Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2010年07月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

THE EYES OF A TRAITOR 「Breathless」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
イギリスはハートフォードシャー出身のメタルコアバンドの5人組、The Eyes of a Traitor の2作目「Breathless」を紹介。


1. Prologue                  ★★★
2. The Birth                  ★★★★
3. Come To My Senses          ★★★★★
4. The Real You               ★★★★
5. Your Old Ways              ★★★★☆
6. Talk Of The Town            ★★★☆
7. Nothing To Offer            ★★★★☆
8. Breathless                ★★★★
9. Crumble And Break           ★★★
10. Grounded                ★★★★


UK産の若手メタルコアバンド The Eyes of a Traitorの前作から約1年振りの2作目「Breathless」なんだけど、まずはオイラがこのTEoaTを知ったキッカケを話すと、本作の3曲目に収録されている”Come To My Senses”のPVを見て、なかなかの「プログレッシブ・メタルコア」で素直に「カッコイイじゃん」って感じたから、なんだ。

本作について、いきなり結論から言うと、イギリス生まれのメタルコアということで、USのメタルコアバンドとは一味違った、至極当たり前だけどUK的なメタルコアが楽しめる内容で、メロデス風なメタルコアが主流となっているUSバンドとは違い、このTEoaTが持つ若干のプログレッシブ/マス・メタル的な感覚はポスト・ハードコアにも通じる印象を受けます。露骨にメロデックに鳴らす場面は少なくて、全体的にしっかりと「アグレッシブ」&「ヘヴィ」な重厚感と適度なブルータリティを持ち合わせているところも、実に本格的な「メタルコア然」としていて、「メロディック」に傾倒しつつあるこの手のジャンルで、今だからこそ聴き応えがあるというか、今だからこそ逆に新鮮に聴けちゃうバンドなんじゃないかなーって。っていうか、バンド名で検索したら「激ロック」の記事が出てきた。なるほど、そういうバンドなのね~。
 ボーカルの野獣のような生々しい咆哮も聴き応え満点だし、2曲目や5曲目で聴けるエモーショナルなクリーン・パートはUKらしい雰囲気があって良いし、平均年齢が二十歳そこそこという、良い意味で「青臭い」「若さ」を所々に感じさせてくれるストレートな勢いや跳躍感がたまらなく爽快で気持ちいい。「若さゆえの特権」、これが彼らの最大の特徴かな。メロディがキャッチーとかではなくて、独特の「ノリ」や「勢い」がキャッチー、という感覚で、若さ溢れるサウンドの疾走感も申し分ないです。

1の短いイントロから、豪快な咆哮を吐き散らすボーカルとブルータルかつプログレッシブなキレのあるサウンドが良い2の”The Birth”、僕が彼らを気に入るキッカケとなった3の”Come To My Senses”は、若さ溢れるエネルギッシュなノリと叙情的かつプログレスな展開が完璧すぎるキラートラック。この曲は完全に「キッズ歓喜!!」な「青春メタルコア」。キレキレなGリフが印象的な疾走感を持った4の”The Real You”、US的な叙情的なイントロとUKらしいエモーショナルなクリーンVoが良いメタルコアな5の”Your Old Ways”、デスコアっぽいかもしれない6の”Talk Of The Town”、ブルータルなパートと爽快すぎるほどスピーディに疾走するパートとのギャップが良い7の”Nothing To Offer”、初っ端から疾走する9の”Crumble And Break”、疾走感がたまらない10の”Grounded”。
 PVにもなってる3曲目のCome To My Senses ”以外キラーな曲はないけども、全体的な曲のクオリティーはそこそこ高めなんで、決して悪くない内容してます。オイラ的には”Come To My Senses”だけで聴く価値ありだと思う。

という事で、メタルコアはUSのバンドばっかでちょっと飽きてきたかもっていう人に是非ともオススメしたいのと、プログレッシブな音楽が好きな人にも是非。・・・ジャケはビミョー過ぎるが・・・。


7.0 / 10


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IN THIS MOMENT 「A Star-Crossed Wasteland」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
紅一点のマリア嬢率いるUSのメタルバンド、IN THIS MOMENT の約2年振りとなる3作目「A Star-Crossed Wasteland」を紹介。


1. Gunshow                  ★★★★☆
2. Just Drive                 ★★★★★
3. The Promise                ★★★★
4. Standing Alone               ★★★★
5. A Star-Crossed Wasteland       ★★★☆
6. Blazin'                    ★★★★
7. The Road                  ★★★★
8. Iron Army                  ★★★★☆
9. The Last Cowboy             ★★★☆
10. World In Flames              ★★★


今回紹介するのは、紅一点のマリア嬢率いるUSのメタルバンド IN THIS MOMENTの約2年振りとなる3作目「A Star-Crossed Wasteland」なんだけど、このITMは1st「Beautiful Tragedy」でいわゆる「メタルコア」的なアプローチが強い作品でデビューしたんだけども、「不思議な国のアリス」をモチーフにした次作の2nd「The Dream」ではうって変わって、マリア嬢の強烈なスクリームを封印し、「ハード・ロック」的なアプローチを持った、叙情性のある「メロディック・オルタナ・メタル的」な作風で1stのファンを戸惑わせた代わりに、一方で「メロディ派」には非常に好印象を与えることに成功し、個人的には、「音楽性が定まらない、とんでもない「オサセ」なバンド」という印象を持っているバンドなんだけど、さて、3作目となる今作の作風はというと・・・全体的には1stの「メタルコア路線」に回帰しつつも、メロディの感触は2nd寄りな印象で、つまり簡単に言っちゃえば「1stと2ndのおいしいと取り」という、なんとも贅沢なアルバムとなっているんだ。そういうと、聞こえは非常にポジティブなのだが、メロディの「質の高さ」は絶対的に2ndのが良いと思うので、オイラみたいな希少な?「2nd派」の人にはイマイチ中途半端というか、残念に思うところではあるかも。少なくとも、前作の「ゴス・ロック」的かつ「爽快」な雰囲気は皆無。なんというか、「1st」+「2nd」+「モダン・ヘヴィ/オルタナ・メタル」っちゅー感じですかね>本作

「メタル界」屈指のパイオツカイデーなとんでもねー「オサセ」こと、マリアブリンク嬢の金切りシャウト系スクリーミングは完全復活を遂げ、パンテラ的なスラッシーなモダン・ヘヴィネス成分を配合した「アグレッシブ」で「ゴリゴリ」&「ザクザク」と「ヘヴィ」な、本作のキーワードとなる「ラウド」なサウンドも、ハンパなくオサセなボーカル・パートと同様に1stのファンに大きくアピールするポイントとなっているし、ギターソロもそれなりに「メタル」に弾いててイイ感じ。
 残念ながら「敗北」してしまった「2nd派」の「2ndの路線を極めてほしい/ほしかった」という希望も虚しく終わったけど、それは次作となる4thに期待してというか、作風の流れ的に次そこは「2nd寄り」の作品になるだろうという「オサセ」な妄想をしつつ、泣きながらナニしながら楽しむべきアルバムなんじゃないかなーって。結論・・・「2nd派」=「ドM」

ウエスタンな雰囲気が漂う、まさにガンショウ!!な始まりから、ヘヴィなギターとマリア嬢の強烈なシャウトが絡みながら展開し、モダンヘヴィ/スラッシュな疾走感を見せる終盤、兎に角、展開がイケてるオープニングナンバーの”Gunshow”、アコースティックなイントロから始まる2の”Just Drive”は、「1st」+「2nd」と表現できそうな典型的なメタルコア曲でなかなかキャッチー。ダンディな男性ボーカルを迎えたキャッチーな3の”The Promise”、ブラストを使う場面もあるメタルコア的な4の”Standing Alone”、ピアノの物哀しい音色が効果的なバラードの5”A Star-Crossed Wasteland”は全編クリーンVoで歌ってるタイトルナンバー。幽玄な怪しい雰囲気で始まる6の”Blazin'”はR&Rなグルーブ感やマリア嬢のAnimal Alpha的な歌い方がツボ。曲調的には2曲目に近い7の”The Road”、ギターのゴリゴリなヘヴィネスが激重過ぎる8の”Iron Army”は若干のデス声入りの曲で、Walls of Jericho ばりの激しさを全開に聴かせる。3と同じく男性ボーカル入りの9”The Last Cowboy”、ラストはピアノで聴かせる美しいバラードで締め。
 ピアノでジックリと聴かせるコテコテのバラードやら、男性ボーカルを迎えた「Fireflight 的」な「オルタナ」な曲やら、「ITMらしい」ガッチガチなメタルコア曲やら、「USのバンドらしい」いわゆる「モダン・ヘヴィネス」と呼ばれそうな曲やらと、なかなかバラエティに富んでいて、一本調子じゃないところは好印象。だけど、前作や前々作と違い、明らかに「キラー」と呼べる曲がないのがちょいと惜しい。曲のクオリティーはそれなりにあるとは思うんだけども。。。今回のような「アグレッシブ」な勢いを保ちつつ、2ndの頃の「質の高いメロディ」が組み合わされば完璧だったんじゃないかなーって。まぁそれは次作に大いに期待したいところだね。つまりは今後に「化ける」可能性を少なからず感じさせたアルバムなんだ。

という事で、今作は「1st派」が歓喜する内容で、「2nd派」には「前作(つまりは2nd)ほどではないが、1stよりは聴けるかな」という感想を持ちそうな作品ですんで、2ndで落胆した「1st派」の人に強くオススメしたいのと、オイラ率いる「2nd派」には「次作で化けるための複線だ、きっとそうに違いない!!パイオツカイデー!!」という感じに、「オサセ」な感覚で聴いてもらえれば良いかなぁレベルの作品です。


7.0 / 10


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Lantlôs 「.neon」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
ドイツ出身のHerbst氏とフレンチ産のAmesoeursAlcest の頭脳であるNeige氏による2人ブラック・メタル、Lantlôs の約2年ぶりとなる2作目「.neon」を紹介。

1. Minusmensch               ★★★★★
2. These Nights Were Ours        ★★★★★
3. Pulse/Surreal               ★★★★★
4. Neige de Mars               ★★★★☆
5. Coma                    ★★★★☆
6. Neon                     ★★★★

ドイツ出身のHerbst氏とフランスのAmesoeursAlcestで知られるNeige御大による2人ブラック・メタル、その名もLantlôsの2ndアルバム「.neon」なんだけど、その音楽性は・・・かのネージュ君が在籍してる時点で・・・今さら言わずもがなー!!AmesoeursAlcestに通じるシューゲイザーのようなポスト・ロックのような、薄く霧がかったノスタルジックでアトモスフェリックなブラック・メタルをやってまして、しかし、このLantlôsはその2つのバンドよりも「ブラック・メタル」寄りの感覚で聴かせる作風を特徴としており、このLantlôsではボーカルを担当しているネージュ君は、Alcestで聴かせるような魅惑的でいて「幻夢世界」へ優しく誘うかの如くなクリーン・ボイスは極力控え、絶望的な絶叫ボイスの一本で歌う攻撃的なスタイルを主としている所も実に「ブラック・メタル的」な要素であって、しかしながら、AmesoeursやAlcestに通じるメランコリックな甘いメロディもしっかりと持ち合わせたサウンド、という重要なポイントは決して忘れてはいけないところで、透明感のある涼しげな「メロウ」な部分とブラック・メタル特有の「暴虐性」とのバランスが丁度いい感じに調和しているのが、本作品とこのバンドの特徴ですね。

ネージュ氏率いるAmesoeurs(解散済み)やAlcestが「シューゲイズ/ポスト・ロックを基調」とした「メロウ」なサウンドに「ブラック・メタル的」な要素を加えた音楽性だとするならば、このLantlôsはあくまで「ブラック・メタルを基調」としたサウンドにそのシューゲイザー的な「メロウ」な要素を加えた音楽性、という感じ。つまりは「似て非なるもの」という事です。そりゃあネージュ君が関ってるんだから(今作で正式加入)、AmesoeursやAlcestに通じる部分が存在するのは至極当然、だが、完全に別物と認識すべき音楽&音楽性だと思うんだ。どちらかと言えば、惜しくも解散してしまったAmesoeursに近い音楽性かなぁ、と。けど、そのAmesoeursとも一線を画しているのは確か。
 やはり「ブラック・メタルを基調」としているだけあってか、とにかくブラストで疾走するパートがどの曲でも存在し、スローなパートからスピーディなパートへ、要は「オン」から「オフ」へと切り替える場面が多く、なかなかメリハリを効かせた曲調が得意な印象を受けます。
 つーか、ネージュ氏のガチ過ぎる絶叫声がいつにも増してカッコ良過ぎでヤバイ。。。兎に角、ネージュ氏の貴重な絶叫ボイスがこんなにも聴けるのはこのアルバムだけ!!

微妙にジャジーというか、ムーディなゆったりとした雰囲気から始まる1の”Minusmensch”は霧がかったようなシューゲイザー的なメランコリックなメロディやら、ブラストで無骨に疾走したり、ネージュ氏の絶望感溢れる絶叫ボイスやらで「ブラック・メタル」的に強くアピールする暴虐性の高いパートとのコントラストが見事な名曲で完璧なオープニングトラック。Amesoeursの名曲”Heurt”みたいな、甘~いメランコリックなメロディ+ブラストで爆走する2の”These Nights Were Ours”は豪快に押し寄せる美メロに溺れる事ウケアイ。今作の中で一番Amesoeurs又はAlcest的な3の”Pulse/Surreal”はネージュ氏の癒されるクリーン・ボイスがムーディ過ぎる序盤から、中盤ではシューゲイズに鳴らすメロウなギター+ネージュ氏の絶叫声&クリーンVoの絡みが完璧で、トドメはブラストで爆走して悶絶・・・。ブラック・メタル然としたトレモロ・リフを使いブラストで爆走するイントロから始まる、「ネージュでマーーーズ!!!!」な4の”Neige de Mars”、高揚感を誘う爽やかなギターがカッコイイ5の”Coma”、ゆったりと始まるタイトルトラックの6”Neon”は、シューゲイザーなインスト。

AmesoeursAlcestに対して、「ちょっとメロウ過ぎるなぁ」「これってブラック・メタルなの?」って思ったり感じた人に是非ともオススメしたい、これは完全に「ブラック・メタルです!!」とキッパリ言い切れる素晴らしい一枚。前作同様、Les DiscretsFursy Teyssier氏が手掛けたジャケもセンスあるし、内容からしても文句の付けようがない出来。ALCESTLes Discretsの新作と同様に、いわゆる「ポスト・ブラック」系のマストアイテムです。・・・今年のBESTにランクインしてくる可能性あり・・・!!

B

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NEGATIVE 「Neon」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
北欧フィンランドのロックバンド、NEGATIVE の約2年振りとなる通算5作目「Neon」を紹介。


01. No One Can Save Me Tonight      ★★★★★
02. End Of The Line               ★★★★☆
03. Love That I Lost               ★★★★★
04. Blood On Blood               ★★★★☆
05. Believe                    ★★★★
06. Celestial Summer              ★★★★☆
07. Jealous Sky                 ★★★☆
08. Days I'm Living For             ★★★
09. Since You've Been Gone         ★★★★
10. Kiss Of Hope                ★★★
11. Fucking Worthless             ★★★
12. Neon Rain                  ★★★


ギタリストの片割れが脱退して新メンバーが入る入らないの末、結局5人体制でやっていく事になった、「北欧のヨン様」こと美形ボーカリストのヨンネ・アーロンを擁するフィンランドのロックバンド、NEGATIVEの約2年ぶりの通算5作目「Neon」なんだけど、本作はメジャーレーベルのWarner Musicからのリリースで、プロデューサーからスタジオから何から何まで「アメリカ」一色に染められた作品らしく、パッと聴いての印象としては、2nd「Sweet And Deceitful」の頃の「北欧然」としたラヴいメランコリックな哀愁が若干戻ってきた印象があり(特に3曲目)、兎にも角にも、完全にアメリカンナイズされたダイナミズムに溢れたロックサウンドと従来の「Negativeらしさ」との融合が見事な一枚、と同時に、彼ら自身早くも5枚目という事で、なかなかに成熟されたバンドの「集大成」とも呼べる作品なんじゃないかなーって。

プロデューサーやスタジオと共にアメリカLAで作られた、色々と「本格的」なアルバムだけあってか、やはり素直に「曲が良い」と感じるモノばかりで、全体的に「メジャー」なサウンドに底上げされていたり、いわゆる「アメリカンハード・ロック」的なノリやメロディが大幅に取り入れられた実に「アメリカン」な作風で、ストレートでハードなロックチューンからジックリと聴かせるベッタベタなバラードまで、一回聴くだけで耳に残るようなキャッチーで分かりやすい曲を中心に聴かせる印象。今回は完全に「アメリカン」な音ではあるんだけど、やはり生まれ故郷は誰も否定できないところで、北欧フィンランドのバンドらしい特有の哀愁が嫌でも漂っているわけでして、特に6曲目の”Celestial Summer”で代表される、良い意味で「古臭い」ハード・ロック的な感覚が、2000代の映画なのに明らか80s/90s的な雰囲気が漂ってる映画「過去のない男」を撮ったフィンランドの映画監督アキ・カウリスマキ的な、そんなフィーリングがたまらないんです。つまり何が言いたいかっつーと、アキ監督の映画は面白いっつーことです。・・・えっ。そうそう、2006年の映画「街のあかり」も面白いよ!!彼の映画は「北欧のチャップリン」とかなんとか呼ばれてるらしいけど、まさに言い得て妙です(笑 あー、「過去のない男」か「街のあかり」かどっちか忘れたけど、ある一場面で「ここ日本だろ!?」って勘違いしちゃうほど日本っぽい風景というか、なんていうんだろう、マンションの建ち並びを横から撮った時のシーンの雰囲気が完全に「日本」っぽかったのが強く印象に残ってるんだよね。印象に残ってるというわりにはどっちの映画か分からないっていうね・・・。あー思い出せそうで思い出せないぃ。。。あー歯がゆい。・・・つーか脱線しすぎだろ!!なんの話してんだ!!

もとい、最近の3rdや4thでの「不満点」というか不足してるように感じた部分が本作では補われているので、作品としてすごくまとまりがよく、全体の質の高さをアピールします。正直、予想以上に良かった、というのが素直な感想。やはり色々な意味で「メジャー」だと、それなりに良い仕上がりになるもんなんだなぁって。オイラ的に、2ndの次に好きな作品になりましたわ。

流れとしては1~6までの流れが見事で、まずは1~4で「Negativeらしさ」と本作の「アメリカン」なサウンドが融合したハードでキャッチー、そしてメランコリックな哀愁を含んだロックナンバーでツカミは完璧。特に1の”No One Can Save Me Tonight”と3の”Love That I Lost”が良い。そのハードな流れが終わると、これも「アメリカン」なベッタベタなバラードの5”Believe”、先ほども書いた良い意味で「古臭く」「歌謡的」な6の”Celestial Summer”の再びハードなナンバーで、とりあえずここまでの流れが素晴らしいのです。7の”Jealous Sky”は、HALESTORM とかがやってそうな、というか、つまりはどっかで聴いたことあるよーな気が容易にするほど100㌫アメリカンなバラード。9の”Since You've Been Gone”は今作で一番「ヘヴィ」で「メタル」な激しい曲でなかなかカッコイイ。というかNegativeっぽくなくて逆に良い。ゴスチックな雰囲気のある10の”Kiss Of Hope”、ゆったりしたバラードの11”Fucking Worthless”、ラストの12”Neon Rain”はアコースティックなインスト的曲でアウトロ的な存在感があります。
 全体的な印象としては、前半が良すぎる分、後半のインパクトが弱いように感じてしまうのが惜しい。が、素直に「良い曲」だと感じる1~6までで今作の元が十分に取れると思います。

ちゅーわけで、NEGATIVEが好きな人やメロディックなロックが好きな人はとりあえず聴いとくべき良作です。オイラ的には、心の中で0.5点プラスしてあげたい作品。


7.0 / 10


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EQUILIBRIUM 「ReKreatur」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
ドイツ出身のフォーク・ヴァイキング・メタルバンドの5人組、EQUILIBRIUM の約2年振りとなる3作目「ReKreatur」を紹介。


01. In Heiligen Hallen       ★★★★★
02. Der Ewige Sieg         ★★★★★
03. Verbrannte Erde        ★★★
04. Die Affeninsel         ★★★★☆
05. Der Wassermann        ★★★★
06. Aus Ferner Zeit        ★★★★☆
07. Fahrtwind            ★★★★
08. Wenn Erdreich Bricht     ★★★★
09. Kurzes Epos           ★★★★☆


2008年にリリースされた大名盤の2nd「Sagas」でこの手のシーンに衝撃を与えた事で記憶に新しいドイツ出身のフォーク/ヴァイキング・メタラー、EQUILIBRIUMの前作から約2年振りの3作目「ReKreatur」なんですが、まずはその前に・・・前作までボーカルを担当していたHelge Stangと若干二十歳のドラマー Manuel Di Camilloが今年に入って脱退というバンド生命に関る危機が訪れたんだけど、しかし直ぐさま代わりのメンバーとしてRobert "Robse" Dahn(Vo)とTuval "Hati" Refaeli(Dr)が新しく加入し、新体制となって作られた本作なんだけど、その内容としては、前作の名盤「Sagas」の「休む事なくトコトン突っ走る気持ちイイ疾走感と、大仰ってレベルじゃないほど大仰なクサ過ぎるシンフォニック・サウンド」を踏襲し、メンバーが変わろうともその「EQUILIBRIUMらしい」、「EQUILIBRIUM節全開」のいわゆる「RPGメタル」的なサウンドは不変となっており、まずは一安心、といったところ。

本作は実に「EQUILIBRIUMらしい」と呼べる作品ではあるんだけども、微妙にだけど前作との違いがやっぱりあって、今作の「ReKreatur」はフィンランド産のフォーク・メタラー ENSIFERUMの昨年リリースされた新作「From Afar」を想起させる部分というのが存外多くあったりするんだ。ENSIFERUMの「From Afar」も「シンフォニック」で壮大なサウンドを全面に押し出した作風だったけど、このEQUILIBRIUMの新作も「シンフォニック」な意識が非常に強い作風となっていて(フォーク/ヴァイキング以前に、これは最早「シンフォニック・メタル」ってレベル)、そのメロディについても「共通」する部分というのが無きにしも非ず、なんだ。特に1曲目の”In Heiligen Hallen”とPVにもなってる2曲目の”Der Ewige Sieg ”とかはモロにENSIFERUMの新作を想起させるメロディや雰囲気が分かり易いほどにあります。なので「オリジナリティ」の面では確実に前作に劣るってのは言わずもがなー!!
 細かい所でいうと、背筋がゾクゾクするような勇士な「高揚感」が前作ほどじゃなかったり、ガンガン鳴らす「シンフォニック」な音に頼りすぎ感が強く郷愁感のある「フォーキー」な香りが薄かったり、ブラストを使ってゴリゴリに突っ走るパートが減ったり、「フォーク・ブラック」的な「デロデロデロデロ」みたいなブルータリティも減退している印象もあったりと、個人的に残念に思うネガティブな要素が大いにあるわけでして。前作の「グーテンモルゲーーーン!!!!」的なノリも薄いし。更にいうと、凛々し過ぎる曲展開の「キレ」も前作ほどじゃないし、ファンタジックな世界観も前作ほどの「凄み」はないし。。。個人的にはもうちょっと「メロブラ」的要素が欲しかったな。前作の「濃い」作品と比べると、今作はなんか色々と「薄い」イメージを受けたのが残念だった。けど、メンバーの入れ替わりがあったにも関らずここまでの作品を作ってくるのは「流石」だし、このメンバーで再び作られるであろう次作に大いに期待したい次第。本作で一番の収穫はベースのサンドラたんが垢抜けたのかすげー可愛くなってる事です!!(新曲のPV参照)・・・っていうジョーダン。
 正直、1曲目と2曲目だけでお腹一杯ですわ(けど、壮大なラストを飾る大作のインスト”Kurzes Epos”は聴き応え大アリ)。まぁそれだけ「満足感」がある内容っていう証拠なのかもしれんが。オイラ的には1と2だけでもう満足しちゃうんだわ。何回も言うけど、最初から最後まで「シンフォニック」な音を全開に全面に鳴らすので、どうしても「聴き疲れ」しちゃうんだな。つまりは音のメリハリがないっつーかなんつーか。しかしながら、この「前作との違い」はなんなんだろうか?もうちょっと聴き込めばその答えが分かるかな~?
 新加入したロバート(Vo)の声質や歌い方は前任者のヘルゲと瓜二つなんで特にコレといった違和感はないです。けど、個人的には前任者のが好みだったなぁ、と。いや、これはこれで悪くないけどね。

トータル的にも、内容的にも、作品のインパクト的にも前作の「Sagas」には遠く及ばないが、少なくとも「良作」であることには変わりないんで、この手の音楽が好きな人にはマストアイテムだと思う。今作を聴く前は「今年のBEST候補」の一つであったけど、個人的に異常にも期待度が高かったせいか(前作に凄まじい衝撃を受けたからこそ)、実際に本作「ReKreatur」を聴いて、現実に「前作との差」を直に感じてしまうと、残念ながら今年のBESTには入らないだろうなぁ、という結論に至るわけです。と言うても、この手のジャンル好きには大のオススメができちゃうほどの安定感があるのは確かです。だがジャケはクソだせぇぇぇ!!


7.5 / 10


Rekreatur
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