Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2009年11月

Devin Townsend Project 「Addicted」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
奇才デヴィン・タウンセンド先生率いるプログレッシブ/インダストリアル・メタル・プロジェクト・バンド、Devin Townsend Project の4部作の2作目となる「Addicted」を紹介。


01. Addicted!          ★★★★★
02. Universe In A Ball!    ★★★★
03. Bend It Like Bender!   ★★★★★
04. Supercrush!         ★★★★★
05. Hyperdrive!         ★★★★★
06. Resolve!           ★★★★
07. Ih-Ah!            ★★★★★
08. The Way Home!      ★★★★☆
09. Numbered!         ★★★★★
10. Awake!           ★★★★


EDGUYトビアス・サメット率いるAvantasiaルカッセン御代を中心とするAYREON と並び、メタル界の3大プロジェクトの一角を担う、奇才デヴィン・タウンセンド率いるDevin Townsend Projectの、4部作の一発目となる今年の上半期にリリースされた「Ki」に続いて第二部にあたる「Addicted」ですが、前作の「Ki」はアンビエント色の強いアダルティーな作風だったけど、本作は元The Gathering のVoで今現在はAgua de Annique で活動しているアネク・ヴァン・ガースバーゲンちゃんをボーカルに迎え、作風的には「ポップ・メタル」と呼べそうな、その名のとおりポップでメロディアスでキャッチーな、分かりやすいサウンドに大胆なスタイルチェンジをしており、「Ki」と比べ物にならないほど「格」が違うと言いますか、これぞ「デヴィン・タウンセンド」な奇抜でいて多彩な才能がジックリと堪能できる、素晴らしくハンパないほどの内容です!
「ポップ」「インダストリアル」「ヘヴィ」「グルーブ」「ダンス」「エレクトロ」「アトモスフェリック」等のカラフルな色が上手い事調和したエクストリームな音の洪水は、聴き手を「夢の国」へ誘うかのような独特の世界観に包まれており、このプロジェクトでしか味わえない雰囲気は感動的の一言です!この「デヴィン・ワールド」、普段ロックやメタルを聴かないって人に是非とも聴いてもらいたいアルバムですね!というか、その手の音楽を嫌いな人でも聴けちゃいそうなほど、めっちゃポップで聴きやすいアルバムなんすよ、コレ!まさに今回のアルバムジャケットを音で表現したかのような作品なんだ。

全曲好きなんだけど、特に好きな曲を挙げるなら、アネクちゃんを大々的にフューチャーした、3の「Bend It Like Bender!」と5の「Hyperdrive!」なんだけど、3曲目は「これは最早「ディズニー・メタル」だろwww」ってツッコミ入れたくなるほど、ダンスポップみたいにノリノリに踊れちゃうキャッチーでコミカルなポップ・メタルチューンだし、5曲目も3と同じくアネクちゃんを大々的にフューチャーしたメガキャッチー&ポップなクソカッコイイ曲で、後者の5曲目なんかは普通の人じゃ絶対書けない名曲で、この曲は永遠リピートできる自信ありますwそれほど衝撃的な曲だったんだ。特に「Where the river flows, Where theriverflows,」って所が異常に好きなんだよね。正直、この2曲だけでアネクちゃんの偉大さに気づくと言いますか、今作は彼女の存在が1番デカイと思うし、アネク抜きには語れないアネクさまさまの作品で、マジでアネク・ボイス凄すぎだし綺麗すぎだし、とにかくアネク・ボイスに感動の嵐必須ですわ。ってか、アネクの声とデヴィンのサウンドとの相性良過ぎで驚く。よほど女性ヴォーカルが嫌いじゃなければ、間違いなく好きになれるアルバムだと思う。音質もゴッツええのも流石といった感じ。
他にも、ゴリゴリとうねるGリフがヌー・メタルっぽい2曲目、エピックでスケール感のデカイ4曲目の「Supercrush!」、3と同じくディズニー・メタルっぽい6曲目の「Resolve!」、アコギとピアノとクリーンなボーカルの絡みが美しすぎる7曲目の「Ih-Ah!」、前作っぽいアンビエンスな爽やかさを持った8曲目、アネクの綺麗すぎるコーラスに悶絶するアトモスフェリックな9曲目の「Numbered!」、米米クラブ的な雰囲気が面白い10の「Awake!」は約10分ある大作です。
正直、NHK教育のBGMで使われててもなんの違和感もないほどポップでメルヘン、そしてコミカルな曲ばかりで、僕的には、子供の頃に見てたポンキッキーズを彷彿とさせる「あの感じ」を思わせました。まぁ、こうやって思うのは母性ありまくりな優しい歌声を聴かせるアネクの存在のお陰なんだろうなぁーって。マジでアネクすげーアネクすげー。

つー感じで、デヴィン作品の中でも上位に来るであろうかなりの名盤なんで、大のオススメさせてもらいます。それにしても、今月は今年のベストに入りそうな素晴らしい作品の連続で嬉しいですなぁ・・・!!来年?くらいにBetween the Buried and Me とツアーする予定らしいですが、メンバーはどんな感じになるんでしょうか??とにかく羨ましい限りっすなぁ(・∀・)


9.0 / 10


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FLYLEAF 「Memento Mori」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
US産テキサス出身のオルタナティブ/クリスチャン・ロックバンド、Flyleaf の前作から約4年振りとなる2作目「Memento Mori」を紹介。


1. Beautiful Bride       ★★★★★
2. Again             ★★★★☆
3. Chasm             ★★★★
4. Missing            ★★★★★
5. This Close          ★★★★☆
6. The Kind            ★★★★☆
7. In The Dark          ★★★★☆
8. Set Apart This Dream   ★★★☆
9. Swept Away         ★★★★☆
10. Tiny Heart          ★★★★
11. Melting (interlude)     ★
12. Treasure           ★★★★
13. Circle             ★★★★☆
14. Arise             ★★★★


デビューアルバムでセルフタイトルだった1st「Flyleaf」が爆発的に売れに売れて、一気にアメリカの大物バンドに成り上がった、フロントマンに紅一点のレーシー・モーゼリーを擁するFlyleafの約4年振りの2作目「Memento Mori」なんですが、1stシングルとして公開された「Again」を聴いた時は、「コレめっちゃParamore やんっ!!」って思ったし、アルバムの全体像もこんな感じになるんかなー??って想像してたら、案の定、本作の作風はParamoreっぽい非常にポップなロック作品になっとりまして、更にはレーシーちゃんの強烈なスクリーム/シャウト・ボーカルも皆無な作品ではあるんだけども、結果的には「個人的には前作より好きなアルバム」という意外な結果になりました。

いや、なんていうんだろう、やっぱりこのバンドの売りはボーカルのレーシーちゃんだとは自分でも分かっているんだが、僕が「前作より好き」になった1番の理由として、やはり楽器隊がめっちゃ頑張ってると言いますか、ラウド/ヘヴィな低音の聴かせ方がTool を彷彿とさせる・・・・・っつーのはいくらなんでも褒め過ぎかもだけど・・・とにかくバックのヘヴィネスが効いた低音が異常にも気持ち良くて、久しぶりにここまで気持ちよく聴ける低音を聴かせてもらったよーな気がするほど、僕的にはちょっと衝撃でして、更には前作と比べると格段にメロディアスになり、トータル的にも聴き応えのあるサウンドに変化してて、間違いなく前作からの進化というか、正しい方向性に正しく向かった、確かな成長を感じさせてくれる作品だと思える、4年待ったかいがあった「好盤」だと、自信を持って言えるアルバムなんです。いやはやこのバンド、前作を100万枚売った功績っつーのは伊達じゃないなーって、なんだかんだ侮れないバンドというか、「聴き手を喜ばせる方法を知ってる」感がバリバリで、もはや「凄い」の一言でしか言い表せませんwさっきは意外な結果とか書いたけど、普通に「妥当」な結果ですよね。勿論、本作もビルボードTop10内に入ってます。

2ndシングルとなった1の「Beautiful Bride」から僕のハートを鷲掴みするキャッチー&ポップな曲で、Tool的な刻みと低音の気持ち良い聴かせ方が、バンドの技量の向上を感じさせます。1stシングル曲となった本作で1番ポップでキャッチーな2の「Again」はレーシーちゃんのキューティーでありながら力強さを秘めた歌声に萌える事必須です。グルーヴィなヘヴィネスが効いたリフでミドルに展開する3もギターの低音が気持ちエエです。4の「Missing」は2と同じくポップ&キャッチー&メロディアスな爽やか青春ロックチューン。Paramoreっぽいポップで浮遊感のあるメロディとレーシーのエモーショナルな歌声に萌える5の「This Close」はサビ前の気持ちエエ低音がグット。ちょいとハードにハジける6の「TheKind」はサビの怪しいバッキングギターがKatatoniaっぽくて好きだし、後半のトチ狂ったレーシーちゃんも萌えポイントです。その後も、ギターがアグレッシブに動く7、クリスチャン・ロックらしい典型的バラードの8、前作の雰囲気を感じさせるOtepみたいなヌー・メタル曲の9、クリスマスシーズンにピッタリなこれまたオーソドックスなバラードタイプの10、短いインタールードの11を挟んで、12の「Treasure」もエモーショナルなバラード曲で、オルタナ・メタルなヘヴィネスとダイナミズムがカッコイイ13、ラストの14もルーシーちゃんの力強い美声に胸キュンっすわい。僕的にはバラードが多めな後半より、ガヤガヤ鳴ってる前半から中盤の曲の方が好きです。特に中盤の充実ぶりがスゴイです。あと、今回はボートラの出来も素晴らしいんで、買うならボーナス付のをオススメします。そのボートラの中では「Uncle Bobby」が好きだなぁ。Klimt 1918 っぽいメロディがツボです。
今作はズバ抜けた曲は少ないかもだけど、捨て曲と呼べる曲が存在しないから最後までダレずに聴けるし、オーソドックスなアメリカン・ポップ/ロックから、ほんのりゴスチックな曲、キャッチーなバラード、メタルな感性がヒシヒシと伝わる曲まで、非常にバラエティに富んだ内容になってて、全てがキャッチー&メロディアスだし、曲の幅やバリエーションも増えた気もします。個人的に1番好きな曲はやっぱり1曲目の「Beautiful Bride」かな。この曲は特にスゲェ~って思った。本作はボーカルや曲調はポップになったけど、バックは(オルタナ)メタル寄りになってるから、適度なバランスが取れてるんだろうね。正直、前作より万人受けするだろうし、ヌー・メタル好きよりオルタナ・メタル好きな人の方がツボに入る作品だと思う。・・・つまりは僕みたいな人ですw

至極簡単に、至極てきとーに例えると、「ヘヴィ/オルタナ・メタル化したParamore」なアルバム・・・って、そう安易に例えるとなーんかどこにでも居そうなバンドっぽく聞こえちゃうけど、実際は「ありそうであまりない音楽性」をやってまして、EvanescenceParamoreのちょうど中間地点みたいな(近いところで言えばFireflight になるのかな)、上手い事バンドの立ち位置を今作で確立したなーって関心しちゃいました(^o^)まさかここまでカッコ良くなるとは思わなんだ。「Paramore VS Flyleaf」と問われれば、迷わずFlyleafを選びますよね~。新譜に関しても、それは言えます。なんだかんだ1番伝えたい事は、このアルバム、めっさオススメって事です、はい。
個人的にはこの路線は大大大歓迎だし、こりゃー次ぐらいに大化けしてくる可能性大・・・!!!!ってか、次も4年後??・・・それだけはカンベンしてちょーだいw


8.0+ / 10
 
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SWALLOW THE SUN 「New Moon」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
北欧フィンランド産のドゥーム・メタルバンドの5人組、Swallow the Sunの約2年振りの4作目「New Moon」を紹介。

01. These Woods Breathe Evil
02. Falling World
03. Sleepless Swans
04. ...and Heavens Cried Blood
05. Lights On The Lake (Horror Pt. III)
06. New Moon
07. Servant Of Sorrow
08. Weight Of The Dead

フィンランドが誇るドゥームメタラーSwallow the Sunの4作目「New Moon」なんですが、僕は彼らのアルバムは前作の3rd「Hope」しか持ってないんだけど、しかもその前作を聴こうと思ったキッカケが「KATATONIAヨナス・レンクス君がゲストVoで参加している」という所でして(←だからお前どんだけヨナス君好きなんだよwww)・・・そんな目的で彼らの作品を聴いたわけなんだけど、ところがドッコイSwallow theSunのサウンドは予想した以上にメロディックで、意外にも僕のツボにハマる音楽性をしとりましたんで、今回の約2年振りとなる新作も俄然と楽しみにしてました。

 
Swallow the Sunはドゥーム・メタルバンドではあるんだけど、さっきも書いたように彼らのサウンドは非常にメロディックで、VoのMikko Kotamäkiはドスの効いたデス・ボイス(ブラック・メタルのエレメンツを持った高音デスも使う)と憂鬱なクリーン・ボイスを使い分けるスタイルで、音はゴシックやメロデスの要素を持った比較的聴きやすいドゥーム・メタル、いわゆる「メロディック・ドゥーム・メタル」と呼ばれるサウンドで、系統としてはParadise LostDraconian の音に近い、ゴシカルな耽美性を持ったドゥームですね。本作はどちらかと言えばParadise Lost寄りの作風ですけど、新作が素晴らしすぎた同郷のGhost Brigade っぽい感じも大いにあったりするんです。あと、今作ではブラック・メタル的な高音デス・ボイスで歌う割合が増えていたり(高音デスの増加は間違いなく本作へのプラス要素になってる)、ブラストで暴虐的かつブルータルに爆走するパートがあったりと、ただのドゥーム・メタルでは終わらない、若干プログレッシブなサウンドに変化してる印象も受けます。

 今回の4th「New Moon」のキーワードは「Jens Bogren」。彼は最近で言うとKATATONIAの新作「Night is the New Day」Paradise Lostの新作「Faith Divides Us - Death Unites Us」の製作に関っている、ちょっと言い過ぎかもしれないが・・・「名盤請け負い人」的な存在なわけだけど、そのParadise Lostの新譜バリに泣きまくるギターが本作でも頻繁に聴かれ、前作の「Hope」を余裕で上回るほど「メロディック」になり、若干メロデスっぽい要素は薄まり、その分ゴシック/ダーク・メタル寄りの感覚を強め、音質的にもParadiseLostの新作っぽくサッパリして「聴きやすいドゥーム」を強く意識したスタイリッシュな垢抜けたサウンドになっており、これらのことからJens Bogrenの存在が大きい作品だと思った次第です。「Jens Bogren」・・・これから彼が手を加える作品は特に要チェック対象になりそうですね(・∀・)

 前作と比べると、とにかくメロディの質がめっさ高くて、メランコリーに泣きまくるギターが素晴らし過ぎてヤバイ。。。正直、PLの新譜よりも泣き&メランコリックなギターが入ってる気がするし、keyの美しく物哀しく泣く音色も「メランコリー度」&「憂鬱度」アップに繋がっとります。

1曲目の「These Woods Breathe Evil」は、ブラック・メタルのエレメンツを感じさせる高音デス・ボイスと幽玄と荘厳さを持ったメランコリーなギターのメロディで壮絶に展開する曲。

2曲目の「Falling World」は、フィンランド産らしくメランコリーに泣くギターと憂鬱なクリーン・ボイスをメインに、ゆったりとスローに展開するメランコリック・ドゥームナンバー。

3曲目の「Sleepless Swans」は、寂しく冷たい雰囲気の中、物静かなクリーン・ボーカルで進み、メランコリックに繰り返し泣くギターとドスの効いたグロウルが破滅的過ぎるサビがたまらないです・・・。この曲は特に静と動のメリハリが際立ってる曲。

4曲目の「...and Heavens Cried Blood」は、メランコリーなパートと高音デスと低音デスを巧みに使い分けるドゥームなパートとのギャップが良いです。中盤の泣きのkeyパートも○。

5曲目の「Lights On The Lake (Horror Pt. III)」ですが、この曲はスウェーデンのAleahという女性がゲストで参加しとりまして(なかなかの美人さんです)、この人はギターのJuha RaivioとTrees of Eternityっつープロジェクトをやってます。Aleahの透明感のあるアトモスフェリックな歌声と郷土的なギターのメロディや、シンフォニック・ブラック・メタルばりにブラストを使い爆走するパートがあったりと、プログレッシブに展開するインパクトと破壊力が強烈なドゥームナンバー。

アルバムタイトルナンバーとなる6曲目の「New Moon」は、VoのMikkoフェイバリット・バンドに挙げているKatatoniaやHIM譲りの憂鬱かつムーディなクリーン・ボイスとGhost Brigadeの新譜やParadise Lostの「Last Regret」バリにメランコリーに泣くギターのメロディが悶絶過ぎるキラーチューンです。

7曲目の「Servant Of Sorrow」は、スラッジ・メタルっぽい感覚があったりする曲。

8曲目の「Weight Of TheDead」は、シンフォニックなイントロから壮大かつ劇的な世界観に引き込み、絶望感を煽るドゥーム・パートの中に郷愁的な静けさを表現するパートを挟みつつ展開し、最後は荘厳と絶望と破滅が共存した威厳な雰囲気を一定して聴かせて終わる。

個人的に好きな曲は3、5、6で、特に6曲目の「New Moon」はツボ過ぎて泣けます(´・ω・`)5~6の流れはマジで逝けます・・・。Katatoniaが「New Night」ならば、こちらは「New Moon」ですか、なるほどっ。本作は捨て曲もないし、ハッキリ言って「前作よりは良い」アルバムだと自信を持って思うし(前作も良い作品だったけど、ちょっと中だるみな感じが否めなかった)、メロディック・ドゥームの「名作」と呼べる素晴らしい内容してます。あと、見応えのあるジャケも素晴らしいっす。勿論、本国フィンランドのチャートトップ10内に入ったらしいです、コレ。なんか、フィンランドでメタル系がチャートインしても、もう全然驚かないというか、むしろ当然のように思えちゃうのが凄いというか怖いw恐るべしスオミの国・・・!!!!

つー事で、Katatoniaの新作と同様に、今の寒~い季節にピッタリな鬱音楽なんで、この2枚のアルバムの曲をシャッフルして、部屋を真っ暗にして部屋の片隅で体育座りしながら聴く事をオススメしますw

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KATATONIAの新作「Night is the New Day」で1番好きな曲は?

HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ

(タイトル)・・・という感じのエントリーがKATATONIA の本サイトにあるのですが、そのKATATONIAの新作「Night is the New Day」を入手した方で、一通り聴いて大体の印象が分かったら、是非とも投票してみてくださいな。

僕は全曲好きなんで、チョー迷いまくったんですが、迷いに迷った末に「The Longest Year」に投票しました(・∀・)まぁベタな選択っちゃーベタですねw意表を突いて「Idle Blood」に入れようかと思ったけど、やっぱり「The Longest Year」の衝撃度を優先しました(^-^)

投票したら今現在の結果が出てくるんですが、やっぱり「The Longest Year」が今の所1番ですねwですよねー。次点には「Idle Blood」、そして意外だったのがラストの「Departer」が3位に位置しているという事。やっぱりみんなあの鬱加減にやられちゃってるんですね(笑)

という事で、KATATONIAの新作「Night is the New Day」を手にした方は、是非とも投票の方をお願いします!!


投票URLは以下で↓↓↓

http://katatonia.com/2009/11/vote-on-your-favorite-song-from-night-is-the-new-day/



ついでに「Night is the New Day」から1stシングルとなる「Day And Then The Shade」のPVが公開になりました!!今回のビデオを手掛けたのは、Porcupine Tree や、その中心人物Steven Wilson のソロ・アルバム「Insurgentes」からのシングル「Harmony Korine 」のビデオも手掛けているLasse Hoile さんです。ってか、今更思った事なんだけど、「Night is the New Day」ってPorcupine Treeというより、ソロの「Insurgentes」っぽい部分の方が多いのかなーって、「Harmony Korine」のビデオを久しぶりに見て思った。。いやまぁどっちも影響受けてる事には変わりないけどね。


内容に関しては、「Harmony Korine」と同じような「病んだ」マジキチ感が出まくりな、あぶな~い仕上がりになってます(+_+)ゴスっ子姉ちゃんの熱演が凄いですwバンドの演奏場面は一切出ませんw

動画のURLは以下で↓↓↓(まーたマイスペの動画貼れなくなってるアメブロ・・・)

http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.individual&videoid=100584079

KATATONIA 「Night Is the New Day」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
北欧スウェーデン産ストックホルム出身のデプレッシブ・ロック/オルタナティブ・メタルバンドの5人組、KATATONIA の前作から約3年振りとなる通算8作目「Night Is the New Day」を紹介。



01. Forsaker             ★★★★★
02. The Longest Year        ★★★★★
03. Idle Blood             ★★★★★
04. Onward Into Battle       ★★★★★
05. Liberation             ★★★★★
06. The Promise Of Deceit     ★★★★★
07. Nephilim              ★★★★☆
08. New Night             ★★★★☆
09. Inheritance            ★★★★
10. Day & Then The Shade     ★★★★★
11. Departer              ★★★★★

12. Ashenボーナストラック)    ★★★★★



今やOPETH と並びスウェーデンを代表する孤高の存在になった感のある、ダーク・ロック界の皇帝KATATONIAの通算8作目となる「Night Is the New Day」ですが、結論を言ってしまえば・・・大名盤です、はい。


本作の作風は、前作の7th「The Great Cold Distance」を踏襲した「ヘヴィ路線」の作風ではあるんだけど、やはり過去作と絶対的に違う部分というのが確実にあって、それは同郷のMeshuggah を思わせるグルーヴィで重たいギター・サウンドだったり(これはKatatonia史上最もヘヴィな音)、Porcupine TreeOSI からの影響がありそうなエレクトロニカの電子要素や70sプログレのレトロな要素、威厳と荘厳に満ちたストリングスや綺麗に美しく響き渡るkeyやシンセの音などを大胆に導入したアレンジ等、その数々の「新しいKatatonia」を感じさせる新機軸的な要素と巨匠トラヴィス・スミス氏が手掛けた暗く内省的でありつつも神々しさの宿るジャケと同調するかのような、デプレッシブかつアトモスフェリックかつダークかつプログレッシブ、そしてディープな従来のKATATONIAサウンドとの融合が、David Castillo(ミックス&エンジニア)とJens Bogren(マスタリング)の手腕によって研ぎ澄まされ、全てにおいて深い「円熟感」を生み出すほどの絶妙な化学反応を起こしており、何処をどう聴いてもとにかくエピックで美しい・・・「神々しいほど美しすぎるロック・サウンド」=KATATONIAという形を決定付けた名作と呼ぶに相応しい内容なんです。とにかく「凄い」としか言えない、それ以外の言葉が浮かばないほど感動的なアルバムです。KATATONIAの歴史では、ヘヴィ寄りになった前作の7th「The Great Cold Distance」と6thの「Viva Emptiness」を挟んで、5thアルバムの「Last Fair Deal Gone Down」以来の名盤だと思いました。


まずは1曲目の「Forsaker」ですが、前作のデプレッシブなダーク・ロック・サウンドを踏襲しながら、「Discouraged Ones」の頃を思わせる古典的な部分やMeshuggah風味な重く激しいGリフや繊細かつ美しいkeyの音色を使い新要素を出した、「孤独」「怒り」「破滅」「悲しみ」に満ちた曲で、本作の全体的な雰囲気をどれか1曲で表すならばこの曲が1番適切と呼べそうな、今作の中では1番オードソックスな曲で1番ヘヴィな曲かも。

続いて2曲目の「The Longest Year」ですが、この曲も前作の静寂的な冷たい空気感を踏襲し、荘厳なストリングスやテクノ風なエレクトロニカを使用した曲で、この曲の聴き所はなんと言っても、一度聴いたら耳から離れなくなるほどキャッチーなサビで、極限に追いつめられた絶望的な状況の中で、最後の最後で燃え盛る炎の一太刀を振りかざすかのような、そんなVoヨナス君のリリカルなヴォーカルラインは、とても美しくそして感動的だ。このサビの感情に直接訴えかけるエモーショナルな表現力は凄いの一言。サビ前の微妙にエスニックなパートにエレクトロニカが入る所は、「くるぞ・・・くるぞ・・・くるぞ・・・」みたいな感じでめっちゃ興奮しますwなんとなーく漫画「バガボンド」のイメージに合う曲だなぁって思った。

3曲目の「Idle Blood」は、新機軸的なアコースティックなナンバーで、ヨナス君の歌い方はモロにミカエル・オーカーフェルトっぽいし(もしかするとバッキングVoにミカエルが参加してる?って疑問に思うほど)、70s風なレトロなプログレ雰囲気は誰もがOPETHの「Damnation」アルバムを彷彿とさせるだろうけど、この曲の根底にはKATATONIAのエレメンツが確実に存在しているので、余裕で「KATATONIAの曲」として認識できます。僕的には3分からのバラード的なパートが美しすぎてドツボです。けど、長尺の曲を無理やり短くしたような繋ぎの悪さというか、ちょいと不自然な感覚はなんなんだろう?もしやホントに元々長尺だった曲を短縮した曲なのかな?もしそうだとしたら・・・フルバージョンが聴きてぇ!!

4曲目の「Onward Into Battle」は、タイトル名と反して全体的に落ち着いたシンプルな曲で、AYREONの作品に参加した時のフィーリングを感じさせるヨナス君のマイルドで穏やかな歌声が優しく聴き手を包み込み、70sの雰囲気を微かに感じさせるアレンジやエレクトロニカの音はPorcupine Treeっぽくて良いし、中盤のインストパートはOPETHの「Ghost Reveries」っぽいです。サビのバッキングGの傷心的なメロもヤバイっすわ。究極の癒し・・・うん、素晴らしい。。。

5曲目の「Liberation」は、前作の「My Twin」や「Deliberation」を彷彿とさせるヨナス君の力強くキャッチーな歌メロや幽玄かつ魅惑的なバッキングG、KATATONIA流の「ポスト・ドゥーム」な楽器隊の重いインストパートなどがカッコイイ曲。

6曲目の「The Promise Of Deceit」は、不快感を誘う狂気的で無愛想な奇音とヨナス君の優しく柔らかい歌声とのギャップがツボを突く曲で、初めて聴いた時はちょいと地味に感じたけど、何回もリピートすると徐々にトリップしていく感じが気持ち良いです。例えるなら、「Code Against the Code」や「Unfurl」っぽいトリップ感っつーのかな。本作の中で1番「KATATONIAらしい曲」っつーのは意外とこの曲なのかも。

7曲目の「Nephilim」は、憂鬱にゆったりスローに展開する、My Dying Brideっぽいポスト・ドゥームな絶望ナンバー。2分52秒からの女性ヴォーカルとヨナス君が「ら~ら~ら~ら~ら~♪♪」と一緒に歌う所が、この世の終わりみたいな雰囲気で、めちゃ病んでて精神的にヤバイ・・・。一緒に「ららら~♪」とあちらの世界に逝きたくなります・・・。

8曲目の「New Night」は、7曲目のポスト・ドゥームな雰囲気を受けついだ曲で、ピアノの物哀しい音色とヨナス君の微かにリリカルで美しく優しく、そして憂鬱な歌声がたまらない・・・。まさにタイトル通り、新しい夜がやってきた・・・。

9曲目の「Inheritance」は、荘厳なストリングスを使いアトモスフェリックな浮遊感が夢心地な曲。

10曲目の「Day & Then The Shade」は、ダイナミックかつヘヴィなパートとポップ・ロックみたいなキャッチーなパートとのメリハリが効いてて、華麗なワルツを踊りたくなるほどダンサンブルなサビが上品な曲。曲調としては2曲目の「The Longest Year」に近い感じ。この曲は第一弾シングルらしいんで、PVが早く見たい!!!

11曲目の「Departer」は、同郷のバンドEnter The Hunt のVoKrister Linderという人物がゲストで参加してる曲で、とにかく憂鬱で哀しい・・・天に召してくれそうなほど神々しいです。人類の終着点はココと言わんばかりの、素晴らしいアルバムの締めです。

デジブック盤又はスウェディッシュ盤限定収録となるボーナストラックの「Ashen」も名曲過ぎてヤバイです。正直何故本編に入れなかったのか疑問なほど。この曲のポップかつメランコリーなサビはかなりドツボ・・・。毎度毎度ボーナストラックの評判がすこぶる良いKATATONIAですから、今回もハズしませんね、流石です。買うなら是非ともボートラ付のをオススメします。


曲の流れとしては、1~5まではツカミのいいキャッチーなデプレッシブ・ロックナンバーを連続で聴かせて、6から最後までは「絶望」「悲哀」「憂鬱」な感情がドロドロと重く圧し掛かるポスト・ドゥームナンバーで聴き手を昇天させます。1~5の中でも特に2の「The Longest Year」と3の「Idle Blood」は誰もが認めるキラーチューンだし、6~11の重く暗い「絶望」的な流れの中で一際目立つ、10曲目の「Day & Then The Shade」は第一弾シングルに選ばれたキャッチーな曲でとてもイイアクセントになってる。トドメの11曲目「Departer」は、もうどうにでもなれというか、聴き終わったとの余韻がなんとも言えないです・・・。

Katatoniaの作品の中で、ここまで他のバンドの「名前」や「音」を想起させるアルバムは初めてだったから、聴き始めはちょっと驚きや戸惑いがあったけど、回転数を徐々に増やす内に、これは最早「New KATATONIA」として聴くべき作品だと、僕は思ったし、本作での「ある変化」は彼らが歩む道の妥当な方向性&変化だと感じました。一曲入魂の如く、1曲1曲に個性と自己主張が強いし、万人受けが狙えるキャッチーな曲から、KATATONIAらしいドゥーミーな曲まで、幅広い曲調が楽しめるバラエティ豊かな内容してます。全曲名曲と呼べるツワモノばかりで、この暗黒世界に入り込んだら最後、底なしの泥沼にはまったように、一生抜けだす事ができないでしょう。いや、むしろ「抜け出したくない・・・」、「ずっとこのままこちら側に存在したい・・・」と、その奇妙な「心地良さ」や「安心感」を感じたなら、あなたは既にKATAONIAの世界にドップリ浸かっている証拠です。


なんだかんだ言って、やっぱりVoヨナス君の歌唱力&表現力の爆発的な向上が、本作の素晴らしい内容に繋がったんだろうなぁって感じました。「憂鬱」「陰鬱」「内省的」が基本ベースなヨナス君の歌ですが、今作での歌い方はこれまで以上に「叙情的」かつ「感情的」で、尚且つエモーショナルな抑揚を付けて歌っているパートが多いから、とても聴きやすいし意外にもメロディが明確で分かりやすかったり(コーラスの心地良さもあってか)、語弊があるかもしれないけど非常に「ポップ」で「明るくポジティブ」、「穏やか」かつ「優しい」ヴォーカルスタイルで歌ってます。そしてやはりヨナス君はThe Cure からの影響を多大に受けていると、今回でも再確認。何かを極め、何かを悟ったかのようなヨナスのアダルティーかつムーディーな美声はもっと評価されるべきだと思うんだけどなぁ。勿論、僕の中で彼はNO1ヴォーカリストです。(あっ!!でもRiversideマリウス君の歌声も同じくらい好きだっ!!)

バックのサウンドもこれまでのサウンドとは一線を画しており、keyの多大な活躍や電子ドラムを使ったり、適度なポスト・ロック成分やレトロ/モダン・プログレッシブ・ロックの影響だったり、同郷のバンドからの影響だったり、その全てを巧みに吸収してKATATONIA流のポスト・ドゥーム・サウンドとして構築され、全てのメロディやアレンジが美しく繊細かつ緻密に計算された結果として孤高なオリジナリティを生み出している。けど、今回のアルバムはあくまでヴォーカリストのヨナス君主体の作品となっているので、楽器隊はヨナス君の持ち味や魅力を最大限に引き出す役割、いわゆる脇役に徹しています。ってか、今回はギターの音は控えめで、シンセやkeyのアトモスフェリックな雰囲気が前面に出てる作風だね。うん、メタルなパート以外の静寂的なパートはなんというかセッション的な「大人」な曲調というか、そんな感じ。気になった所と言えば、ドラムの音が前作と比べると大分引っ込んでいるのと、音が軽いアレンジになってる部分がちょっと不満かな(けど相変わらずプログレスなプレイを聴かせてくれます)。まぁこの辺の変化も「ロック」な感覚とVoヨナス君主体の作品という意識をより一層強める要因の一つなんだけどね。あと、今回はアンダースがシャウトする場面は一切ないし、ギターとドラムのアグレッシブな激しさや手数を求めるならば、前作や前々作の方をオススメします。

つまり、今作は「メタル」や「ゴシック」として聴くよりは、プログレッシブ・ロックやデプレッシブ/ダーク/オルタナ・ロックとして聴いた方がいいかもしれないっつー事です。てか、最早ジャンルなんて超越した孤高なサウンドになってるね。あえてオススメするならば、Porcupine TreeRiversideTOOLOPETHの「Damnation」等の「プログレ」が好きな人に大のオススメができそう(つまり僕的にフェイバリットなバンド達ですw)。やっぱりPTやRiverside、TOOLと共通する「オルタナ」の感性を持ったバンドのセンスはスンバラシイッ!!と、本作を聴いてより一層強く感じましたわ。個人的には、そのRiversideやPTと並んで2009年の要注目のアルバムだったわけだけど、結果はPTやRiversideの新作、そしてMASTODON の新作すら上回る大名盤・・・・・いやぁKatatoniaマジでやってくれましたわ。こいつらホントに最高だわ。余裕で2009年のNO1アルバムだね。こんなん聴かされちゃあ、OPETHのミカエルが今作をベタ褒めするのも納得ですわ。海外での主要サイトではすこぶる評価が良いみたいだし、あのKerrang誌では満点取っちゃったらしです、コレ。僕に言わせれば、ロック好きで本作を聴かない奴は全員モグリっ!!!・・・(キリッ


正直言って、「今のKATATONIA>>>今のOPETH」・・・と書いても誰も否定できない事実なんじゃないかなーって。まぁ比べる事などおこがましい事だとは思うけど・・・ね。OPETHの最新作「Watershed」と「Night Is the New Day」を比べちゃうと・・・歴然の差じゃね?って。Katatoniaは今作でこれだけメジャー感を出したのにレーベル移籍しないのは好感持てるというか、この辺がPeaceville Recordsからメジャーのロードランナーに移籍したOPETHとの違いなんだろうなぁ。まぁどっちが良い悪いという問題ではないんだけどね。

あと、本作の音質はめっちゃエピックかつアンビエンスな冷たい空気感が心地良く、今回の曲と凄い合ってます。話は逸れるけど本作ではマスタリングを担当しているJens Bogrenがミックスに携わったDir en grey の新曲の音もこんな感じになるのかな?だとしたらすげーカッコ良くなりそうなんだが・・・!!!DirもKATATONIAからの影響は少なからず受けてるだろうから、恐らくこの新作もチェックするだろうね。


ちゅー感じで、これまでのKatatoniaファンは「最高傑作」だと頷ける確信的な作品だし、これからKatatoniaを聴き始める人にも打って付けな入門盤としてもイケるアルバムです。今の季節にピッタリっつーのは今更かな。要は、何も言わずに「2009年はコレを聴け!!」っつー事です。いやーさすが皇帝・・・期待を裏切りませんなぁ(・∀・)



9.0+ / 10



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