Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2010年08月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

APOCALYPTICA 「7th Symphony」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
北欧フィンランドのオルタナティブ/チェロ・メタルバンドの4人組、APOCALYPTICA の約3年振りとなる通算7作目「7th Symphony」を紹介。


01. At The Gates Of Manala                    ★★★★☆
02. End Of Me [feat.Gavin Rossdale]               ★★★★☆
03. Not Strong Enough [feat. Brent Smith]           ★★★★
04. 2010 [feat. Dave Lombardo]                  ★★★★
05. Beautiful                              ★★★☆
06. Broken Pieces [feat. Lacey Mosley]             ★★★★★
07. On The Roaf Top With Quasimodo              ★★★☆
08. Bring Them To Light [feat. Joe Duplantier]         ★★★★★
09. Sacra                                ★★★★☆
10. Rage Of Poseidon                        ★★★★


メタリカの楽曲のカヴァーなどで一躍注目を集め、通称「チェロ・メタル」としてその名を広めた北欧フィンランドの4人組み、APOCALYPTICAの約3年振りとなる通算7作目「7th Symphony」なんだけど、このバンド、ここ最近の作品ではギターの導入やゲスト・ボーカルを迎えた楽曲を主としており、前作の6th「Worlds Collide」では、あの布袋さんや、Slipknotコリィ・テイラーRammsteinティル・リンデマンThree Days Graceアダム・ゴンティアLacuna Coilクリスティーナ、etc...の豪華すぎるほどのゲストを迎えた、非常に注目度の高い作品だったけど、本作の「7th Symphony」でもゲストとしてイギリスのバンド Bushギャヴィン・ロスデイルShinedownブレント・スミスFlyleafレイシー・モズレイGojiraジョー・デュプランティエ、etc...を迎え、Three Days Graceアダムをフューチャーした名曲”I Dont Care”を筆頭とする、「前作路線」を素直に踏襲したオルタナティブ・メタル的なサウンド&楽曲が主な内容になってます。最早、これって別にチェロでやる必要なくねw・・・というようなツッコミはなしの方向で(笑

とりあえず、前作のゲストと今回のゲストを比べてみると、明らかに前作のメンツのが豪華っつーか、インパクトあるよなぁって、まず思うよね。本作のゲストで意外性があるのはGojiraジョーが参加してるポイントくらいかな。・・・・・いきなりですが、次作はどんなゲストが参加するかてけと~に予想してみよう。オイラ的にはやっぱり、今現在北米ツアーを一緒に回っているDir en greyをまず一番に予想するんだ。理由は言わなくても、何となく分かってもらえるでしょう。両者とも「異端児」的な扱いを受けているし、「異色の組み合わせ」って散々言われている今回のUSツアーって、異色どころか「ベストオブベスト」な組み合わせなんじゃない?って僕は思ったりするんだ。まぁ次作もゲストを迎えた路線になると決まったわけじゃないから、今は何とも言えないけど・・・。それはそうと、Toolメイナードが本作に参加する計画があったらしい。しかし残念ながらそれは実現しなかったわけだけど、もしかするとこの次の作品に参加する可能性は無きにしも非ずな予感がするね~。他には・・・デブ豚のチノとか、A7XのVoとか、思い切ってデヴィン・タウンゼンドとか、、、PARAMOREヘイリーとか・・・って、それは流石にないかw

オイラがApocalypticaを知ったキッカケというのは、The Raumusラウリ・ヨーネンが参加していた”Life Burns!”をYoutubeか何かで耳にして、「なにこれカッケー!!」ってなって、その頃はまだラスマスすら知らなかったから、後々ラスマスを聴いた時に、「このボーカルってあの曲(”Life Burns!”)のボーカルじゃん!!」ってわざわざ大袈裟に気づくというすげーどーでもいいエピソードなんかがあったりする。

1曲目の”At The Gates Of Manala”はプログレッシブかつヘヴィな曲調で、ブラストで激しめに突っ走るパートやクラシックな要素を持ったオープニングトラック。前作の”I Dont Care”に似たタイプのオルタナ・メタル系な2曲目の”End Of Me ”はギャヴィンの渋い歌声がキャッチーで良いです。Shinedownのブレントをフューチャーした3の”Not Strong Enough”はモロにShinedownなバラードですw スレイヤーのドラマーをフューチャーした曲で疾走感が気持ちイイ4の”2010”、タイトル通り「美しい」インストナンバーの5”Beautiful”、Flyleafのレイシー嬢をフューチャーした6の”Broken Pieces”は、初めの印象は「まぁまぁかな」って感じだったんだけど、いつの間にか永遠とリピートしてたキラートラック(オイラ的に)。やっぱしレイシー嬢の歌声は萌えますのぅ。それにダークな雰囲気が良いね!!Gojiraのジョーをフューチャーした8の”Bring Them To Light”はアグレッシブな疾走感とジョーの野獣バリなグロウルがクソカッコイイ曲。その名も「サクラ」な9の”Sacra ”も荘厳かつ壮麗な雰囲気が美し過ぎてヤバイヨヤバイヨ。10の”Rage Of Poseidon”もダークで怪しげな雰囲気を持った曲で、疾走するパートやアグレッシブなパートを織り込みプログレッシブに展開します。
 全体のイメージとしては、聴き始めはそこまでの印象じゃなかったけど、聴く回数を重ねるにつれてだんだんと良くなってきた。ヴォーカル入りの曲も、そうじゃないインストも、ジワジワと味が出てくる感じ。兎に角、個人的には6曲目が異常にツボった。

という事で、「前作路線」が気に入った方は聴いて損はない「なかなか」の出来だと思うし、今回フューチャーしているゲストに興味がある人は是非ともオススメ。もう+0・5付けても良いくらいなレベルです。メタル界の「異端児」がナニかを聴きたければ必聴盤どすえ。


7.0 /10


7th Symphony
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BLIND GUARDIAN 「At The Edge of Time」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
欧州屈指のモンスター・メタルバンド、BLIND GUARDIAN の約4年振りの通算9作目となる「At The Edge of Time」を紹介。


01. Sacred Worlds             ★★★★★
02. Tanelorn                 ★★★★☆
03. Road Of No Release         ★★★★☆
04. Ride Into Obsession         ★★★★☆
05. Curse My Name            ★★★☆
06. Valkyries                ★★★★
07. Control The Divine          ★★★☆
08. War Of The Thrones         ★★★☆
09. A Voice In The Dark        ★★★★★
10. Wheel Of Time            ★★★★☆


パワー・メタル界、いや、今や欧州メタル界のトップに君臨するモンスターバンド、BLIND GUARDIANの約4年振りとなる9作目「At The Edge of Time」なんだけど、本作はハッキリ言って「スゴイ...」の一言です、コレ。

神話的な舞台をコンセプトに、荘厳なクワイヤやオーケストレーションを多用した大仰なシンフォニック・サウンドと、ドラマティックで重厚なコテコテのパワー・メタル・サウンドをプログレッシブに融合させた、王道的かつ伝統的な「ザ・メタル」な音楽性を通算9作目となる本作でも貫き通し、その壮大かつ広大なスケールで描かれるファンタジアな世界観は最早「孤高」の域にまで達し、熟練されたメタルバンドらしい「成功者」の「凄み」や「威厳」すら伝わってくる、非常にハイクオリティな内容、つまりは傑作と称する事のできる作品なんだ。Blind Guardianの魅力、Blind Guardianの全てが濃密に堪能できることウケアイなんだ。メタル界の王者らしく、実に堂々としたベテランの風格が存在するのは勿論の事、ヌルさなど一切皆無な緊張感が張り詰めた「漢メタル」がココにあります。長髪をバッサリ切ってサッパリしたハンズィ兄貴のモチベーションも全盛期並に高く、経験と共に今が全盛期と呼んでも過言じゃないほどのテンションがハンパないんです。

とりあえず、シングルカットされた9曲目の”A Voice In The Dark ”はBlind Guardianを代表する名曲”Mirror Mirror”と同じくらい気に入った曲で、「これぞメタル」な疾走感やら力強さやら高揚感に溢れたナンバーなんだ。そしてBlind Guardianの「キワミ」が垣間見れるオープニングトラックとなる”Sacred Worlds”はクワイヤやオーケストラを大仰に鳴らしたシンフォニックかつドラマティックな曲で、神話性の高い曲の荘厳な雰囲気に圧巻、そして圧倒される事ウケアイなキラートラック。続いて2の”Tanelorn”と3の”Road Of No Release”や4の”Ride Into Obsession”も、コテコテな「ブラガ・メタル」と呼べるパワー&疾走チューンで勢いよく聴かせます。とりあえず4曲目までの流れが特に神がかっててヤバイヨヤバイヨ。4曲目までの「メタル魂」は嵐のように消え去り、フォーキッシュで民謡的な音楽に様変わりする5の”Curse My Name”は北欧的な郷愁感や雰囲気を匂わせる曲。スケールのデカいクワイヤを駆使した迫力満点なサビが良い6の”Valkyries”、1曲目と同じような壮大なスケールで聴かせるドラマティックなラストトラックとなる10の”Wheel Of Time”。
 序盤の勢いやアグレッションが素晴らしい分、中盤のまったりとした流れに若干テンションが落ち気味になるけど、終盤また盛り返すので、「そこ」は「我慢」しよーぜ。つーか、この中盤の流れは、楽曲のバラエティの豊かさをアピールする一要因となっているから、必要以上にグチグチと語る所じゃなさそうね。・・・ちゅーてもこの中盤にはダレを感じざるを得ない人は多いだろうね。勿論、オイラもその一人です。まぁ序盤の流れが「神」過ぎたからしゃーないね。
 しつこい男は嫌われるらしいが・・・やはり「中盤」に難があるんで、レート的には7.5が妥当かなーって思ったんだけど、母国のドイツで自身最高となる2位を取ったという事や、僕自身、久々に「メタル」と真正面から呼べる音楽を聴かせてもらったという、何かの「原点」を思い出させてもらった事に敬意を表して8.0にさせてもらいました。

今年、「メタル」とは「何か」を知りたきゃ「コレ」聴いちゃいなよ!!的な「傑作」です。兎にも角にも「完成度」がとっても高い。今年のBESTにもランクインしそうな予感・・・!!!!


8.0 / 10


At the Edge of Time
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KLONE 「Black Days」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
フランスのプログレッシブ/オルタナティブ・メタルバンドの6人組、KLONE の約2年振りとなる3作目「Black Days」を紹介。


01. Rite of Passage            ★★★★★
02. Spiral Down               ★★★★☆
03. Give Up the Rest           ★★★★★
04. Hollow Way               ★★★★
05. Immaculate Desire           ★★★★
06. Closed Season             ★★★☆
07. The Spell Is Cast            ★★★★☆
08. Danse Macabre             ★★★☆
09. Rain Bird                 ★★★☆
10. Behold the Silence           ★★★☆
11. Army of Me                ★★★★☆
12. Monster                  ★★★★


サックス使いがメンバーに在籍するフランス出身のメタルバンド KLONEの約2年ぶりとなる3作目「Black Days」なんだけど(個人的に前2作は未聴、本作で初聴き)、彼らの音楽性は、Tool みたいに低音を細かく刻むGリフを主軸に置いた、MeshuggahDeftones にも通じるグルーヴ感を持ったエクストリーム・メタルで、アンビエンスの効いた独特な世界観を創造するダークなサウンドは、宗教チックでミステリアスな雰囲気というか、エクスペリメンタルな感覚を聴き手に与えます。
 簡単に言っちゃえば、「フランス版TOOL」なんだけど、このKLONEは存外アグレッシブなメタルをやってて、オイラの勘違いかもしれないが、初期のMastodon をも想起させるスラッジーな騒々しさを垣間見せる所は、ポスト・ロックを噛んだフィンランドのスラッジ/ダーク・メタラーのGhost Brigade っぽかったりするし、兎に角、本家のToolとは一線を画しているのは確かなんだ。あのToolをここまで完全にコピーできるのはなかなかスゴイかも。コピーって言うとあまり印象が良くないかもしれんけど、(ある部分では本家を越えていると思うほど)オリジナルな部分も多いんで、「何かに似ている」とかそういうネガティブな感覚は皆無です。まさか、フランスにこのようなバンドが存在したなんて思ってもみなかったなぁ。あっ、同郷のHACRIDE ってバンドが居たわ。けどHACRIDEよりも露骨にToolしてるね、このKloneの音楽性は。
 Toolメイナードっぽく歌う場面があるのは勿論、Voデイヴィッドの力強いパワフルな歌声はDisturbed みたく聴けるし、ここぞとばかりにサックスをブブブ・・・っと鳴らすさり気なさもこのバンドの持ち味というか、大きな聴き所でしょう。今回のジャケットも・・・インパクトあるなコリャ(笑 

琴のような音を使いエスニックな雰囲気で始まる1の”Rite of Passage”は、プログレッシブな曲で中盤の刻みパートは容易にToolを想起させるし、Disturbedのボーカルっぽいパワフルな歌声もカッコ良いキラートラック。Gリフがカッコイイ2曲目の”Spiral Down”はGhost Brigadeっぽいダークメタルナンバー。独特すぎるイントロからして不思議とツカミのある3の”Give Up the Rest”はミステリアスな雰囲気とキャッチーなボーカルがめちゃカッコイイ曲で、中盤で聴ける切ないメランコリックなメロディもたまらなくヤバイ。比較的ゆったりと大人しめに展開する5の”Immaculate Desire”はデイヴィッドの哀愁漂うボーカルが良い。東欧的な雰囲気すら漂うインストの6”Closed Season”は言うならばポーランドのINDUKTI を想起させます。ヘヴィなグルーヴ感がカッコイイ7の”The Spell Is Cast”はTool成分が若干多めな曲、怪しさ満点な8の”Danse Macabre”、シブ~いサックスが印象的な9の”Rain Bird”、ヘヴィなグルーヴ感がモロにDeftonesな11の”Army of Me”は「アメリカン」な香りがプンプンしてきます。疾走パートもあるアグレッシブな12の”Monster”で締め。
 基本的にどの曲もそこそこのクオリティーがあって、捨て曲らしき曲が存在しないのも好印象。ってか11曲目の”Army of Me”がアルバムの中でヤケに浮いて聞こえるのは何故?オイラ的に1番好きな曲は3曲目の”Give Up the Rest”です。

つー事で、Deftonesメシュガー等のオルタナ/グルーヴ・メタル系が好きな人や、OpethToolのようなダーク&プログレッシブなメタルが好きな人に大のオススメ!!まだ3作目だし、次の作品にも大いに期待・・・!!


7.5 / 10


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DEMIANS 「Mute」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
Nicolas Chapel
なる人物を中心とするフランスのオルタナティブ/プログレッシブ・ロックバンド DEMIANS の約2年振りとなる2作目「Mute」を紹介。


1. Swing Of The Airwaves          ★★★★★
2. Feel Alive                   ★★★★☆
3. Porcelain                   ★★★★☆
4. Black Over Gold               ★★★☆
5. Overhead                   ★★★★☆
6. Tidal                      ★★★★
7. Rainbow Ruse                ★★★★★
8. Hesitation Waltz               ★★★☆
9. Falling From The Sun           ★★★★


今回紹介するこのDEMIANSというフランスのバンドも、いわゆる「Porcupine Tree とその仲間達」の一員なんだけど、今作は約2年ぶりの2作目という事らしく、個人的にデビュー作となる前作は未聴で、今回で初めて彼らの音を耳にするんだけど、大体の音楽性としては、PTは言わずもがな、USのTool やポーランドのLunatic Soul などを想起させるダークなグルーヴ感と「オルタナ・メタル」成分を含んだエクスペリメンタル寄りのプログレッシブ・ロックをプレイしており、頭の中で勝手に想像するに、本作の内容は前作より「オルタナ・メタル」色が強い作風なんだろうなーって。だって、1曲目の始まりとかめっさToolを想起させたりするし、2曲目や5曲目や7曲目のラウドかつヘヴィなパートもその「メタル」的な印象を強めるポイントなんだ。更にいうと、彼らのマイスペのフレンドにはANATHEMADEFTONESDREDG 等の「オルタナ」&「プログレッシブ」なバンドが表示されてるあたり、音楽的指向も自然とその辺を意識したようなものになる、ということらしいです。ボーカルのシャウトが聴ける5曲目や7曲目とか、DEFTONESからの影響をモロに感じさせる曲だしね。ストリングスを使った曲とか聴くと、UKのOCEANSIZE にも類似点が見出せそうな感じもしますね。
 作品の印象としては、ハードな曲からメロウに聴かせるバラード的な曲まで全9曲、どの曲にも「聴き応え」が存在するのが良いし(もちろん捨て曲もない)、他のバンドからの影響を上手いこと吸収して自分の音にしている所も好印象なんだ。

暗黒呪文を唱えるかの如く、ダーク・グルーヴなイントロから始まる1の”Swing Of The Airwaves”は静寂的なアコギ・パートを中盤に挟みプログレスに展開するキラートラック。アップテンポなノリとグルーヴィにウネるヘヴィなギターと弾むようなストリングスの音が自在に絡み合う2の”Feel Alive”も1と同様に中盤にアコースティックな「静」パートを挟んでメリハリを効かせた曲。ピアノやストリングス等のアレンジを加えて美しく穏やかに、アダルティーな雰囲気でメロウに聴かせる3の”Porcelain”、ピアノの穏やかな音色とボーカルの優しく包み込むような歌声でゆったりと、そしてドラマティックに展開する4の”Black Over Gold”、アコギのエスニックなイントロで始まる5の”Overhead”は民族楽器や華麗で美しいストリングスを全面に聴かせるエクスペリメンタルな曲で、「オルタナ・メタル」的なヘヴィネスが強烈に激し過ぎる後半もめちゃカッコイイ。アップなノリで進む6の”Tidal”はMuseを想起させるスペーシーなkeyが印象的なオルタナ・ロックチューン。この曲はdredgっぽい感じもあるね。グランジチックな重~く暗~いイントロで始まる7の”Rainbow Ruse”はクリーンなアコギとDeftonesチノっぽいエモーショナルなボーカルが切な~い感じの曲で、今作で唯一Gソロらしきソロが入ってる曲でもある。ダークで荘厳な雰囲気があるノイジーチックな8の”Hesitation Waltz”、神々しく夢心地な9の”Falling From The Sun”はPTスティーヴンウィルソンを意識した歌い方が印象的。
 聴き始めはあんま印象に残んなかったんだけど、聴く回数を重ねるうちにジワジワと「味」が出てきて「聴き応え」を感じるようになった。いわゆる「スルメ」的な感覚が強い作品だと思う。

つー事で、前文に名前が出てるバンドが好きならチェックしてみる価値アリなバンドですんで、「プログレ/オルタナ」系のロックが好きな人にオススメしたい良作です。個人的にはもう+0.5付けてもいいくらい。


7.5 / 10


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BUTTERFLY EXPLOSION 「Lost Trails」 レビュー


HR/HMのCDをてけとーにレビューするブログ
アイルランドはダブリン出身のシューゲイザー/ポスト・ロックバンドの4人組、BUTTERFLY EXPLOSION の初めてのフルレンスとなるデビュー作「Lost Trails」を紹介。


1. Closer                       ★★★★★
2. Tracing Stars                   ★★★★☆
3. Sophia                       ★★★★★
4. Chemistry                     ★★★★
5. Automatic                     ★★★★☆
6. Turn In You                    ★★★☆
7. Insulate Dreams                 ★★★★☆
8. Carpark                      ★★★★
9. Crash... See You On The Other Side     ★★★★
10. A Nearer Sky                  ★★★★
11. A Warmer Moment               ★★★


アイルランド出身のシューゲイザー/ポスト・ロックバンドの4人組、BUTTERFLY EXPLOSIONの過去にEPを2枚リリースし、今回初のフルレンスとなるデビュー作「Lost Trails」なんだけど、本作のプロデューサーには同郷のポスト・ロックバンド God Is An AstronautTorsten Kinsellagiaを迎えた作品で、そのサウンドは言わずもがな、God Is An AstronautANATHEMA 直系の浮遊感漂うアトモスフェリックなポスト・ロック/オルタナティブ・サウンドを展開していて、ウェットでメランコリックなボーカルや女性ボーカルの美しいハーモニー、そしてノスタルジーなメロディが幻想的な世界へと誘うかの如し、その浮遊感漂うドリーミーな「幻夢世界」はフランスのALCEST にも通じる甘~~~く、そして上品な気品に満ち溢れているんだ。

中期の頃のOpethにも通じてそうな独特な幽玄性をも感じさせる1の”Closer”はフックのあるメランコリックなボーカルがツボ過ぎるキラートラック。2の”Tracing Stars”は軽快なノリで明るくキャッチーに聴かせる曲でなんとな~くOasisっぽいかも。3の”Sophia”はドリーミーかつメランコリックな切ない雰囲気が素晴らしいキラートラック。轟音ギターとkeyのシンフォ系な音色が絡み合い鳴り響く4の”Chemistry”、約8分ある大作寄りな5の”Automatic”は1曲目と同じような幽玄性とGod Is An Astronaut的な轟音系ポスト・ロックなサウンドを組み合わせドラマティックに展開していくインスト・ナンバーで非常に聴き応えがあります。6の”Turn In You”は女性ボーカルの声が良いです。アトモスフィアーなkeyを使った7の”Insulate Dreams”は2曲目に近いノリでキャッチーなボーカルが印象的です。8の”Carpark”は大人しめな序盤から轟音なギターを豪快に鳴らす激しい中盤から後半へと繋がる曲。9の”Crash... See You On The Other Side”はノリが良くて明るいポストロックチューンでラストのアコギとピアノの絡みも良い。アコギの音をメインに聴かせるドリーミーな10の”A Nearer Sky”、ラストの11”A Warmer Moment”は神秘的な雰囲気が心落ち着くインスト。
 長尺な曲もあるけど、全体的にキャッチーな印象が強く、とても聴きやすい所が○ 個人的には1~5までは一気に聴ける流れを持っているように思う。後半の曲もそれなりに粒揃いで印象は悪くないし。捨て曲みたいなのもないし。うん、デビュー作にしてこのクオリティーはなかなかのものだと思う。難点としては、同じような雰囲気で続くので意外と飽きやすいかも。というか、メンバーに女性Voが居るわりには意外と影が薄かったりするんで、次作ではこの女性Voをもっと多用してみるのも一つの手なんじゃないかなーって。

という事でこのバンド、俗に言う「アトモスフェリック・ロック」なバンドが好きな人に大のオススメができるニューカマーとなりそうですよっと。2ndにも大いに期待したいですね。


7.5 / 10


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