Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2009年04月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

「~はメタル」シリーズ 1

The Veronicasの「Untouched」は「シンフォニック・双子」メタル

PURE REASON REVOLUTION 「Amor Vincit Omnia」 レビュー

HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ

UK産のクロスオーヴァー・プログレッシヴ・ロックバンドの4人組、PURE REASON REVOLUTION の約2年振りの2作目「Amor Vincit Omnia」(邦題「愛の勝利」)を紹介。



1. Les Malheurs                  ★★★★★
2. Victorious Cupid                ★★★★★
3. i) Keep Me Sane/Insane           ★★
4. ii) Apogee, iii) Requiem for the Lovers  ★★★★★
5. Deus Ex Machina               ★★★★☆
6. Bloodless                    ★★★
7. Disconnect                   ★★★
8. The Gloaming                  ★★★★
9. AVO                       ★★★



Jon Courtney(Vo&Gt,Key)とChloë Alper(Vo&Ba,Key)の男女ツインの個性的なヴォーカルスタイルが売りのUK産のこのバンド、Pure Reason Revolution(略称PRR)のデビューアルバム「The Dark Third」は、「ポップ」「メタル」「ニューウェーヴ」「インダストリアル」等、様々なスタイルのサウンド/メロディと、ピンクフロイドタイプのUKプログレッシヴ・ロックとがクロスオーヴァーに融合した、非常に高いオリジナリティを誇るプログレッシヴ・ロックのデビューアルバムにして「傑作」と呼べる捨て曲ナシの名作だったが、今回紹介するのは、その驚愕のデビューアルバムから約2年振りの新作である2ndの「Amor Vincit Omnia」なんだけど、本作の内容は前作の延長線上のアルバム・・・と、意気揚々に言いたい所だったんだけど・・・イギリスのバンド特有の2作目のジンクスというか、デビュー作が傑作だっただけに2枚目のプレッシャーというのが相当あったせいなのかは疑問だが、今作の初っ端の1曲目「Les Malheurs」を聴けば分かるとおり、これまで通り男女ツインヴォーカルが絡み合うポップなラインは変わりないんだけど、バックのサウンドはデジタル/エレクトロ/インダストリアル・ミュージック、所謂「ピコピコした電子的なメロディ」を大々的に押し出した作風に変化しており、PRR独特のサウンドが醸し出す全体的な雰囲気についても「ムーディ」な一定の空気感を重点に置かれている印象で、ツインヴォーカルの一定のリズム/メロディを繰り返すパートが多い所や、デジタルなエレクトロサウンドを一定に響かせるパートが多い部分を見ると、今作はリズムを中心としたダンスミュージック的なノリを強く受ける。1に続き、男女ツインのハモリがキャッチーにグッとくる2と、同郷のPanic! At the Disco っぽいイントロから始まる4も引き続きエレクトロな電子サウンドを使っているが、メインはあくまでツインヴォーカルがポップでキャッチーに聴かせる曲なんで、自然と耳に入ってくるんだけど、5は思いっきり電子サウンドが強く主張している、前作の曲との明確な違いが現れはじめる曲で、電子系のサウンドに慣れてないとちょっと厳しいけど、Gリフはヘヴィでメタルにアピールしてくる部分は個人的には好感触だ。6は5と同じ流れのピコピコ電子サウンドを中心に聞かせる和やかなダンスミュージック的な曲。7は今作で1番異色な電子ミュージックナンバーで、ここまで来るとちょっと無理です・・・この辺でボクは脱落・・・。といった所。1から5の流れはすげーイイんだけど、後半の曲は個性が強すぎて、ボク的にはちょっと厳しいかなーって。


前作収録の「Voices in Winter / In the Realms of the Divine」や「The Twyncyn / Trembling Willows」の曲で聴けた、ヘヴィなGリフがゴリゴリグリグリと豪快に突き進むメタリックでアグレッシヴなパートは少しばかり影を潜めてはいるが、メタル的なマインドを感じさせる硬派なGリフは完全には無くなっていないので、そこは安心して良いと思う。あと、今作は女性ヴォーカルのChloë Alperがヴォーカルを取る割合が減って、男性ヴォーカルのJon Courtneyがほぼメインでヴォーカルを取っており、この変化は個人的にはマイナスな要素かな。まぁ、ギター/ベース/キーボード/ボーカルをこなすマルチプレイヤーであるChloe Alperのライヴでの負担を減らすための変化だとは思うが、男5:女5の割合だった前作の曲を聴いちゃうと、Chloe Alperの歌う場面が減ってしまったのはやっぱり残念だ。


1stから2ndのこの大きなサウンドの変化はボク的には「想定外」の変化で、たしかに今作のような作品のセンスは素晴らしくてCooL!!なのかもしれないけど、前作の流れの延長を期待したボクにはちょっとばかし肩透かしを食らったアルバムかもなーって。個人的には電子サウンドというのは苦手な音というか、あまり聴き慣れてない音なんで、耳に馴染むのには結構な聴き込みと時間が掛かりそうだなー。本作のサウンド変化は間違いなくPRRファンの間で賛否両論が巻き起こるのは避けられないだろうし、すでに各地の評判では圧倒的に「否」の意見の方が多いのも事実。だがしかし、彼らのサウンドだと分かる心地良い哀愁を醸し出すポップにハモル男女ツインヴォーカルや、UKらしく独特な浮遊感のあるプログ・サウンドはしっかりと既存してるんで、傑作であった前作までは届かないものの、そこら辺のバンドよりオリジナリティは総じて高いし、十分に質の高いプログ・ロック作品だと言えるだろうね。けどやっぱり、デビューアルバムで衝撃を受けた僕の身としては、素直に満足できない不完全燃焼なモヤモヤ感を持ってしまったのが正直な所だ。そんな感じにグチグチ言いつつも、心の底では彼らの特徴的で個性的なプログ・サウンドにちゃっかりと酔いまくってるんだけどね(^O^)


まぁ、このごちゃ混ぜ感が「プログレ」然としているから、逆に評価できる作品なのかもしれないね。聴き手それぞれの賛否や感想は別として。ビッグな成功を収めた前作の安定した路線を自ら捨て、「UKのバンドの2作目」でここまでの勝負事をしてくるとは、彼らは並大抵のバンドじゃないという証拠でもあるかも。その点はしっかりと評価してあげたいポイントっすね。次のアルバムも恐らくは本作の路線を継承しそうな予感がするけど・・・どーなるんだろうなー、ワクワク。ボク個人の希望としては、名盤である前作のコンセプティヴな感じのアルバムを期待したいな><ちゅー事で、本作の「Amor Vincit Omnia」は、PRRの独自のセンスと魅力がギッシリと詰まった良盤だと思いました。今、中毒性の高い個性的な音楽が聴きたいって人にオススメだよ!!

7.0(+) / 10



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PAPA ROACH  「Metamorphosis」 レビュー

HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ

USA産、カルフォルニア出身のモダン・ハード・ロックバンドの4人組、Papa Roach の通算6作目「Metamorphosis」を紹介。



1. Days of War                ★★
2. Change or Die               ★★★★★
3. Hollywood Whore             ★★★★★
4. I Almost Told You That I Loved You ★★★★
5. Lifeline                   ★★★★★
6. Had Enough                ★★★☆
7. Live This Down              ★★★
8. March Out of the Darkness      ★★★☆
9. Into the Light               ★★★
10. Carry Me                 ★★★★☆
11. Nights of Love              ★★★☆
12. State of Emergency          ★★★★



初期の作品ではNU METALな音楽性をしていたらしい彼らPapa Roachなんだけど、早くも通産6枚目となった本作の「Metamorphosis」では、そのNU METAL的とも言えるラップ・パートを一切封印して、今流行?のダイナミックかつモダンで、実にオーセンティックなメインストリーム系ハード・ロックスタイルに路線変更を遂げ、そのせいか非常に大衆指向の強いアルバムになってる。

ヴォーカルのジャコビーの声質やパンキーにはっちゃけまくる歌い方がBuckcherryジョシュ・トッドにソックリな事と、本作でより一層メインストリーム系のHRに近づいた彼らのダイナミックなロック・サウンドを聴くと、最近のBuckcherryのように聴こえる部分も少なからずあったりするし(けどPapa Roachの方が幾分モダンな作りだが)、そのオーセンティック過ぎるアメリカンHRサウンドに初期のNU NETALな面影を想起させる適度にヘヴィでモダンなアプローチをミックスした、Papa Roachの持ち味とする跳躍感満載なノリの良いラウド・ロックが十二分に楽しめる、実に堂々とした自信と経験が伝わってくる集大成的なアルバムと呼べるとても充実した内容。しかしながら、こういうサウンドの変化を見ちゃうと、「ホントにメインストリーム系ハード・ロックって復興してるんだなー、「ただのてきとーな煽りじゃないんだなー」と、思ったりするわけです。それは良いことなのか悪い事なのかは別として。


1のイントロから繋がってカッコよく始まる2曲目は広範囲のロック・ファンの心を掴む事間違いなしなノリの良いパンキーかつアグレッシヴでキャッチーな爆走R&Rチューンでアルバムの幕を開け、モダンな要素を持ったちょっとゴスチックでミドルに進むキャッチーな3、明るさとコマーシャル性に満ちたダイナミックでキャッチーな5、中盤からはちょっとインパクトに欠ける「普通」な曲が続くが、ハイなテンションはそのままに聞き手を逃さずリスニングを持続させ、メランコリックなバラードの10、最後を締めるノリの良いパンキーな12はちょっとだけHCSS っぽい。

全体的に見ると、基本はミドルテンポの曲が大半で、疾走感と跳躍感が感じられる曲は2曲目、あと最後の12だけなんだけど、ミドルの曲でも飽きずにしっかりと「聴かせる」事ができるのがこのバンドの良い所だと思う。本作はバラードやミドル、ファストな曲がより取り見取りなんでバラエティも豊かに聴かせてくれる。けどやっぱりもう1,2曲、2曲目のようなファストでアグレッシヴな曲が聴きたかったかなー。

一方で、ちょっと前に記事にしたラウド/ヘヴィ・ロックバンドのRED と同じく、「USA!!USA!!」なアメリカンメインストリーム色が強すぎて、オリジナルな要素が霞んでいる印象もあったり、個人的にはもうちょっと楽曲に捻りが欲しかったかなー、と思ったのが素直な感想だ。けど、オーソドックスでシンプルな作りで分かりやすい曲、尚且つキャッチーな曲をしているのはとても良い事だね。そーえば、ちょっと前にBSのメジャー関連の番組を見てたら、「Lifeline」がBGMに使われててちょっとビックリした(・∀・)やっぱりダイナミックでアメリカンなサウンドとメジャーとの相性が凄いよかったしカッコよかった。


初期と比べると大きなサウンドの変化を遂げた作品なんで、旧新のファンの間で賛否両論が巻き起こりそうだけど、この完成度の高い作品の前には否の意見など多数な賛の意見にあっさりと飲み込まれてしまうんじゃないかな。ビルボードTOP10以内にランクインしたのも十分に納得できる充実した1枚。このバンドの日本での知名度はどれ位あるのか知らないけど、本作で新規ファンを増やすのは容易な事だろうね、良いアルバムだし、良盤やね。個人的に人物が描かれているジャケはあまり好きじゃないんだけど、今作のジャケは素直にカッコイイっすわ。

7.0 / 10


 

Metamorphosis
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Black Metal School


すげーシュールでオモローな感じ。


今日から僕はこのスクールに通いたいと思います。

ADAGIO 「Arcangels In Black」 レビュー

フランス産のプログレッシヴ/パワー・メタルバンド、ADAGIO の通算4作目「Arcangels In Black」を紹介。



01. Vamphyri          ★★★★★
02. The Astral Pathway    ★★★
03. Fear Circus         ★★★★
04. Undead            ★★★
05. Archangels In Black    ★★★★
06. The Fifth Ankh       ★★★
07. Codex Oscura       ★★★★
08. Twilight At Dawn     ★★★
09. Getsu Senshi        ★★★★



Adagioといえば、数少ないフランス産のメタルバンドで、その音楽性はSymphony XDGM タイプのプログレッシヴ・パワー・メタルにクラシックなピアノを入れたりしてドラマティックに展開する曲をこれまでにやってたんだけど、ヴォーカルを新しく迎えての本作「Arcangels In Black」を聴いての印象は、ADAGIOがこれまで得意としていたプログレッシヴな大作ナンバーは7曲目の「Codex Oscura」だけで、他の曲は5分単位でAdagioにしちゃーコンパクトにまとまってる曲が多い作品で、その点からかの影響か長尺指向のプログレメタル色をだいぶ弱めて、ステファン・フォルテのテクニカルかつスリリングなギタープレイ中心のパワー・メタル色を強めてきた作風にちょっとだけ変化してるんだ。従来のプログレ/テクニカルな部分は勿論あるんだけど、どちらかと言えばオーソドックスなパワー・メタルやモダンなメタル要素を中心に作られてる内容で、その力強くアグレッシヴなプログ・パワー・メタルサウンドにホラーチックなkeyのメロディやクラシカルなアレンジを付け加えた、フレンチ産らしい独自のヘヴィ・メタルサウンドを聴かせる内容。


問題の楽曲についてなんだけど、まー悪くないけど、インパクトに欠ける曲が多いかなー、というネガティヴな印象が強いです、正直言って。アグレッシヴで勢いのある1曲目の「Vamphyri」は結構強力なんだけど、その後、それ以外はピンと来ない曲が多いんだ。他に印象的な曲と言えば、タイトル曲の5くらいかなー。なんていうんだろう、全体的に味気なさ過ぎるというか・・・新ヴォーカルの歌メロも特別印象に残るって分けでもないし・・・ちょっとkeyのメロディがちじこまってるような気がしないでもないんだ。。。う~ん・・・薄味だなぁ・・・ちょっと地味だなー。フレンチ産らしい独特の歌メロは聴けるんだけど、これまたイマイチフックが弱いんだよなー・・・。惜しい。まー、これは聞き込みが足りないだけなのかも知れないんだけど、数回聴いた限りではあまり良い感想が出なかったな。


という感想で、ボク的には並盤くらいかなーと思いました。この手のジャンルのマニア向けかな、今作は。



6.5 / 10



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