Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2010年03月

ELUVEITIE 「Everything Remains As It Never Was」


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
スイスを代表するケルティック/フォーク・メタルバンド、ELUVEITIE の約1年振りとなる4作目「Everything Remains As It Never Was」を紹介。


01. Otherworld                    ★★★
02. Everything Remains As It Never Was   ★★★★★
03. Thousandfold                   ★★★★
04. Nil                         ★★★★☆
05. The Essence Of Ashes            ★★★☆
06. Isara                        ★★★★
07. Kingdom Come Undone            ★★★★★
08. Quoth The Raven                ★★★☆
09. (Do)Minion                    ★★★★☆
10. Setlon                       ★★★★
11. Sempiternal Embers              ★★★★
12. Lugdūnon                     ★★★★
13. The Liminal Passage             ★★★☆


昨年リリースされた、全編アコースティックアルバムの前作「Evocation I - The Arcane Dominion」から約1年振りの新作「Everything Remains As It Never Was」なんだけど、本作は「俺達のELUVEITIEが帰ってキターーーー」と言わせんばかりの、前作とは一転してELUVEITIEらしいアルバムになってます。

ELUVEITIEといえば、Dark Tranquillity タイプのイエテボリ・メタルをベースに、ピーヒャラ♪ピーヒャララ♪♪とケルティックかつフォーキーなメロディを乗せて展開する、「ニューウェーブ・オブ・フォーク・メタル」な音楽性をしてるわけなんだけど、通算4作目にあたる本作でも、その「今のDark TranquillityよりDark Tranquillityしてる」サウンドは健在で、今作のプロデューサーにはBullet For My Valentine 等を手掛けた人が担当してるらしく、モダンな音質や楽曲に関してもBFMVのような「聴き易さ」に重点が置かれている印象が強く、そのせいか1stや2ndの頃のようなゴリゴリとしたアグレッションやヘヴィな重みは一歩減退した感があるし、本作のフォーキーなメロディの質に関しても、1stや2ndと比較すると、「ただピーヒャラピーヒャラ鳴ってるだけ」に感じてしまう、耳に残りずらいメロが多いといったネガティブな印象も正直あったりします。が、一方の、dtタイプのイエテボリ・リフは相変わらず冴えててカッコイイんで、その辺は心配ご無用。メタルコア+ジャーマン・メタル臭いクワイヤが特徴的な5曲目の「The Essence Of Ashes」は意外と新鮮に聴ける。2曲目のタイトルトラック「Everything Remains As It Never Was」や5曲目や8曲目や12曲目では、ハーディ・ガーディという弦楽器担当のAnna MurphyをVoにフューチャーした曲があったりと、確実に前作からの流れを汲んだ「本作」だと言えそう。残念なのは、終盤ちょっとダレ気味になっちゃう所。かのトラヴィス・スミス氏が手掛けたジャケはイイ感じ~。

なんだかんだ、1stや2ndと比べると若干劣る部分が目立つんだけど、それでもやっぱり「ELUVEITIEらしさ」をしっかりと持ってるアルバムなんで、個人的にはdtの新作より好きかもしれないなー。、、、いや、やっぱ同じくらいかな。


7.5 / 10


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ANATHEMA 新作「We're Here Because We're Here」

「We're Here Because We're Here」のアルバムジャケット

HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ

「We're Here Because We're Here」のトラックリスト

01. Thin Air
02. Summernight Horizon
03. Dreaming Light
04. Everything
05. Angels Walk Among Us
06. Presence
07. A Simple Mistake
08. Get Off, Get Out
09. Universal
10. Hindsight

本作はセルフプロデュースで、ミックスにはPorcupine Treeスティーヴン・ウィルソンを起用。

Dark Tranquillity 「We Are The Void」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
北欧スウェーデンを代表するメロディック・デスメタルバンド、Dark Tranquillity の約3年振り通算9作目となる「We Are The Void」を紹介。

01. Shadow In Our Blood
02. Dream Oblivion
03. The Fatalist
04. In My Absence
05. The Grandest Accusation
06. At the Point Of Ignition
07. Her Silent Language
08. Arkhangelsk
09. I Am The Void
10. Surface The Infinite
11. Iridium

前作の8th「Fiction」では、ゴシカルかつビューティフルなkeyをモダンなイエテボリ・メタルサウンドと融合させ、近年のdtサウンドを確立したわけなんだけど、約3年振りにリリースされた新作「We Are The Void」は、その前作からの流れを踏襲した、「ビューティフル・メロデス」・・・(笑)を更に突き詰めた内容になっています。

本作の第一印象としては、前作以上にkeyの音が全面に押し出されていて、音に関しては、前作のようなkeyの音ではなく、微かにアトモスフィアーかつ不思議系なkeyを使っているんだ。正直、keyに頼りすぎていて若干クドく感じちゃうかもだし、そのせいか、カッコイイGリフが今回は特に少なめな印象も受ける。前作は「ココ!!」という要所要所でkeyの音を的確に使っていたんだけど、今作はkeyがメインと言ってもいいほどkeyマンセーになってます。keyマンセーなせいか、Gリフが圧倒的に弱い、弱すぎるのがちょいと難点。その代わりか、今回はGソロを多めに弾いてます、、、が、個人的にdtにはGソロは必ずしも必要だとは思っていないので、その辺も僕的には微妙。。。けど、1曲目や6曲目のGの「刻み」は好きやねー。他には、ドラムの音が若干マイルドになって、ちょー普通な音になってるのも僕的にマイナスなポイント。前作のような硬いドラムのが「dtらしい」個性があって好きだったんだけどなぁ。ただでさえ個性のないドラムなのに、音ですら個性なくしてどーすんのって感じ。。。ミカエルのデス・ボイスは、ブラック色が強い印象で、ディープなクリーン・ボイスもちょっと多めに入ってる。個人的に、今回のようなデス声はあまり好きじゃないかな。本作の曲は、ミドルテンポで聴かせる曲が多く、プログレッシブ風に展開する曲もあったりと、「新しいdt」的な要素もあるんだけども、如何せん肝心の曲のインパクトが弱くて、、、う~ん。。。もうちょっと、過去3作にはあった「アグレッション」と「疾走感」が欲しかったなー、というのが正直なところ。ちゅーか、なんかメタルコアっぽくね?って思うのは僕だけかなー。
keyのめっちゃ日本的なビューティフル・メロディがツボにハマる7曲目の「Her Silent Language」が特に好き。「これぞdt」な9曲目の「I Am The Void」も素晴らしいです。ブラックメタル的な雰囲気がある8曲目の「Arkhangelsk」も新鮮に聴ける。

過去3作と比べると、アグレッションと曲の質が若干劣っているのは間違いないけど、いやはや流石の安定感というのは実にdtらしくて、安心して手に取れるアルバムだと思います。という事で、ほどほどにオススメです、コレ。


7.5 / 10


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HIM 「Screamworks: Love in Theory and Practice」


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カリスマフロントマンのヴィレ・ヴァロ擁する北欧フィンランドのラヴ・メタル/オルタナティブ・ロックバンド、HIM の約2年半振りとなる通算7作目「Screamworks: Love in Theory and Practice」を紹介。


01. In Venere Veritas                      ★★★★☆
02. Scared To Death                       ★★★★☆
03. Heartkiller                           ★★★★★
04. Dying Song                          ★★★★★
05. Disarm Me (With Your Loneliness)            ★★★☆
06. Love, The Hardest Way                   ★★★★★
07. Katherine Wheel                       ★★★☆
08. In The Arms Of Rain                    ★★★★
09. Ode To Solitude                       ★★★★
10. Shatter Me With Hope                   ★★★☆
11. Acoustic Funeral (For Love In Limbo)         ★★★
12. Like St. Valentine                      ★★★★☆
13. The Foreboding Sense Of Impending Happiness   ★★★★


サバス的な「ドゥーム」に意識を置いた前作の「Venus Doom」から約2年半ぶりとなる新作「Screamworks: Love in Theory and Practice」なんだけど、一言でいうと「HIMらしさ」がカムバックしてきたという印象がまず強いかなーと、感じた。本作のプロデューサーには、Panic At the Disco などを手掛けたマット・スクワイアを迎えての作品で、そのPの影響が非常に強く今作の音に表れ、やはり「ポップ」&「エモーショナル」な楽曲がズラリと並び、従来のHIMのラヴい音楽性と今回のプロデューサーとの相性が抜群だということが分かります。1stシングルの「Heartkiller」を聴いた時に、Panic At the Discoの1stアルバムの曲を聴いているかのような感覚があって、個人的にはツボったわけなんだけど、他の曲もピコピコしたポップなエレクトロニカやkeyが活躍してるというか、特に目立った曲が多く、様々な新しい要素と従来の「HIMらしさ」が見事に融合した結果が今作なんだろうなーと。簡単に言うと、HIM meet UK emo/screamoみたいな感じ。

後は、、、アルバムタイトル通り、ほとんどの曲でVoのヴィレが激しくスクリームしてる場面がある。これもPの影響かな?UK的エモ/スクリーモなポップチューンの他にも、オルタナ・メタル的な要素や前作の流れを持った曲もあったりするんで、案外バラエティに富んだアルバムなのかもしれないな~。前半~中盤にイイ曲が集中しすぎて、後半ちょいとダレるかも。曲数も13と多めだから余計に。

オラの好きなPanic At the DiscoFuneral For A Friend っぽかったりする作風なんで、僕的には前作より好きなアルバムになりました。前作で首を傾げた従来のHIMファンは、今回は納得できる内容してるんじゃないかなー。うん、流石の1枚です(・∀・)


7.5 / 10


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