Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2009年06月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

2009年上半期ベストアルバム

さて、今年も早くも6月が過ぎ去ろうとしているという事で、聴いたアルバムの上半期ベストでもてきとーに上げていこうかなと思います。


(以下順不同)



The Agonist 「Lullabies For The Dormant Mind」

今年の「嬢メタル」ではNo1候補!!素晴らしいアルバムでした。

ベストチューン 「The Tempest (The Siren's Song; The Banshee's Cry)

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Amorphis 「Skyforger」

トミ(Vo)が加入してからの3作目で集大成的な「民族メタル」の傑作。

トラヴィス さんが手掛けたジャケも極上。

ベストチューン 「Sampo

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Amesoeurs 「Amesoeurs」

ポスト・ブラック・メタルの名盤。これはヤバイ。

ベストチューン 「Heurt

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Dredg 「The Pariah, The Parrot, The Delusion」

名盤「El Cielo」にも匹敵する、新しいdredgの姿を現した現代プログレの名作。

ベストチューン 「Information

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The Gathering 「The West Pole」

ニューシンガーを迎えて製作されたオリジナル・ロックの名作。

ベストチューン 「Treasure

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Kreator 「Hordes of Chaos」

活きのイイ、スラッシュ・メタルの名作。

ベストチューン 「Warcurse

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Delain 「April Rain」

Within Temptationに続くオランダ産のシンフォニック・ゴシック・メタルの好作。

ベストチューン 「I'll Reach You

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Kylesa 「Static Tensions」

予想外の大アタリ作だったスラッジ・メタルの傑作。ジャケも凄まじい。。。

ベストチューン 「Only One

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Mastodon 「Crack The Skye」

今年のNo1候補。プログレッシブ・メタルの大名盤。

ベストチューン 「Oblivion

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Sirenia 「The 13th Floor」

新ヴォーカルのアイリン嬢が加入してメジャー感を上げたシンフォニック・メタルの名作。

ベストチューン 「The Seventh Summer

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凛として時雨 「just A moment」

ポスト・ロック、カオティック・ハード・コア、メタル等の吸収し

メジャー的な要素とインディーらしさが見事に調和したジャパニーズ・ロックの好作。

ベストチューン 「a 7days wonder」



次点


Aloha from Hell 「No More Days to Waste」


Bad Habit 「Above And Beyond」


Dark the Suns 「All Ends in Silence」



という感じなんですけど・・・どう見ても豊作ですね今年。正直、上半期だけでこの良作の数は凄い。去年の心配が嘘のよう。

この他にも、近々にリリースされる(された)予定のAlestorm、Killswitch Engage、Darkest Hour、DevilDriver、Eternal Tears Of Sorrow、Isis、iwrestledabearonce、Devin Townsend Project、Nightrage、その他諸々の新作がチョー楽しみ。

一方で期待ハズレだったのが、Primal Fear、Hardcore Superstar、Hoobastankの新作は期待がでか過ぎたせいか、すげーイマイチに感じた。Stratovariusは次作が楽しみ。

DREAM THEATER 「Black Clouds & Silver Linings」

US産のプログレッシブ・メタルの雄、Dream Theater の約2年振りくらいの通算10作目「Black Clouds & Silver Linings」を紹介。



01. A Nightmare To Remember   ★★★★☆
02. A Rite Of Passage         ★★★★
03. Wither                 ★★★★
04. The Shattered Fortress      ★★★
05. The Best Of Times        ★★★
06. The Count Of Tuscany      ★★★★★



プログレ・メタル王者Dream Theater の通算10作目という節目を飾る本作の「Black Clouds & Silver Linings」なんだけど、とりあえず本作を一聴てのアバウトな印象を一言で言っちゃえば前作の「Systematic Chaos」、前々作「Octavarium」のヘヴィでダークな流れを受け継いじゃってる感じかなー、という事。5曲目の「The Best of Times」では、「Octavarium」収録のThe Root Of All Evilや、その他諸々のフレーズを使ってたりするんで(てかこの曲は過去の曲を組み合わせたメドレーっぽい組曲)、そういった点では前作のSCより、微妙にOctavariumっぽさを持ったアルバムかも。

基本はダークでヘヴィなプログレ・メタルで、いつも通りプログレッシブに展開しながらメロウな美旋律パートを入れてドラマティックに長尺の流れの中で構築していく。ダークな中にメロウなパートというのは、そう、ジャケのまんま、音が表れてるかのよう。テクの見せ付け感があった前作よりは、そのテクの見せ付け感は減って、2の「A Rite Of Passage」や3の「Wither」の曲らしい曲がしっかりと書けている。が、その2曲目や3曲目を聴いて、しっかりとした「曲が書けている」と思うか、それとも、完全に「普通のメタルバンド」になってしまった・・・とネガティヴに感じるかによって、本作の評価が分かれてきそうな気がする。


1の「A Nightmare To Remember」から前作からの流れを感じさせる約16分ある大曲で、車が事故るSEや救急車のサイレンのSEで盛り上げたり(けどそれはSeventh Wonderの新作で聴いたような・・・)、中盤ではRPWLを思わせる潤いに満ちたメロウなサビ、そんな感じでドラマティックに進んでいくんだけど、10分過ぎから意味不明なジャイアン・ヴォーカルが入ってきて全て台無し・・・チャンチャン♪♪あれは誰得なんだ?誰得?「うわああぁあぁあぁあぁ!!!」じゃねーよwwwイミワカラン。という事で、ポートノイのヴォーカルが無ければ凄くイイ曲だと思うし、この曲は意外と展開が分かりやすく、とてもメロディアスだ。比較的キャッチーな2「A Rite Of Passage」のメロディアスなサビのバッキングのメロメロなGリフを聴くと、「DTってこんなベタな事やるバンドだっけ?今時、そんなベタなリフは古臭すぎるというか、すげーダサくね?DTがこんなダセーリフ使うなんてちょっとショックだわー・・・」とか思うし、4の「Wither」は1番メロディアスかつキャッチーな曲なんだけど、このアルバムの中ではなんか浮いた存在になってる。5の「The Best Of Times」とかDT史上最高(最低?)の演歌ナンバーをやっちまってるんだ・・・これはちょっとアカンでー。。。誰もこんな曲望んでないんじゃないかなー。これ聴くなら日本の歌謡/演歌聴いた方がマシかも。テレサ・テン最高っ!!・・・そのようなネガティヴに感じる部分を多く見ちゃうと、「DTもなんか普通のプログレ・メタルバンドになっちゃったなー」って思わざるを得ないんだ。そんなんだったら、前作の「俺達のテクニックを見やがれー」的なオナニー指向の強い作風の方が、まだ「DTらしい」アルバムと言えたんじゃないかな。皮肉にも。けど、最後の「The Count Of Tuscany」はDTらしくて、凄くイイ大曲です。全体的に見るとめっちゃメロディアスで、難解さの薄いアルバムなんだけど、「メロディアス」という意識が強すぎて妙に空回りしちゃってるような気がしないでもない。ギターのリフやソロを聴くと、よくそれが分かる。うーん・・・どこか色々と「惜しい」アルバムだなー。

前作から完全に迷走状態になっちゃったよなー、このバンド。ロードランナーに移籍したのがDTの運の尽きだったのかもねー。いや、ポートノイが出しゃばり始めたからか?あと、このバンドは何が何でも「プログレッシブ・メタル」をやりたいんだろうなーって、本作を聴いて確信した。初期の頃はまだプログレッシブ・ロックやジャズの影響とかあったんだけどなー。もうなんか意地でもプログレ・メタルやったるでー的な、そんな変てこに曲がった根性というか、物凄い意地っ張りな雰囲気が近年のDTから伝わってくるんだよね。Octavariumの頃は、「ダークでヘヴィ」ではあったんだけど、まだ新鮮に聴けたからボクも好きなアルバムなんだけど、さすがに前作&本作と、ちょっと同じスタイルを引っ張りすぎだよね、さすがに。だから、またそのネタ?もういいよ・・・的な場面が多々あるんだ。要はネタ切れって事なのかなーって。けど、SCよりは聴けるメタルな曲が作れてるような気がするし、哀愁とはまたちょっと違った、DT的な潤いを感じさせえるメロディも少なからずだけど聴ける事はできるしね。特に1,2,3曲目。5の演歌/歌謡メロはさすがにやり過ぎだが(苦笑)他には・・・1で聴けるドラムのブラストとかはちょっと新鮮だったし、相変わらずマンネリ気味にピロピロと弾きまくるGソロも聴いててなにも感じないのが痛い。

本作の内容は悪くはないと思うんだけど、なんていうんだろう、すげー抽象的なんだけど、「オーラがない」というか、なんというか覇気というのがまったく感じられなんだよねー。曲の内容がどうこうよりも、「非凡」であったバンドが「平凡」になってしまった事の方が1番ショックな事なんじゃないかなー。って、それは今更過ぎる話か。


このアルバム、ブルルンでは高得点だったらしいんだけど(ボクはB!を買うのをやめたんで詳しくは分からないけど)、「前作よりメロディアス」という部分だけで、高得点を付けるだけの十分な「理由」になっちゃってるんだろうなー、あの雑誌の中の人達には。まー日本でのDT人気を考えれば、この内容で低い点を付けるわけにはいかないだろうしね。前作でDTに見切りを付けた人が居たと思うけど、本作で本格的に見切りを付ける人続出しそうな予感!!みんな言ってる事だけど、そろそろ外部の人間を入れるべきなんじゃないかなーって。それとも最後まで5人でやり切るのかなー?


という感じで、統一感のまったくないアルバムだけど、メロディックで分かりやすい、いわゆるキャッチーな部分を持っってるから、近年のDT入門として紹介できるアルバムかも。「並盤」~「佳作」程度が妥当な評価かな。僕の中でのDTはやっぱり「Octavarium」まででした。結局は何が言いたかったかと言うと、10回も聴き込めてないのに、「ここまで書けちゃう」という事です。つまりは、それほど「聴きやすく分かりやすいアルバム」という事を伝えたかっただけです。



7.0(+) / 10



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The Gatheringのライブ映像 追加

The Gatheringのライブ映像がまたようつべに上がってたんで、引き続き紹介。



またもやイイ感じ!?・・・話が変わるけど、エヴァネのギターが始めたWe Are The Fallenの新曲「Bury Me Alive」が凄くイイです。1日限定で10万人に無料DLされてたんで無事ゲット!!音質も良くて大満足。やってる曲はエヴァネとなんら変わらないんだけどね(苦笑)とにかくこれからが楽しみなバンドです。

THE GATHERINGのライブ映像

オランダ産のロックバンドTHE GATHERING、ニューシンガーにSilje姐さんが加入してからのライブ映像が初めてようつべにupされてたんで、ちょっと紹介。



イイ感じ!? 今週というか26日から始まるGraspopに出るんだけど、ネットのライブ中継で見れるのかな?ちゅーかチョー見たい!!あっ、youtube張りすぎでこのブログ重いかも・・・ゴメンっ!!

DREDG 「The Pariah, The Parrot, The Delusion」レビュー

US産のオルタナティブ/プログレッシブ・ロックバンドの4人組、dredg の約4年振りの4作目「The Pariah, The Parrot, The Delusion」を紹介。



1. Pariah                         ★★★★☆
2. Drunk Slide                     ★
3. Ireland                        ★★★★★
4. Stamp of Origin: Pessimistic          ★
5. Light Switch                     ★★★★
6. Gathering Pebbles                 ★★★★☆
7. Information                     ★★★★★
8. Stamp of Origin: Ocean Meets Bay      ★
9. Saviour                        ★★★★
10. R U O K ?                     ★
11. I Don't Know                    ★★★★★
12. Mourning This Morning              ★★★★
13. Stamp of Origin: Take a Look Around    ★
14. Long Days and Vague Clues          ★
15. Cartoon Show Room               ★★★
16. Quotes                       ★★★★★
17. Down to the Cellar                ★★★★
18. Stamp of Origin: Horizon            ★



日本では残念ながら知名度の低い、US産のオルタナティブ/プログレ・バンド、dredgの約4年振りの4作目「The Pariah, The Parrot, The Delusion」なんだけど、本作の作りは、名盤の2nd「El Cielo」と同じようなスタイルで、曲と曲の間に1分くらいの短いインストを挟んでドラマチカルに演出する手法でアルバムが構成され、劇や舞台を見ているかのような情景を脳裏に浮かばせるほどの楽曲の質も「El Cielo」同等、いや、「El Cielo」以上の楽曲が並んでいると言っても過言ではない素晴らしい内容です。


相変わらず、dredgらしいと言える美しく爽やかでアーティスティックな夢心地的メロディや、キャッチネスを持った明るくエモーショナルなヴォーカルを聴かせ、本作の楽器隊の雰囲気からはジャズっぽい感じというか、なんとなくアメリカンな空気感を強めてきた作風になっている。曲のアレンジや雰囲気からもUS的というか、教会的なオルガンとか、神聖なゴスペルやコミカルな要素とでも言うんだろうか、そういうのが加えられているせいか、「US産らしさ」というのがこれまで以上に出てきたような気がする。「US的」な印象が強くなったせいか、Pure Reason Revolution の1stにも通じていたUK産的な浮遊感と退廃的な空気を持った神々しく神聖な世界観は若干薄まり、ポップとも受け取れる親しみやすく憶えやすいメジャー感の溢れるメロディは、ついつい口ずさみたくなるほど爽快かつキャッチーで、dredgのアルバムの中では1番身近に感じやすい優しさに溢れた雰囲気を作り出している。2ndの頃の薄い雲が張り巡らされたかのような世界を突き抜けたかのような、なにかが吹っ切れたような明確な明るさを感じさせるんだ。ドラムの音やギターの音が大分洗礼され、全体的に垢抜けた事によって更に爽快感が増したサウンドに聴こえる。オルタナティブ・メタルっぽいラウドな部分も無い訳じゃないんだけど、あくまでdredg独自のセンスのあるエクスペリメンタルなロックをやってる。
モダンなアート・ロックの形を、このアルバムで再構築し、また新しい境地を開拓したと言って良いでしょう。音の変化や雰囲気の変化はPRRの2ndと同じようなメジャー寄りな変化を見せた。簡単にというか、てきとーに本作を例えちゃうと、「El Cielo」のスタイルと「Catch Without Arms」の爽快でクールなキャッチネスを足して、新しい晴れやかな雰囲気とメジャー感を追加したのが本作という感じっす。


脱力系のギター・リフが心地良い、優しい雰囲気を持った夢心地な1、神々しい雰囲気を持った哀愁的な3、パイプオルガンの音色から始まる、US産らしさが満載なムーディなバラードチックな5、曲の中盤にオルタナ・メタル的なヘヴィなアピールを覗かせるリズミカルな6、シングルカットに相応しい7の「Information」は、本作の代表的な曲だと思うんだけど、過去作との曲の違いを的確に表している、メジャー感とキャッチーさを持ち合わせたキラーチューンです。まず、ここまでの流れがとてつもなく素晴らしい。本作で1番分かりやすくキャッチーな7は本作のハイライト的存在。この曲の「They were prayers of forgiveness」という歌詞の部分が、THE RASMUS の曲にあったような歌メロっぽくて凄く気に入ってる。大雑把に分けて「エモーショナルなポップ寄りのロック」という共通点も、RASMUSと少なからずだけど通じてるよね。その後も、アグレッシヴなパートとメロウなパートの対比が気持ちいい9は、デジタルなサウンドが使われている。都会的なメジャー感を持ったポップなメロディが耳に残る11、軽いオーケアレンジが新鮮な12、前作、前々作のUKっぽい雰囲気が感じられる実質最後の曲の16、余韻に浸れるインストの17。という感じで、全体的に一貫してムーディな優しい空間に支配されており、その雰囲気はポスト・ロックにも通じるものがある。序盤から中盤、特に中盤の流れは「El Cielo」より好きなアルバムかもしれん。

初めてこのアルバムを聴いた時の個人的な感想は、これまでの過去2作とは雰囲気がちょっと変わっていたせいか、「どうも馴染みにくい」というネガティヴな印象が初めはあったんだけど、何回も聴き込んでいく内に、「これは凄い」というポジティヴな感想に変わっていった。要は馴れ。音質やアレンジにおいて、全ての面でのクオリティーアップが感じられる堂々とした名作です。まだまだ全然聴き込めてないんで、スルメのように聴き込むつもり。聴き込むほど味が出てきそうなアルバムだしね^^あと、本作のジャケも凄くイイ・・・!!


どっかでTOOL のフォロワー的存在と言われてるらしいんだけど、正直全くそんな感じはしないし、そんな「難解そう」「取っ付きにくそう」なレッテル貼ってるから、日本での知名度が伸び悩んでるんじゃねーかなーって思ったり・・・。このバンドにはそんな難解さなど無いし、むしろ取っ付きやすいキャッチーなサウンドしてるよ。2nd「El Cielo」の最後の曲では日本語が聴けたりするし、なにかしら少なからず日本への関心がありそうというか、そういう結構どーでもいいような細かな部分から見ても、もっと日本で人気があってもおかしくないバンドだと思うんだけどなー。日本で、この手の「モダン/オルタナ・プログレ」の人気の無さは異常なんで、日本にどれだけdredgファンが居るかは分からないけど、これを期にdredg存在を、少しでも多くの人に知ってもらえれば嬉しいかなーって。「良い」から、ただ何も言わず聴いてくれと告白したい。幅広いジャンルのリスナーにアピール出来るサウンドしてると思うんで、全ロック・ファン、いや、全音楽ファンにオススメのアルバムです。これからクソ暑くなってくるこの時期には手放せないマストアイテムになりそう。



8.0(+) / 10



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