メタルバンドの頂点に居ると言っても過言ではないその代表的な2バンドの影響を大きく感じさせるが、このDELAINのサウンドは、音的には完全にメタルな音を聴かせるんだけど、このバンドはあくまでフィメール・ヴォーカルのシャルロット嬢のポップでキャッチーな透明感溢れる心地良い美声を中心に作曲されている所や、サウンドアレンジにポッピーなピアノの綺麗な音色を塗している所や、取っ付きやすさや聴き易いコマーシャル性を重視している所を見ると、メタルと呼ぶよりは、今年出たSIRENIAの新作(ブログ記事 )と同様に、シンプルでコンパクトにまとまった分かりやすいシンフォニック/ゴシック・ロックとして聴けるor楽しめるバンドなんじゃないかなぁ、と思うんだ。と言っても、キャッチーでポップなサウンドながら楽器隊のメタルな重みもしっかりと感じさせるのも○。まぁ、それでも「Within Temptation+Nightwishというサウンド」というレッテルからは逃れなれないだろうけど、重要となってくる楽曲の質は、その2バンドと同等に張り合えるレベルの質をしているし、シンフォニック/ゴシック・メタル系で久しぶりにA級というか、メジャー感を持った新人に出会ったかも(さすがロードランナー さん)。しっかりと「ヨーロピアン」然としたメロディや雰囲気を持ってるのもプラスなポイントなんだ。個人的に「イイねぇ」と感じたのは、1,2,6,9,11,等で聴ける、意外にも「泣き」のエモーションが込められたGソロが非常に好印象だった。とにかく、WTの後釜というか、ポストWTに1番近いバンドと言えるんじゃないかな。


シングルの1を聴けば分かるとおり、キャッチーでコマーシャル性に満ちたオーセンティックなシンフォニック・メタルチューンでアルバムの幕を開け、ツカミは文句なしにOK。荘厳かつ壮大な2、同郷のAutumn タイプのヨーロピアンナンバーの3、NWマルコ・ヒエタラが参加している壮大でシンフォニックかつダイナミックな4と11、癒し系な大人しい5、デス声のアクセントを加えたWTタイプの6、アグレッシヴな勢いを持ったキャッチーなキラーチューンの7、Gリフがズンズン響く9、サビのドラマティックな盛り上がりがたまらないバラード的ナンバーの10。流れとしては1~4までスタートダッシュを切って、5で一休み、6~7で再びキャッチーに盛り上げ、8で再び一休み、9~11までシンフォニックに盛り上げるアルバム構成。シンフォニックでキャッチーなナンバーから、ゆったりしたバラードまでとヴァラエティも豊かだし、とにかく全曲キャッチーでフックもあって捨て曲なしの傑作と呼ぶことのできる作品だろうね。勿論、シンフォニック/ゴシック・メタルの入門盤としてもオススメできる作品でしょう。特に中盤の7曲目はアグレッシヴな重みが効いた曲で、アルバムの踏ん張りどころ、盛り上げどころとして一際輝いているキラーチューンだ。4と11で披露しているマルコの野獣に満ちたダンディズムでパワフルな歌声はやっぱり格好良かった。。。ボートラも、まぁなかなかの出来してるんで聴いて損はないです。


今年、SIRENIATHE AGONIST 等の、いわゆる「嬢メタル」系の作品が絶好調な中で、またもや素晴らしいバンドの出現、素晴らしい作品に出会えましたわ。早くも今年のブライテスト・ホープに名乗りを上げた高品質で完成度の高い作品と言えるでしょう。個人的には、SIRENIAの新譜より好印象を持ったね。Lacuna Coil も新作を予定している今年はシンフォニック/ゴシック・メタル系がシーンを賑わすか?!ちゅーかこのDELAIN、女性ヴォーカル枠でラウパ09(今年も開催されるなら)に出演フラグ立ってるような気がしないでもない。それと、色使いが格好良いジャケも好印象っすわ。ヴォーカルは21歳の若さなんで、とても将来性の高い、今後に期待が膨らむバンドですね。



7.5(+) / 10



01. April RainのPV http://www.youtube.com/watch?v=hn4ZUr-d05o

ちょっとだけCGに気合入ってるなーと思って見てたら、橋が落ちるシーンとか凄いB級に感じちゃった(笑)オレンジ色の正体誰かなーと思ったら・・・ヴォーカルかい!!イミフ!!


という事で、このPVの見所は・・・


    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡


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ANIMAL ALPHA 解散・・・

去年の嬢メタルランクの3位に入賞したanimal alpha。しばらく活動停止中だったんで、なんか動きがあったかなーと情報を求めてマイスペースに行ってみたら・・・




なんと解散宣言してました・・・これは久しぶりの大ショック・・・あああ・・・・もう・・・。


公式HPにupされてた新曲が凄いイイ具合で3作目のアルバムに超期待してたんだが・・・解散は非常に残念に尽きる・・・。ショックってレベルじゃないほどショックやわー。。。


けど、ヴォーカルのアグネットは、なんかで活動してくらしい?ので今後に期待はしておきたい。。。


あーあ・・・あーあ・・・



animal alphaのマイスペ http://www.myspace.com/animalalpha

ヴォーカルのアグネットのマイスペ http://www.myspace.com/agnetekjolsrud

WBC 日本優勝キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



イチローはやっぱり本物だった。


結果論だが・・・原采配サイコー!!


RED - 「Innocence & Instinct」 レビュー

USA産、テネシー州ナッシュビルで結成されたモダン・ラウド/ヘヴィ・ロックバンド、RED の約2年振りの2作目「Innocence & Instinct」を紹介。



1. Fight Inside                  ★★★★
2. Death of Me                  ★★★★★
3. Mystery of You                ★★★★
4. Start Again                  ★★★☆
5. Never Be the Same             ★★★★
6. Confession (What's Inside My Head)   ★★★☆
7. Shadows                    ★★★★
8. Ordinary World                ★★★★
9. Out from Under                ★★★☆
10. Take It All Away              ★★★★



USA産、テネシー州ナッシュビル出身のモダン・ラウド/ヘヴィ・ロックバンド、REDの約2年振りの2作目「Innocence & Instinct」。

デビューアルバムが全米で40万も売れたらしい、ナッシュビル出身の彼らREDのサウンドスタイルは、硬くメタリックなGリフがゴリゴリとヘヴィに聴かせるモダンなラウド・ロックサウンドに、ちょっとメランコリックかつエモーショナルで、尚且つカッコ良くて上手いメインストリーム系ヴォーカルが被さり(時たまラウドなスクリームを聞かせる場面も)、ちょっとダークでゴシックな香りを全体的に纏っている、実にオーセンティックなサウンドは「メインストリーム系だなぁ」とシミジミ納得するラウド/ヘヴィ・ロックをやってる。個人的に1stは未聴なんで、前作と比べる事はできないが、シンプルかつヘヴィなロックサウンドにキャッチーなヴォーカルが乗る感じはLinkin Parkっぽい部分もあるかも。つまり「ラップの入ってないLinkin Park」という認識が一番分かりやすいか。


全編ストリングスの荘厳で壮大なメロディを使い、メリハリとダイナミズムを生み出すドラマティックな手法で楽曲を展開していくのだが・・・そのラウドで重いサウンドは如何せんなんというか「普通」過ぎるというか・・・ホントに「普通」に感じてしまうオーセンティック過ぎるメインストリーム系のラウド・ロックな曲をやってるんで、特に大きな個性やら突出した特徴というものが薄いようにも感じてしまい、正直期待していた想像と現実の差の間に妙な肩透かしを食らった感が個人的にはあったけど、それでも今作の楽曲の質は総じて高いし、どの曲もキャッチーでエモーショナルな哀愁を帯びた、コマーシャル性が非常に高い楽曲が揃っている良質な作品なんで、今風の聴きやすい歌メロ系モダン・ラウド・ロックがサクッと聞きたい人には打って付けのアルバムと言えるだろう。しかし、僕たち聞き手としては、バンドに求める期待と想像以上の「欲求/贅沢」というのがどうしても出てしまうもので、ついついコレ以上のぶっ飛んだモノを要求してしまうのだ(笑)これぞ聴き手の性ですな(笑)ボク的には、もうちょっと強力なインパクトっつーもんを期待したんだけど、まぁ、これが所謂「メインストリーム系」と呼ばれる音楽なのだろうと理解し納得するしかない。この手のシンプルなロックサウンドで前作40万売ったってのは正直驚いたけど、なんだかんだ言って彼らの音楽はめっちゃ「アメリカ音楽」然としてるからそこまで売れたんだろうなぁって、妙に納得しちゃった。さっきから普通普通って嘆いてるけど、ゴリゴリしたモダンでヘヴィな質感を持った6と7と9は「おっ!」っと思える意外性が感じられた。欲を言うなら、コレ!!と言うキラーチューンが1曲欲しかったかな。捨て曲というのも無いし、十分にキラーチューンと呼べる曲は一応有るけど、なんか惜しいんだよねぇ。というか、ここまでヒネリの弱い超シンプルなロックを聴いたのは凄い久しぶりな気がする。(普段よく聴いてるメタル系はヒネリ過ぎる音楽だからか(笑))


という感じで今作は、ストリングスを全面に押し出したヘヴィ/ラウド系の音楽(Avenged Sevenfoldとか)が好きな人は必聴盤だと思うし、ヘヴィなサウンドとキャッチーなヴォーカルが組み合わさったシンプルなアメリカンメインストリーム音楽(Nickelbackとかその辺)が聞きたいって人にオススメできる良盤です。さっきも書いたが、Linkin Parkの1st/2ndが好きで3rdには失望したって人にもオススメしたいアルバムだね。しかし・・・メンバーの厳ついハードコアな外見からしても日本じゃあまり人気は出なさそうだし、失礼だけど日本ではDisturbedに通じる存在感が地味なバンドになっちゃいそうな気がしないでもない。。。けど、曲は素晴らしいです。



7.0(+) / 10



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THE AGONIST-「Lullabies for the Dormant Mind」レビュー

紅一点(青一点)のフィメールヴォーカルのアリッサ・ホワイト=グラズ嬢を擁する、カナダのモントリオール出身の4人組のメタルコア/メロディック・デス・メタルバンド、THE AGONIST の約2年振りの2作目「Lullabies for the Dormant Mind」を紹介。アリッサ・ホワイト=グラズ(Vo)、ダニー・マリノ (G)、クリス・ケルズ (B)、サイモン・マッケイ(Dr)という編成。



1. The Tempest (The Siren's Song; The Banshee's Cry) ★★★★★
2. ...And Their Eulogies Sang Me To Sleep          ★★★★★
3. Thank You, Pain                         ★★★★☆
4. Birds Elope with the Sun                   ★★★★
5. Waiting Out The Winter                    ★★★★
6. Martyr Art                            ★★★★★
7. Globus Hystericus                       ★★★★☆
8. Swan Lake (A Cappella)                   ★★★☆
9. The Sentient                           ★★★★★
10. When the Bough Breaks                   ★★★★
11. Chlorpromazine                        ★★★★★



青髪の美女フィメール・ヴォーカリスト、アリッサ・ホワイト=グラズ嬢を擁する、カナダのモントリオール出身の4人組のメタルコア/メロディック・デス・メタルバンド、THE AGONISTの前作から約2年振りの2作目「Lullabies for the Dormant Mind」。


4月からTHE HAUNTED とのアメリカツアーを予定しているカナダ出身の若手バンドTHE AGONISTの音楽性は、北欧メロディック・デスを基礎/基盤としたメタルコア、又は普通にメロディック・デスをプレイしており、前作のデビューアルバム「Once Only Imagined」もぼちぼち好評だったらしいが、その前作から約2年振りの2作目となった今作「Lullabies for the Dormant Mind」で、なんと想像を絶する大化けをしてきた。個人的に1stアルバムは未聴なのだが、マイスペースでupされている1stの3曲と今作の楽曲陣を比べるとそりゃーもう歴然の差で、実際にどう化けてきたかというと、今作では大々的にドラマティックかつ劇的なまでのシンフォニック&オーケストレーション&オペラ&華麗なピアノのメロディや、少女マンガチックな幻想的でコミカルな世界観を感じさせるアルバムジャケットをモチーフにしたかのような美麗なアレンジを取り入れ(HMVの情報によれば、Mahogany RushのヴァイオリニストAvi Ludmerや、クラシック畑のピアニストであるMelina SoochanBlackguard /Profugus MortisのキーボーディストJonathan Lefrancois-Leducらによるオーケストレーションをフィーチャー(HMV参照)、という事らしい。8では白鳥の湖のアカペラを聞かせたり、アルバムのドラマ性をより一層高めている)、更にはシンフォ・ブラック・メタルやらデスラッシュ、グラインドコア等の刺々しく暴虐極まりないエッセンスも同時に感じさせるアグレッシヴかつプログレッシヴで、暴虐的かつ攻撃的な楽器隊のテクニカルな演奏は更に充実感+変態度を増し、今作で確かな実力&個性とオリジナリティをまざまざと証明して見せた劇的なエクストリーム・サウンドに進化したんだ。この進化は、もはやTriviumProtest The HeroThe Black Dahlia MurderEluveitieDeadlock と並ぶ、若手新世代型メタルの新しい形と言っていいでしょコレ、マジで。今作でビッグスケールな成長を遂げたサウンドの「劇的度」をてきとーにバンド名を出して言うなら、KAMELOT の「Ghost Opera」、DARK LUNACY の「The Diarist」、畑は違うがフィメールヴォーカル版MUSEと呼びたい位のドラマティックなサウンドを聞かせるんだ。6とかマジでドラマティック過ぎて女性版MUSEと呼ぶのに相応しいキラーナンバーで、ラストの泣きのGソロも更にドラマ性をupさせる悶絶パートだ。実に表情豊かなメロディックなパートとアグレッシヴ/スピーディ/ミドルに変幻自在に動き回り暴れ狂う暴虐的なパートとのバランスがイイ具合に共存してるし、ここまでカオスで変態にプレイするテクニカルな演奏隊とシンフォなサウンドの組み合わせが絶妙に融合してると、シンフォ・メタルコアかプログレッシヴ・エクストリーム・メタルコアと形容したいレベルなんだ。彼女らのサウンドは、どちらかと言えば北欧メロデスを基盤としているが、メタルコアらしく強力なモッシュ・パートを織り交ぜる展開も流石。どーやら調べによると、今作のプロデューサーには同郷のテクニカル・デス・メタルバンド、Cryptopsy のギタリストを迎えて製作されたものらしく、「だからここまでギター&ドラム共にテクニカルなのかぁ」と十分に納得する筈です。さっきから「テクニカル」&「プログレッシヴ」と何回も連呼してるが、基本は3,4分のコンパクトな尺の中にギッシリと音が詰め込まれてるんで、難解さはさほど感じないし、敷居は全然高くないです。というわけでいきなりですが、残念ながらバンド名に反して日の光に当たる事のできず惜しくも解散してしまったLIGHT THIS CITY 後釜はこのThe Agonistに決定しました!!!!・・・・・まぁ、今作で大々的に取り入れたシンフォなサウンドと従来のメロディック・デスサウンドとの整合性というのは、スタジオアルバムで聞けば特に大きな問題はないし、整合性は比較的取れている方だとは思うが、一方のライブでグダグダになっちゃわないか、結構気になるというか心配どころではある。今後、唯一危惧するところといえば、そのシンフォ/ゴシックなサウンドを次作にも持ち越して使用するのかどうかで、今のメタルコア/メロディック・デスのちょっと停滞気味なシーンのマンネリズムの打開を狙ってこの劇的なシンフォ/オペラ/ゴシック・サウンドを取り入れ、THE AGONISTの個性とオリジナリティを打ち出したんだと思うけど、だがしかし、これをやっちゃったからにはもう後戻りできない苦渋の選択のようにも感じる部分も正直あるので、3枚目となる次作が彼女らの真の正念場となりそうだ。まさか!!9のヴァイキング要素は次作で「ヴァイキング・メタルコア」に進化する布石だったりして!?んなわけないよね(笑)何がともあれ、今作が聞けば聞くほど味が出る「傑作」なのには変わりない。


続いて楽曲についての軽い感想だが、まずマイスペで事前公開されてた1の「The Tempest~」は、お化け屋敷みたいなオペラなアレンジ、シンフォなkeyやコミカルなピアノの音色でドラマ性を高め、殺傷力ありまくりなメロデスリフでスラッシーかつ攻撃的に走るキラーナンバーで、2の「.. and Their Eulogies Sang Me to Sleep.」は、「スぅー・・オぉぉぉ」と一息エロスなタメを作ってから、シンフォ・ブラック張りに爆走する怒り/凶暴過ぎる幕開けから鳥肌/サブイボ立ちまくりな曲で、切れ味鋭いGリフで殺傷しまくりプログレッシヴに展開し、ブラックメタル的なカオティックなスロー・パートを終盤に聞かせ曲を締める凶暴すぎるキラーナンバー。3の「Thank You, Pain.」は、アップテンポでメロディックなGリフとロックテイストなクリーンヴォーカルをメインに展開するメロディック・メタルタイプのナンバー。4の「Birds Elope with the Sun」は、ブルータルに殺傷しまくるGリフや大人しい静かなパートを織り交ぜたりとプログレッシヴに進む曲。5の「Waiting out the Winter」は、ジャズっぽい雰囲気が感じられるメロウなクリーンヴォーカルがメインな曲で(デス声はちょくちょく入る)、Gリフとオーケで軽いコミカルなノリで進み、これまたプログレッシヴに展開していく。1と同じくマイスペで公開されている6の「Martyr Art」は、殺傷メロデスGリフとオペラチックなサウンドを入れてドラマティックかつ劇的に盛り上げる女性版MUSEチューン。ゴシカルなkeyがメロウなサビがイイ感じの7。8は白鳥の湖のアカペラで美麗かつオペラチックに聞かせ、次の9はアップテンポなGリフでノリの良い感じに始まり、「パーン!!パーン!!」とヴァイキング・メタル風味なオーケストレーションでオペラチカルな高揚感を聞かせるドラマティックなサビが強烈なプログレッシヴ・エクストリーム・ナンバー。10はシンフォニックなサウンドを織り交ぜながらドラマティックに進むナンバーで、11はグラインドコア的な勢いを見せるアグレッシヴなナンバー。フィメールヴォーカル系がスクリームしてるアルバムの最後って、バラードで大人しく締めるって印象が強いんだけど、このアルバムに関しては、しっかりアグレッシヴかつカオスなキラーナンバーで締めてくれたので一安心っちゅーか俺歓喜。8のアカペラからラストまでの盛り上がりがハンパなく、超絶ドラマティックな流れで今作のハイライトになってるし、悶絶間違いなしだ。。。そーえば1の「The Tempest」って前身のバンド名だったんだね。その辺も色々と考え深い。


青一点のアリッサ嬢のドスの利いた男勝りなグロウル、超萌える小悪魔チックなダミ声、怒り東MAX!!な金切りシャウト、キチガイじみてるカオティックなスクリーム、情け容赦ない奇声交じりの絶叫、ゴシカルっちゃゴシカルな美麗クリーンヴォーカル、この多彩過ぎるヴォーカル・スタイルを聞いちゃうと、アンジェラ・ゴソウ(笑)シャイニングスター(笑)と、失礼だと分かっていながらついつい口に出ちゃう程の、アリッサ・ホワイト=グラズ嬢のハイレベルでプログレッシヴかつアグレッシヴ過ぎるヴォーカルパフォーマンスにも、前作以上に脱帽してしまうだろうし、「全パート1人で歌ってんの!?(一部ベースのクリスがグロウルを入れる場面もある)」と、100%驚く事請け合いだ。てか、クリーン/スクリーム/デス・ヴォイスを頻繁に切り替えて歌うフィメール・ヴォーカルで1番凄いんじゃないか?アリッサ嬢。NO1と言っていいでしょう。とにかく凄い。だがしかーし・・・ライヴではすげー大変そう・・・というかちゃんと歌えるんか?疑問だ・・・(笑)あと、悲劇的なオペラを演じているかの如くなクリーン・ヴォーカルパートがちょっとばかし増えて、全体的に取っ付きやすくなってる印象。所謂「メジャー感」がupしたと言っていいのかな。けど、基本はスクリーム/デス・ヴォイスなんで、その辺のヴォーカル・パートのバランスもイイ感じだ。

その紅一点(青一点)のアリッサ嬢の「華麗」+「野獣」=「美獣」たるブルーカラー一色の存在感にも負けじ劣らずな、目を見張るGプレイも何気に凄いビックリする。というかここまで実力派なバンドだったとは今更だが凄い驚きで、そのアグレッシヴなパートとメロウなパートがプログレッシヴに目まぐるしく展開する演奏力の高いダニーのテクニカルなGプレイも好印象なのだが、それよりも今作はドラムのサイモンがヤバイっちゅーか凄すぎる。とにかくブラスト張りに「ダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!」っと叩きまくり、勢いありまくり、走りまくりで、とにかくオールメンバーの個々のプレイがプログレッシヴで、全員の力量とそのポテンシャルの高さがフルに発揮されたお陰の傑作と言えるでしょう、今作は。Gプレイで特に印象的だったのは6曲目の泣きの混じったドラマティックなGソロ。

今作のサウンド・プロダクションの印象は、なんというかギッチギチしてるというか、ギュウギュウ詰めにされてるというか、ちょっと窮屈で押し競饅頭な印象だが、まぁそれほど気にならない程度なんで、「良好」と言って問題ないプロダクションでしょう。


ちゅー事で、今作は様々なメロディを取り込んだ作風なんで、そういうのを「邪道」とか考えちゃう頭の固い古参メタラーには受けが悪いかもしれんが、北欧メロデス/メロディック・メタルコアファンやフィメールヴォーカルメタル好き・・・いわゆる「嬢メタル」好きは文句ナシの必聴盤だし、記事の始めの方に名前を出したバンドを聴く若いリスナーにも是非とも聞いて欲しい、捨て曲ナシの傑作です。というか、このバンドの場合は「嬢メタル」じゃなくて「獣メタル」と呼ぶのが適当なのかも(笑)個人的に現時点でだが、今年のメタルアルバムでNO1やね、コレ。ホンマ凄いっすわ。とにかく圧倒されっぱなしの1枚!!アッパレじゃ!!こんな所で思いがけない傑作が飛び出したわけだが、こういう展開になって来ると、彼女らと同じく北欧メロデスの影響下にあるUSのMAメタルコアバンド、Killswitch EngageAs I Lay Dying の恐らく今年中にリリースされるであろう新作が俄然楽しみになってくるわけですよ(^O^)いや~しかし、同郷のProtest The HeroといいCryptopsyといい、カナダのメタルバンドはホントにテクニカルで個性的なバンドが多いね^^個人的な予想というか展望というか願望というか・・・今年はカナダのバンドがクル!!(予想)ちゅーかキテクレ!!(願望)というかもうキテル!!(ヤッホー!!!)今後プチブームが来るであろう、そんな注目度の高いカナダのバンド第一発目はTHE AGONISTという事で、メタラーの皆さん、2009年はカナダのバンドに要注目ですよ!!!!ボク的にカナダのバンドで今後に注目したいのは、今作にゲスト参加しているフォーク・ブラック・メタラーのProfugus Mortis改めBlackguardの新作です。マイスペで彼らの新曲が聴けるけど、凄くイイんだ。


最後に、2月はじめに記事にしたSIRENIA の新譜の国内盤が、4月22日にようやくアヴァロンレーベルからリリースされるっぽいし、今月18日にDEADLOCK の新譜の国内盤がこれまたやっとリリースされるっぽい?この傑作「Lullabies for the Dormant Mind」を国内盤で出す予定のレーベルさんはいないのかなぁ??ふ~~ん。(風の噂ではどっかからリリースされるらしい)


今作はジャケ買いする人が多そうだね。実際の音聴いてビックリするかもしれんが(・∀・)



8.5(+) / 10



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